ミラノ中央駅に到着し、まず駅近くのタバッキ(タバコ以外に飲み物や切符も売っている売店)で市内交通の2日券を購入し、一旦ホテルへ。フロントで鍵を受け取るとき、なにやら話しかけられたので一瞬何事かと思ったのですが、どうやら朝予約をお願いしていた晩ご飯のお店は今日お休みなようです。がっかりしましたがとりあえず別のおすすめ店を聞かねば、と思い聞いてみると、ポルタ・ジェノバというところに行けばいろいろあるとのことだったので、そこに行くことにします。
とりあえず一旦部屋に戻り、飲み物を補給してから再び外へ。ミラノのドゥオーモに向かうことにしますが、地下鉄はスリが怖いので嫌だったのと、トラムに乗りたかったということもあって、トラムに乗ることに。しかし普段ならミラノ中央駅前から2番のトラムに乗れば直接ドゥオーモに行けるはずなのですが、このときは道路工事か何かで運行経路ががらっと変わっていて、ミラノ中央駅前に2番のトラムは来ていませんでした。仕方ないので9番のトラムに乗って、途中Tricolore電停で23番に乗り換えることにします。
トラムに乗り込み、まずは2日券を車内の自動刻印機に通します。しかし刻印が薄くて、ほんとにこんなので大丈夫なのかとすごく不安になりました。トラムの乗り継ぎ自体はスムーズにでき、23番の終点であるFontana電停で下車します。ただ切符が心配だったので運転手さん(若い男性でした)に大丈夫か聞いてみたところ、横に止まっていた別のトラムの自動刻印機に通したりしてくれて大丈夫だよ、とウインクして切符を渡してくれました。こういう何気ない仕草がイタリアの人っぽいなあと思いながら、親切な人で助かったとつくづく感じました。結局刻印が薄いのは仕様だったようです(笑)。
↑ミラノのトラム車内。座席が木製でした!ミラノ市内ではこんな年季の入った車両が普通に走っていて、路面電車好きにはたまらない街でした。
Fontana電停はドゥオーモの裏手にあったので、回り込むように表側に出たのですが、そのあまりの綺麗さに思わず息をのみました。とにかく青空に白さが際だっていて、その規模もかなりのものです。間違いなくミラノのシンボルにふさわしい威容を誇っていました。
↑ミラノのドゥオーモ(裏側)。これはFontana電停側から撮ったもの。
↑人の大きさと比べるとその規模がわかると思います。とにかく美しくて感動しました。
ドゥオーモ前の広場はこの街一番のにぎわいを見せていて、地元の人や観光客や、さまざまな人がいました。まずは近くの観光案内所に入り、地図をゲット。それからドゥオーモ内に入ります。中もとにかく天井が高くて、ステンドグラスがとても美しかったです。
一旦外に出て、次はどこに行こうかと地図を見ていると、なにやら黒人の男性がこちらに近づいてきます。警戒態勢で顔を上げると、手にはミサンガを持っているではありませんか。これがあの有名なミサンガ売りか、と気づき、手を振ってその場を立ち去ります。別に被害はありませんでしたが、この旅で初めてどきどきした瞬間でした。
外にいると暑くて仕方なかったので、ジェラートを食べることに。イタリアと言えばやっぱりジェラートですよねー。街のあちこちにジェラートを売るお店がありましたが、暑いので売れるのもうなずけます。紙カップ入りのマンダリンオレンジ味を選んだのですが、冷たくてとてもおいしかったなー。ただ一番小さいサイズでも結構量があって、溶けるまでに食べきるのが結構大変でした。
その後ドゥオーモの屋上に上ってみることに。エレベータもあるのですが、ちょっとだけ高いので階段を選びましたが、クレモナのトラッツォに比べれば全然大したことありませんでした。展望台ではないので高さはそれほどないのですが、それでも上からの眺めは良かったです。ドゥオーモ自体も上から見るとまた違った見え方がしておもしろかったな。
ドゥオーモを降り、次はガッレリアへ。ここは高級店の建ち並ぶアーケードとなっていました。ちょうど中央でアーケードが十字に交差しているのですが、その角にはプラダやルイ・ヴィトンと言った有名店があったのですが、その一方でマックカフェがあったりして、あれっという印象でしたね。あとここでは子供の気を引いておもちゃを売る怪しい人もいたりして、なんか雰囲気ぶちこわしてるなーと感じました。
↑ドゥオーモ側のガッレリア入り口。1877年に完成したとのことで、歴史を感じます。
↑アーチ型のガラス天井が美しい。
↑ここがガッレリアの中心部。床のモザイク模様もすばらしいものでした。左側がプラダ、右側がルイ・ヴィトン。
ガッレリアを抜けると、そこはスカラ広場です。ミラノのスカラ座と言えば、イタリアオペラの殿堂としてあまりに有名な場所ですが、オペラを見ることは出来なかったものの、併設されているスカラ座博物館は見学することができました。
↑スカラ広場。背後にスカラ座があります。奥に見えているのはガッレリア入り口。
↑そしてこれがスカラ座。第二次大戦の空襲で一旦破壊されてしまったので、建物自体はそれほど古くありません。
↑近日公演予定の演目案内。トリスタンとイゾルデやアイーダ、オルフェオといった文字が見えます。
スカラ座博物館では過去の公演のポスターがたくさん展示されていて、1925年のトスカニーニ指揮の公演や、マリア・カラスの椿姫なんかは特にテンションが上がりました。また実際にオペラで着用された衣装展示もあり、特にアイーダなんかはものすごく手が込んでいてすごいなぁと感じました。そして博物館はオペラ座とつながっていて、劇場内部も見ることができました。ウィーンのオペラ座を見たときも思いましたが、ほんと一度はこういうとこでオペラを見てみたいものです。
とにかく劇場内部は豪華絢爛でしたが、借りたトイレは意外と普通でした(笑)。見学後売店に行き、何を買おうか悩んだ末にマリア・カラスのポストカードを購入。古いポスターのレプリカとかあればそういうのも欲しかったんですけどねー。それからしばらくスカラ広場で休憩した後、近くのブレラ絵画館に歩いていくことに。ただ入場料が5ユーロだと思っていたら10ユーロで、ゆっくり見る時間もなさそうだったので、中に入るのはやめておきました。そしてもう少し足を伸ばしてサン・マルコ教会へ。あまり観光客も来ないような感じでしたが、結構歴史のある教会だったようです。
↑サン・マルコ教会内部。夕日が差し込んでとても綺麗でした。
↑内部はかなり重厚なつくりでした。
教会を出て、近くのLanza電停へ。ここには地下鉄の駅もあり、トラムもたくさんの系統が通っていました。とりあえず適当なトラムに乗り、一旦ドゥオーモに戻ることにします。しかしドゥオーモに着く少し前にいきなり制服姿の男女二人組が乗り込んできて、なにやら検札が始まりました。うお、私の切符ほんとに大丈夫かなあとどきどきしながら私の番を待っていたのですが、なにやら私の前に座っていた若い男性二人組と言い合いになっている様子。係員が大きな声で怒っているのでびくびくしていたのですが、どうやらその男性たちは正規の切符を持っていなかったようですね。男性たちも言い訳をしていたようですが、結局観念して身分証明書を提示したり、反則切符のようなものにいろいろ書いたりしていました。ほんと私の目の前でそんなことが起こったので、ただただ唖然とするばかりでした。ただその間に私の降りる電停に着いてしまったので、降りることにします。
↑ミラノではこういう超低床型のトラムも走っていました。なんだか未来の乗り物って感じがしますね。日本でも広島なんかでは似たような車両が走っているんですけども。
ドゥオーモ広場の売店でスプライトを買い、ほっと一息。とにかく夕方になっても暑くて大変でした。それから再び2番のトラムに乗り、ポルタ・ジェノバ駅前電停で下車します。そこから少し歩いてナヴィリオ運河に着くと、出店が出たり、歌のショーをしていたりとにぎやかな雰囲気でした。お店のあては全然なかったので、とりあえず地球の歩き方に乗っていた「ラ・プレミアータ」というお店に行こうと思ったのですが、これがなかなか見つけられません。間口がすごく狭い店だったので、通り過ぎてしまっていたようですね。開店が19:30だったので、開店後すぐぐらいに店に入ったのですが、店に入っても案内もなにもしてくれず、ちょっととまどってしまいました。イタリアでは、概してこういう部分では不親切なお店が多かったように思います。要するに自分からちゃんとアピールしないとだめなのですね。その後席に案内され、何を食べるかメニューとさんざんにらめっこをしましたが、このお店はピッツェリア(ピザがメインのお店)にも関わらずいろんなメニューがあったので、アンティパスト(前菜)にブルスケッタ、プリモピアット(一皿目)はパスし、セコンドピアット(メイン料理)にスズキのポモドーロ風グリル、それからマルゲリータピザを注文。飲み物は白ワインを頼みましたが、250mlで2.5ユーロ(約340円)だったので、かなり安かったです。イタリアのリストランテやトラットリアなんかではこういう風にコースで頼むのが普通で、ドイツに行ったときに頼んでいたようにメイン料理だけ頼むということはあまりしないようでした。イタリア料理はその分手の込んだ料理が多かったですが、お値段も必然的に高かったですね…。
↑前菜のブルスケッタ。日本で食べるイメージで、バゲットをスライスしたものにトマトが載ってくるのかと思ったら、食パン1枚分ぐらいの大きさに大盛りのトマトだったので、あまりのことに思わず笑ってしまいそうになりました。しかし味はとてもおいしくて、とにかく白ワインに良く合いました。やっぱりトマトが違うんでしょうね。これで4ユーロ(約540円)はお値打ちです。
↑スズキのポモドーロ風グリル。スズキもイタリアだとこんな調理の仕方されるんですね。まさか丸ごと一匹出てくるとは思わなかったのでびっくりしましたが、見た目よりさっぱりしていておいしかったです。しかしお値段も15ユーロ(約2,000円)となかなかのものです…。このあたりで白ワインがなくなったので、赤ワインをグラスで追加注文しました。
↑イタリアに来たら食べてみたかった、本場のマルゲリータピザ。ここまでで結構おなかいっぱいになっていた上にこのピザだったので、かなりおなかが苦しかったです。もちろん焼き立てておいしかったですが、生地がすごくボリュームがあって、縁が結構固かったので、縁の部分は残してしまいました。もっともそうしているのは私だけではなかったので、たぶん問題はないのでしょう。そしてお会計ですが、やはりスズキが高かったので32.5ユーロ(約4,400円)となかなかのお値段でした。でも最初の応対があんまり良くなかったので、チップは出しませんでした。まあイタリアのお店ではだいたい会計にサービス料が含まれているものなので、無理に出す必要はないようです。
帰りは近くの電停から9番のトラムに乗り、直接ミラノ中央駅前に向かいます。しかし乗る前に電停の掲示板を見ていると、どうやらこの9番のトラムは工事の影響で明日は運休するようです。明日もトラムに乗る予定なのに、どうしたものか…と考えながら帰路に。ミラノ中央駅前に着くと、なにやらパトカーが複数台止まっていてものものしい雰囲気だったので、あわててホテルに戻ります。
翌日はミラノ観光の続きをした後、世界遺産の街マントヴァに向かいますが、それはまた次回。
2009年12月30日 21:05
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6時に起床し、まずシャワーを浴びます。浴室にはなぜかひものようなものがぶらさがっていて、軽くひっぱってみても固くてなにも起こりません。なんだろうなぁと思っていたのですが、あとで調べるとこれは非常時に引っ張るものだったようです(汗)。ホテルの人が飛んでこなくてほんとに良かった…。
そして腕時計の時刻がいつの間にか合っていました。どうやらこちらの電波を受信して自動調整されたようです。とりあえず服を着て、朝食を取りに下に降りることに。やっぱり乳製品は全般においしいなぁ。あとここでも飲み物は別に注文する形態だったのですが、カプチーノが選べるあたり、さすがイタリアだと思いました。もちろん頼みましたが、おいしかったです。
食べ終わって部屋に戻ろうとエレベーターに乗ると、偶然ホテルの従業員と乗り合わせました。とりあえずあいさつして少ししゃべったのですが、このホテルは日本人もよく利用するとのことで、片言の日本語をしゃべってくれたのでちょっとびっくり。私が泊まった時には日本人はいなかったようなのですが、ミラノ中央駅からすぐという好立地だったので、利用が多いのもうなずけます。そして降りる階も私と一緒だったので、どこに行くのかと思ったらなんと私の部屋に入っていくではありませんか。まだ朝7時台だというのに、ちと早すぎやしないか…?でもまあ、ちょうど私も外出しようと思ってたところだったので、ありがとうと言って外出することに。
そういえばこのホテルはちょっと変わった構造になっていて、フロントから2階までのエレベータと、2階からさらに上階へのエレベータが別になっていました。そしてフロントにある方のエレベータがまた独特で、なんとドアを手前にがちゃっと開けて中に乗り込むタイプになっていました。もちろん安全装置が付いているので、かごが来ていないときには開かない構造になってはいましたが、初めて見たときはちょっとびっくりしましたねー。
フロントに行き、鍵を預けるついでに晩ご飯でおすすめのお店を聞いてみたのですが、近くに安くておいしい店があるとのこと。予約しておきますよ、と言ってくれたので、ありがたいなーと思いながらお願いして外にでました。
今日はまずヴァイオリン職人の街クレモナに向かうため、ミラノ中央駅へ。駅前にはトラムの電停があり、結構年季の入った車両が止まっていたので、思わず写真を撮ってしまいました。このトラムにはあとでゆっくり乗ることにします。
ミラノ中央駅はすでに多くの人で賑わっていました。ただスリには警戒しないといけないので、ちょっとどきどきしながら歩きます。今日の分の切符はすでに日本で買っていたのですが、まだ時間があったのでこの先必要になる切符を券売機で購入。最初は券売機の使い方に少し戸惑いましたが、なんとか買うことができました。それからプラットホームに上がりましたが、ここもいかにもヨーロッパ的なアーチが見事なターミナル駅です。
↑列車案内板は液晶表示でやけに真新しいものでした。こういうところは最新鋭なんですねー。おかげでわかりやすくて助かりました。
しかし列車の方はなんと落書きだらけです…。ほんとにこんな車両に乗るのかよと思いながら、空いてそうな2等車両を探します。こんなに落書きされてたら、日本なら間違いなく運行中止になった上に、ニュースで取り上げられること間違いなしです。若干怖いなあと思いながら乗り込みましたが、中に入ってみればどうということはありませんでした。
↑とにかく車両が長くて、端が見えません。の割に結構がらがらでした。
↑車内の様子。まあ可もなく不可もなくといったところでしょうか。色遣いはさすがイタリアという感じです。
列車のクオリティで言うと、やはりドイツが良すぎたせいもあって、ちょっと見劣りします。まあでも、2等にしては十分快適でした。そして定刻の8:15、発車ベルもなにもなく、列車はゆっくりと発車します。イタリア国鉄のことだから絶対遅れるんじゃないかと思っていたので、正直意外でした。なかなかやるなぁ、と思っていたのもつかの間、次の駅までやたらのろのろと運転するなあと思っていたら、次駅発車時にはすでに4分遅れという有様。もうさすがとしか言いようがありませんでした(苦笑)。
今回も切符はあらかじめ日本で購入してプリンタで印刷してきたのですが、やはり最初の車内検札の時はほんとに使えるのかと緊張します。幸い何事もなく車内検札はパスできたのですが、ドイツと違ってバーコードのチェックもなにもしなかったので、おいおい、そんなゆるいチェックでええんかいと思わず心の中でツッコんでしまいました。
列車に揺られながら、そういえば今回はメモリカードに余裕があるし、動画撮っても大丈夫なんじゃないか、と考えていました。というわけでテスト的に撮ってみた動画がこちらです。ただの車窓風景ですが、後半ものすごいスピードで飛ばしている感じが伝わるでしょうか。こっちは客車が多いのですが、客車でこんなすごいスピード出すんだなあと最初はびっくりしました。
結局定刻から2分遅れの9:27、クレモナ駅に到着。街の中心部はちょっと離れているので、歩いて向かうことに。クレモナは言わずと知れたヴァイオリンの街で、ストラディバリやアマティと言った名工がいたことで有名です。そして私が好きな作曲家C.モンテヴェルディの生まれた街でもあります。イタリアはちょうど夏のバカンスの時期だったので、ほとんどのヴァイオリン工房は閉まっていましたが、それでもかすかにヴァイオリンの音が聞こえてくる工房もありました。街並みも落ち着いていて、きれいなところでしたねー。
街の中心部であるコムーネ広場に到着し、まずは地図をもらいに観光案内所へ。一番興味のあったモンテヴェルディの生家がどこか聞いてみたのですが、そんなものはないとのこと。この先々の街でもモンテヴェルディに関する展示物は全くといっていいほどなくて、あまりの冷遇されっぷりに涙が出そうでした…。
そんなでいきなりクレモナに来た目的の半分ぐらいがなくなってしまったのですが、気を取り直してトラッツォ(鐘楼)に上ることにします。ほんとはドゥオーモ(大聖堂)に入りたかったのですが、どうやらミサ中のようだったので後回し。トラッツォは10:00オープンだったので、一番乗りで意気揚々と上り始めましたが、いかんせん111mも高さがあるので、なかなかきつかったです。ですが上からの眺めは最高でしたし、風も強くて涼しかったなあ-。
↑こんな階段をひたすら上っていきます。まだ降りてくる人が誰もいなかったので、上りやすくて助かりました。
↑トラッツォからの眺めは最高でした!クレモナの街はここを中心に放射状に広がっているのがよくわかります。
景色を堪能し、撤収開始。足に結構疲労が来ているので、下りは踏み外しそうで結構怖いです。途中で上ってくる人とすれ違いましたが、やはり階段が狭いので早めに行って正解でした。
降りてから、さっき入れなかったドゥオーモへ。ここのドゥオーモは街の規模に比してかなり大きく感じました。オルガンもちょっとだけ聴けたのがラッキーでしたね。
それからドゥオーモの向かいの、行政機関が置かれているコムーネ宮へ。この中にはサラ・デイ・ヴィオリーニというヴァイオリンの展示室があるのです。6ユーロ払って中に入りましたが、確かにストラディバリやアマティと言った名器が展示されていましたが、それも部屋一つに10挺程度の展示だけだったので、これで6ユーロはちょっと高いんじゃないかという感じでした。
それから駅の方に少し戻り、ヴァイオリン工房がある通りを見つつ市立博物館に向かいます。C.モンテヴェルディの生家があったといううわさのロボロッティ通りも歩いてみましたが、それらしい遺構は見つけられませんでした。あと、たまたま見つけた看板にNoriyuki Matsusitaと日本人名が書かれていて、何かと思ったらこちらで弦楽器製作をされている松下則幸さんの工房があるようですね。ちょっとびっくりしました。
↑途中で見つけたインテリアショップのショーウィンドウ。和風というかなんというか・・・。
↑ロボロッティ通りのヴァイオリン工房。ほとんどは閉まっていてひっそりしていました。
市立博物館は絵画や考古学関係の展示が大量にあり、全部見て回るのにはかなり時間がかかります。また敷地内にはストラディバリアーノ博物館があり、ヴァイオリンの展示や、製作過程の紹介などがあっておもしろかったです。料金も7ユーロだったので、サラ・デイ・ヴィオリーニに行くぐらいだったら、こっちに来た方が絶対に良いと思いました。
結局1時間ぐらい鑑賞し、外に出るとさっきまで曇っていた空が綺麗に晴れているではありませんか。もともとこのまま駅に戻るつもりだったのですが、これは写真を撮り直さないともったいない!と思い、小走りで再びコムーネ広場へ。大急ぎで写真を撮り、再び駅に戻ります。焦った・・・。
↑クレモナのメインストリート、カンピ大通り。
↑先ほど上ったトラッツォ。
↑コムーネ広場とドゥオーモ。人が多くて賑やかでした。
↑クレモナ駅は規模は小さいですが綺麗な駅でした。
なんとか発車5分前に駅に到着。疲れた・・・。喉が渇いたので駅の自販機でコーラを買ったのですが、あんまり冷えてなかったせいか、開けた瞬間盛大に吹き出し、半分近くなくなってしまいました。ひどすぎる!!でもコーラは売店で買うより自販機で買う方が安いということに気づいたのは良かったかもしれません。
疲れていたので、帰りの列車ではずっとうとうとしていました。ただエアコンがないので暑かったなあ。
この後はミラノ市内を観光することになりますが、それはまた次回。
2009年12月29日 10:53
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前日は荷造りやらなんやらで3時間しか寝られず、眠い目をこすりながら6時前に起床。ばたばたと準備を済ませて最寄り駅に向かいます。雨が心配だったのですが、降らなくてほんとに良かった…。
大阪駅8:07発の関空快速に乗り、9:20関空着。今回は土曜日出発だったこともあり、余裕で座って行けました。到着後すぐにチェックインカウンターに向かいましたが、前回と違ってがらがらだったのは、もうチェックイン済ませた人が多かったからかもしれません。私は今回もインターネットチェックインを済ませていたので、荷物だけ預けて手続きは終了。それから手荷物検査場に向かいましたが、ここは行列ができていました。
今回も前回と同じKLMオランダ航空KL868便を利用したのですが、やはり出発予定時刻は10分早くなっていました。まだ搭乗開始時間までは30分ほどあったのでラウンジでしばらく時間をつぶし、搭乗開始を待ちます。結局搭乗開始が遅れた影響で、出発時刻はほぼ予定通りの11:05でした。今回座席は最後尾だったので、座席はあんまり倒せませんでしたが、その代わり足下に荷物が置けるので広々と使うことができたのは良かったです。
そしていよいよテイクオフ!毎度のことながら手に汗握る瞬間です。しばらくして安定飛行に入り、飲み物が供された後、1回目の機内食が出てきました。この機内食はホテル オークラ アムステルダムの監修だとかで、なかなかおいしかったです。もちろん前回おいしかった赤ワインも注文(笑)。今回も前回と銘柄は違いましたが、なかなか味の良いチリワインでした。
そういえば今回イタリアに行くにあたってヴェネツィアのゴンドラ漕ぎがモチーフとなっているARIAというアニメをおすすめされたのですが、旅行前は準備でばたばたしていて見る余裕がなかったので、iPodに転送して機内で見ることにしました。ARIA自体はとても見てて和む作品だったので、旅行への期待も高まります。
しかしその後寝たりしているとだんだん頭が痛くなってきました。んー、これはワインが悪かったのか、もともと体調が良くなかったのか…。とにかく気分が悪くてちょっとつらかったです。そんな中2回目の機内食が出ましたが、果物やケーキはおいしかったものの、マカロニがまずくて食べるのがきつかったです。
今回隣には熟年夫婦が乗っていたのですが、なんでも中央ヨーロッパ10日間の旅に向かう途中だそうで、うらやましいなーと思いながら話を聞いていました。私もこれぐらいの年になっても旅行とかしていたいなぁ。
そんなわけで体調最悪のまま、ほぼ定刻通りの15:40にアムステルダム・スキポール空港到着。前回より到着が40分ほど早くなっていましたが、結局乗り継ぎのために2時間ほど待たないといけなかったので、あんまり意味がありませんでした。ただ乗り継ぎ便の出発が前回が20:00出発だったのに比べると、今回は18:00だったので、格段に早かったです。やっぱり乗り継ぎ時間は短いに超したことありませんねー。帰りならまだ免税店見たりする楽しみがありますが、行きは荷物増やしてもしょうがないですし。
まだしんどかったので、搭乗ゲート付近でじっと座って搭乗開始を待ちます。そういえば腕時計の時刻を合わせなきゃと思い必死に操作していたのですが、なかなかうまくいきません。もともとは普通のアナログ時計を持ってくるつもりだったのですが、出発するときについいつも使っている電波時計を付けてきてしまったので、操作方法がわからないのです。タイムゾーンを合わせる方法はわかったのですが、なぜか1時間ずれてしまうので、仕方なく無理矢理隣のタイムゾーンに合わせることにしました。これは結局サマータイムの関係でそうなってたのですが、とにかく説明書見てくるんだったと後悔しきりでした。
17:30頃に搭乗が開始され、機内へ。前回と違ってバス輸送ではなく、ボーディング・ブリッジで搭乗ゲートから直接乗り込むことができました。そして定刻より5分早く出発。席はまた最後尾の右端でしたが、1時間ちょいのフライトなので、さほど気になりません。私の隣には東洋人とおぼしき若い男性が1人で座っていたのですが、日本人かどうか結局わからないままでした。機内食ではサンドイッチが出されたのですが、おなかもそれほど空いていなかったので、後で食べるためカバンにしまいます。
19:20、ミラノ・マルペンサ空港に到着。いよいよイタリアの地に上陸です。まずはバゲージクレームで荷物が出てくるのを待ちます。しかしなかなか出てこないので、ここがイタリアなだけにだんだん心配になってきました。結局最後の方に出てきて一安心。空港を出たときにはもう20時前になっていました。
ここからミラノ中心部までは鉄道がバスに乗らないと行けないのですが、今夜泊まる宿へはバスに乗った方が近かったので、バス乗り場へと向かいます。料金が微妙に違うバス会社2社がそれぞれ20分おきにバスを走らせているのですが、あらかじめ調べてきた時間と微妙に違う上に、少し値上げしていたのでいきなりとまどってしまいました。それでもなんとかチケットを買い、20:15発のバスに乗り込みました。
バスの車内では後ろで女性がずーっと携帯電話でしゃべっているのが気になって仕方ありませんでした。でもちょっとイタリア語に耳を慣らす練習にはなったかな。あとやっぱりドイツと違って治安が若干心配で、座っていてもなんだか落ち着きません。そして21:10頃にミラノ中央駅に到着。結構遠かったなぁ…。さすがに時間が時間なので、あたりは暗くなりはじめていました。
ミラノ中央駅付近はあんまり治安が良くないらしいと読んでいた上に時間も遅かったので、警戒モード全開で駅を突っ切って反対側へ。今夜泊まるホテルは幸いすぐに見つかったのでほっとしました。さっそくチェックインを済ませて部屋へ。ホテルのwebページには書いていませんでしたが、このホテルでは無料でWi-Fiアクセスが使えたので、持ってきたアドエスで無線LAN接続してtwitterにイマココ!書き込みをしました(笑)。こういうときアドエスって軽いし便利だなーと改めて感じますね。
そしてさっき機内食でもらったサンドイッチをいただきます。こういう何気ないサンドイッチなんかが日本と違ってやけにおいしいんですよね。やっぱり原料の違いでしょうか。そして頭痛の痛み止めの薬を飲んで、目覚まし時計をセットしようとしたところ、なんと電池が切れているではありませんか。ちゃんとチェックしとくんだった・・・。仕方なくアドエスのアラーム機能を使うことにして、就寝…。
翌日はバイオリンの街、クレモナへ行ったりミラノ市内を観光したりする予定ですが、それはまた次回。
2009年12月18日 01:06
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隔週水曜日にお届けしていますRadioあぽにぃ、本日22時頃から放送予定です。
久しぶりにゲストなしでの放送ですので、新曲紹介が中心になると思いますので、お暇な方はぜひおつきあいください。
放送URL↓
http://std1.ladio.net:8090/apony.m3u
掲示板↓
http://jbbs.livedoor.jp/radio/10104/
2009年12月9日 20:53
VOCALOID,
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