2006年8月26日

    プラハ・ウィーン旅行1日目(8/17)

    出発の日、飛行機は9:55発の予定だったので、その2時間以上前に関空に着くためには家を6時前に出なければならず、おまけに前日は深夜1時頃まで荷造りをしていたため、ほとんど寝ないまま朝を迎えました。がらがらとスーツケースを引っ張り、曽根5:52発の梅田行きに乗車。この5:52発の電車は、18きっぷで旅行をするときにも良く乗っているのでなじみがあります。それから大阪6:11発の関空快速に乗り、一路関西空港へ。

    約1時間で関空に到着し、ここからはわけがわからないままスタンプラリーみたいな感じであちこちのカウンターをめぐりました。まず旅行代理店のカウンターでチケットを受け取り、今回利用した航空会社・ルフトハンザ航空のカウンターでスーツケースを預けてチェックインを済ませたのですが、ここの列が一番長くて、30分ほどかかりました。お盆のピーク時はもっとひどかったのでしょうねえ。それから手荷物検査があり、出国手続きを済ませ、なんかモノレールみたいなものに乗って搭乗ゲートへ。この時点で大体9時ぐらいだったので、1時間半ぐらいかかった計算になります。こりゃ2時間前集合なのもうなずける気がしました。

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    ↑搭乗ゲートの様子

    9:30頃に搭乗が開始され、いよいよ機内へ。さすがにエコノミーは狭いなあと思いつつ、窓際の席だったのでずっと外を眺めていました。そして定刻よりやや遅れてテイクオフ。搭乗時にもらった新聞を読んだり持参したiPodで音楽を聴いたりしていると、ほどなく機内食が出てきました。国際線に乗るのはもちろん初めてなので、機内食も初体験です。

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    ↑1回目の機内食。簡素ですがそれなりの味でした。

    そしてこのときに第一のアクシデントが!このそばをどうやって食べようかと考えた末に、左側にあるカップにそばとめんつゆを入れて食べたのですが、あとでコーヒーを注いで回っているフライトアテンダントの姿がっ。あぁ、ちょっと考えればわかりそうなもんなのになんで俺はカップでそばを食べてしまったんだ…と涙を飲みながらコーヒーをあきらめました(苦笑)。もちろん2度目の機内食の時はちゃんとコーヒーをいただきました。

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    ↑ロシアを超えたあたりで機内から撮った一枚。

    約12時間というとにかく長い長いフライトを終え、ようやくドイツのフランクフルト空港に到着したのは、日本時間で言うと夜10時頃でした。ですがこっちはまだ午後3時ということで、さっそく時差ボケ気味です。次の乗り継ぎ便までには時間があったのですが、ユーロの手持ちは全部貴重品入れに入っていて取り出すのがめんどくさかったので、カフェには入らずに待合所で本を読んで過ごしました。次のプラハ行きは17:15発だったので、約1時間近く前になってようやく搭乗開始。ここでまたセキュリティチェックを受けたのですが、関空よりもはるかに厳しくて、最初に金属探知器を通った時にピンポーンと威勢良く鳴ってしまいました。怖い顔をした係員に金属探知器を体中当てられ、どうやら先述の貴重品入れが反応しているらしいことがわかり、それも外せと言われてやむなく外し、さらに靴も脱げと言われてもう大変。さすがに慣れない、言葉もあまりわからない海外でこんな目にあうと泣きそうになりますね。それでもなんとか終わり、今度はバスに乗って飛行機へ。バスで飛行機の真下に行くなんて初めての経験で楽しかったです。

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    ↑乗り継いだ飛行機。3列×2で割と小さかった。

    ここからプラハまでは約1時間のフライトなのですが、まず空港からテイクオフするまでに20分近くかかっていたので、実質は40分ぐらいだと思います。それでもチーズを挟んだパンが機内食として出るあたりは日本と違うなあという印象でした。さすがにさっきの飛行機で食べた機内食でおなかいっぱいだったので、このパンは後で食べようと思いカバンの中にしまいました。で、あっという間にプラハ・Ruzyně空港に到着。空港は綺麗で規模もそれほど大きくなく、わかりやすかったです。まずは両替をしないことには始まらない、ということで荷物を受け取って外にでてから両替したのですが、どうも両替したところのレートがあんまり良くなかったような気がしてなりません。チェコの通貨はチェココルナ(Kč)というのですが、大体1Kč=5円ぐらいだと思っていたら、両替すると2万円が3,302Kčにしかならなかったので1Kč=6円換算ぐらいになってしまいました。まあでもここで両替しないことには一文無しなので止むを得ません。あと思ったのはお札がやたらによれよれだなあということです。やっぱり日本のお札は和紙だから丈夫なんだなあとしみじみ思いました。洋紙のお札は商品券みたいでなんだか安っぽく見えてしまいます。

    さて、両替もなんとか済ませ、今度は市内の公共交通機関が3日間乗り放題の切符を220Kčで購入し、ここから119番のバスに乗って終点のDejvickáへ。バスなのに連結部があって3両分ぐらいの大きさがあり、日本ではお目にかかれないようなものでした。ですが、途中の停留所で私の立っていた横にあったドアがいきなり閉まらなくなり、発車できなくなってしまって、うわ、運行中止かなあと思っていたら、運転手さんがドライバーを握りしめてやってきて、接合部をがんがんやりだしたのには正直苦笑してしまいました。さすが海外!日本では考えられない光景でしたね。それでもなんとかドアが開かないようにしたらしく、バスはそのまま発車してなんとか終点に到着。ここで26番の路面電車に乗り換えです。

    路面電車に乗ることが今回の旅の目的の一つだったのですが、とにかくプラハ(このあと行くウィーンもですが)の路面電車の充実ぶりにはただただ驚くばかりでした。乗客も結構いますし、地下鉄が走っているにもかかわらず、うまく共存できているなあという印象でした。逆にバスは市内では全くといっていいほど走っておらず、棲み分けが出来ているようです。路面電車の乗りながら町の風景を眺めていると、あぁ、ここは日本じゃないんだなあという実感がだんだんとわいてきます。とにかく建物が全く違いますし、看板の文字も全然読めません。ちょっと落書きが多いのはマイナスだなあとは思いましたが、良いところだと思いました。路面電車には約30分ほど揺られ、やっとホテル最寄りの電停、Lipanskáに到着。

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    ↑乗ってきた路面電車と電停の様子。ちなみにこれでも夜の8時過ぎです。明るい…。

    ちゃんとした地図がなかったのでホテルが見つかるかちょっと心配だったのですが、なんとか発見することができました。思っていたより綺麗なホテルで安心。部屋に案内されると、シングルで予約したはずなのにダブルの部屋で広く、バスタブもちゃんとあったのでけっこううれしかったですね。ただこの時点で朝起きた時間から数えるとまるまる24時間ほど経過していた計算になるので、もう疲れがひどく、食事を取る気にもなれなくて、さっき機内食で出たパンをかじってこの日は21時過ぎに床につきました。