2005年6月8日

    Intel inside Mac

    すでに一般紙等でも報じられているので知ってる方も多いとは思いますが、現在米サンフランシスコで開催されているWWDC(Worldwide Developers Conference)の基調講演において、MacにIntel製CPUを採用することが発表されました。今まで何度も噂にはのぼっていたのですが、ほんとにこんな日が来るとは、とびっくりしましたよ。そしてこの発表はなにも急な方向転換というわけではなく、Mac OS Xのリリース当時からすでにIntel版が存在しており、基調講演のデモ自体もPentium4搭載のMac OS上で動作していたことも明らかにされました。すでに開発用の移行ツールや、エミュレータも用意されているようです。つまりすぐにでもIntel製CPU向けのOSはリリースできる段階にあるようなのですが、Appleとしては来年後半に登場するIntelの新CPU「Merom」に合わせてリリースするような感じです。Meromではモバイル向けからデスクトップ向けという、今までの流れとは逆を行く高効率なプロセッサで、ノートPC向けのCPU不在で苦しんでいたAppleにとってみれば、まさに理想的なCPUと言えます。
    とはいえ個人的にはやはり、自作機でMac OSを動かすことができるようになるのか、という点に興味があります。おそらくIntel製CPUを採用しておきながら独自アーキテクチャにはしないと思うので動作可能だとは思うのですが、Appleにはあえて間口を狭くするようなことはして欲しくないですね。実際対応OSが出たら、私なら導入してみたいと思っています。