夏休みの工作

最近ものを作ったりする機会がほとんどなかったのですが、久しぶりに作りたい物ができたので、作ってみることにしました。

今回作るのはDAC(D/Aコンバータ)です。DACとは、パソコンやCDプレーヤのデジタル出力を、アンプにつなげるアナログ信号に変換する装置です。通常これ単体で使うことは少ないのですが、パソコン内部はノイズだらけなので、音にこだわる場合はデジタルで出力して外部でDAC通したりします。でもDAC単体で買うと高いですし、そんなに作るのが難しいものでもないので、こちらのサイトで基板と主要ICを購入し、その他の部品を日本橋で買い集めてきました。


基板があると作るのがかなり楽ですね。今回部品代は合計1万円弱です。


最初にして最大の難関がこのPCM1794の半田付けです。0.65mm幅ですが、こういうやつは一旦半田を盛っておいて、あとで半田吸い取り器で吸うときれいにできます。


基板完成-。ここまでで3時間ちょい。


基板ができたので、ケースに取り付け穴を空けていきます。大きい穴はドリルであけたあと、テーパーリーマという穴を広げる工具を使います。この電動ドリルは安物で速度調整機能を持っていないので、これまた自作の調光器(左側に写っている箱)をつなげています。


完成!中はこんな感じ。


後ろはこんな感じ。ケースが結構見栄えのするケースだったのでそれっぽいかな。ちなみに前面はなにもありませんw。せめてテプラでなんか貼ろうかな。

というわけでさっそく音を聴いてみましたが、やっぱりPC内部のサウンドカードのアナログ出力直結してたときより良くなった気がします。まあそんな耳いいわけじゃないので、参考になるかどうかわかりませんが…。でも実際使う物を作るのはやっぱり楽しいな-。

コメント 5

ねこ5号2009年8月12日 01:14

>この電動ドリルは安物で速度調整機能を持っていないので、
>これまた自作の調光器(左側に写っている箱)をつなげています。

はっ。その手があったか!!

はこね2009年8月12日 06:07

こっちにコメしにきましたー☆
DAコンバーターを自作されるなんて、すごいなぁ・・・。確かにまともに買うと高いですよねー。
僕のもすごい値段するし・・・

写真ぱっと見ですが、個人的には振動対策が気になりますねー。
箱をでこピンするとたぶん箱の中に音が響くと思うんです。制振材とか共振対策を施すともう少し良くなりそうな気もします。

DAコンバーター販売してるとこで一番安いとこだと、サウンドデザインキクオンかなぁ。30000円半ばでいけるし。
ttp://kikuon.com/

aPony2009年8月12日 23:58

>ねこ5号さん
最近は速度調整機能の付いた電動ドリルも安くなったんですが、あの頃は高くて・・・。それまではハンドドリルでがんばってたんですが、速度調整機能のない安い電動ドリル買ったら、回転が速すぎて使うのが恐ろしかったので、あわてて調光器を組み立てました(笑)。これ、普通に調光器とか半田ごての温度制御にも使えるのでなかなか便利ですよ。

>はこねさん
メーカー製の単体DACは高いですよねー。実はDAC IC単体の性能で言えば、キクオンのに採用されてるPCM1739より、このPCM1794の方が高性能だったりします。まあその他の細かい仕上げで差があるでしょうけどね・・・。
振動対策はゴム足が付いてるぐらいでなんも考えてなかったので、ちょっと考えた方が良いのかもしれません。

まりあ2009年8月19日 22:49

はぁ。すごいですね、職人さんですか!文系頭の私には何が何やら!『エヴァ』のMAGIに見えたりします(^o^;
日記は「夏休みの工作」というタイトルですが、工作の域を超えていますよ☆学生時代の夏休みの工作は、学生レベルを超えたものを作っておられたんでしょうねぇ。

aPony2009年8月21日 00:32

>まりあさん
いやいや、今回は説明書通りに部品買ってきて、それに合うようにケース加工しただけなんで、そんな難しいことはないですよー。昔からこういうの作るのが好きだっただけです。
でも私、工作はそこまで言うほど得意じゃなかったような気がします…絵とか絶望的に下手ですしねー。

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