道東・道北の旅3日目(8/22) その2

尾岱沼14:02 – 別海バスターミナル14:49(別海町地域生活バス・別海バスターミナル行き)
ここからは地元の別海町が運行するバスに乗って,いったん別海町の中心部に向かいます。このあたりは公共交通機関がとにかく貧弱なので、ほんとに苦労しました。
運転手は女性の方で、途中整理券の発行もなく、利用するのも地元の人ばかりといった感じでとてもアットホームな雰囲気でした。バスはまず海沿いを走り、本別海へ。ここから方角を西に変えて道道364号線を走るのですが、ここは途中5kmほど道がまっすぐな区間があって、走っててとても気持ちよかったです。ただ疲れていたので、途中でうとうと…。

バスターミナルは売店があって休めるようになっていたので、しばし休憩。売店では牛乳ですっかり魅了された「べつかいの~屋さん」シリーズの商品が置いてあったので、コーヒー牛乳とヨーグルトを買ってみました。コーヒー牛乳も牛乳がおいしいからか今まで飲んだことないようなおいしさで、ヨーグルトもこれまたおいしかったです。

このシリーズにすっかりはまってしまった私は、バスターミナルを出てすぐ近くにあるスーパーへ。ここでも飲むヨーグルトこめちち屋さんと言うのを買ってみました。飲むヨーグルトはその場で飲みましたが、こめちち屋さんは缶入りで日持ちしそうだったので、3本買ってお土産に持って帰ることに。『発芽玄米とにんじんをペースト状にし、オリゴ糖と良質な生乳をミックスした健康飲料です。』ということでどんな味だろうと思ったのですが、意外とおいしかったです。

まだ乗り継ぎのバスまでは1時間ほどあったので、5分ほど歩いたところにある別海町郷土資料館へ。駆け足で見ただけでしたが、このあたりの開拓の様子がわかってなかなかおもしろかったです。20年前までは国鉄標津線がこのあたりを走っていたので、その当時の写真なんかが特に興味深かったなあ。

別海16:19 – 厚床16:45(根室交通中標津線・厚床行き)
別海からは、その国鉄標津線がバス転換された路線に乗ります。別海を出てすぐ雪印の工場の横を通り過ぎ、ここからひたすら国道243号線(パイロット国道)を南下。このあたりは国道の左右見渡す限り牧場で、まるで日本じゃないような雄大な景色が広がっていました。

途中かつて奥行臼駅があったところは駅舎が保存されているようでした。時間があれば見たかったなぁ。そしてバスは根室本線(花咲線)の厚床駅前に到着。

↑厚床駅の駅舎はなかなかモダンな感じでした。ここから列車に乗っても根室に行けるのですが、今日は18きっぷを使っていなかったので、ここからもバスの旅が続きます。

厚床17:00 – 北斗小学校前17:38(根室交通厚床線・有磯営業所行き)
ここから方角を東に変えて、根室を目指します。バスは国道44号線をひたすら東進。このあたりも牧場が多かったです。途中春国岱(しゅんくにたい)という砂州の横を通りましたが、なんとなく野付半島と雰囲気が似てるなーと感じました。ちなみにこのときの運転手の方とは、このあと何度も顔を合わすことになります。

やがて根室市街が近づくにつれ、風景がだんだんと街っぽくなってきました。根室は東の最果てというイメージと違って、どちらかというと神戸とかに雰囲気の似た港町でしたね。
このまま根室駅前まで行っても良かったのですが、今晩泊まるホテルはその前のバス停の方が近かったので、そこで下車。そこでふと見上げると道路標識にロシア語が併記されていて、おおっと思いました。それだけ根室に来るロシア人が多いんでしょうねー。

↑上から順に「ノサップ岬」「根室駅」「インフォメーションセンター」と書いてあります(たぶん)。ロシア語はローマ字読みできるので、ロシア語を見つける度に読みあさっていました(笑)。

とりあえずホテルにチェックインした後、再び外出することに。まず根室駅に向かい、ここからまたバスに乗ることにします。

根室駅前ターミナル18:28 – 光洋中学校前18:37(根室交通市内線・公住入口行き)
根室市内のバスはそこそこ本数も多く(といっても1時間間隔でしたが)、利用者もそこそこいました。もうこの時間になると日も落ちてきて暗くなってきましたが、まだ行きたい場所があったのでめげません!バスは途中営業所を経由したのですが、そこで運転手が交代し、乗り込んできたのがなんと先ほど根室まで来たときの運転手さんでした。なんとなく気まずい気分になりながら(笑)、バスを降りました。

ここでバスを降りたのは、東根室駅に行きたかったからです。列車で来るともっと待たないといけなかったので、手っ取り早くバスで来ることにしました。

↑東根室駅へはちゃんと案内看板が出ていました。これでわかるとおり、東根室駅というのは日本最東端の駅なのです。ここまで来たら外すわけにはいかないスポットです。

バス停から東根室駅は歩いて3分ぐらいでした。もうあたりは真っ暗でしたが、駅標なんかを撮影することにします。



最後の写真は水銀灯のせいでずいぶん色合いが変になってしまいました…。東根室駅は片面1線の簡素な無人駅で、なんだか雰囲気がありましたねー。

東根室18:51 – 根室18:54(根室本線・普通根室行き)
列車はほどなく到着するはずだったのですが、なかなかやってきません。私の他にも1人列車を待っている方がいたのですが、「(列車)来ませんねー」なんて話をしながら待っていました。その方に「まりも」に乗ってきたかどうか聞かれたのですが、あとで調べたところ、札幌-釧路間を走る夜行特急「まりも」がこの夏で廃止になったようですね。知らなかった・・・。ただその方はここまで来るのに根室から歩いてきたそうで、がんばるなぁ・・・。他にも根室駅で東根室駅の入場券(硬券)を買えると教えてもらったので、あとで買うことにしました。しばらくして列車は無事到着。1両編成でしたが結構乗客は多かったですね。ほんとは列車に乗って日本最東端の駅に降り立ちたかったところですが、ダイヤの都合上仕方ありません・・・。根室までは一駅なので、あっという間でした。

駅を降りてから、夕食を食べに行くことにします。ホテルを出るときにおすすめの店を聞いてきたので、そこに行くことに。途中でポスフール(イオングループのスーパー)に立ち寄り、お土産に根室産の缶詰をいくつか買いました。その後「我が家」という居酒屋へ。昨日も飲んだ北の勝をちびちびやりながら、サンマの刺身や焼きガキ、めふん(鮭の腎臓の塩辛)なんかを食べましたが、どれもうまかったなー。

↑サンマの刺身。左にある黒いのがめふんです。


↑カキは当たったことがあるので普段あまり食べないのですが、これは文句なしにうまかった!

そんな感じでおいしいものをいろいろ食べて外へ出ると寒い!まだ8月というのにこの寒さはなんだ…と思いながら、10分ほど歩いて宿に戻りました。翌日はノサップ岬に行くため5時起きの予定だったので、早々に就寝…。

コメント 2

まりあ2009年4月15日 21:31

写真からでも景色の雄大さが伝わりますよ。実際に見たら本当にすごいでしょうね!!日本じゃないみたいです。

私、「日本最大の・・」とか「日本最古の・・」とか「最○○」に弱いです(笑)なぜか感動します。

北海道には東根室駅のような素朴な駅が他にもあると本で読んだことがあります。こういうのんびりした雰囲気、良いですね♪

aPony2009年4月15日 23:42

>まりあさん
北海道でもやっぱり道東は雄大さが違いますよー。
私も「日本最○○の○○」ってやつには弱いです(笑)。ついつい行ってしまいますね。
途中の通過駅で風情のある駅はたくさんあったので、時間があればゆっくり降り立ってみたかったなぁ。

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