2008年6月8日

    ドイツ・バッハの旅5日目(7/23) その1

    朝目が覚めると、昨日とは打って変わってとても良い天気でした。でもそろそろ旅の疲れが出てきたのでゆっくり目に起床し、9時過ぎにホテルを出発。ホテル近くの電停に着くとちょうどトラムがやってきたので飛び乗ったのですが、車内で切符を買おうとしたら、なんと券売機はカード(?)専用ではありませんか。やばい、このままじゃ無賃乗車になってしまう!と焦り、あわてて次の電停で下車しました。しかし運の悪いことにこの電停には券売機がなく、仕方なく今トラムに乗ってきた道を逆戻り。電停1つ分とはいえ、結構距離があって10分ほどロスしてしまいました。あーあ…。

    気を取り直して券売機で一日券を買い、再びトラムに乗ってライプチヒ中央駅を目指します。まず昨日は閉まっていた駅前の観光案内所に寄り、日本語のガイドブックを1ユーロで購入。これは安い割に結構ページ数も多く、役に立ちました。あと観光マップをもらい、いざ市内観光へ。

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    ↑ライプチヒ中央駅前を走るトラム。新しくて綺麗な車両が多かったです。日本でもこんなトラムが増えたらいいのになぁ。

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    ↑ライプチヒ中央駅の駅舎。外観はかつての重厚なイメージですが、内部は大きく改装されています。

    まずは中央駅から500mほど行ったところにあるニコライ教会へ。ここは東西ドイツ統一のきっかけとなった歴史的にも重要な場所で、バッハもこの教会で演奏することがあったようです。ここは内装が植物をモチーフとしたような不思議なもので、とても明るい雰囲気でした。

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    ↑ニコライ教会の外観。旧東ドイツの民主化要求デモの際は、この道が人で埋め尽くされたそうです。

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    ↑教会の内部。柱の装飾が独特でした。

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    ↑オルガンの音は聴けませんでしたが、オルガン自体は新しい感じがしました。

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    ↑祭壇は外から差し込む光がとても綺麗です。天井も高くて開放的な感じ。

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    ↑祭壇の左側。壁には絵が飾ってあります。

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    ↑教会内に飾ってあったバッハの胸像。J.S.バッハの活動場所(1723~1750年)みたいなことが書かれています。

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    ↑教会前の広場にも、教会内の柱と同じような装飾を施したモニュメントがありました。

    ニコライ教会の見学を終えた後、昨日内部に入れなかったトーマス教会に行くことにしましたが、途中本屋を見つけたので、立ち寄ることに。割と大きな本屋でしたが、ここでは日本のマンガが1階に置いてあったので、きっと売れてるんでしょうねぇ。マンガで日本語を学ぶ、みたいな本もあったのですが、そのシチュエーションがありえなくて思わず笑ってしまいました。「私たち、もう別れましょう」「えっ、どうして?」みたいな言葉を実際に使う機会なんてなかなか無いと思うけどなぁ…。

    トーマス教会は結構アジア系の観光客が多くて、写真を撮るのに少々難儀しました。まあ私も同類っちゃあ同類なんですけどね(汗)。教会内部には前日もコンサートを聴くために入っていますが、祭壇にあるJ.S.バッハの墓はこの日初めて目にすることができました。ここもバッハ好きとしては外せないスポットなので、ちょっと感動。

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    ↑トーマス教会の東側から撮影した一枚。前日の写真のちょうど反対側です。この写真は自分でも結構お気に入り。

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    ↑ここのオルガンはかなり年季が入っているようです。前日のコンサートで音色は聴いていますが、できればバッハのオルガン曲を聴きたかったなぁ。

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    ↑教会の祭壇。ニコライ教会に比べると重厚な感じがします。この足下にバッハの墓がありました。

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    ↑そしてこれがJ.S.バッハの墓です。もっともバッハの没後すぐここに葬られたというわけではなく、死後100年以上経ちバッハが再評価されてから、墓がここに移されたようです。今では花を供える人が後を絶ちません。

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    ↑ステンドグラスにもバッハの姿が!

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    ↑前日うまく撮れなかった、トーマス教会南側に建つバッハ像。やはりここは観光スポットだけあって、この日もたくさんの人がいました。

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    ↑バッハ像裏側にある銘板。この場所には1902年まで旧トーマス学校があった、と書いてあるのかな(自信なし)。バッハはかつてここに住んでいたようです。

    トーマス教会そばには売店があり、お土産物が売られていました。私もなにか買っていこうと思い、悩んだ末にカンタータの自筆楽譜が印刷されたポストカードのようなものを1.9ユーロで購入。その後教会の向かいにあるバッハ博物館に入りました。

    バッハ博物館は展示品の解説がドイツ語のみで、オーディオガイドも英語しかなかったため、見て回るのにずいぶんと難儀しました。自筆楽譜の展示もあったものの、ほとんどが複製品の展示で、数も少なかったのであんまり感動はありませんでした。撮影禁止で写真も撮れなかったですしねぇ。

    さて、午後はいろいろとアクシデント続きで振り回されることになるのですが、それはまた次回。