2007年10月

    ニアピン賞

    先日仕事でプログラムのテストをするために何件かテストデータを作ることになったのですが、外国人のテストデータが必要だったので名前もそれっぽいのがいいなと思い、たまたま思いついたデルCEOのマイケル・デル氏の名前を拝借することにしました。それで奥さんも登録しないといけなかったのですが、デル氏の奥さんの名前なんて知らないし、まあ適当でいいか、ということでスザンナ・デルと名付けたわけです。

    テストは問題なく終わり、家に帰ってからふと「そういやデル氏の奥さんってほんまはなんていう名前なんやろ?」と思ったので、Wikipediaさんで調べてみることに。すると…

    1999年には妻スーザンとともにマイケル&スーザン・デル基金を開設し、2006年5月に母校テキサス大学オースティン校に5,000万ドルの寄付を行った。

    との記述があるではありませんか!これはもうニアピン賞ものでしょう。俺すごいっ!(おいおい)。

    ドイツ・バッハの旅3日目(7/21) その1

    今日はエアフルト中央駅を9:15に出る列車に乗らないといけなかったので、朝6時に起床。シャワーついでに洗濯も済ませてから朝食を取りに食堂へと向かいました。食堂もすてきなところでしたし、天気も最高だったのでとても良い気分です。

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    ↑朝食バイキングはこんな感じ。右端のにわとり型の器の中にはゆで卵が入っていました。

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    ↑それではいただきまーす。先ほどのテーブルにはパンがないのでおかしいなあと思っていたら、各テーブルに置いてありました。ジャムも日本で食べたことないようなもので、おいしかったです。

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    ↑窓から中庭が見えるのもポイントが高いです。

    すてきな朝食を取った後は、Nibelungenweg8:32発のトラムに乗ってエアフルト中央駅に向かいます。土曜日だったのでこの時間帯のトラムは30分に1本しかなく、乗り遅れると大変です。前日えらい目にあった一日券もなんとか車内で買うことができ、事なきを得ました。

    中央駅から今日はArnstadt(アルンシュタット)という街に向かいます。片道20分と近距離だったので、インターネットでは切符が買えませんでした。なのでまずは券売機で切符を買うことにします。DBにはクレジットカード専用の券売機があり、英語も表示できるため慣れれば操作はそれほど難しくなく、無事に往復切符を9.6ユーロで購入。それからホームに上がり、目的の列車に乗り込みました。

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    ↑エアフルト中央駅の駅標。この駅はどうやら改装中のようで、新しい部分と旧来の部分が混在していました。

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    ↑そしてこれが今回乗る車両です。気動車ですがかなり新しい車両でした。

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    ↑車内の様子。なんというか、めっちゃ綺麗でした。ローカル線の列車でこのクオリティとは、DB恐るべし…。

    定刻の9:15に発車。車内はほとんど乗客もなく閑散としていました。RE(Regional Express・快速)なので途中の停車駅は1つだけで、あっという間にArnstadtに到着。

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    ↑Arnstadt駅の券売機。向かって左がクレジットカードしか使えないタイプで、右が硬貨・紙幣の使えるタイプです。右側の機械は駅名一覧から駅名コードを調べて打ち込まないといけないので、ちょっとめんどくさいです。

    さて、このArnstadtという街は、J.S.Bachが18歳から22歳までを教会のオルガニストとして過ごしたところです。あの有名な「トッカータとフーガ ニ短調」や「小フーガ ト短調」はこの街にいた頃に作曲されたと考えられています。ですが規模としては小さな街でした。
    駅からは15分ほど歩いて街の中心部へ向かいます。Arnstadtに限らず、中心部が駅から離れている街は結構多いみたいです。古い街だと街中まで線路を引くことができなかったのかもしれません。そういえばかつて日本でも汽車が走っていた頃は、火事を恐れて駅は街はずれに作られることが多かったことを思い出しました。途中本屋にも立ち寄ってみましたが、こんな小さな本屋にもマンガがあるのには驚きました。なにをチェックしてるねん、と言われそうですが…。

    中心部にはJ.S.Bachがオルガニストを勤めたその名もずばりJ.S.Bach教会や若きバッハ像、歴史博物館”Haus zum Palmbaum(シュロの木館)”などがありました。しかしさすがにここまで観光に来る人はなかなかいないらしく、観光客はまばらでした。ですがこういう雰囲気のほうがゆっくり観光できるので良いですね。

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    ↑J.S.Bach教会。歴史のありそうなたたずまいでした。しかし朝は天気良かったのにちょっと曇ってきています…。教会は10時に開くようだったので、しばらく他で時間をつぶすことにしました。

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    ↑上の写真下部の銘板を拡大したもの。J.S.Bachは1703年から1707年までここで最初のオルガニストとして働いた、みたいなことをたぶん書いているのでしょう(おい)。

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    ↑そしてこれが若きバッハ像です。教科書に載っているバッハのイメージからするとかなり違和感があります。鼻高いしかっこいいですよねえ。

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    ↑こちらがシュロの木館。観光案内所が併設されていたので、パンフレットをもらいました。

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    ↑ここはBachhausだそうです。…が開館日が週2回ほどで全くやる気が感じられませんでした(苦笑)。結構楽しみにしてたんですけどねぇ。

    一通り建物を見ていたら10時になったので、J.S.Bach教会に戻りました。中ではオルガンの演奏も聴くことができました。このオルガンをバッハも弾いたのか、と思うとやはり感動しますね。ちなみに係の人が教会の由来なんかの解説を見せてくれたのですが、なんと日本語で書かれたものがあってびっくりしました。誰かがボランティアで書いてくださったのでしょうが、非常に参考になって助かりました。

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    ↑教会内部は思ったよりシンプルで美しいものでした。重厚さはありませんが、これはこれで良いものです。

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    ↑後ろを振り返ったところ。やはりオルガンが目を引きます。

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    ↑そしてこれがオルガンです。ここのオルガンの音色も良い感じでした。

    オルガンを楽しんだ後はシュロの木館に行くことに。内部には古いオルガンのコンソール(演奏台)があり、とても興味深かったです。うれしくて思わず写真を撮りまくってしまいました(笑)。

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    ↑オルガンのコンソール。これは鍵盤もストップ(音栓)も少ないので、初期のもののようです。

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    ↑近くで見るとこんな感じ。割と素朴な感じがします。

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    ↑こちらはもうすこし後の時代のものでしょうか、鍵盤も3段になり、ストップも増えています。

    さて、このあともオルガンを巡る旅はまだまだ続きます。

    祖父の思い出

    おととい、母方の祖父が亡くなりました。しばらく前から入院していて、数日前にもうだめかもしれないという話も聞いていたのですが、それでもやはり最初は信じられませんでしたね。もう88歳だったので、ほんとに長生きしたなあという思いの方が強いのですが、お通夜で小さい私を膝の上に乗せて写っている祖父の写真を見たときは、さすがにちょっと涙がでました。

    祖父はずっと男の子が欲しかったそうなのですが、私の母と妹しか子供がいなかったので、私が生まれた時はそれはもうかわいがってくれたようです。大阪城に連れて行ってもらったり、おいしいステーキ屋でごちそうになったり、楽しい思い出しか残っていません。また祖父は多趣味な人で、定年後は趣味が高じて白鷺の写真を撮り続けていました。そんな祖父のお下がりの一眼レフで写真を撮るようになった私は、祖父の血を受け継いでいるのかなぁと思うことがあります。小さい頃私が撮った写真をうまいとほめてくれた祖父でしたが、今の私が撮った写真も見てもらいたかったなぁ。

    そして父方の祖父は15年前に亡くなっているので、もう私の祖父は二人ともいなくなってしまいました。父方の祖父もほんとに私のことをかわいがってくれた人だったので、そう思うとなんだか寂しいです。

    良いPCケースがないなぁ

    先日友人の自作PC組み立てを手伝ってきたのですが、組み立てながら自分のPCもケースを変えたいなぁと思っていました。私は8年前に買ったフルタワーケースをずっと使い続けているのですが、最近のケースと比べて奥行が短いのと、光学ドライブまでの距離があるので、ケーブルの取り回しに難儀するようになってきたのです。

    というわけで最近はどんなケースがあるのかといろいろ見ていたのですが、フルタワーケースのラインナップの少なさにびっくりしました。いや、8年前だってそれほど品揃えがあったわけではありませんが、ミドルタワーの充実ぶりと比べると明らかに見劣りしてしまいます。とりあえず前面カバーはじゃまなのでいりませんし、手持ちのドライブ類のベゼルが白ばっかりなので、ケースの色は必然的に白かシルバーになるのですが、この条件で探すとほんとにありません。唯一LIAN LIのPC-G70Aあたりが候補になりうるのですが、これも3万円近いしなぁ…。まあ別にフルタワーにこだわってもしょうがないのでミドルタワーでも探してみようとは思いますが、良いケースないかなぁ。できれば5インチベイは5つほどあるものが良いんですけども。

    日常とか

    そういえば最近日常の出来事を日記に書いてなかったなあ、ということでつらつらと。

    自転車のタイヤにひびが入ったりとそろそろ寿命だったので、新しいタイヤに換装しました。ついでにパンク修理を繰り返したせいか空気の抜けるのが早くなっていたチューブも新調。タイヤはずいぶん前に購入していたVittoriaのZAFFILO IIです。太さは23cにしたので、25cだった前のタイヤよりさらに細くなりました。けれどもその分とにかく走りが軽い!まあロードバイク用のタイヤなので当然と言えば当然なのですが、ここまで変わるとは思いませんでした。もうこれより太いタイヤには戻れないなあ。ただ10気圧近い空気を入れないといけないので、8気圧で良かった以前より空気入れるのがちょっと大変になりました。
    しかしタイヤ換装の時に誤ってタイヤチューブに穴を開けてしまい、さっそくパンク修理するはめに…あれはちょっとへこみました。

    最近ファミコンのゲームにちょっとはまっています。その前にやるゲームがあるだろうと一部から言われそうですが…。まず先日はこれまでクリアしたことのなかったドルアーガの塔をクリアしてやろうと急に思い立ち、攻略サイトを見ながら必死にプレイ。小学生当時はさっぱり理解できなかったゲームでしたが、改めてプレイするとおもしろいものですねぇ。
    そして今はマザーをプレイ中です。実はマザーってやったことがなくて、これが初めてなのです。意外とゲームバランスがシビアですね、これ…。

    こないだの日曜日は、阪大無線部に混じって全市全郡コンテストに参加してきましたが、すごいオペレータの人の交信を目の当たりにして、ただただ驚くばかりでした。私自身は、昔ながらの縦振れ電鍵でちまちまとCWの交信をして帰ってきました。

    ドイツ・バッハの旅2日目(7/20) その2

    バッハの家を出ると、時刻はすでに13:30を回っていました。この時点で当初の予定より1時間以上も遅れていたので、ちょっと早歩きで世界遺産のヴァルトブルク城を目指します。城へ行くにはアイゼナハ駅前から出ているバスに乗ればいいのですが、本数が1時間に1本しかありません。しかし城のふもとにある駐車場からのバスは20分に1本だったので、そこまで歩くことにしました。

    城のふもとのWartburgalleeバス停を13:44に発車するバスに乗ろうとがんばって歩いたのですが、バス停にはなぜか乗る予定のバスの時刻が書かれていません。周りを見渡してもそれらしいバス停はなく、うわー、どうしようと思っている間に発車予定時刻を過ぎてしまいました。次のバスは14:04発だったのですが、バス停を見つけられる自信がなかったので、仕方なくヴァルトブルク城まで歩いて上ることに。しかし城は小高い山の上にあるために歩いて上るのはなかなか大変で、道中はさながらハイキングのようでした。ほんとにこんな道で合ってるのか不安になってきたので、下りてくる人に山の上を指さし、”Wartburg?”と聞くと”Ja.”と返ってきたので、道はあっている様子。結局20分ほど山道を歩いて、ようやくヴァルトブルク城に到着しました。それにしても城の直前の坂道はめちゃめちゃ急できつかった…。

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    ↑ヴァルトブルク城へ向かう道。ハイキングコースとしか思えません。

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    ↑坂道をずっと歩いたこともあり、さすがに城からの眺めは最高でした。

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    ↑そしてこれが世界遺産のヴァルトブルク城です。お城というより砦と言った方が近い感じがします。

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    ↑お城の門をくぐったところ。観光客は結構たくさんいました。

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    ↑ここは中庭、といったら良いんでしょうか。このときは良い天気だったんですけどねぇ…。

    ヴァルトブルク城は、ワーグナーの「タンホイザー」というオペラの元となっている、ヴァルトブルクの歌合戦が行われたことで有名です。またルターが隠れ住んで聖書を翻訳したところとしても知られています。ガイドツアーではこれらの場所を回るのですが、最初チケット売り場がどこだかわからなくて、ちょっと困ってしまいました。どうやらチケット売り場は入り口を入ってすぐ右手の建物内にあったらしく、引き返してチケットを買い、英語のオーディオガイドを受け取ることはできたものの、今度はどこからヴァルトブルク城に入って良いのかわかりません。とりあえず観光客がたくさんいるところで待っていると、なにやらチケットの改札がはじまりました。チケットは「ELISABETH CARD」とかいう結構分厚いプラスチックカードだったのですが、それに穴を開けていくというなかなか荒っぽいやり方でした。しかし後で気づいたのですが、入場料が8ユーロって高いよなぁと思っていたら、なんとこの「ELISABETH CARD」を使うとバッハの家や、アイゼナハの他の施設にも入れたようなのです。うわー、損したっ!と気づいたときはすごいショックでした(笑)。先にヴァルトブルク城を見に来るんだった…。

    城内では「テューリンゲンのエリザベート」という特別展示をしていました。エリザベートって誰やねんと思いながら展示を見ていたのですが、どうやらハンガリーから4歳でアイゼナハに嫁いできたものの、若くして夫を亡くした後に修道会に入り、死後に聖人とされた人のようです。聖人を描いてある絵には、ほぼ例外なく後光が差しているのがおもしろいなぁと思いながら見ていました。

    そしてガラスモザイクが美しいエリザベートの居間を通り、歌合戦の間やルターの部屋を見ながら先に進みました。残念ながら撮影禁止だったので写真はありませんが、歴史を感じる建物でしたね。ルターの部屋には、ルターが悪魔にインク瓶を投げつけたときにできたというインクの染みがあるらしいのですが、よくわかりませんでした。けれども内装は城の他の場所と比べても質素で、こんなとこで暮らすのはきっと大変だったことでしょう。

    そして城を後にしたのですが、外に出るとなにやら雲行きが怪しくなっていました。実はアイゼナハ駅前でバスの券を買っていたので、帰りぐらいバスに乗りたかったのですが、時間が合わなかったので仕方なく歩いて下りることに。しかし途中からとうとう雨が降り出してしまい、風も吹き荒れていたため大変な目にあいました…。それでもなんとか駅にたどり着き、のどが渇いていたのでなんだか怪しげなコーラを購入。しかし表に書いてある値段より25セント高かったので、なんでだろうと思っていると店の人はなにやらマークを指さしています。あとで「地球の歩き方」を読んでみると、ドイツではペットボトルにもデポジットがあり、買った店に返すと返金されるとのこと。でもこのコーラをその場で飲み干すことはできなかったので、結局返金を受けることはできませんでした。

    さて、私はアイゼナハ15:02発のICEを予約していたのですが、この時点で時刻は17時前。この区間の切符は最後まで座席指定取るかどうか悩んだのですが、案の定間に合いませんでした。しかし座席指定を受けた列車に乗れなった場合でも、後に来る同等以下の列車の自由席ならば乗れるので、16:56発のICに乗ることにしました。この列車はICEと違って座席がコンパートメントだったのですが、とにかくがらがらだったので一人でコンパートメントを独占でき、かなり快適に移動することができました。

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    ↑アイゼナハの駅標。J.S.バッハ生誕の地と書いてあります。

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    ↑コンパートメントはこんな感じ。このタイプの座席は日本ではほとんどありませんが、こちらではメジャーなようです。

    そして17:27、テューリンゲン州の州都であるエアフルトに到着。まだ外は大雨でした。とりあえず路面電車に乗って今日泊まるホテルに行こうと思い、電停へ。まずは切符を買わなければ、と思い券売機の前に立ったのですが、最初使い方がわからなくてちょっと難儀してしまいました。それでもなんとか一日券を買うことができたので、明日のためにもう一枚買っておこうと思って買ってはみたものの、よく見るとすでに有効期限が印字されているではありませんか!他の都市では一日券を車内の改札機で改札すると日付が刻印され、その日一日が有効期限になるのが普通なのに、エアフルトではどうやら違うようです。くそー、俺の4ユーロを返せ~!と叫びたくなりました(汗)。しかも悪いことは重なるもので、買った切符をしまおうとカバンをごそごそしていると、カメラが滑り落ちてしまい、水たまりへ…。幸いカメラは無事でしたが、傷だらけ&びちゃびちゃになってしまいました。さすがにこのときばかりは泣きそうでしたよ…。

    それでもなんとか気を取り直し、4番のトラムに乗ってホテルへ向かいます。この旅初のトラムはなかなか快適でした。約15分でホテル最寄りのNibelungenweg電停に到着。電停の周りは郊外の住宅地、という感じでとても静かなところでした。目指すHotel Erfurtblickは電停から徒歩2分ぐらいのところだったのですぐに見つかったのですが、なぜか扉に鍵がかかっていたのでどうしようかと思っていると、向かいの家から女の人が歩いてきて、中に案内してくれました。なんとかドイツ語でチェックインを済ませ、部屋に入るとまずはびしょびしょになった靴を乾かすことに。そうこうしているうちに雨もあがったようだったので、夕食を食べるため外出することにしました。フロントでさっきの女の人におすすめのレストランを教えてもらい、再びトラムでエアフルト中心部へと向かいます。

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    ↑ホテルの部屋から中庭を撮影。客室数も少なくて、家族経営しているようなこぢんまりしたホテルでしたが、とても快適なところでした。

    もうこの時点で時刻は20時前だったのですが、外は夕日が差してずいぶん明るかったです。トラムをDomplatz Sud電停で降り、Domplatzから大聖堂とセヴェリ教会を眺めることにしました。大聖堂はとにかくでかい!ただもう建物自体は閉まっていたので、翌日また訪れることにします。

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    ↑大聖堂(左)とセヴェリ教会(右)。セヴェリ教会はどうやら改築中のようでした。

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    ↑人と比べてみると大聖堂の大きさがよくわかると思います。

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    ↑Domplatzはさすがにこの時間には人影もまばらでした。よく見ると自分の影が写っていますね。

    それから歩いてクレーマー橋へと向かいました。クレーマー橋は建物自体が橋になっているという珍しい構造で、橋を渡っているという感じが全くしません。このあたりはおみやげ物屋も多くて、観光客も集まっている感じでした。

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    ↑普通に歩いていると橋を渡っているという感覚は全くないのですが…。

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    ↑裏手に回るとほらこの通り、橋になっています。このクレーマー橋、1117年にはできていたらしいので、結構歴史があるようです。

    そしてクレーマー橋近くのHaus Zum Naumburgischen Kellerで夕食を取ることにしました。結構有名なお店らしく、メニューには英語も併記されています。まずはなんといってもビール!ということで黒ビールを注文。メインディッシュにはやはりソーセージだろう、ということでソーセージを注文しました。去年プラハに行った時に、食事はメインディッシュだけでおなかいっぱいになると学習していたのですが、今回もメインディッシュだけにして正解でした。とにかくメインのソーセージ以外のザワークラウトとジャーマンポテトの量が多くて、もうおなかいっぱい。そしてソーセージはやっぱりうまい!そしてビールもうまい!ということで普通のビールをもう一杯お代わりしたのですが、これ以上飲むと帰れなくなりそうだったので、これでお会計してもらうことにしました。結局9.4ユーロ(約1,500円)だったのですが、あとから考えるとこの店がこの旅で一番安いお店だったように思います。支払いはカードで済ませ、チップとして1ユーロ置いて店を後にしました。

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    ↑まさにドイツ!という感じの組み合わせですね。とにかくうまかったです。

    店を出たのは21:30だったので、さすがに外は暗くなり始めていました。この時間になるとトラムは30分に1本しかないので、気をつけないといけません。無事にトラムに乗り、心地よく酔った体でぼーっとしているとなにやらおばちゃんが乗り込んできて、いきなり切符の提示を求められました。うわ、これが噂に聞く検札か、とあわててカバンから一日券を取り出して渡したのですが、チェックするなり押しつけるように返してきたのでちょっとむっとしてしまいました。まあ向こうの人はこういうときに無駄な愛想は振りまかないのが普通なので仕方ないのでしょうが…。というかこっちは一日券2枚も買ったっちゅうねん~!と言いたかったですよ(笑)。

    そしてホテルにたどり着き、ばたんきゅ~しました。翌日は若きバッハが過ごしたアルンシュタットへ向かいます。