2004年11月8日

    でんでんタウンの行く先

    大阪で勃発する「南北戦争」~ヤマダ出店で、日本橋電気街はどうなる

    珍しく大阪の話題が取り上げられていたのでピックアップしておきましょう。なんでもなんばパークスの隣にヤマダ電機ができるらしく、それによる影響をいろんな観点から分析しています。ヤマダ電機としてもターミナルそばの大店舗は初めてらしく、かなり気合いが入っているようですね。キタにはあのヨドバシがありますし、ミナミもビックカメラがありますから、今後この三つどもえの争いになるのでしょうか。なんかこの中に在阪の会社が1つもないのがとても寂しい気がしますね…。ヨドバシはともかく、ヤマダやコジマといった、どちらかというと関東でも地方都市発祥の家電量販店が、大阪でしのぎを削るという図はなんとなくおもしろくない、といったら言い過ぎでしょうか。でもそんな気持ちです。
    まあそれはともかく、ヤマダ電機ができたら今以上にでんでんタウンの客足が落ちるのは必至でしょうね。これはでんでんタウンに限ったことではなく、アキバでも似たようなもんです。アキバが電気街から趣味の街に変貌しているように、日本橋も最近店の顔ぶれがずいぶん変わったなあと感じます。もともと店の入れ替わりが激しい土地柄ではあるのですが、最近は電器屋の後に他業種がどんどん入るようになっている印象が強いです。まあ正直言ってそれがでんでんタウンの生き残る道だと思いますけどね。そもそも日本橋は古着や古書の街だったのが、戦後闇市を経て電気街へと変わっていったのですから、いまの電気街のままであり続けること自体が、おかしいのかもしれません。とにかく、これからも日本橋にはがんばってほしいものです。私もPCパーツや電子部品を買うときぐらいしか訪れなくなってしまいましたが、ずっと気にはかけています。