カテゴリ: ハードウェア

    あー、ケータイほんまどうしよ…

    こないだ修理に出したアドエスですが、昨日ウィルコムカウンターから電話がかかってきました。なんでも症状が再現されなかったとのことで、えー!って感じです。ただウィルコムカウンターの店員さんも不具合のせいで電話帳を写せなかったぐらいなので、それは伝えてくれたそうなのですが、一応対策としてメイン基板の交換とその他の細かい部分の修理をすると、ざっと2万円ほどかかるとのこと。さすがに2年使ってぼろぼろになったアドエスに2万もかける気にはとてもならなかったので、とりあえず現状のまま返してもらうことに。
    まだ受け取ってはいないのですが、返してもらってしばらくは使えたとしても、また再発しないとも限りません。ほんとはWILLCOM 03の後継機種が出てから機種変したかったのですが、どうもそう言ってられなくなってきてしまったようです。今考え得る選択肢としては、

    1. WILLCOM 03に機種変
    2. スマートフォンをあきらめてWILLCOMの他機種に機種変
    3. 同じアドエスに再度機種変
    4. 他社のスマートフォンに乗り換え

    といったところです。1.は一番現実的な解ですが、去年の新機種に料金的なメリットもなく今さら乗り換えるのにはやはり抵抗があります。2.も代替機使ってる限りではありかなあと思うのですが、やはりフルキーボードは欲しくなることが多いので悩むところです。3.は最初はないなあと思っていたのですが、価格的な事を考えると意外とありかもしれないと思い始めています。4.はiPod touchをはじめ魅力的な端末が他社には多いのでひかれますが、月額料金という点でかなり割高になりますし、番号やメールアドレスの変更を告知する手間を考えるとちょっと尻込みしてしまいます。

    というわけで本気で悩み中です。WILLCOM 03の機種変が値下げしてくれれば真っ先に飛びつくところなんだけどなー。

    アドエスがー

    以前からあんまり調子のよくなかったアドエスですが、とうとうへそを曲げてしまったようで、ボタン操作をしているとすぐに電源が落ちてしまうようになりました。さすがにこれは使い物にならないので、昨日仕事が終わってからウィルコムカウンターに修理を依頼してきました。

    そして今は代替機の京ぽんを使っているのですが、つい癖で画面をタップしてしまったりとさんざんです…。おまけにアドエスの不具合で電話帳が移せなかったので、連絡先もわからんと言う有り様。唯一の救いは動作がきびきびしてることぐらいかなあ。

    とにかく、修理代が高くないことを祈るばかりです。

    AMDよ、私は帰ってきた!

    はじめに、この日記は相当マニアックなことを先にお断りしておきます。…ってまあいつものことですか、そうですか(笑)。

    IntelのCore 2 DuoをうちのPCに導入したのは、2006年11月のことでした。Core 2 Duoが登場したのが同年7月だったので、割とすぐ導入したことになりますね。登場前から気になっていたCPUでしたが、ほんとにクロック当たりの性能が高くて、買って良かったと思えたCPUでした。おまけにマザーを換えてからはFSBを266→400MHzにすることができたので、クロックも1.86→2.80GHzとなり、最新のCPUにもひけをとらないスピードを出せています。

    しかし導入から2年半が経ち、そろそろクアッドコアのCPUが欲しくなってきたのも事実です。ほんとは秋に登場予定のIntel Core i5(Lynnfield)を買おうと以前から思っていたのですが、思ったより安くならなさそうなのと、一番下のモデルがHyper Threadingに対応していないことがわかり、ちょっと失望してしまいました。そんなタイミングでちょっと前から気になっていたAMD Phenom II X4 940が新モデル発売に伴って値下げされたので、これは買うしかない!とほとんど勢いで購入。新モデルの955もSocket AM3対応で、DDR3メモリが使えるようになっているので速くなってはいるのですが、価格差が5000円以上ありますし、DDR2メモリを流用出来る方が安上がりだろうなと思い、あえてこちらにしました。

    マザーには安いながらも最新チップを載せていて評判の良い、FoxconnA7DA-Sを購入。ふぉっくす紺子で有名(?)なFoxconnですが、OEMが主力なので製品を見かけることは稀で、私も製品を使うのは初めてでした。最初組んだときはHDDからも、Vistaのインストールディスクからも起動しなくて焦ったのですが、USBでつないでるものを最小限にしたら無事に起動。その後もちょっと試行錯誤がありましたが、なんとかOSの再インストールはまぬがれました。

    そしてこのCPUは倍率が可変なので、オーバークロックが容易というのも大きな特徴です。定格は200×15=3GHzなのですが、コア電圧を0.1V上げて1.45Vにすると、3.6GHzが常用できるようになりました。この状態でもCool’n’Quietという機能のおかげで、負荷がかかっていない状態では自動的にクロックと電圧が下がるので、コア温度を下げることができます。一番気になっていたH.264エンコードは4コアになったことによる高速化は思ったほどではありませんでしたが、それでも30%ぐらいは速くなったので、まあ悪くはないです。もっとエンコードで並列化処理が効けば良いんでしょうけどねえ・・・。その代わり、エンコードしながらでも他の作業に支障が出なくなったのは利点かもしれません。

    というわけで、劇的に速くなったというほどではありませんが、並列処理時は確実に快適になった気がします。なにより、ネイティブクアッドコアCPUを使ってるんだ!というのだけでテンションが上がりますね(笑)。

    ついにこの時が来たか

    ルネサスとNECエレ統合、半導体世界3位

    ついにこの時が来たか・・・という感じがします。ルネサスはマイコン分野で日立のH8や三菱のM32を抱えているだけにシェアが高く、私が前の会社にいた頃は一番のライバルだと思ってました。いつかは飲み込まれるのではないか、ということも漠然と思っていたりもしたので、びっくりするというよりも、ついに来たかという感慨の方が大きいですね。ただ存続会社はNECエレの方になるのがなんだか不思議な感じです。
    でも半導体世界シェアがどんどん低下していく中、国内だけで争っていても仕方ないのも事実だと思いますし、少しでも世界シェアを取ってくれれば、と思わずにはいられません。

    PC関連の話題が少ないなー

    最近PC関連でわくわくするような話題が少なくて、なんだかつまらない感じがします。SSDは日進月歩で進化していてまだおもしろいのですが、CPUとかビデオカードは最近停滞気味な気がするんですよね…。AMDのPhenom IIはちょっと気にはなりましたが、クロック当たりの性能でIntelにかなり後れを取ってるような気がしますし、ビデオカードもGeForce 9600GT vs Radeon HD4850の頃のような熱さがどうも感じられません。

    個人的にCore i5と噂されるLynnfieldのCPUが出てきたら乗り換えようと思っているのですが、それも秋になりそうですし、しばらくはこんな状態が続くのかなぁ・・・。同じCPUを3年近くも使い続けるなんて初めての経験なので、さすがに飽きてきたなー。

    EWI買ってしまった

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    みなさんはEWI(Electronic Wind Instrument・イーウィ)って楽器を知ってますか?一般的にはウインドシンセとも呼ばれる電子楽器で、サックスなどと同じように吹いて演奏するのが特徴です。T-SQUAREがよく演奏に使っているので有名かもしれませんね。
    ピアノの全く弾けない私でも唯一演奏できる楽器がリコーダーなのですが、EWIはリコーダーと同じような運指で演奏できるので、おもしろい楽器だなぁとずっと思っていました。ただ値段が結構するので、欲しくても今までとても買えませんでした。

    そんな中、EWIを販売しているAKAIから、EWI USBという新製品が発売されました。これは本体に音源を持たず、PCにUSBで接続することで、PC側のソフトウェア音源を鳴らす仕組みになっています。本体だけでは音はでませんが、その分価格が安く設定されていて、とても魅力的に思えました。なので、気づいたときにはぽちっと(笑)。まあそれでも4万近くするので、ぽちったあとほんとに買って良かったのかと悩みましたが・・・。

    そんなEWI USB、2月上旬到着予定だったのですが、予定より早く昨日到着しました。早速PCにつなげて吹いてみましたが、これ、慣れるまではのどがつらいですね・・・。リコーダーと違って吹く息をすべて楽器内に通すわけではないので、息を口から逃がしつつ吹くという独特の吹き方がいるようです。あとセンサーが結構敏感なので、思わぬ音が出やすいです。
    ただソフトウェア音源の方は思ってたよりリアルな音で、ほんとにサックスとか吹いてるような気分になれます。他にもクラリネットやらフルートやら、果ては木琴の音とかまであります(笑)。吹く楽器なのに木琴の音がするのは変な気分だ・・・。とりあえず、なにか楽譜を手に入れて演奏してみたいですねー。

    CUDAのビデオエンコーダライブラリ

    ■笠原一輝のユビキタス情報局■
    CUDAエンコードSDKで普及促進を図るNVIDIA

    以前「GeForce9600GTとGPGPUの話題」で書いたNVIDIAのCUDA関連で、興味深いニュースが飛び込んできました。

    CUDAが発表されてもうだいぶ経つにもかかわらず、未だに強力なビデオエンコーダが出てこないことにずっとやきもきしているのですが、やはりエンコーダエンジンの開発にはかなり時間がかかるようですね。というわけでNVIDIAは今回、CUDA Video Encoder LibraryというSDKを提供することになったようです。つまりこれを使ったエンコーダが近いうちに登場する可能性が出てきたということになります。無料で・・・というのは難しいかもしれませんが、このためだったらソフト購入しても良いと思っているので、非常に楽しみですね。

    前回の日記でATI Streamについて書いたとき、『当然CUDA側も黙ってみているわけはないと思うので、来年にはGPGPUを使用したエンコードソフトがおそらく急速に広まるのではないかと予想しています。』と書きましたが、それが現実のものとなりそうです。

    2008年の買い物を振り返る

    ここ数年書いてませんでしたが、久しぶりに昨年の買い物を振り返る日記を書いてみようと思います。まずは買って良かったと思うもの。


    ・NECディスプレイソリューションズ MultiSync LCD2490WUXi(液晶モニタ)
    11.5万円もしたのでまさに清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入しましたが、ほんとに買って良かったと思える一品でした。とにかく画面が美しい上に、目が疲れにくいです。液晶モニタを自分用に買うのは初めてなので比較は出来ませんが、他の機種だとここまで輝度を下げられないようで、他製品のまぶしさに耐えきれずにこの機種を買ったという話も耳にしています。これは長く使えそうです。

    ・SONY α200(デジタル一眼レフカメラ)
    初めて購入したデジタル一眼でしたが、価格がダブルズームキットで5万円台後半と安い割にはとても良い品だと思います。SONYのデジイチはライブビューを搭載したα350の方が注目されがちで、α200はどちらかというと地味な存在ですが、α200の方がスペック的に優れた点もあるので(特にファインダー倍率)、一概に下位機種とは言い切れません。価格が価格なだけに外装はプラスチックなので安っぽいですが、画質は非常に良いです。ボディ内蔵手ぶれ補正も強力ですし、オートフォーカスも高速で、初めてデジイチを買う人にほんとおすすめできる一品ではないでしょうか。あえて難点をあげるなら、標準でSDカードに対応していない点でしょうかね。私はSD-CF変換アダプタを使っています。

    ・CoolerMaster Centurion C5 White(PCケース)
    これまでフルタワーのPCケースを9年ほど使っていたのですが、さすがに廃熱の点などで最近のPC環境に合わなくなってきたので、買い換えました。最近白いケースは少なくなってきているので探すのに難儀しましたが、これはCPUファンで有名なCoolerMasterが出しているだけあって、ファンも充実していますし、前面もメッシュで非常に風通しが良いケースでした。色も綺麗で満足しています。

    ・CASIO OCEANUS OCW-M700TDJ-1AJF(腕時計)
    これまで腕時計には対してこだわりのなかった私が、初めて真面目に選んだ腕時計でしたが、これも5万近くして高かったものの、良い買い物だったと思っています。やはり大きいのでちょっと持てあますときはありますが、ブルーを基調とした色合いが綺麗ですし、見ていて飽きません。実用上も電波時計なので、狂いを気にする必要がないのが良いですね。ただアラーム機能は時刻合わせに時間がかかりすぎるので、あまり実用的ではないかも・・・。

    次に、どちらともいえないもの。


    ・Logicool MX620 Cordless Laser Mouse(マウス)
    無線式のマウスですが、慣れてはきたもののやはり左右に動かしたときにマウスカーソルが左上から右下、という感じに動くのが少し気になります。でも値段もそんなに高くないですし、大きさも私にはちょうど良いので、悪くはないですね。

    ・GIGABYTE GA-EP35-DS3(マザーボード)
    これまで使っていたCore 2 Duoがオーバークロック出来るようになったのは良かったのですが、USB接続のストレージをつなげていると、起動に失敗するという仕様はなんとかならないものかなぁ・・・。まあ起動後に接続すれば済む話なのですが、めんどくさいです。

    最後に、ちょっと失敗したと思ったもの。


    ・Seagate ST31000333AS(HDD)
    1TBのHDDですが、買ったタイミングが微妙でその後の円高でさらに価格が下がってしまったのと、買った直後なのにもうセクタの代替処理をしているので、先行きが激しく不安です。やっぱり日立GSTのを待つべきだったなぁ・・・。

    電子工作リハビリ中

    最近電子工作からすっかり遠ざかっている私ですが、リハビリがてらマイコンを使ったもぐらたたきゲームみたいな物を作ってみることにしました。といってもいろいろ忘れていることが多くて、なかなか難儀しました。

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    ↑使用する部品はこんな感じ。私はもともとPICよりAVR派な人なので、ATmega164という、最近入手できるようになったAVRマイコンを使用します。あとは液晶表示器やらスイッチやらいろいろ。

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    ↑まずは部品を全部半田付けして実装してしまいます。今回基板が小さいので、部品配置には結構気を遣いました。

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    ↑基板裏はこんな感じ。半田付けも久しぶりなので腕が落ちてる気がする・・・。

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    ↑それからジュンフロン線を使って配線していきます。これが一番めんどくさい作業です。

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    ↑付け忘れた部品類も取り付けて、ひとまず完成。

    さて、ここからはマイコンのプログラミングをしていくわけですが・・・今回使うATmega164という石は初めて使うので、使い方をまず勉強しなければなりません。まあ基本は同じなのでそんなに難しくはないのですけどね。

    しかし以前液晶表示器を使ったときは8bit接続という方法で制御していたのですが、今回は4bit接続に変えたせいか、なかなかうまく動いてくれません。相当悩んだのですが、結局わかってみればなんてことないミスでした。こういうので時間取られるのはなかなかつらい・・・。

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    ↑というわけでテスト表示した状態がこちら。

    さて、あとはランダムにモグラを出現させるルーチンと、モグラの当たり判定をどういうふうにするかを考えなければ・・・。あと出来れば音も出したいので、それをどうするかですね。

    GeForce9600GTとGPGPUの話題

    名古屋みやげに買ったGeForce9600GT搭載のMSI N9600GT-T2D512J2ですが、まず第一印象は「箱でかっ!」でした(笑)。マザーボードより箱でかいってどういうことだ・・・。そしてビデオカード本体もこれまたでかいこと。特に横幅が長いのでケースに入ることは入るのですが、U-ATAケーブルが干渉してしまったので、仕方なく光学ドライブ類の格納ベイを変えざるを得ませんでした。さらに2スロット占有タイプなので、隣のスロットが使えません。まあこれはむしろ冷却性能的にはプラスでしょうし、別にそこまでして差すカードもないので問題はないんですけども。

    さて、肝心の性能ですが、これはさすがの一言です。これに換える前はGeForce8600GTS搭載のカードを使っていたのですが、3DMark06のスコアが5721→10077と2倍近くにアップしました。実際画面を見ていても、あれだけかくかくしていたベンチマークがかなりさくさく動いているのにびっくりです。

    ただまあ、私は3Dのゲームはやらないので、あんまりこういう恩恵にあずかることはないのですよね。ならなぜ買い換えたのかというと、それは今話題のGPGPUの動向が気になるからです。GPGPU(General Purpose computing on GPU)とはビデオカードに搭載されたGPUで画像処理以外の処理を行う技術なのですが、これを使って動画エンコードができれば、CPUの何倍もの速度でエンコードができるようになりそうなのです。

    この分野ではNVIDIAのCUDAが先行しており、学術分野で成果をあげつつあるのですが、まだこれに対応したエンコードソフトは数えるほどしかありません。しかしここにきてAMD(旧ATI)もATI Streamで12月に動画エンコードソフトを無償提供する(参考サイト)とアナウンスしており、それによるとCPUの最大17倍の速度を実現するということで、かなり期待が持てます。当然CUDA側も黙ってみているわけはないと思うので、来年にはGPGPUを使用したエンコードソフトがおそらく急速に広まるのではないかと予想しています。実際TMPGEncもCUDA対応版を開発中のようです。

    私は動画エンコードのために近々クアッドコアのCPUに換えようと思っていたのですが、これを聞いてしまうと買い換える意欲が失せてしまいますね。早いとこHDDの肥やしになっていくテレビ録画データをなんとかしたいので、フリーのエンコードソフトを首を長くして待っています。