2006年8月30日

    プラハ・ウィーン旅行2日目(8/18) その2

    朝からずっと曇りがちだった天気ですが、プラハ城を出る頃にはようやく日が差すようになってきました。日なたにいると結構暑くて、日差しが痛いぐらいなのですが、その代わり日陰は涼しいので、とても過ごしやすかったです。大阪は日陰にいたって暑いからなぁ…。

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    ↑薄日の差してきたプラハの街並み。

    プラハ城からの下り道はおみやげ物を売る露天商が数多く並んでいたのですが、特に欲しい物もなかったのでなにも買いませんでした。下まで降りたところでちょっとおなかもすいてきたので、屋台のホットドッグと、売店で買ったコーラでお昼ご飯にしました。ホットドッグは穴の開いたパンにソーセージを入れてケチャップとマスタードを付けただけのシンプルなものでしたが、20Kč(100円ちょい)と非常に安かったです。コーラは500mlのペットボトル入りで28Kč(約150円)と、日本とあまり変わらない値段でした。ホットドッグはやっぱりパンとソーセージが違うからでしょうか、とってもおいしかったです。飲み物ですが、こちらでは日本と違って自動販売機がほとんどなく、水かコーラかスプライト、もしくはアイスレモンティーぐらいしか選択肢がありません。なので日本ではめったに飲まないコーラを飲んだのですが、味は日本で飲むのと同じなのに、やたらおいしく感じました。なんでだろうなぁ…。

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    ↑プラハ城側からカレル橋のたもとを写した一枚。

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    ↑マラー・ストラナ広場の聖ミクラーシュ教会。旧市街広場のとは別の建物です。

    腹ごしらえも済ませ、今度はストラホフ修道院に向かいます。

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    ↑ストラホフ修道院に続く坂道を振り返ったところ。結構急でしんどかったです。

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    ↑修道院の入り口。

    ストラホフ修道院は1140年に創建された歴史のある修道院で、何度か建て直されてはいるものの、とても歴史のある建物でした。図書館も併設されていて、そちらは写真撮影ができなかったのですが、ここで勉強したら頭が良くなりそう、と感じました(笑)。ちなみにwikipediaに写真が載っています。ここはプラハ城と違って観光客も少なく、一人でゆっくりと見て回ることができたので、とても良かったです。特に天井画には圧倒されました。

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    ↑その天井画です。私のカメラではその全容を写すことはとてもできません。時が経つのを忘れてしばし見入ってしまいました。

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    ↑修道院はこの中庭をぐるっと囲むように建てられていました。

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    ↑別の部屋の天井画。こういうのって先に描いてから天井にはめ込むんでしょうかねぇ…?そのまま描いたら首がつりそうです。

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    ↑廊下の様子。中庭から日が差すのでとても開放的な感じです。

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    ↑プラハは百塔の町とよく言われますが、ほんとにこういう感じの塔がたくさんありました。これは修道院の建物です。

    修道院を出てから今度は近くにあるロレッタに行ったのですが、開館時間がもう10分ほどしかなかったので、中にはいるのは断念しました。

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    ↑ロレッタは1626年にボヘミア貴族により創建されたそうです。これも綺麗な建物でした。

    この後どこに行こうかと考えたのですが、さっきの修道院のさらに先にある展望台に行ってみることにしました。ところがこれが思ったよりも遠く、やたら階段を登った先にあったのでさすがに疲れました。そしてやっとの思いで展望台に着くと、なんと展望台にはエレベータがなく、自力で上がらなければなりません。さすがに足の疲労がピークに達していたのでどうしようかしばらく考えたのですが、ここまで来て引き返すのももったいないと思ったので、重い足をひきずるようにして展望台の階段を一段一段登っていきました。今日は聖ヴィート大聖堂の塔といい、この展望台といい、登ってばっかりだなぁと思いながら上がったのですが、ここの展望台は見晴らしが良くて風が気持ちよく、意外とあっさり頂上までたどり着きました。さすがにこれだけ登っただけあってその眺めは圧巻で、プラハ城がかなり小さく見えるぐらいでした。

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    ↑これが問題(?)の展望台。

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    ↑ストラホフ修道院方面。

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    ↑プラハ城方面。あれだけ苦労して登った塔が、低く見えてしまいます。

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    ↑カレル橋方面。ここから見てもすごい人の数です。

    展望台からの眺めを満喫したあとは再び階段を下り、坂道を下って再びカレル橋へ。朝来たときは天気が悪かったので、再び写真を撮りました。

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    ↑カレル橋からの眺め。ちなみにこの川がかの有名なヴルタヴァ(モルダウ)川です。チェコ出身の作曲家、スメタナの連作交響詩「わが祖国」の2曲目で有名ですよね。ここから川を眺めていると、モルダウのメロディーが頭の中に浮かびます。

    橋を渡ってからは路面電車を乗り継ぎ、いったんホテルへ。そしてホテルのフロントでチェコ料理のおいしいお店を紹介してもらい、そこで晩ご飯を食べることにしました。Ujezd電停近くのU Švejků(ウ シュベイク)というお店です。幸いメニューには英語表記もあったので、ちょっと手間取りましたがなんとか食べ物も注文することができました。が、まずはなんといってもビールです。最初に黒ビールを飲んだのですが、今日一日歩き回ったこともあって、もううまいのなんの!これで40Kč(200円ちょい)ですから、やっぱり安いなぁ~と感じました。食べ物は前菜にutopenecというソーセージの酢漬けを食べたのですが、このソーセージがとにかくでかくて、おまけに水分を吸っているので、これだけでもうおなか一杯になりました。なのでメインディッシュのウィンナシュニッツェル(薄いトンカツみたいなもの)を食べるのがかなりしんどかった…。とりあえず2杯目のビール(今度は普通の)を飲み、横の席にいたおじいさんが弾き始めたアコーディオンをぼんやりと聞きながら、ゆっくりと食事しました。今から思い出しても幸せなひとときだったなぁ。ただまあ、次は絶対にメインディッシュだけを注文しようと固く誓いました(笑)。とにかくこれだけ飲んで食って、300Kč(約1500円)とは安いなぁ。結局チップ込みで310Kč払って店を出てホテルに戻ったのですが、さすがにばたんきゅ~でした。