2008年2月29日

    正直液晶ディスプレイをなめてたかもしれない

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    というわけで思い切って液晶ディスプレイを買ってしまいました。今まで使っていたナナオのT965という21インチCRTディスプレイにはとても愛着があったのですが、さすがに買って6年が経過しており、使用時間も12000時間を超えていたので、ときおり不具合っぽい症状がでるようになっていたのです。まあそれでもやはり買った当時11万しただけのことはあり、表示品質は悪くありませんでした。ただ今ならまだ中古PC屋に持って行っても値が付くだけの価値があるので、売れるうちに売ってしまった方が良いかなと思い始めていたのです。

    というわけで去年暮れ頃から買い換えるならどれにしようかと悩んでいたのですが、最初に考えていたのは三菱のRDT261やMDT242あたりです。買うならもちろん1920×1200の解像度に対応したものと決めていたのですが、最近5万円程度で売られている液晶ディスプレイは、液晶パネルがTN方式と言って、見る角度によって色合いがかなり変わってしまうものなのです。個人ユースでディスプレイなんて正面からしか見ないとは言っても、画面サイズが大きいと中央と周辺とで色合いが若干変わってしまうので、あんまり良いとはいえません。ということで高くてもVA方式かIPS方式のものにしようと思い、三菱の2製品を候補にしてみました。

    そして年が明けてからいろいろと情報を集めているうちに、NECの液晶ディスプレイは高いけども品質が良いという話を耳にして、そちらを検討してみることにしました。ラインナップとしては、 RDT261と同じ26インチIPSパネルを使ったMultiSync LCD2690WUXiと、24インチのLCD2490WUXiがあります。色表現などの点でLCD2690のほうが明らかに性能が高いのですが、値段も15万円コースとちょっと手が出そうにありません。そこで少し値段の手頃なLCD2490の方を買おうと思い、価格調査を開始。しかし隠れた人気商品のためか、一向に値段の下がる気配がありません。また後継機種が出るという情報も聞こえてこないので、もう買ってしまおうかと思い、酒の力を借りてえいやっと買ってしまいました(苦笑)。

    LCD2490を買った人はみんな口をそろえて「箱がでかい」とコメントしていたのですが、21インチCRTを買ったことがある身としては、そんなおおげさな、と思っていました。しかし…

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    横に置いたワインと比べてもらえるとわかると思いますが、ほんとにでかい!CRTが入っててもおかしくなさそうな大きさです。しかし中を開けると最初の写真の通りで、ごく普通の大きさです。そして肝心の画質ですが、とにかく美しいの一言に尽きます。とくに自分で撮った旅行写真を見たときに、あまりの美しさにびっくりしました(別におおげさではなく)。いやあ、液晶が進化してると言ってもやっぱCRTでしょーと思っていた身としては、これは衝撃的でした。また液晶の弱点である動画性能も、それほど気にはなりません。またこの液晶はMURACOMPといって、明るさのムラを均一にする機能があるのですが、これもなかなか優れた機能です。そしてなにより、スペースがずいぶんすっきりとしました。いやー、ほんと買ってよかった。

    さて、そしてナナオのディスプレイですが、とりあえず売りに行こうとは思っているのですが、もしこんなのでも欲しいっていう方がいましたら、1万円ほどでお譲りします。まあ上記の通り、多少ガタは来てるかもしれないのでそれでもよければですけどね。