2015年6月

    アルザス・リヨン旅行1日目(9/20) その2

    荷物を部屋に置いて、ストラスブール観光に出発。ホテルを出る前にフロントでおすすめレストランとかあれば聞こうと思ったのですが、先客がいたのであきらめることにします。まずは歩いてプティット・フランスと呼ばれる、川沿いに木組みの家(コロンバージュと言うそうです)が並ぶ観光エリアへ。


    ↑プティット・フランスの景色。ここはイル川が4本の支流に分かれるポイントです。


    ↑イル川では観光客向けの水上バスが運行されています。ここは水位差があるため一旦水門を閉め、水位が一致してから先に進むようになっていました。


    ↑アルザス地方特有の木組みの家が本当に美しい。


    ↑川では白鳥が優雅に泳いでいました。


    ↑イル川沿いにしばらく歩いてみます。結局時間が無くて遊覧船には乗りませんでしたが、川面から見るストラスブールも楽しそうです。


    ↑ノートルダム大聖堂正面。すぐ近くまで建物が建っているので、その全貌を写すことはできませんでした。装飾の細かさも相まって、見上げると圧倒されそうになります。


    ↑大聖堂内部。ここも天井が高く、音の反響の仕方が独特でした。


    ↑ステンドグラスは13~14世紀頃のものが残っていたりするようです。美しい・・・。


    ↑こちらは天文時計。毎日12:30から仕掛けが見られるようですが、時間が合わなくて見られませんでした。こういうモチーフってなんだかわくわくしますね。


    ↑オルガンも小さいながら素敵なデザインでした。


    ↑大聖堂の南側外観。こちら側には広場があるので、全貌がよくわかります。

    大聖堂の塔にも上ってみたかったのですが、今日は無料のせいか長蛇の列が出来ていたので、あきらめることに。代わりにすぐ南側にあるロアン宮に行ってみることにしました。


    ↑ロアン宮はかつて司教が住んでいた宮殿で、地下が考古学博物館、1階が装飾博物館、2階が美術館になっています。


    ↑装飾博物館にある図書室。本に囲まれた良い雰囲気・・・。


    ↑ロアン宮の裏側。こちら側は川に面しています。

    ロアン宮は普段は各階ごとに入場料がいるのですが、装飾博物館以外は正直それほど見所はありませんでした。続いてアルザス地方の衣装や家具などが展示されている、アルザス博物館へ。こちらのほうがずっと展示内容はおもしろかったです。


    ↑アルザス博物館の中庭。ここもアルザス特有の木組みの家が博物館になっています。

    博物館を出て、クレベール広場に続く目抜き通りを歩くと、ウインドウショッピングを楽しむ人たちで賑わっていました。一旦ホテルに戻り、改めておすすめのレストランを聞いたのですが、レストランの多いエリアはわかりましたが、具体的なお店は教えてくれませんでした。仕方がないので一旦部屋に戻り、ネットでよさげなお店を検索。目星を付けて再びフロントに戻ると、さっきまであれだけ晴れていたのに、外は激しい雨!しかし晴れ間も見えていたのでしばらく雨宿りしていると、やがて雨は上がりました。


    ↑雨上がりの空には虹が!


    ↑ストラスブールの街を走るトラム。

    レストランに向かう途中に本屋があったので、ちょっと寄り道。恒例のマンガチェックをしましたが、進撃の巨人がすでに9巻まで翻訳されて並んでいて、スピード速いなあとびっくり。他にもまどマギのアンソロジーとかもあったりして、驚きました。

    目当てのレストランはすぐに見つかったのですが、水槽でロブスターが泳いでいたりして、ちょっとお高そうな雰囲気です。しかし他にあてもなかったので、ここで食べることに。22.9ユーロのコースと、ビールを注文しました。


    ↑前菜にはフォアグラのテリーヌをチョイス。ビールはフランスでシェアNo.1のクローネンブルグ(クローナンブール)1664。この1664の読み方(セーズ・ソワサンカトル)を必死に覚えて注文しましたが、有名な銘柄なのでセーズと言えば通じるようです。

    テリーヌはこってりした味でしたが、付け合わせの果物ベースの甘いソースを付けて食べると、それが緩和されてちょうどいい味でした。ビールは日本人にも好まれそうな、さっぱりした味わいです。


    ↑メインディッシュはせっかくアルザス地方に来たので、シュークルートにしました。飲み物はアルザスワインのゲヴュルツトラミネールです。

    本場のシュークルートは、まずそのボリュームに圧倒されました。しかし味付けはあっさりしていて、おでんになじみのある日本人なら万人受けしそうな気がします。素材もなんてことないものばかりなのですが、ザワークラウトは日本で食べるのと全然違いますし、ソーセージとベーコンの味はさすがとしか言いようがありません。アルザスワインも少し甘みがあって、とてもおいしかったです。

    途中、水槽のロブスターが暴れて周りが水浸しになってしまい、店員さんがあわてて拭きにいったのですが、その仕事ぶりにもプロとしての矜持が垣間見えて、かっこいいなあと思いました。食後にエスプレッソを頼み、35.2ユーロのお会計に1ユーロチップを置いて店を後にします。多少お値段はしましたが、満足してホテルへ帰還。雨が降ったせいか、外はすっかり涼しくなっていました。


    ↑ライトアップされたクレベール広場。

    時差の関係でさすがに疲れ果てていたので、まだ21時前でしたが早々と就寝。しかし時差ぼけしているので、夜中に目が覚めたりして、熟睡はできませんでした。

    翌日はミュルーズという街まで足をのばしてフランス鉄道博物館と国立自動車博物館を見学しますが、それはまた次回。

    アルザス・リヨン旅行1日目(9/20) その1

    今回も毎度おなじみのトルコ航空利用だったので、帰宅後シャワーを浴びて最後の荷造りを済ませ、出発。去年の旅行でコーティングのゴムが取れたスーツケースの車輪は、修理に出すと結構なお値段がしそうだったので、このページを参考に自分で修理したのですが、快調に転がってくれて安心しました。今年もまずなんばまで出て、そこから関空トク割 ラピートきっぷで関空へと向かいます。どうせ早く行っても時間をもてあますと思い、去年より1本遅い20:30発のラピートに乗り、関空には21:09着。予想通り保安検査場や税関はがらがらだったので、おそらく史上最速の約20分で搭乗ゲートに到着できました。


    ↑関空北ウイングに駐機中の、これから乗り込むトルコ航空の機体。

    その後すぐ搭乗が始まり、21:50には機内の自席へ。定刻は22:30でしたが15分早発になっていたので、ほどなく機体が動き出しました。私の周りには日本人団体ツアー客が座っていたので、ツアーコンダクターの人が時々説明にきたりしてにぎやかです。風向きの関係か、機体は一度空港の南端まで向かい、北向きにテイクオフ。
    今回はウェルカムドリンクはなく、おなじみの一口菓子(ロクムという名前だそうで、ゆべしに似た感じ)が配られたあと、すぐに一回目の機内食が出てきました。去年より30分近く早く出てきてくれたのは本当にありがたい。


    ↑1回目の機内食。今回メインディッシュは魚かベジタリアンメニューしかなかったので、鱈のグリルを選びました。もちろんワインは白にしましたが、これはトルコ産のワインっぽかったです。

    鱈はすごく薄味だったので、塩こしょうを足して食べましたが、やはりあっさりした味でした。ワインは辛口で、料理に良く合う感じ。そして食後に紅茶をもらい、消灯を待ちきれずに耳栓とアイマスクを装備して就寝体勢に。気付いたらカップは回収され、ペットボトルのミネラルウォーターが配られていました。しかし今回はなかなか寝付けず、結局2時半を過ぎてようやく就寝。

    到着1時間半前ぐらいに、2回目の機内食が出てきました。


    ↑2回目の機内食はほうれん草のオムレツとチーズトースト。メニューには書いてなかったのですが、大好きなサワーチェリージュースもちゃんとありました。

    食後にはホットコーヒーをもらい、定刻より約30分ほど早い5時ちょっと過ぎにイスタンブール・アタテュルク国際空港に到着。でも駐機場に着いたときには5時半近くになっていたので、1時間近く早く到着した去年と比べると、だいぶゆっくりとした到着でした。しかし早く着きすぎても結局乗り継ぎ便を待つ時間が長くなるだけなので、これで良いのです。今回も沖止めなのでバスでターミナルビルへと移動しないといけないのですが、最初来たバスに乗客が乗り切れなかったので、次のバスを待つ間機体を撮影することに。


    ↑沖止めされている機体。関空からの到着便はいつも沖止めなのでしょうか。

    バスに乗り、途中整備場の前を通ってターミナルビルへ。乗り継ぎゲートにはすでに長蛇の列が出来ていて、しばらく待たされます。これまでは大丈夫だったのに、なぜか今年は靴がセキュリティーチェックに引っかかり、靴だけX線検査機にかけられ裸足で金属探知機を通りました。乗り継ぎ便は8:20発だったので、それまでKindleで本を読んだり、売店を冷やかしたりして過ごします。いつも大体機体後方に座席を取るのですが、今回は前方に取ってみたところ、エコノミー席の最前列でした。おかげでボーディングブリッジが外されるところが見えたりして、とてもおもしろかったです。

    結局定刻より20分ほど遅れて出発。前方の席だったので、エンジン音が結構うるさかったです。しばらくすると機内食が出てきました。


    ↑乗り継ぎ便の機内食。スクランブルエッグとチーズトースト、チキンソーセージと焼きトマトというオーソドックスな朝食でした。レモネードが飲みたかったのですが有料?っぽかったので再びサワーチェリージュースを飲みます。

    途中、去年立ち寄ったザルツブルクの上空を通ったので、見覚えのある街並みがちらっと見えました。結局定刻より10分弱遅れて、10時半頃にドイツ・シュトゥットガルトに到着。ここもまた沖止めで、バスで移動することに。


    ↑シュトゥットガルト空港に沖止め中の機体。

    ターミナルビルに入るとすぐに入国審査があり、ドイツらしく滞在目的と日数、行き先などをいろいろ聞かれます。その後バゲージピックアップに向かいましたが、なかなか自分のスーツケースが出てこないのでちょっとやきもきしてしまいました。幸いスーツケースはその後ちゃんと出てきたので、荷物を詰め替えたりして空港の外へ。ここからSバーンで一旦シュトゥットガルト中央駅に向かうつもりだったのですが、駅がどこにあるのかわからなくて一瞬戸惑ってしまいます。結局駅は地下にあることがわかったので、エスカレーターを下りて停車中の列車に乗り込みました。すでに切符は日本で購入済なので、あとは発車を待つだけです。
    列車はしばらく郊外を走り、30分ほどでシュトゥットガルト中央駅に到着。ここもまた地下ホームになっていました。


    ↑Sバーンの車内と外観。液晶案内盤も付いて真新しい車両でした。割と長編成でしたが、私の乗った区間は乗客もまばらだったので、ここから先の区間では増えるのでしょうか。


    ↑シュトゥットガルト中央駅の構内。重厚ですが外光が差し込んで明るい雰囲気。


    ↑外観。おや、あの右上にあるモニュメントは・・・?


    ↑そう、駅舎上部で誇らしげに回っているのは、まぎれもなくメルセデス・ベンツのマークです。ここシュトゥットガルトはダイムラー社の本社があることから、付けられたようですね。


    ↑このように遠目で見てもよく目立ちます。

    乗り換え列車までまだ時間があるので、せっかくだしビールぐらい飲んでいこうと思ったのですが、駅の近くでは良い店がなかったので、街の中心部まで歩くことに。宮殿広場近くにお店を見つけたので、そこで飲んでいくことにします。


    ↑宮殿広場に建つケーニヒス・バウという商業施設。とても立派な外観です。


    ↑Carls Brauhausというお店で、Sanwaldという醸造所のヴァイツェンを注文。時間があんまりないので先にお会計を済ませて飲みましたが、やはり本場のヴァイツェンはうまい!2.9ユーロでした。

    列車の発車時刻が近づいていたので、中央駅へと戻ります。地上ホームはどうやら改装中のようで、至る所で工事をしていました。


    ↑このようにホームには仮設感が漂っていました。


    ↑これから乗るTGV9574 パリ行きの案内盤と車両。客車は8両編成と短いですが、全車2階建て車両です。

    私の座席は一番前の車両の2階席でした。天井が低くてスーツケースが荷棚に乗らないので、デッキにある荷物置き場に置いて念のため鍵をかけておくことに。12:55発予定でしたが、2分ほど遅れて列車は出発します。また座席は進行方向と逆向きで、途中で気持ち悪くなってきてしまいました。発車後すぐに車内検札がやってきて、私の前に座っていた男性はずいぶんともめていましたが、私はあっさりと終了。13:30にカールスルーエに到着し、乗客がたくさん乗ってきます。そして国境を越え、定刻の14:11にストラスブールに到着。この列車はこのあとパリまでノンストップのようですが、私はここで下車します。


    ↑ストラスブール駅のホーム。歴史を感じるアーチ状の駅です。


    ↑しかし一歩ホームの外に出るとその印象は一変します。駅舎を覆うようにアーチ状の透明な構造物が作られており、近未来感ありあり。

    ストラスブールは国境の街ということもあるのか、駅構内には軍人っぽい人たちが銃を持って歩いていたりして、ちょっとびっくり。駅ではまず観光案内所に行ってストラスブール・パスという、博物館等が割引になるパスを買おうと思ったのですが、買いに行くとまずフランス語と英語、どちらで説明するか聞かれたので、迷わず英語を選択。するとどうやらこの週末はユネスコのなにかイベントの関係で博物館は元々フリーパスになってるので、買うのはやめた方がいいとのことでした。それなら買う必要はなさそうだったので、お礼を言って観光案内所を後にし、まずは今日泊まるホテルへと向かうことにします。


    ↑外から見るとかっこよすぎて、もはや駅には見えません。


    ↑駅前の風景。天気が心配だったのですが幸い晴れてくれたので、このとおり素敵な景色を楽しめました。

    ホテルはトラムの電停近くだったのですが、大した距離でもなかったので軌道敷沿いに歩いて行くことにします。ホテルはすぐに見つかりましたが、とても賑やかな広場に面していたので、夜うるさくて寝られなかったらどうしようとちょっと不安になりました。


    ↑ホテルの面するクレベール広場。多くの人で賑わっていました。

    フロントは感じの良いおばあさんでしたが、少し英語は苦手な様子。それでも問題なくチェックインを済ませ、ドアを手で開ける式のエレベータに乗って最上階へ。天井裏のような感じでトイレは梁がむきだしになっていましたが、最近改装されたようでこぎれいな部屋でした。

    このあとストラスブール観光へと出かけるのですが、それはまた次回。

    南ドイツ・オーストリアの旅8日目(8/24) その2

    ドク・ツェントルムを出て、ドゥッツェンタイヒという池の周りをぐるっと回ります。ここは市民の憩いの場となっていて、本を読んだり、昼寝をしたりする人が多かったです。すぐ横には移動式遊園地があって、たくさんの家族連れで賑わっていました。


    ↑ドク・ツェントルムのすぐ横にある移動式遊園地。さっきまでの戦争の記憶が嘘のように平和な空間でした。


    ↑池の対岸から眺めたドク・ツェントルム。ローマの古代建築っぽい雰囲気があります。


    ↑そしてここが、ヒトラーが演説したというツェッペリンフェルト。上ではバレエダンサーっぽい人たちが練習していました。


    ↑かつてのツェッペリンフェルト。てっぺんにナチ党のマークがあったようです。


    ↑ヒトラーが演説台から見た景色もこんな感じだったのでしょうか。いろいろと考えてしまいます。Wikipediaにはかつての写真が残されています。


    ↑演説台の反対側。ここから階段を上ると先ほどの広大な敷地に入ります。ここでは今でも野外ロックフェスなどが開かれています。

    ちなみにツェッペリンフェルトという名前は、あのツェッペリン飛行船がここから離着陸していたことから、名付けられたようです。帰りは再びドゥッツェンタイヒの周りを歩きました。


    ↑別の角度からドク・ツェントルムをもう一枚。このあたりは鳥がとても多かったです。


    ↑特にカモは人に慣れているのか、パンをあげるとわらわらと大挙して陸に上がってきていました。

    ドク・ツェントルムはトラムT6の終点なのですが、ここからT9が別経路を通って中央駅までつながっているので、帰りはそちらに乗ることにします。中心部に戻り、最後にニュルンベルクソーセージを食べ収めることにしました。同じ店にするのも芸が無いので、ブラートヴルストハウスというお店で食べることに。


    ↑ニュルンベルクソーセージと黒ビール。ここの店もおいしかったですが、やはり2日前に食べたブラートヴルスト・ホイスレの方が味は上でした。

    食べ終わってから、預けていた荷物を受け取るためホテルに戻ります。それから近くのスーパーでさらにチーズを買い、Opernhaus駅から地下鉄に乗りました。


    ↑ホテル近くにあるオペラハウス。立派な外観です。

    ここからは地下鉄U2に乗れば空港まで1本で行くことができます。昼間でも10分に1本走っていますし、空港まで15分ぐらいで行けるのでアクセスは抜群です。この区間はずっと地下を走っていましたが、外光が差し込む駅が多く、とても開放感がありました。


    ↑地下鉄の先頭車両。無人運転なので眺めは抜群です。


    ↑空港駅の構内。空港アクセスにしては2両編成と短編成ですし、駅もそれっぽい感じが全くしませんでしたが、エスカレーターを上がるとすぐ目の前が空港でした。

    チェックインは済ませていたので、荷物を詰め替えて預けることに。いつものことなのですが、なぜか今回に限って途中乗り継ぎのイスタンブールでは受け取れないと念を押されました。その後保安検査場に向かいましたが。思ったより時間がかかってしまい、搭乗開始時間を過ぎてしまいました。そして何も持ってないのに金属探知機にも引っかかってしまい、いろいろ調べられる羽目に。何も持っていないことがわかるとにこやかに解放してくれましたが、ほんと心臓に悪いわ・・・。

    その後搭乗ゲートに向かうと、幸いまだ搭乗は始まっていませんでした。特に問題なく機体に乗り込み、定刻の18:35頃にテイクオフ。ここからは2時間40分ほどのフライトです。しばらくすると機内食が出てきました。


    ↑夜の便なので、機内食もわりとしっかりした物が出てきました。せっかくなのでトルコビールのEFESをいただきます。

    イスタンブール到着は22時過ぎでしたが、着陸前に見えた夜景がとてもきれいでした。そして着陸した後の拍手がいつもよりすごくてびっくり。これ、日本人はまずやらないのでとても不思議に思えます。

    イスタンブールでの乗り継ぎは2時間半ほどあるので、とりあえず長時間のフライトに備えて歩き回ることに。機内に持ち込むスポーツドリンクが買いたかったのですが、見当たらなかったので仕方なく缶入りピーチティーを購入。なかなかの甘さでした。

    歩くのにも飽きてきたので、しばらくKindleで読書をして過ごします。しばらくすると搭乗ゲートの案内が表示されましたが、前回と違って今回はボーディングブリッジからの搭乗ではなく、バス連絡のようです。しかし搭乗開始時間を過ぎてもなかなか搭乗開始せず、結局そのまま30分近く経過。その後やっとバスに乗り、機体へと向かうことができました。バス連絡だと座席が後ろの方でも後方から乗り込むことができるのは良いですね。

    座席に座り、出発を待ちますがなにやらすでに格納した荷物に問題があったようで、中からスーツケースを2個取り出していました。結局このトラブルの影響で、定刻00:50から20分ほど遅れて出発。早寝が続いていたせいもあってもう眠気がMAXで、機内食のメニューや税関申告書が配られたことにも気付かないまま寝てしまっていました。その後2時前ぐらいになって、ようやく1回目の機内食が出てきました。


    ↑1回目の機内食。トルコ風ハンバーグがおいしかったですが、疲れていたのでお酒はやめてチェリージュースにしました。

    食べ終わり、食後に紅茶をもらったらもう2時を過ぎていました。再び眠りにつくとそこからは途中何度か目覚めたりはしたものの、ずっと寝続けていました。気付いたらもう到着2時間前になっており、2回目の機内食が出てきます。


    ↑2回目の機内食は鶏ムネ肉のグリルでした。今度は赤ワインを一緒にいただきます。しかしきゅうりとトマトどんだけ食わすんだ・・・というメニュー構成ですね。

    そして長旅の末に関空に無事到着。どうやら直前まで大雨だったようで、地面はぬれていましたが、もう雨は上がっていました。しかしそのせいで鉄道は遅れまくっていて、関西空港駅からの関空快速がなかなか発車しません。途中駅でも時間調整で停車しまくり、いつもの1.5倍ぐらい時間がかかってしまいました。こんなことなら南海に乗っておくんだった・・・。

    というわけで南ドイツ・オーストリアの旅はこれで終わりです。次回はアルザス・リヨンの旅編をお送りいたします。


    ↑おまけ。最後にスーパーで買ったTI製の電卓です。日本でTIの電卓って滅多に見かけないので、珍しくてつい購入。

    南ドイツ・オーストリアの旅8日目(8/24) その1

    6時に起きるつもりが、ごろごろしてるうちに気付いたら7時を回っていました。朝食を済ませてから、9時過ぎに一旦ホテルをチェックアウトし、荷物をフロントに預けて中央広場へと向かいます。中央広場にはもう市が立っていて、買い物客で賑わっていました。


    ↑中央広場のフラウエン教会前に立つ市。いろんな野菜や果物が並んでいました。


    ↑昨日食べたアンズタケもこのようにたくさん売られていて、ほんとにドイツの人はアンズタケが好きなんだなぁと実感。100gで2ユーロとお手頃な価格でした。

    とりあえずお土産の買い物は後回しにして、先にカイザーブルクへと向かいます。カイザーブルクとは神聖ローマ皇帝の城で、その歴史は12世紀にまでさかのぼるそうです。街の北側にそびえ立つ岩山の上にあるカイザーブルクは、ニュルンベルクの街の象徴でもありますが、とにかく上り坂がきつい!なんとか坂を上りきると、すでにたくさんの観光客が来ていました。


    ↑カイザーブルクに入ったところ。どちらかというと城ではなく砦という雰囲気です。

    まずはチケット売り場で入場券を購入。井戸のガイドツアーもあるらしく、開始時間と井戸の場所を丁寧にメモしてくれたのがありがたかったです。城内も無骨で質素な雰囲気で、時代が下るにつれて増築が繰り返されてきたのが展示でよくわかりました。他にも二重構造の礼拝堂(皇帝などのえらい人は上部に、一般の人は下部の席にわけられている)などが興味深かったです。


    ↑たぶん天球儀だと思いますが、めっちゃかっこいい。


    ↑ここにも様々な武器や防具が展示されていました。装飾が美しい。

    まだ井戸のツアーまでには時間があったので、先に塔に上ることに。きつい階段を上った先から眺める街並みは、最高でした。


    ↑このようにらせん状の階段が上まで続いています。


    ↑塔自体が岩山の上に建っていることもあり、眺めは最高です。

    塔を降り、ガイドツアーの時間になったので井戸へ。見た目は普通の井戸ですが、岩山の上に設置されているせいで深さ58mもあるらしく、上から水滴をたらして水面に落ちた音が反響してくるまでに6秒ほどかかっていました。そして井戸の上に設置されていた燭台が、実はLEDライト付きのカメラで、これを水面ぎりぎりまで下ろしていくと、中の様子がよくわかりました。このガイドツアーはほんとにおもしろかったので、来られる方はお見逃しなく。


    ↑カイザーブルクを下りてきたところ。こうしてみると岩山の上にあるのがよくわかります。中央に見えるのがさっき上ってきた塔です。

    カイザーブルクを出て、まずは中央広場へと戻ります。チーズ屋さんでおみやげにちょっとミモレットに似たオレンジ色のチーズを200g5ユーロで買い、地下鉄のLorenzkirche駅へ。ここは坂の下に駅があり、構内には肉屋やパン屋も並んでいました。ここから2駅先のAufseßplatz駅でトラムに乗り換え、終点のDoku-Zentrum電停へ。


    ↑地下鉄車内。小型の車両が使われています。


    ↑エスカレーターは大阪と同じく、左側が歩く用、右側が立ち止まる用です。


    ↑Doku-Zentrum電停。中央駅からそれほど離れているわけではありませんが、郊外ののんびりした空気が漂っていました。

    ドク・ツェントルムとは、かつてナチ党党大会会場だった跡地にある展示館です。英語の解説が少ないので(オーディオガイドはあるようです)、写真を主に見ていきましたが、人々が徐々にヒトラー熱に浮かされていく当時の状況がなんとなく伝わってきました。展示が終わり外を見ると、そこがまさに党大会会場跡地でした。


    ↑ドク・ツェントルムの入口。


    ↑党大会会場跡地。かつては屋根がありましたが、今は野ざらしになっています。観光バスがひっきりなしに訪れていました。

    ドク・ツェントルムを出て、かつてヒトラーも演説をしたツェッペリンフェルトへと向かいますが、それはまた次回。