2007年1月8日

    第28回ABCお笑い新人グランプリ

    今年も新人の登竜門、ABCお笑い新人グランプリの季節がやってきました。今年は10組の実力が伯仲していて、なかなかおもしろい大会だったと思います。

    まず1組目は「ギャロップ」。ギャロップと言えば谷村新司のものまねというイメージだったのですが、それを覆すようにオーソドックスな漫才をやったので、ちょっとびっくりしました。トップバッターだったのでつらかったかもしれませんが、そこそこおもしろかったと思います。
    つづいて「プラスマイナス」。とにかくハイテンションなネタで、出だしからすべってて大丈夫かなあと心配になりましたが、後半結構おもしろくて笑ってしまいました。最後マイク倒したのにはびっくりしたなあ。
    そして次が「鎌鼬(かまいたち)」。彼らは先月の上方お笑い大賞でネタを見たときからおもしろいなあと思っていたのですが、一筋縄ではいかないネタの運び方で、全く先が予想できないおもしろさがありました。
    4組目は「スマイル」。んー、おもしろいことはおもしろかったのですが、ちょっとよしたかのキャラばかり目立って、ネタが空回りしてたかなぁ。
    それから「藤崎マーケット」。オールザッツのネタもわけわからないおもしろさがあって気になっていたのですが、今回もわけわからないばかばかしい感じがとっても良かったです。
    つづいて「銀シャリ」。オーソドックスな漫才でしたが、ちょっと他の組がうまいので、若干かすんでしまったような気がしますね。
    7組目は「いがわゆり蚊」。去年も出場していましたが、結構おもしろかったです。男ってだまされやすい生き物なんだとつくづく思いましたよ(笑)。
    次が「天竺鼠」。なんというか、設定がうまくできてるなあと思いました。最後にまさかあんなオチがあるとは予想しなかったな…。個人的にはかなりお気に入りです。
    そして「恋愛小説家」。初めて名前を聞くコンビでしたが、ふてぶてしい感じのしゃべるアシカがなかなか良かったです。
    そして最後が「田中上阪」。もう1年半ほど彼らを応援していますが、2年続けて出場ということは、それなりに評価されてるということなんでしょう。私はおもしろいと思いましたが、もうちょっと予想しない展開があっても良かったかなあ。

    そういうわけでこの10組の中から残ったのは、プラスマイナス、鎌鼬、いがわゆり蚊でした。田中上阪が残ってほしかったと思うのはファン心理からですが、天竺鼠が残らなかったのはちょっと納得いかないかなあ。最後のネタは、とにかくいがわゆり蚊がだだすべりしてて、ちょっと痛々しかった…。結局最優秀新人賞は鎌鼬が取ったわけですが、最後のネタを見る限りでは順当な感じです。鎌鼬というコンビはほんとに最近まで知らなかったので、まさに彗星のごとく現れたって感じがしますねえ。これからの活躍が楽しみです。