福知山線旧線ハイキング
先週日曜はあいにくの曇り空でしたが、JR福知山線の廃線跡をたどるハイキングに行ってきました。
かつてJR福知山線は宝塚駅を出たあと、武庫川に沿って線路が造られていたのですが、複線電化に伴いトンネルによる直線ルートに切り替えられ、この区間は廃線となったのです。今ではごく普通のハイキングコースとなっていて、私が行った日もたくさんの人とすれ違いました。
ここが廃線になったのは1986年のことなのでもう20年以上も前になるのですが、今でも枕木やトンネル、鉄橋がそのまま残っているので、とても風情があります。鉄道に興味ない人でも、武庫川沿いの景色がきれいなので、楽しめるのではないでしょうか。ちょうど今の季節は紅葉が見頃です。
↑生瀬駅を降りてすぐ近くに残っているレンガ造りの橋脚。歴史を感じさせます。
↑国道176号線沿いに残っている廃線跡は、もう自然に還りそうな雰囲気です。枕木がなければ廃線跡とは気づかないかも。
↑中国道をくぐったあたりからは、廃線跡がハイキングコースぽくなっていて、すれ違う人が増えてきました。
↑このあたりから廃線跡は武庫川に沿って続いています。こういう立地なので、同じ経路での複線化が難しかったようです。
↑速度制限標識がそのまま残されています。この区間はカーブが多いので、スピードが出せなかったことも廃線になった一因でしょう。でも残っていれば嵯峨野トロッコ列車に負けない車窓景色を楽しめる観光路線になっていたかもしれませんね。
↑枕木は至る所に残されていました。ただトンネル内の方が保存状態が良く、野ざらしになっているところは少しずつ朽ちていっているようです。
↑トンネルは当然ながら照明もなにもない真っ暗闇なので、懐中電灯は必須です。でもこんな体験はなかなかできないのでおもしろかったなあ。
↑トンネルを抜けると、武庫川を渡る鉄橋が姿を現します。ここも見所の一つです。
↑鉄橋の中央部分は枕木しかないので、隙間から川が見えて結構恐いです。人が歩く部分は左側にあります。
↑ちょうど紅葉が始まる頃だったので、きれいなもみじを見られました。真っ赤なもみじも良いですが、こうやって緑から赤に変わる途中の色合いが個人的には好きです。
↑落葉したイロハモミジを拾ってみました。きれいな形をしています。
↑日本の秋、って感じの風景ですねぇ~。
というわけで廃線跡はあんまり今まで歩いたことのなかった私ですが、なかなか楽しかったです。他のところも行ってみたいなあ。