2009年4月28日

    AMDよ、私は帰ってきた!

    はじめに、この日記は相当マニアックなことを先にお断りしておきます。…ってまあいつものことですか、そうですか(笑)。

    IntelのCore 2 DuoをうちのPCに導入したのは、2006年11月のことでした。Core 2 Duoが登場したのが同年7月だったので、割とすぐ導入したことになりますね。登場前から気になっていたCPUでしたが、ほんとにクロック当たりの性能が高くて、買って良かったと思えたCPUでした。おまけにマザーを換えてからはFSBを266→400MHzにすることができたので、クロックも1.86→2.80GHzとなり、最新のCPUにもひけをとらないスピードを出せています。

    しかし導入から2年半が経ち、そろそろクアッドコアのCPUが欲しくなってきたのも事実です。ほんとは秋に登場予定のIntel Core i5(Lynnfield)を買おうと以前から思っていたのですが、思ったより安くならなさそうなのと、一番下のモデルがHyper Threadingに対応していないことがわかり、ちょっと失望してしまいました。そんなタイミングでちょっと前から気になっていたAMD Phenom II X4 940が新モデル発売に伴って値下げされたので、これは買うしかない!とほとんど勢いで購入。新モデルの955もSocket AM3対応で、DDR3メモリが使えるようになっているので速くなってはいるのですが、価格差が5000円以上ありますし、DDR2メモリを流用出来る方が安上がりだろうなと思い、あえてこちらにしました。

    マザーには安いながらも最新チップを載せていて評判の良い、FoxconnA7DA-Sを購入。ふぉっくす紺子で有名(?)なFoxconnですが、OEMが主力なので製品を見かけることは稀で、私も製品を使うのは初めてでした。最初組んだときはHDDからも、Vistaのインストールディスクからも起動しなくて焦ったのですが、USBでつないでるものを最小限にしたら無事に起動。その後もちょっと試行錯誤がありましたが、なんとかOSの再インストールはまぬがれました。

    そしてこのCPUは倍率が可変なので、オーバークロックが容易というのも大きな特徴です。定格は200×15=3GHzなのですが、コア電圧を0.1V上げて1.45Vにすると、3.6GHzが常用できるようになりました。この状態でもCool’n’Quietという機能のおかげで、負荷がかかっていない状態では自動的にクロックと電圧が下がるので、コア温度を下げることができます。一番気になっていたH.264エンコードは4コアになったことによる高速化は思ったほどではありませんでしたが、それでも30%ぐらいは速くなったので、まあ悪くはないです。もっとエンコードで並列化処理が効けば良いんでしょうけどねえ・・・。その代わり、エンコードしながらでも他の作業に支障が出なくなったのは利点かもしれません。

    というわけで、劇的に速くなったというほどではありませんが、並列処理時は確実に快適になった気がします。なにより、ネイティブクアッドコアCPUを使ってるんだ!というのだけでテンションが上がりますね(笑)。