2006年9月

    Googleマップが!

    Googleマップがいつの間にかバージョンアップしているようです。Googleマップは私がメインで使っているMapionと比べてかなり細かいところまで見られるのですが、いかんせん色分けがされておらず、建物名等が少なくて見づらいのが難点でした。それが今回ずいぶんと改善されたようで、かなり見やすくなったと感じました。Mapionにはバス路線やバス停が載っているという大きな利点があるのですが、それでもGoogleマップがこれだけ使いやすくなると、使う頻度が変わってきそうです。細かい部分を拡大して見たいときはGoogleマップで決まりでしょう。

    プラハ・ウィーン旅行4日目(8/20) その1

    いよいよプラハとも今日でお別れです。ゆっくりと余韻に浸りたいところですが、次の目的地・ウィーン行きの列車が10:01発だったので、そういうわけにもいきません。ばたばたと荷造りをして朝食を済ませ、荷物を持ってフロントへ。ちょうどフロントには他のお客さんがいたので、空くのを待つ間ロビーにあるPCでネットにつないでみることにしました。試しに私のページを表示させてみようとしたのですが、キーボードのキー配置がちょっと特殊で、Yがあるはずの位置にZがあるではありませんか。これじゃapony.comのyが入力できないじゃないか!とちょっと困ってしまいました。多分入力する方法はあると思うのですがわからなかったので、googleで適当なページを開いて、そこからyの文字をコピーしてきてなんとか開くことができました。大して期待はしていなかったのですが、ちゃんと日本語で表示されたのでびっくり。ただ日本語の入力はさすがにできなかったので、見るだけにしました。

    そうこうしているうちにフロントが空いたのでチェックアウトを済ませ、ホテルを出ました。そして路面電車に乗り、プラハ中央駅へ。ここにも改札がなく、ホームまでフリーパス状態でした。発車まではまだ時間があったので、ホームに止まっている列車の写真を撮ることにしました。

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    ↑Beroun行きの普通列車(たぶん)。2階建てなのが印象的でした。あとプラットホームが低いのが目につきます。

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    ↑ホームの様子。左に見えているのはBrno行きの快速列車です。こちらの列車は日本と違って客車が多く、電気機関車が牽引する姿をよく見かけました。

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    ↑やはり駅標は撮っておかなければならないでしょう(笑)。ところでHlavní nádražíとは中央駅のことで、プラハだけでなくこの先停車したPardubiceやBrnoにもHlavní nádražíと付いていました。略してHL.N.と書くこともあるようです。

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    ↑私が乗ったEC 75 ウィーン行きの列車案内板。ECとはEuroCity、いわゆる都市間特急のことです。下にALOIS NEGRELLIと書いてあるので最初何かと思ったのですが、これはEC 75の列車名のようです。ヨーロッパの特急にはだいたいこのように名前が付いているみたいですね。ちなみにALOIS NEGRELLIはオーストリア出身の技士で、スエズ運河を設計したことで有名なようです。

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    ↑そのALOIS NEGRELLI号です。先頭に電気機関車があり、その後ろが6両編成になっていました。1等客車と食堂車が1両ずつ、2等客車が4両です。私は2等客車に乗りました。

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    ↑2等客車のドア付近。ドアの右上にある「2」という数字が2等客車を、その下に赤字で書いてある「4」が何両目かを表しています。これを間違えると混乱するので気をつけないといけません。

    写真を見てもわかるとおり、結構乗客は多かったです。日本人の姿もちらほらと目に付きました。写真も一通り撮ったので私も乗り込んだのですが、座席は3列×2を単位として個室になっていました。いわゆるコンパートメントってやつですね。こういうタイプの列車に乗るのは初めてだったので、ちょっとわくわくしました。2等客車でもなかなかのグレードだったので、あえて1等客車に乗る必要はないと思います。

    最初コンパートメントには私一人だったのですが、しばらくすると外国人(まあプラハでは私も外国人なわけですが)の家族がやってきました。最初フランス語で話しかけられたのでちょっとびっくりしたのですが、なんでもボルドーから来たとのこと。ボルドーと言えばワイン好きの私からしたらあこがれの街ですから、私はいつかボルドーのシャトーに行ってみたいと思ってるんですよ、と言うと笑顔で応えてくれました。家族構成は夫婦と男の子2人(上の子が20代前半、下の子が10代前半ぐらい?)だったのですが、やっぱり向こうの子供は大人びて見えますね。私も年齢を聞かれたのですが、28だと答えると若く見えると言われました。日本人は若く見られるとよく言われますが、確かにそうみたいです。まあTシャツにジーンズという私の服装のせいもあるのかもしれません。

    しばらくして列車はプラハを発車し、すぐに車内検札が来ました。車内では別にすることもないですし、こうやって乗り合わせたのも何かの縁だと思い、その家族といろんな話をすることに。ただ奥さんは英語があまりわからないらしく、時々上の子に通訳してもらっていました。私だって大した英語をしゃべれるわけではないのですが、それでもわからないということは、やっぱりフランスの上の世代の人はあまり英語が好きじゃないのかなぁ。そして、日本人で知っている人がいるかどうか聞いてみると、北野武の名前があがりました。北野武監督の名は世界的に知られているんだなぁと実感。あと日本のアニメを知ってるかと聞いてみたら、なんと友達がNARUTOファンだとのこと。まさかこんなところでNARUTOの名前を聞くとは思いませんでした。というわけであまり関係はないのですが、その友達にあげてねと言って、たまたま持っていたスニーカー文庫のしおりをあげました(笑)。

    さて、その間にも列車はどんどん走っていきます。客車なのでもっとスピードが遅いのかと思っていたのですが、意外と飛ばすのでびっくりしました。コンスタントに100km/h近く出しているように感じました。

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    ↑プラハを出てほぼ1時間、最初の停車駅であるPardubice HL.N.です。さらにここから約30分で次のČeská Třebováに着きました。

    そういえばフランス人家族が持っていたので気づいたのですが、こういう特急列車には停車駅や乗り継ぎ列車が印刷された専用のパンフレットがあるようです。窓口で切符を買えばもらえるのでしょうが、私は日本で切符を買っていたのでもらえませんでした。するとそれに気づいた奥さんが、2枚あるからあげましょうと言って1枚渡してくださいました。私としては記念になるし、とてもありがたかったです。

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    ↑これがそのパンフレットです。列車毎にこういうものが用意されているのは良いサービスだと思います。ちなみに乗り継ぎ列車のOsは普通列車、Rは快速列車、Spは準快速列車を表しています。

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    ↑Brno HL.N.の様子。ここは大きな街のようで、見ての通りそこそこ乗り降りがありました。

    そしていよいよ列車は国境の駅、Břeclavへ向かいます。

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    ↑Břeclavの様子。街自体は小さい感じでしたが、ここで入国管理官が乗り込んでくるためか、10分ほど停車していました。

    さて、いよいよ列車はチェコを抜けてオーストリアに入ります。というところで、続きはまた。

    お茶会に参加

    今日はmixiの紅茶・お茶コミュのメンバーでお茶会に行ってきました。初対面の人ばかりでちょっと緊張したのですが、とにかく普段の生活ではお会いすることのないような人がたくさんいたので、いろいろとおもしろい話ができました。人付き合いはどちらかというと苦手な私ですが、たまにはこういうのも良いなぁ。

    6年ぶりの飛鳥

    今日は有休を取って6年ぶりに飛鳥へ行ってきました。最近高松塚古墳やキトラ古墳がずいぶんとマスコミをにぎわせていることもあって、久しぶりに行ってみたくなったのです。ちなみに前回行ったときの模様はこちらを見てください。今回はレンタサイクルを使ったので、快適に移動できました。ただ逆に自転車だと途中の景色がゆっくり見られないのは難点かもしれません。ちなみに今回はカメラを忘れたので、W-ZERO3で撮っています。ちょっと色合いが悪いのはご容赦を。

    前回と同じく駅前で飛鳥王国パスポート(地図と施設割引券付きなのでおすすめです)を購入し、まず最初は高松塚古墳へ。今なにかと話題の高松塚古墳ですが、以前木が生えて森のようになっていた風景は一変し、なにやらでかい建物を建てている最中でした。たぶんこれからの作業に必要なものなのでしょうね。当然古墳には入れないので横の壁画館に入ったのですが、壁画の惨状が伝えられているだけに、レプリカを見てもちょっと複雑な心境になりました。

    それから近くの文武天皇陵を見た後、南に少し行ったところにあるキトラ古墳へ。ここは前回徒歩では遠くて行けなかったので、一度行ってみたかったのです。

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    ↑…だそうです(笑)。実際こう書いてないとなにかの工場のようにしか見えません。私も思わず見落としてしまうところでした。

    キトラ古墳も中を見たりすることはできないので、表の説明書きだけ読んで再び高松塚古墳まで戻りました。ここでお昼を食べてから、中尾山古墳を見て石舞台古墳の方へ。途中亀石を見たりしながら向かったのですが、とにかく今の時期は村の至る所に咲いている彼岸花(曼珠沙華)が綺麗で、とても印象的でした。知らずに行っただけに、なんだか得した気分です。

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    ↑彼岸花。昔は死人花や地獄花などと呼ばれて忌み嫌われていたこともあったそうですが、綺麗な花だと思います。毒があるのと、派手な赤色からそう思われていたのでしょうか。

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    ↑こういう感じであちこちの田んぼのあぜ道に彼岸花が咲いていました。写真を撮っている人も多かったです。

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    ↑言わずとしれた石舞台古墳。やはりこのスケールの大きさは、一見の価値があると思います。

    その後飛鳥寺経由でこれまた前回行けなかった飛鳥資料館に行き。キトラ古墳の内部の写真を見たりして帰途につきました。やっぱり飛鳥はいいですねぇ。散策コースが完全に田んぼのあぜ道だったりするのどかさがすばらしいです。

    プラハ・ウィーン旅行3日目(8/19) その2

    気を取り直し、再びホテルを出発です。まず路面電車に乗りプラハ本駅へ。ここからこの旅初めての地下鉄に乗ることにしました。

    ちなみに地下鉄には改札がなく、普通に階段を下りるとそこがプラットホームになっているのでびっくりします。ただ改札の代わりとして階段の手前に機械が置いてあって、そこに切符を差し込むと時間が印字される仕組みになっていました(ちなみにバスや路面電車の場合は車内にこの機械があります)。私は3日間有効の切符を持っていたので、最初に空港からバスに乗った時に印字してからはまさにフリーパス状態だったのですが、私服検札員が抜き打ちで検札に来るらしいので、無賃乗車はやめたほうがいいと思います(笑)。まあ私は結局一度も検札されませんでしたが…。日本人の感覚からすると、こんなおおらかで良いのかなあと思ってしまうのですが、このおかげで路面電車に乗ってもわざわざ運転手のいる一番前の扉から降りる必要もなく、好きな扉から乗り降りできるのは良いと思いました。日本だとどうしても精算に手間取って発車が遅れたりしますからねぇ。

    というわけで地下鉄C線に乗りました。やはり路面電車と比べて地下鉄は緊張します。思ったより車両は綺麗で、それほど暗い感じでもなかったのですが、やはり周りが暗いとスリにねらわれやすいんじゃないかと思うので、若干緊張しながらの乗車でした。まあ乗ったのは2駅だけなのですけどね。というわけで2駅先のI.P.Pavlova駅で下車。ここから数分歩いて、目指すはドヴォルザーク博物館です。

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    ↑ドヴォルザーク博物館。こぢんまりした建物で、危うく見落とすところでした。

    交響曲第9番『新世界より』で有名なドヴォルザークも、チェコを代表する作曲家の一人です。この博物館にはドヴォルザークゆかりの品々が展示されていたのですが、思ったより規模が小さくてちょっと拍子抜けしてしまいました。あと解説がチェコ語のみで、英語がほとんどなかったのもつらかった…。ですがまあ、楽譜とかはなかなか興味深かったです。ちなみにドヴォルザークはDvořákとつづるので、正しくはドヴォルジャーク(もしくはドヴォジャーク)のような発音になるようです(wikipediaの発音)。?がチェコ語独特の音で、巻き舌のルとジュを同時に発音するそうですが、ちゃんと発音するのはなかなか難しそうです。

    博物館を出た後は、新市街を散策してヴルタヴァ川に出ました。

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    ↑新市街にあるカレル大学のキャンパス(たぶん)。

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    ↑賛否両論の現代建築「踊るビル」らしいです。確かに周りからはかなり浮いていました。

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    ↑川沿いを散歩するのもなかなか気持ちよさそうです。

    そして、Karlovo náměstí電停から路面電車に乗り、2つ先のAnděl電停へ。ここには大きなショッピングセンターがあり、旧市街から景色が一変します。ショッピングセンターは日本のダイヤモンドシティーとかとあんまり変わらない印象で、映画館やスーパー、本屋、マクドナルドなんかがありました。まず本屋に入って本をチェックしましたが、割と大きな本屋だったにもかかわらず、やはりここにもマンガはありませんでした(だからなにチェックしてるねん、俺)。

    それからちょっと歩き疲れたので、たまたま見つけたネスカフェがやっているっぽいカフェに入ることにしたのですが、ここで第二の悲劇がっ!私はホットのカフェラテを一つ、と注文したはずなのに、なぜか値段が高いのです。税金のせいか、イートインだからかなあと思っていたら、店員がおもむろにカップを2つ、トレーに置くではありませんか。おいおいっ!私1つしか注文してないんですけどっ!?と内心思ったのですが、それをチェコ語で説明するすべをもたない私は、すごすごと引き下がらざるを得ませんでした。ちゅうか、一人で来てるのに普通2つ頼むかー?指一本立てて注文したはずだし、常識で考えたらわかるやろーと思ったのですが、まあ海外ではなにがあってもおかしくないですしねぇ。仕方なく、一人でカフェラテを2杯飲み干しました。ほかの人に見られるのが恥ずかしかった…(笑)。まあ2杯飲んでも300円ぐらいだったのでそれほど深刻な問題ではなかったのですけどね。

    その後ショッピングセンターを出て、近くのもっと大きな本屋へ。ここにもマンガはありませんでしたが、日本語の漢字辞典を発見しました。私でも知らないような漢字もいっぱい載っている、ずいぶん本格的な辞典だったのでびっくりしました。カレル大学の日本語学科はレベルが高いという話を聞いていましたが、それもちょっとわかるような気がします。

    そして帰りはAnděl駅から地下鉄B線に乗り、Můstek駅へ。ここから国立博物館までの間は大通り(Vaclavske náměstí)になっていて、たくさんの人でにぎわっていました。できれば国立博物館にも入りたかったのですが、もう時間が6時前だったので断念。

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    ↑国立博物館前には大勢の観光客とおぼしき人がいました。

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    ↑国立博物館から大通りを写した写真。

    で、これからどうしようかと思ったのですが、前日歩きすぎたせいでしんどかったのと、もう大体行きたいところは行きつくしたと思ったので、少々早いですが晩ご飯を食べることにしました。店は昨日ホテルの人に聞いたU Flekůです。1499年創業のプラハでもっとも古いビアホールらしく、私が持って行ったガイドブックにも載っていたのでかなり有名なお店のようです。

    入る前から何を注文しようかと悩んでいたのですが、席に着くやいなや、いきなり黒ビールを持ってこられたのでびっくり。どうやらこれがここのお店の名物らしいのですが、とにかくうまかった!そして今日は昨日の教訓を生かしてメインディッシュのみ注文。今回は豚肉のロースト(といっても煮たような感じでしたが)とknedlikyというジャガイモで出来たパンのようなもの、ザワークラウトがセットになったvepřoknedlozeloという、チェコではポピュラーらしいメインディッシュを注文しました。そうこうしているうちにアコーディオンを持ったおじさんがやってきて、演奏を開始。R.シュトラウスの曲なんかを演奏していたのですが、私の隣もたまたま日本人夫婦だったからか、いきなり「上を向いて歩こう」を演奏し始めたのにはびっくりしました。それだけ多くの観光客が来る店なのでしょうね。

    そしてメインディッシュがやってきました。豚肉はやわらかくて非常においしかったです。knedlikyもどんな味かと思いましたが、ジャガイモなのにパンっぽい不思議な感触。これ自体に味がないので豚肉を食べながらちょっとずつ食べたのですが、結構これだけでおなか一杯になりました。

    で、食べている途中でなにやら黄色いリキュールを勧められたので飲んだのですが、これはどうやらチェコ特産のリキュールBecherovka(ベヘロフカ)のようです。ここに来る前、たまたまおみやげに100mlの小瓶を買っていたのですが、家で飲んだら同じ味がしたので確かだと思います。ただこのベヘロフカがくせもので、どうやらU Flekůの中でこれはちょっと高いメニューらしく、勝手に持ってくるので嫌ならはっきり断ったほうがいいようです。私はこの薬っぽい味は嫌いではありませんが、さすがにこれを飲んだせいで2杯目のビールは断念しました。結局ビール1杯とメインディッシュ、ベヘロフカで355Kčと、明らかに昨日の店より高い感じでしたが、まあ観光客料金ということなのでしょうね。そしてさらにここで悲劇その3がっ!お勘定をしようと店員を呼び、所持金があまりなかったのでカード払いにしてもらったのですが、チップの払い方がよくわからず、最初はチップを合計した金額をレシートに記入したのですが、店員さんが違う違う、みたいに言うのでよくよく聞いてみると、チップは現金でね、ということでした。そして私は署名欄に金額を書いてしまっていたようで、あわててサインし直すはめに。まあそんなでポケットからチップを渡して店を後にしたのですが、あとでポケットを見るとさっきまであったはずの200Kč札がありません。おかしいおかしいと思ってカバンの中まであちこち探したのですが結局発見できませんでした。たぶんチップを渡そうとしたときに足もとに落としてしまったんだろうなあと思い店の前でどうしようかとうろうろしたのですが、酔っていることもあってまた店に戻る気にもなれず、結局あきらめることにしました。うぅ…チェコで200Kčといったら結構大金なのになぁ…くやしい~。さらにまずいことに、この200Kčを落としたせいで、私の所持金はわずか8Kč(約40円)になっていました。これじゃジュースも買えやしません。まあいざとなればクレジットカードでお金を引き出せばいいのですが、さすがに心細かったですね。

    そんなテンションだだ下がりな気分で帰りの路面電車を待っていると、一台の車が私の前に止まりました。車には東洋系の若い男性が4人ほど乗っていたのですが、窓を開けて私になにやら話しかけてきます。ただどうやらそれが韓国語のようで、私にはさっぱりわからないのでI can’t speak Korean.と言うと、今度は英語でどこどこに行くにはどうしたらいいのか、と聞いてくるのです。そんなこと言われたって私も路面電車で行く行き方しか知りませんから、Sorry, I don’t know. I’m a stranger.と言うと、あきらめて立ち去って行きました。というか、私のこと韓国人だと思ったのでしょうかねぇ。確かに見た目で区別するのは難しいのかもしれませんが、服装とかでわかりそうなものなのになぁ。そうそう、韓国で「プラハの恋人」というドラマがヒットした影響なのか、プラハには韓国人旅行者が非常に多かったです。

    そして路面電車でホテルに戻り、いよいよプラハも今日で最後かーとちょっと寂しい気分になりながら、床につきました。

    新iPodシリーズ登場

    アップル、ゲームやギャップレス再生に対応した新iPod
    アップル、5色アルミボディ/24時間駆動の新iPod nano
    アップル、世界最小のプレーヤー「新iPod shuffle」

    昨日のニュースになりますが、新しいiPodシリーズが発表されました。今回特に注目されているのはshuffleのようですね。リンク先の写真を見てもらえるとわかると思いますが、とにかく小さい!ほんとにおもちゃみたいです。これで1GBのメモリとバッテリーを積んでいると考えるとすごいなぁ。amazonでは早速予約が殺到しているようですが、残念ながら出荷開始は10月みたいですね。

    個人的に気になるのはnanoでしょうか。nanoにフラッシュメモリを供給しているのはSamsungですが、新iPodを支えるフラッシュメモリの進化によると、

    このようにSamsung Electronicsは、毎年NANDフラッシュメモリの容量を倍増させており、このことを同社半導体総括社長である黄昌圭(ファン・チャンギュ)氏の名前をとって、「ファンの法則」と呼んでいる。このファンの法則がキープできていることを、Appleの発表に先立つ11日(現地時間)、32Gbit NANDフラッシュの発表という形で明らかにしている。

    と書いてあるとおり、Samsungはこれまでフラッシュメモリの容量を毎年倍増させてきています。これは18ヶ月で2倍というムーアの法則をしのぐ、猛烈なスピードです。このペースが変わらないとすると来年にはnanoでも16GBが実現できるわけで、そうなると私もnanoに乗り換えたくなります。実際このままだとHDD搭載のiPodは、ハイエンドユーザしか使わないようになってしまうのではないでしょうか。

    ちょっと前までフラッシュメモリがHDDの容量を追い抜くなんてまだまだ無理だと思っていたのに、今や1.8インチHDDはその存在を脅かされているように思います。ましてや1インチ以下のHDDはもう特定用途以外では使われなくなってしまうような気がします。

    そろそろPC更改の時期かな

    現在メインマシンのCPUはPentium4 530(3GHz)なのですが、購入してそろそろ2年ほどになるのと、以前からずっと買い替え対象としてねらっていたCore 2 Duoが噂通り高性能とのことなので、いよいよ更改に踏み切ろうかと考え中です。買い替えるとすると最下位モデルのCore 2 Duo E6300(1.86GHz)にしようと思っています。見かけ上周波数は2/3程度に下がってしまいますが、デュアルコアなのと周波数あたりの性能がPentium4と比べものにならないくらい高いので、これでも性能的にはかなり向上するはずです。だいたい価格は2.3万円程度でしょうか。

    CPUを買い替えるとするとマザーボードも替えなければなりません。やはり次もなんだかんだでMSIのマザーで落ち着きそうです。これで私はメインマシンに7枚連続でMSIのマザーを購入することになります。たまには他のメーカーのも使ってみたいのですが、予算とスペックを考えると他に選択肢がないからなぁ…。これがだいたい1.5万円ぐらい。

    そしてCPUとマザーを変えるなら、メモリも最新のPC6400対応のものを買いたいところです。ですが現在メモリ相場は高騰中で、なんとタイミングの悪い…。512MBで6千円ぐらいなので、2枚で1.2万円。

    で、どうせならビデオカードも買い替えたいっ、ということで、GeForce7600GTあたりを考えています。今も使っている玄人志向の製品を選んだとすると1.7万円ぐらいです。

    そしてHDDも日立GSTの新しいシリーズが出てきたので、320GBのものを買いたいところです。まだちょっと高いですが、1.3万円程度。

    というわけでこれらを一気にそろえようとすると、だいたい8万円程度の出費になりそうです。意外とかさむなぁ…。ですがCore 2 Duoはずっと以前から期待して待っていた製品なので、なんとしても導入したいところです。とりあえずメモリとHDDは後回しで、先にCPUとマザーだけ買おうかなあ…。

    知らなかった

    新宮さま、って名前じゃなかったのね(苦笑)。

    興味ない分野の知識なんてそんなものです…。

    一万人の第九に出ます

    すっかり冬の恒例行事となった「一万人の第九」ですが、今年の一万人の第九に私も出ることになりました。ベートーベンの第九は豊高時代に歌って以来なので、12年ぶりでしょうか。先週から週一回の練習が始まり、今週が2回目でした。平日の夜の練習なのですが500人近い人が集まっていて、この人数だけでも第九の合唱団がつとまりそうな勢いです。
    なにしろこうやって歌うこと自体相当久しぶりなので緊張していたのですが、合唱指導の清原浩斗先生の指導はさすがです。笑い話も交えてリラックスさせながら良い声を引き出していくのがうまいなぁと感心しきりでした。1回目の練習後はそれでも緊張していたからか、翌日足が筋肉痛になってました(苦笑)。2回目はそこまではいきませんでしたが、さすがにテノールなので高い声を出すのが大変で、疲れました…。豊高時代に歌ったときはキーが低かったので歌えたのですが、さすがに原キーで歌うと高いですね。
    こんな練習があと10回ほどあって、そのあと全体練習が何回かあり、12/3が本番だそうです。指揮者の佐渡裕さんに会うのが楽しみだなぁ。

    プラハ・ウィーン旅行3日目(8/19) その1

    この日は6時過ぎに起床し、朝食を済ませて9時前にホテルを出ました。朝から快晴でとても気持ちよかったのですが、昨日歩きすぎたせいで足がだるい…。明日にはもうプラハを出発しなければならなかったので、今日は昨日行けなかったところを中心に回ることにしました。ただ昨日天気が悪くてあまり良い写真が撮れなかった所は、もう一度回って写真を撮ることに。

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    ↑旧市街広場に通じる入り口にあるのがこの火薬塔です。塔というよりも門のような感じですが、中に入って上のテラスに登ることもできるようです。

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    ↑その火薬塔の横にあるのが市民会館。この中にはコンサートが行われる「スメタナホール」があるそうです。

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    ↑一日目に見た天文時計のある旧市庁舎です。この左側側面に天文時計があります。

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    ↑ティーン教会。これも大きな建物でした。

    それから、旧市街広場近くのユダヤ人街を少し散策しました。このあたりにはシナゴーグ(ユダヤ人教会)が点在していました。

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    ↑ユダヤ人街のセレモニアル・ホール(ユダヤ人博物館)。ドアの上や窓格子にダビデの星の飾りがあるので、それと一目でわかります。

    このあと旧市街広場に戻るとちょうど10時前だったので、また世界三大がっくりの天文時計とご対面(笑)。それからカレル橋に行き、橋塔に登ることにしました。

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    ↑カレル橋のイメージが一番伝わる写真がこれだと思います。橋の両側に30体の聖像が並び、多くの観光客が行き来しているのが見えるでしょうか。

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    ↑橋を渡る路面電車。

    橋塔を降りた後は、カレル橋のすぐそばにあるスメタナ博物館に行きました。前回も少し触れましたが、モルダウで有名なスメタナはチェコを代表する作曲家です。博物館は思ったよりも規模が小さく、おまけに見に来るのが日本人観光客ばかりだったので若干興ざめではありましたが、それだけモルダウが日本人になじみのある曲だということなのでしょうね。スメタナは「わが祖国」以外にもいろんな曲を作曲していて、聴いたことのない曲に関する展示もいろいろありました。

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    ↑スメタナ博物館。すぐ横がレストランで、博物館の前までテーブルを出しているため、最初どこが博物館なのかわかりませんでした。左下には見えにくいですが、スメタナ像があります。

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    ↑同じ地点からカレル橋、プラハ城方面を写したもの。

    スメタナ博物館を出た後は、露天のお店が軒を連ねるハヴェル市場へ。みやげ物やお菓子、果ては盆栽のお店なんかがあって、見て回るだけでも楽しかったです。ただ、これはと思うみやげ物はなかったので、結局何も買いませんでした。その後、近くのNárodní třída電停すぐのところにあるTESCOというショッピングセンターへ。地元の人が普通に利用しているショッピングセンターを見てみたかったのと、ここならみやげ物も多少安く買えるのではないかと思ったのです。

    店に入り、まずは各フロアを見学。食料品は日本と比べると明らかに安いですが、衣類や家電製品なんかはむしろ日本の方が安いんじゃないかという印象でした。ゲームコーナーも見てみましたが、どちらかというと大人向けのゲームが多かったです。そうそう、Nintendogsなんかもありました。本のコーナーも見ましたが、とにかくマンガが全然ないことに衝撃を受けました。こっちの人はマンガを読まないんでしょうかねぇ。小さい子向けの絵本はあるのですが、あとはほんとに普通の本ばっかりでした。DVDコーナーには、アニメはあるのですがほとんどがディズニーで、日本発の物は皆無でした。ってなにチェックしてるんでしょうね私(笑)。結局そこでは、どうやらチェコで人気があるらしいアニメキャラ「KRTEK(クルテク)」の絵本を購入しました。中はチェコ語で何書いてあるのか全然わかりませんが、絵がかわいかったので思わず買ってしまいました。

    それからボヘミアングラスを買うために日用品売り場へ。さんざん悩みましたが、1000円ぐらいのショットグラスと、コップ、あとビールジョッキと小さい花瓶を買いました。ビールジョッキは帰りの飛行機で割れちゃいましたが…。それから食料品売り場へ行って、チェコビールを購入。とにかく安い!一番高いPilsner Urquell(ピルスナーウルケル)でも330ml缶で22.9Kč(約120円)、もっと安いBranikは500ml缶で11.9Kč(約60円)でした。一緒に買ったペプシツイストの500mlペットボトルが17.9Kč(約90円)だったのと比べると明らかに安い。そして店を出て気づいたのですが、どうやら地下にはもっと大きな食料品売り場があったようで、そちらに行ってみると、もっと安いビールがごろごろしていました。500mlの瓶ビールが4.9Kč(約25円)とかで売られているのを見ると、水代わりに飲むというのもわかるような気がします。ほんとに水より安いですからねえ…。

    そんなわけでいっぱい買い物をして荷物が重かったので一旦ホテルに戻ることにしたのですが、このあと悲劇が待ち受けていようとは、この時の私には知るよしもありませんでした。Národní třídaからは9番の路面電車一本で帰れるので楽です。ホテル最寄りのLipanská電停まで乗り、歩いてホテルの自分の部屋まで戻ったのですが、部屋に入って荷物を整理していると、なんだか部屋がにおうのです。はっきり言ってしまうとう○こくさい。これは部屋にチップを置かなかった嫌がらせか?とかいろんな考えが頭をよぎったのですが、あちこちにおいの原因を探して、やっと気づきました。そう、私は犬のう○こを思いっきり踏んづけてしまっていたのです(泣)。それも生っぽい感じのを…。とにかくにおいがひどかったので、泣きそうになりながらトイレで洗い流しました。ホテルを汚しちゃったんじゃないかとかなり心配になったのですが、それは大丈夫だったようで不幸中の幸いでした。チェコは犬を飼ってる人が多いので犬の落とし物には注意、と何かで読んだのですが、まさか自分がこういう目にあうとはなぁ。まあ今となっては笑い話ではあるのですが、あの時はほんとに大変だったんですから!

    こんな話で終わるのもなんですが(苦笑)、続きはまた後日。