というわけで去年夏の北海道旅行記、やっと書き終わりましたー。半分行かないところで筆が止まってしまって、完結が危ぶまれましたが、なんとかかんとか書き終わることができました。今思い出しても北海道は楽しかったですねー。特に夏なのに涼しくて魚介類がおいしいところがすばらしい!また行ってみたいですが、次回はまた九州方面に行ってみたいなぁと思ったりしています。
さて、これからは今年夏のイタリア旅行記を書き始めなければ・・・こちらも写真が1300枚以上あるので、まず選ぶところから一苦労なんだろうなぁ・・・がんばりまっす!
2009年11月15日 02:02
日常 |
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長かった道東・道北の旅もいよいよ今日が最終日です。6時頃に起床して衣類を圧縮パックに詰めて荷造りを済ませ、朝食を取りにホテルのレストランへ。8時ちょっと前にホテルをチェックアウトし、稚内駅のコインロッカーに荷物を預けます。
↑朝の稚内駅。
稚内駅前バスターミナル8:10 – 宗谷岬8:56(宗谷バス 大岬線・大岬小学校行き)
まずはバスターミナルで往復乗車券を買い、車内へ。まだ朝早い時間帯にもかかわらず、それなりに観光客の姿もありました。バスはしばらく市街地を走った後、国道238号線を宗谷湾沿いに北東方向に進んでいきます。あいにくの天気だったのであんまり景色は楽しめませんでしたが、左手にはずっとオホーツク海が広がっていました。そして約50分で日本最北端の地、宗谷岬に到着!
バスを降りた瞬間、思わず寒っ!と言ってしまいました。まだ8月なのにこの寒さは一体・・・。まだ観光客の姿はまばらだったので、写真を撮りまくることにします。
↑「日本最北端の地」モニュメント。
↑天気が良ければ対岸のサハリンが見えるらしいのですが、天気が悪くてなにも見えませんでした。
↑只今の気温10.0度!そりゃ寒いわけです・・・。
その後すぐそばのみやげ物屋でおみやげを物色した後、併設の流氷資料館へ。ここはさらに寒くて-9度でした。余計寒い思いしに行ったようなもんだ・・・。まだバスの時間までは少しあったので、バス待合室で待つことに。ここにはコミュニケーションノートのようなものが置いてあったので私も書いたのですが、見てると結構バイクや自転車で来てる人が多かったですね。バイクはともかく、自転車でここまでとはがんばるなぁ。稚内市街からでもそれなりに距離ありそうなのになぁ。
宗谷岬9:33 – 稚内駅前バスターミナル10:25(宗谷バス 大岬線・稚内駅前ターミナル行き)
帰りのバスはなぜか行きよりたくさんの観光客がいて、この人たちは一体どこから・・・と不思議に思いました。前日から泊まってらっしゃたんでしょうか。しかしさっきまでの寒さにやられたせいか、頭が痛くなってきたので帰りはずっと寝て過ごしていました。
バスターミナル到着後は、前日買い忘れていた稚内駅の入場券を買い、しばらくあたりを散策します。
↑♪たおやかな恋でしたー(笑)。
↑北防波堤ドームは古代ローマの建造物を思わせる造りで、興味深かったです。
稚内駅前バスターミナル11:00 – ノシャップ11:11(宗谷バス 坂の下線・稚内駅前ターミナル行き)
ここから再びバスに乗り、今度は稚内駅からすぐ北の方角にある、ノシャップ岬を目指します。このバスは結構地元の人も多く乗車していました。そしてあっという間にノシャップに到着。
ノシャップで一番楽しみにしていたのが、「漁師の店」という食事処です。ここでウニとご飯を購入し、その場で食べることができるのですが、とにかく安いのです。ほんとに丼たっぷりのウニ丼を1500円で食べられて、大満足でした。ウニがとにかく甘くてつぶつぶで、ほんとにあれは今思い出してもよだれが出るなぁ・・・。そしてついでに頼んだ宗八カレイの干物も80円だったにもかかわらず予想外のうまさでもうご飯が進む進む。あー、また行きたいなあー。
↑漁師の店。2階はライダーハウスになっていて、宿泊することもできるようです。
↑横のお店で買った魚をここで食べることができます。
↑そしてこれがウニ丼!ほんとうまかったー!!
セルフサービスなので丼をお店の人に返して店を後にし、ノシャップ岬へと向かいます。ここは幼稚園児が遠足に来ていて、なにやらにぎやかでした。近くのおみやげ物屋に入り、お土産を買います。
ノシャップ岬には稚内市立ノシャップ寒流水族館があったので、とりあえず入ってみることにしました。入場料400円とは良心的ですねー。中に入るといきなりゴマフアザラシが泳ぎ回っていて、アザラシって泳ぐとすごく速いんだなーと思いながらみていました。ほかにもペンギンがいたりして癒されました。
しかし最高に癒されたのはなんといってもこのアザラシ君です!
す、水中で立ってる-!!私以外誰も見ていないにも関わらず、無心で水中で立っている姿に、私の目は釘付けになりました。このアザラシ君、もしかしたら有名人(?)なんでしょうか。時折口を開けたりして、とにかくしぐさがいちいちかわいくてしょうがありませんでしたよ。
10分ほどアザラシ君をながめ、ようやく水族館の中に入ります。入ってすぐにクリオネがいて、ちょっと感動しました。クリオネを実際に見るのは初めてでしたが、ふわふわ泳ぐ様がかわいいですね。ほかにもファインディングニモのモデルになったカクレクマノミや、ドクターフィッシュなどのおもしろい魚がたくさんいました。
↑ドクターフィッシュは人間の古くなった角質を食べる性質があり、ドイツではドクターフィッシュによる治療には保険が適用されるそうです。私も実際に手を入れてみましたが、入れてしばらくするとドクターフィッシュがたくさん寄ってきて、皮膚の表面をついばまれるのでくすぐったかったです。
↑いかにも悪者っぽいウツボ。
小さいながらも楽しかった水族館を後にし、今度は近くにあった北海道一高い稚内灯台を見たり、南極越冬隊資料展示館に入ったりしました。映画「南極物語」を見たことがないので詳しくは知らなかったのですが、あのタロとジロはもともと稚内で普通に飼われていた犬だったんですねー。当時の新聞記事が展示されていて、とても興味深かったです。
↑南極第一次越冬隊が実際に使用した居住棟。パネル式で現地でも簡単に組み立てられるようになっています。
居住棟の内部ではこの居住棟の設計資料が展示されていて、おもしろかったです。なにしろ当時の日本にとって南極での越冬は初めてのことでしたから、環境条件などもほとんど未知の状態で、手探りの中設計が進んだようですね。とにかく細部にわたるまでいろいろと検討され、この建物は生まれたようです。ちなみに実際に請け負ったのは竹中工務店で、当時の様子は「南極物語」に詳しく書かれています。
↑隊員の個室はまるでカプセルホテルのような狭さでした。これは閉所恐怖症の人には無理かも・・・。
見学を終え、バス停へと戻ります。最初見ていたバスの時刻表は2時間に1本ぐらいしかないので焦っていたのですが、実はノシャップまでは市内線も走っていて、こちらは約15分に1本の割合だったので余裕でした。最初からこれに気づいていれば焦らなかったのになぁ。
ノシャップ13:56 – 稚内駅前通14:06(宗谷バス 市内線・潮見5丁目行き)
というわけで市内線に乗車。最初乗客が私以外全然いなくて、運転手さんに話しかけられました。それで北海道を一人で旅行していることなんかをしゃべっていたのですが、次来るときは是非新婚旅行で!と言われてしまい、思わず苦笑・・・。このバスは駅前バスターミナルには行かないので、駅前通バス停で下車します。
バスを降りるとちょうど近くに稚内市役所が見えたので、トイレを借りるために立ち寄ってみました。平和そうでうらやましかったなぁ・・・。よく見るとこのあたりの道路標識にもロシア語が表記されていました。
その後少し歩いて真新しいフェリーターミナルへ。ここから利尻島や礼文島などに渡ることができるのですが、思ったより観光客が多くてびっくりしました。次来るときは是非渡ってみたいなぁと思いながら、売店で買った稚内農協の宗谷産塩アイスをいただきます。このアイスは甘さの中にほのかに塩味がして、おいしかったなー。
フェリーターミナルの向かいには国際旅客ターミナルがあり、ここからサハリンのコルサコフ港まで定期便が出ているようです。ここからロシアに渡ることができるのかーとなんだか感慨深かったです。ただ毎日運行しているわけではないようで、この日は閉まっていました。
↑ロシアに渡るためにはパスポートのほかにビザも必要です。
そろそろ良い時間になってきたので、稚内駅に戻り、荷物を取り出します。それから駅に併設されている「ふじ田」でカニめしを購入。その場で作ってくれるカニめしは1050円ながらカニの爪がたくさん入っていて、とてもぜいたくなお弁当でした。これは家に帰って食べることにします。
稚内駅前バスターミナル15:20 – 稚内空港ターミナル15:50(宗谷バス空港線・稚内空港ターミナル行き)
カニめしが予想外に時間がかかったので焦りましたが、なんとか空港行きのバスに乗り込むことができました。このバスは途中下車ができないので、車内は観光客でいっぱい。車内アナウンスも自動放送で、ちょっと普通のバスとは雰囲気が違いましたね。稚内空港は宗谷岬に向かう途中にあるので、途中までの景色は同じでそれほど目新しさはなかったです。
稚内空港はほんとに小さな空港でしたが、観光シーズンということもあって結構賑わっていました。フライトまでそれほど時間はなかったのですが、おみやげを物色したりして出発を待ちます。
稚内空港16:30 – 関西空港19:00(全日空・ANA1798)
というわけで北海道ともいよいよお別れです。もっと小さい飛行機かと思っていたのですが、行きに乗ったのと同じような機体でした。帰りは2時間半のフライトですが、それでも旭川-稚内間だけで6時間以上かかったことを思うと、ほんとにあっという間でした。
大阪は暑いんだろうなあと思いながら降り立ったのですが、雨のせいか意外と涼しく感じました。ただ湿気はやはりすごかったです。そして関空に着いても、ここから家までがまた遠いんですよね・・・。関空快速に乗り込み、21時前頃になんとか帰宅しました。
↑旅行の証、18きっぷ。最初の大阪の印は山口に行くために使ったところなので、今回は4日分しか使ってません。
というわけで2008年夏の北海道旅行記はこれで終わりです。長くなりましたが今までおつきあいくださいまして、ありがとうございました!このあとは2009年夏のイタリア旅行記に続きます。
2009年11月15日 01:50
旅行 |
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