前日は荷造りやらなんやらで3時間しか寝られず、眠い目をこすりながら6時前に起床。ばたばたと準備を済ませて最寄り駅に向かいます。雨が心配だったのですが、降らなくてほんとに良かった…。
大阪駅8:07発の関空快速に乗り、9:20関空着。今回は土曜日出発だったこともあり、余裕で座って行けました。到着後すぐにチェックインカウンターに向かいましたが、前回と違ってがらがらだったのは、もうチェックイン済ませた人が多かったからかもしれません。私は今回もインターネットチェックインを済ませていたので、荷物だけ預けて手続きは終了。それから手荷物検査場に向かいましたが、ここは行列ができていました。
今回も前回と同じKLMオランダ航空KL868便を利用したのですが、やはり出発予定時刻は10分早くなっていました。まだ搭乗開始時間までは30分ほどあったのでラウンジでしばらく時間をつぶし、搭乗開始を待ちます。結局搭乗開始が遅れた影響で、出発時刻はほぼ予定通りの11:05でした。今回座席は最後尾だったので、座席はあんまり倒せませんでしたが、その代わり足下に荷物が置けるので広々と使うことができたのは良かったです。
そしていよいよテイクオフ!毎度のことながら手に汗握る瞬間です。しばらくして安定飛行に入り、飲み物が供された後、1回目の機内食が出てきました。この機内食はホテル オークラ アムステルダムの監修だとかで、なかなかおいしかったです。もちろん前回おいしかった赤ワインも注文(笑)。今回も前回と銘柄は違いましたが、なかなか味の良いチリワインでした。

そういえば今回イタリアに行くにあたってヴェネツィアのゴンドラ漕ぎがモチーフとなっているARIAというアニメをおすすめされたのですが、旅行前は準備でばたばたしていて見る余裕がなかったので、iPodに転送して機内で見ることにしました。ARIA自体はとても見てて和む作品だったので、旅行への期待も高まります。
しかしその後寝たりしているとだんだん頭が痛くなってきました。んー、これはワインが悪かったのか、もともと体調が良くなかったのか…。とにかく気分が悪くてちょっとつらかったです。そんな中2回目の機内食が出ましたが、果物やケーキはおいしかったものの、マカロニがまずくて食べるのがきつかったです。

今回隣には熟年夫婦が乗っていたのですが、なんでも中央ヨーロッパ10日間の旅に向かう途中だそうで、うらやましいなーと思いながら話を聞いていました。私もこれぐらいの年になっても旅行とかしていたいなぁ。
そんなわけで体調最悪のまま、ほぼ定刻通りの15:40にアムステルダム・スキポール空港到着。前回より到着が40分ほど早くなっていましたが、結局乗り継ぎのために2時間ほど待たないといけなかったので、あんまり意味がありませんでした。ただ乗り継ぎ便の出発が前回が20:00出発だったのに比べると、今回は18:00だったので、格段に早かったです。やっぱり乗り継ぎ時間は短いに超したことありませんねー。帰りならまだ免税店見たりする楽しみがありますが、行きは荷物増やしてもしょうがないですし。
まだしんどかったので、搭乗ゲート付近でじっと座って搭乗開始を待ちます。そういえば腕時計の時刻を合わせなきゃと思い必死に操作していたのですが、なかなかうまくいきません。もともとは普通のアナログ時計を持ってくるつもりだったのですが、出発するときについいつも使っている電波時計を付けてきてしまったので、操作方法がわからないのです。タイムゾーンを合わせる方法はわかったのですが、なぜか1時間ずれてしまうので、仕方なく無理矢理隣のタイムゾーンに合わせることにしました。これは結局サマータイムの関係でそうなってたのですが、とにかく説明書見てくるんだったと後悔しきりでした。
17:30頃に搭乗が開始され、機内へ。前回と違ってバス輸送ではなく、ボーディング・ブリッジで搭乗ゲートから直接乗り込むことができました。そして定刻より5分早く出発。席はまた最後尾の右端でしたが、1時間ちょいのフライトなので、さほど気になりません。私の隣には東洋人とおぼしき若い男性が1人で座っていたのですが、日本人かどうか結局わからないままでした。機内食ではサンドイッチが出されたのですが、おなかもそれほど空いていなかったので、後で食べるためカバンにしまいます。
19:20、ミラノ・マルペンサ空港に到着。いよいよイタリアの地に上陸です。まずはバゲージクレームで荷物が出てくるのを待ちます。しかしなかなか出てこないので、ここがイタリアなだけにだんだん心配になってきました。結局最後の方に出てきて一安心。空港を出たときにはもう20時前になっていました。
ここからミラノ中心部までは鉄道がバスに乗らないと行けないのですが、今夜泊まる宿へはバスに乗った方が近かったので、バス乗り場へと向かいます。料金が微妙に違うバス会社2社がそれぞれ20分おきにバスを走らせているのですが、あらかじめ調べてきた時間と微妙に違う上に、少し値上げしていたのでいきなりとまどってしまいました。それでもなんとかチケットを買い、20:15発のバスに乗り込みました。
バスの車内では後ろで女性がずーっと携帯電話でしゃべっているのが気になって仕方ありませんでした。でもちょっとイタリア語に耳を慣らす練習にはなったかな。あとやっぱりドイツと違って治安が若干心配で、座っていてもなんだか落ち着きません。そして21:10頃にミラノ中央駅に到着。結構遠かったなぁ…。さすがに時間が時間なので、あたりは暗くなりはじめていました。
ミラノ中央駅付近はあんまり治安が良くないらしいと読んでいた上に時間も遅かったので、警戒モード全開で駅を突っ切って反対側へ。今夜泊まるホテルは幸いすぐに見つかったのでほっとしました。さっそくチェックインを済ませて部屋へ。ホテルのwebページには書いていませんでしたが、このホテルでは無料でWi-Fiアクセスが使えたので、持ってきたアドエスで無線LAN接続してtwitterにイマココ!書き込みをしました(笑)。こういうときアドエスって軽いし便利だなーと改めて感じますね。
そしてさっき機内食でもらったサンドイッチをいただきます。こういう何気ないサンドイッチなんかが日本と違ってやけにおいしいんですよね。やっぱり原料の違いでしょうか。そして頭痛の痛み止めの薬を飲んで、目覚まし時計をセットしようとしたところ、なんと電池が切れているではありませんか。ちゃんとチェックしとくんだった・・・。仕方なくアドエスのアラーム機能を使うことにして、就寝…。

翌日はバイオリンの街、クレモナへ行ったりミラノ市内を観光したりする予定ですが、それはまた次回。
2009年12月18日 01:06
旅行 |
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隔週水曜日にお届けしていますRadioあぽにぃ、本日22時頃から放送予定です。
久しぶりにゲストなしでの放送ですので、新曲紹介が中心になると思いますので、お暇な方はぜひおつきあいください。
放送URL↓
http://std1.ladio.net:8090/apony.m3u
掲示板↓
http://jbbs.livedoor.jp/radio/10104/
2009年12月9日 20:53
VOCALOID,
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今日はこれから夜行バスに乗って山口県に行ってきます。目的は去年から応援している宅録系一人バンド、KNOTS(ノッツ)さんのCDデビュー記念ライブを見に行くためです。とんぼ返りで帰ってこないといけないので強行軍ですが、楽しんでこようと思っています。
2009年11月28日 23:00
旅行,
音楽 |
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ちょっと風邪をひいてしまいましてのどの調子があまり良くないのですが、
Radioあぽにぃ、本日22時頃から放送予定です。
今回はなんと、先日プラスチック・ガールが殿堂入りを果たしたkiichiさん(なんとかP)をゲストにお迎えする予定ですので、お楽しみにー。
放送URL↓
http://std1.ladio.net:8090/apony.m3u
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http://jbbs.livedoor.jp/radio/10104/
2009年11月25日 19:54
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普段はあんまり海の近くに住んでいるという認識がないのですが、実は家から大阪湾までは直線距離で15kmぐらいしか離れてないのですよね。なので一度自転車で海を見に行ってみよう!ということで先日出かけてきました。
このあたりは埋め立て地だらけなので地形が複雑なのですが、地図で見る限りでは武庫川方面に出るか、舞洲方面に出るか悩んだのですが、舞洲には一度行ってみたかったので、こちらに向かうことに。家を出てまずは阪神高速11号池田線沿いに南下します。

↑神崎川を渡ると大阪市内に入ります。
その後御幣島の五叉路を(今回は間違えることなく(笑))大和田方面に進み、新伝法大橋を渡るとそこは此花区です。

↑阪神なんば線。やはり近鉄の車両が走っているのを見ると不思議な気分になりますね。
伝法からはひたすら西へと進みます。途中、新淀川の河川敷が気持ちよかったので、ちょっと休憩。


そして阪神高速5号湾岸線を越えると、ヨットが見えてきます。すぐ近くに北港ヨットハーバーがあるからですね。



↑北港ヨットハーバー。このあたりはリゾート地のような雰囲気がただよっていました。
そして常吉大橋を渡るといよいよ舞洲に突入です。このあたりは2008年オリンピックを誘致していたころの名残で、スポーツ施設が数多くあります。思っていたよりもにぎわっていたので、ちょっと安心しました。まあこの先の夢洲はほぼ手つかずの状態なのですが・・・。
舞洲をさらに西に進み、ようやく海に到着!途中だいぶ寄り道をしたので2時間ほどかかりましたが、ここまで距離的には約23kmでした。

↑はるか彼方にはうっすらと明石海峡大橋も見えました。

↑パナソニックの新しいプラズマディスプレイ工場。こんなところにあるんだなぁ。
念願の海を見られたので、ちょっと寄り道をしつつ帰ることにします。

↑大阪市のゴミ処理場。噂には聞いていましたが、ほんとにポップな建物でした。一度社会見学に来てみたいなぁ。


↑此花大橋を渡ると、対岸はUSJのすぐ近くです。このあたりは大きな船舶が行き交う関係で橋が高く、対岸に着いてから地上に降りるまですごいループが待っていました。
USJを横目に見つつ、南港方面に向かうため、天保山渡船場から渡船に乗ることにします。ここは日中30分に1本しかないので、ちょっと待たされました。

↑天保山渡船はUSJの従業員もよく使うせいか、外国人利用者がとても多いです。渡船は地味な存在ですが、水都大阪を象徴する乗り物だと思います。無料ですしね!

↑対岸に観覧車と海遊館が見えています。

↑船内はかなりぎゅうぎゅう詰めでした。もうちょっと本数増やしたら良いのになぁ。

↑天保山渡船は他の渡船に比べて船体がやや大きめです。

↑せっかく天保山に来たので、登頂してみました。標高4.53mです(笑)。かつては日本一低い山だったのですが・・・。
天保山からは甚兵衛渡を経由して大正区へ。ここからさらに東へと向かい、なんばに立ち寄ってから帰宅しました。この日の走行距離は約50km。さすがに足ががくがくになりました・・・。
2009年11月18日 23:59
旅行 |
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というわけで去年夏の北海道旅行記、やっと書き終わりましたー。半分行かないところで筆が止まってしまって、完結が危ぶまれましたが、なんとかかんとか書き終わることができました。今思い出しても北海道は楽しかったですねー。特に夏なのに涼しくて魚介類がおいしいところがすばらしい!また行ってみたいですが、次回はまた九州方面に行ってみたいなぁと思ったりしています。
さて、これからは今年夏のイタリア旅行記を書き始めなければ・・・こちらも写真が1300枚以上あるので、まず選ぶところから一苦労なんだろうなぁ・・・がんばりまっす!
2009年11月15日 02:02
日常 |
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長かった道東・道北の旅もいよいよ今日が最終日です。6時頃に起床して衣類を圧縮パックに詰めて荷造りを済ませ、朝食を取りにホテルのレストランへ。8時ちょっと前にホテルをチェックアウトし、稚内駅のコインロッカーに荷物を預けます。

↑朝の稚内駅。
稚内駅前バスターミナル8:10 – 宗谷岬8:56(宗谷バス 大岬線・大岬小学校行き)
まずはバスターミナルで往復乗車券を買い、車内へ。まだ朝早い時間帯にもかかわらず、それなりに観光客の姿もありました。バスはしばらく市街地を走った後、国道238号線を宗谷湾沿いに北東方向に進んでいきます。あいにくの天気だったのであんまり景色は楽しめませんでしたが、左手にはずっとオホーツク海が広がっていました。そして約50分で日本最北端の地、宗谷岬に到着!
バスを降りた瞬間、思わず寒っ!と言ってしまいました。まだ8月なのにこの寒さは一体・・・。まだ観光客の姿はまばらだったので、写真を撮りまくることにします。

↑「日本最北端の地」モニュメント。

↑天気が良ければ対岸のサハリンが見えるらしいのですが、天気が悪くてなにも見えませんでした。

↑只今の気温10.0度!そりゃ寒いわけです・・・。
その後すぐそばのみやげ物屋でおみやげを物色した後、併設の流氷資料館へ。ここはさらに寒くて-9度でした。余計寒い思いしに行ったようなもんだ・・・。まだバスの時間までは少しあったので、バス待合室で待つことに。ここにはコミュニケーションノートのようなものが置いてあったので私も書いたのですが、見てると結構バイクや自転車で来てる人が多かったですね。バイクはともかく、自転車でここまでとはがんばるなぁ。稚内市街からでもそれなりに距離ありそうなのになぁ。
宗谷岬9:33 – 稚内駅前バスターミナル10:25(宗谷バス 大岬線・稚内駅前ターミナル行き)
帰りのバスはなぜか行きよりたくさんの観光客がいて、この人たちは一体どこから・・・と不思議に思いました。前日から泊まってらっしゃたんでしょうか。しかしさっきまでの寒さにやられたせいか、頭が痛くなってきたので帰りはずっと寝て過ごしていました。
バスターミナル到着後は、前日買い忘れていた稚内駅の入場券を買い、しばらくあたりを散策します。


↑♪たおやかな恋でしたー(笑)。

↑北防波堤ドームは古代ローマの建造物を思わせる造りで、興味深かったです。
稚内駅前バスターミナル11:00 – ノシャップ11:11(宗谷バス 坂の下線・稚内駅前ターミナル行き)
ここから再びバスに乗り、今度は稚内駅からすぐ北の方角にある、ノシャップ岬を目指します。このバスは結構地元の人も多く乗車していました。そしてあっという間にノシャップに到着。
ノシャップで一番楽しみにしていたのが、「漁師の店」という食事処です。ここでウニとご飯を購入し、その場で食べることができるのですが、とにかく安いのです。ほんとに丼たっぷりのウニ丼を1500円で食べられて、大満足でした。ウニがとにかく甘くてつぶつぶで、ほんとにあれは今思い出してもよだれが出るなぁ・・・。そしてついでに頼んだ宗八カレイの干物も80円だったにもかかわらず予想外のうまさでもうご飯が進む進む。あー、また行きたいなあー。

↑漁師の店。2階はライダーハウスになっていて、宿泊することもできるようです。

↑横のお店で買った魚をここで食べることができます。

↑そしてこれがウニ丼!ほんとうまかったー!!
セルフサービスなので丼をお店の人に返して店を後にし、ノシャップ岬へと向かいます。ここは幼稚園児が遠足に来ていて、なにやらにぎやかでした。近くのおみやげ物屋に入り、お土産を買います。

ノシャップ岬には稚内市立ノシャップ寒流水族館があったので、とりあえず入ってみることにしました。入場料400円とは良心的ですねー。中に入るといきなりゴマフアザラシが泳ぎ回っていて、アザラシって泳ぐとすごく速いんだなーと思いながらみていました。ほかにもペンギンがいたりして癒されました。


しかし最高に癒されたのはなんといってもこのアザラシ君です!

す、水中で立ってる-!!私以外誰も見ていないにも関わらず、無心で水中で立っている姿に、私の目は釘付けになりました。このアザラシ君、もしかしたら有名人(?)なんでしょうか。時折口を開けたりして、とにかくしぐさがいちいちかわいくてしょうがありませんでしたよ。


10分ほどアザラシ君をながめ、ようやく水族館の中に入ります。入ってすぐにクリオネがいて、ちょっと感動しました。クリオネを実際に見るのは初めてでしたが、ふわふわ泳ぐ様がかわいいですね。ほかにもファインディングニモのモデルになったカクレクマノミや、ドクターフィッシュなどのおもしろい魚がたくさんいました。


↑ドクターフィッシュは人間の古くなった角質を食べる性質があり、ドイツではドクターフィッシュによる治療には保険が適用されるそうです。私も実際に手を入れてみましたが、入れてしばらくするとドクターフィッシュがたくさん寄ってきて、皮膚の表面をついばまれるのでくすぐったかったです。

↑いかにも悪者っぽいウツボ。
小さいながらも楽しかった水族館を後にし、今度は近くにあった北海道一高い稚内灯台を見たり、南極越冬隊資料展示館に入ったりしました。映画「南極物語」を見たことがないので詳しくは知らなかったのですが、あのタロとジロはもともと稚内で普通に飼われていた犬だったんですねー。当時の新聞記事が展示されていて、とても興味深かったです。

↑南極第一次越冬隊が実際に使用した居住棟。パネル式で現地でも簡単に組み立てられるようになっています。
居住棟の内部ではこの居住棟の設計資料が展示されていて、おもしろかったです。なにしろ当時の日本にとって南極での越冬は初めてのことでしたから、環境条件などもほとんど未知の状態で、手探りの中設計が進んだようですね。とにかく細部にわたるまでいろいろと検討され、この建物は生まれたようです。ちなみに実際に請け負ったのは竹中工務店で、当時の様子は「南極物語」に詳しく書かれています。


↑隊員の個室はまるでカプセルホテルのような狭さでした。これは閉所恐怖症の人には無理かも・・・。
見学を終え、バス停へと戻ります。最初見ていたバスの時刻表は2時間に1本ぐらいしかないので焦っていたのですが、実はノシャップまでは市内線も走っていて、こちらは約15分に1本の割合だったので余裕でした。最初からこれに気づいていれば焦らなかったのになぁ。
ノシャップ13:56 – 稚内駅前通14:06(宗谷バス 市内線・潮見5丁目行き)
というわけで市内線に乗車。最初乗客が私以外全然いなくて、運転手さんに話しかけられました。それで北海道を一人で旅行していることなんかをしゃべっていたのですが、次来るときは是非新婚旅行で!と言われてしまい、思わず苦笑・・・。このバスは駅前バスターミナルには行かないので、駅前通バス停で下車します。
バスを降りるとちょうど近くに稚内市役所が見えたので、トイレを借りるために立ち寄ってみました。平和そうでうらやましかったなぁ・・・。よく見るとこのあたりの道路標識にもロシア語が表記されていました。
その後少し歩いて真新しいフェリーターミナルへ。ここから利尻島や礼文島などに渡ることができるのですが、思ったより観光客が多くてびっくりしました。次来るときは是非渡ってみたいなぁと思いながら、売店で買った稚内農協の宗谷産塩アイスをいただきます。このアイスは甘さの中にほのかに塩味がして、おいしかったなー。
フェリーターミナルの向かいには国際旅客ターミナルがあり、ここからサハリンのコルサコフ港まで定期便が出ているようです。ここからロシアに渡ることができるのかーとなんだか感慨深かったです。ただ毎日運行しているわけではないようで、この日は閉まっていました。

↑ロシアに渡るためにはパスポートのほかにビザも必要です。
そろそろ良い時間になってきたので、稚内駅に戻り、荷物を取り出します。それから駅に併設されている「ふじ田」でカニめしを購入。その場で作ってくれるカニめしは1050円ながらカニの爪がたくさん入っていて、とてもぜいたくなお弁当でした。これは家に帰って食べることにします。
稚内駅前バスターミナル15:20 – 稚内空港ターミナル15:50(宗谷バス空港線・稚内空港ターミナル行き)
カニめしが予想外に時間がかかったので焦りましたが、なんとか空港行きのバスに乗り込むことができました。このバスは途中下車ができないので、車内は観光客でいっぱい。車内アナウンスも自動放送で、ちょっと普通のバスとは雰囲気が違いましたね。稚内空港は宗谷岬に向かう途中にあるので、途中までの景色は同じでそれほど目新しさはなかったです。
稚内空港はほんとに小さな空港でしたが、観光シーズンということもあって結構賑わっていました。フライトまでそれほど時間はなかったのですが、おみやげを物色したりして出発を待ちます。
稚内空港16:30 – 関西空港19:00(全日空・ANA1798)
というわけで北海道ともいよいよお別れです。もっと小さい飛行機かと思っていたのですが、行きに乗ったのと同じような機体でした。帰りは2時間半のフライトですが、それでも旭川-稚内間だけで6時間以上かかったことを思うと、ほんとにあっという間でした。
大阪は暑いんだろうなあと思いながら降り立ったのですが、雨のせいか意外と涼しく感じました。ただ湿気はやはりすごかったです。そして関空に着いても、ここから家までがまた遠いんですよね・・・。関空快速に乗り込み、21時前頃になんとか帰宅しました。

↑旅行の証、18きっぷ。最初の大阪の印は山口に行くために使ったところなので、今回は4日分しか使ってません。
というわけで2008年夏の北海道旅行記はこれで終わりです。長くなりましたが今までおつきあいくださいまして、ありがとうございました!このあとは2009年夏のイタリア旅行記に続きます。
2009年11月15日 01:50
旅行 |
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特に早起きする必要もなかったので、7時頃起床。シャワーを浴びてから朝食をとりに近くのロッテリアに向かいます。朝食にコーヒー飲むのも久しぶりで、なんだかとてもおいしく感じました。食べ終わってから一旦ホテルに戻り、昨日まとめた荷物を送るために郵便局へ。それからホテルをチェックアウトし、一旦駅のコインロッカーに荷物を預けて、旭川の街を散策することにしました。
まず向かったのは旭川の有名な蔵元、高砂酒造の明治蔵です。内部は懐かしいポスターや看板が展示されていたり、雪中貯蔵のタンクが置かれていたりと、おもしろいものがいろいろありました。そして直売店で5種類ほど試飲させてもらいましたが、もうとにかく「大吟醸 一夜雫」が抜群にうまかったのが印象的でした。そりゃあ精米歩合35%の山田錦を使用し、アイスドームにつるした酒袋から自然に滴り落ちる雫だけを集めたお酒がおいしくないわけがありません。720mlで4500円ほどするのでさすがに買えませんでしたが、あれはまた飲んでみたいなぁ。結局おみやげには、値段の割においしかった「純米吟醸 国士無双 あさひかわ」と猪口を買いました。

↑高砂酒造 明治蔵。入り口には杉玉がつるされていました。

↑明治蔵の内部。懐かしいポスターや、歴代首相直筆の「国酒」の書などが飾ってありました。

↑雪中貯蔵タンクが、雪ごと冷凍室のようなところに置かれていました。雪中貯蔵の利点は、温度変化が少なく安定した熟成が進むことだそうです。
高砂酒造を出るとそろそろ11時だったので、旭川で有名なラーメン屋「山頭火」旭川本店で少し早いお昼を食べることに。時間が時間だったのでお客さんは少なく、ゆったりと食べることができました。旭川ラーメンと言えば前日に食べた醤油ベースのラーメンが多い中、山頭火は塩がメインです。とんこつラーメンを思わせる白濁したスープはとてもあっさりしていて、とろとろのチャーシューと相まってとてもおいしかったなぁ。


↑トッピングの小梅が印象的です。味的にもアクセントになっていました。
その後、買物公園という旭川随一のショッピングストリートをぶらぶらし、時間つぶし。その後駅に向かいます。
旭川12:25 – 名寄13:56(宗谷本線・普通名寄行き)
ここからはいよいよ北海道最北端の地を目指して北上開始です。まずは途中の名寄行きの普通列車に乗り込みましたが、普通列車といっても途中いくつかの駅は通過するようになっていました。列車自体は2両編成でしたが、乗客はそれほどでもなかったです。

↑旭川駅にて。2両編成の列車に乗るのは久しぶりです(笑)。

↑名寄駅のホーム。なんだが旅情がありました。
名寄14:14 – 稚内18:49(宗谷本線・普通稚内行き)
いよいよ列車旅もこれが最後です。名寄駅で乗り換えたのは4,5人でしたが、みんな旅行者のようで、地元の人が全然いないのが寂しかった・・・。でも旅行者自体も思ってたよりは少なかったですね。

↑ここからは1両です。
名寄まではそれなりに街もあったのですが、ここからは原野が広がる風景が増えていきます。そして北海道内でもっとも人口の少ない村、音威子府(おといねっぷ)に到着。音威子府では1時間20分も停車時間があったので、まずは名物の黒い駅そばを食べることに。この駅そばのことは車内の他の旅行者の話を横で聞いていて知ったのですが、結構有名らしいですね。そばの味がしっかりしていて、とてもおいしかったので、人気があるのもうなずけました。


↑ほんとにそばの色が真っ黒で最初はびっくりしました。
おみやげにも生そばを買い、駅構内にある天北線資料館(平成元年に廃止された、音威子府からオホーツク海側を経て稚内に至る路線)を見学したり、駅の近くにある道の駅でハスカップようかんを買ったりして時間をつぶします。それからたまたま見つけたお菓子屋さんで売られていた「鮭みそパン」を購入。鮭みそパンといっても形が鮭の形をしたパンに味噌を塗ったもので、鮭は入っていません。味噌の味もそんなに強くなくて、ほのかに甘い味がしました。なんでも関西のテレビも取材に来たそうで、お店の人によればトミーズ雅と月亭八光が来たそうです。



そして16:31、再び列車は発車。途中の天塩中川で学生が一気に乗ってきてにぎやかになりましたが、彼らも幌延でみんな降りていき、また車内は静かになります。幌延を出ると進行方向左手にサロベツ原野が広がり、そこに沈む夕陽と相まって、とても綺麗に見えました。

ずっと大自然の中を走ってきた列車ですが、急に建物が増え始めたと思ったら南稚内駅に停車。そして18:49、ついに日本最北端の稚内駅に到着しました!さすがにホームに降りたった時は感慨深かったですねー。稚内の地には飛行機とかではなく、絶対に宗谷本線で行ってやろうとかねがね思っていたので、ようやく念願叶った瞬間でした。


↑日本最北端の車止め。

↑見えにくいですが「最北の駅 稚内」と書かれています。
稚内駅ではここまで一緒だった旅行者全員で撮影大会(笑)。日本最北端の~というモニュメントを撮りまくっていました。駅を出てまずは駅前のみやげ物屋に入り、おみやげを物色。その後駅近くのホテルにチェックインし、荷物を置いてから夕食を食べるために外出します。ホテルから1km弱離れたところにある稚内副港市場のぶっかけ丼がおいしそうだったのでそこまで歩いていったのですが、着いた頃には店が閉まっており、途方に暮れてしまいました。仕方ないので検索でひっかかった「うろこ市」へ。ここはネットショッピングで有名なお店みたいですが、中の「海鮮炉端 うろこ亭」で飲食もできます。お客さんは私以外に1人だけで寂しかったですが、「笑ってコラえて!」にも登場したらしい「うろこ市丼(1500円)」をいただきました。なかなか豪華な丼で、おいしかったなぁ。

食べ終わり、ホテルへと帰ります。夜の海沿いは暗くてちょっと怖いぐらいでしたね。この旅も明日でいよいよ終わりだと思うとちょっとせつなかったですが、明日に備えて21時過ぎには就寝。
明日はいよいよ日本最北端の地、宗谷岬に向かいますが、それはまた次回。
2009年11月12日 21:52
旅行 |
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Radioあぽにぃ 第10回、本日22時頃から放送します。お暇な方はぜひおつきあいくださいー。
今回は友人のhirotomo氏をゲストにお呼びする予定です。
放送URL↓
http://std1.ladio.net:8090/apony.m3u
掲示板↓
http://jbbs.livedoor.jp/radio/10104/
2009年11月11日 21:27
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増毛15:48 – 留萌16:13(留萌本線・普通深川行き)
試飲でほろ酔い気分のまま増毛を後にし、再び留萌に戻ります。増毛駅は無人駅だったので、入場券は留萌駅で買うことができました。もちろん留萌駅の入場券も一緒に購入。

↑留萌駅構内にあった数の子のオブジェ。留萌といえばニシンで有名な街なのでわかるのですがつぶつぶ感が若干気持ち悪い気も・・・。

↑留萌駅の駅舎。左上のFMもえる、がすごく気になります(笑)。
駅を出て、まずは駅前商店街にある観光案内所へ。ここではおみやげ物も販売していたので、名物のニシンを買い、アイスクリームをその場で食べました。その後ニシンが名物なんだったらニシンそばが食べたいと思い街中のそば屋さんを探したのですが、どこもやってないようでした。まあニシンそばって関西のものですから、ここでは食べられてないのでしょうね・・・。
その後西へ進路を変え、日本一の夕陽が見られるという黄金岬へ向かいます。


↑鉄橋が二つあるのは、昔支線があった名残でしょうか?
黄金岬までは2km以上あるので、歩いていくのはちょっと時間がかかりました。近道をしようとして道に迷ったりしながら、17時過ぎに黄金岬に到着。ただまだ陽が落ちるまでには時間があったので、しばらくカモメを撮ったりしながら時間をつぶします。



ほんとは日が沈むまで粘りたかったのですが、18:18発の列車に乗らないといけなかったので、17:50頃に撤収。でもそれなりにきれいな夕陽を見ることができました。


留萌駅への帰りも道を間違えてちょっと焦りましたが、なんとか発車3分前には駅に戻ることができました。
留萌18:18 – 深川19:13(留萌本線・普通深川行き)
帰りの車内は地元の人だらけで、なんだかなごみました。学生も多かったなぁ。そして陽もどんどん沈んでいきます。
深川市立病院前19:20 – 旭川バスターミナル20:11(空知中央バス 深旭線・旭川バスターミナル行き)
深川発の普通列車は22:05までなく、また特急列車に乗ると高くつくので、帰りはバスに乗ることに。バス停の場所が駅から遠い上に時間がタイトだったのでちょっと焦りましたが、途中からダッシュしたおかげでなんとか目的のバスに乗ることができました。けれども次のバス停が駅近くの交差点だったので、ここから乗れば良かったのかー、とあとで気づきました。やられた…。
深川を出てしばらくすると一已町(いちゃんちょう)に入るのですが、ここから「一已○丁目」というバス停がひたすら続きます。最後は一已13丁目まであり、もうええわ!って思わず心の中でツッコみそうになりました(笑)。
乗客は地元の高校生が多く、車内は結構にぎやかでした。ですがその高校生たちも途中の納内(おさむない)あたりで次々と降りていき、最終的には私一人になってしまいました。あたりの風景もどんどん人里離れて真っ暗闇と化していくので、寂しかった…。なので途中で長いトンネルを抜け、高台から旭川の夜景が眼前にぱあっと広がった時は、ちょっと感動しました。そして約50分で旭川に到着。
バスを降り、まず駅のコインロッカーに預けた荷物を取り出して、今日泊まるホテルへと向かいます。旭川は駅前ビルにアニメイトが入っていたり、コールドストーンアイスクリームの屋台があったりして、改めて都会っぽいなぁと感じました。ホテルはぎりぎりまで安いところを選んだのでちょっとぼろかったですが、まあ寝られれば良いので文句は言いません。荷物だけ置き、遅い夕食を食べに外へ。
もう魚介類は食べ飽きていましたし、せっかく旭川に来たんだからここはラーメンだろう!ということで、「味特」というお店へ。最初客が自分一人だけでちょっと不安になりましたが、すぐにほかのお客さんがやってきていました。北海道のラーメンって味噌のイメージが強いのですが、旭川ラーメンは醤油が多いんですね。ここも結構濃いめの醤油味で、分厚いチャーシューと相まってなかなかおいしかったです。
そして今日はお酒を飲んでない!というわけで、帰りにコンビニに寄り、北海道限定販売のサッポロクラシックとソーセージを買い、ホテルへ戻って晩酌。サッポロクラシックは味が濃くてすっきりとしていて、結構自分好みの味でした。その後ゆうパックで家に送る荷物をまとめて今日は就寝…。

翌日はいよいよ日本最北端の稚内に向かいますが、それはまた次回。
2009年11月11日 01:11
旅行 |
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