2015年6月26日

    アルザス・リヨン旅行1日目(9/20) その2

    荷物を部屋に置いて、ストラスブール観光に出発。ホテルを出る前にフロントでおすすめレストランとかあれば聞こうと思ったのですが、先客がいたのであきらめることにします。まずは歩いてプティット・フランスと呼ばれる、川沿いに木組みの家(コロンバージュと言うそうです)が並ぶ観光エリアへ。


    ↑プティット・フランスの景色。ここはイル川が4本の支流に分かれるポイントです。


    ↑イル川では観光客向けの水上バスが運行されています。ここは水位差があるため一旦水門を閉め、水位が一致してから先に進むようになっていました。


    ↑アルザス地方特有の木組みの家が本当に美しい。


    ↑川では白鳥が優雅に泳いでいました。


    ↑イル川沿いにしばらく歩いてみます。結局時間が無くて遊覧船には乗りませんでしたが、川面から見るストラスブールも楽しそうです。


    ↑ノートルダム大聖堂正面。すぐ近くまで建物が建っているので、その全貌を写すことはできませんでした。装飾の細かさも相まって、見上げると圧倒されそうになります。


    ↑大聖堂内部。ここも天井が高く、音の反響の仕方が独特でした。


    ↑ステンドグラスは13~14世紀頃のものが残っていたりするようです。美しい・・・。


    ↑こちらは天文時計。毎日12:30から仕掛けが見られるようですが、時間が合わなくて見られませんでした。こういうモチーフってなんだかわくわくしますね。


    ↑オルガンも小さいながら素敵なデザインでした。


    ↑大聖堂の南側外観。こちら側には広場があるので、全貌がよくわかります。

    大聖堂の塔にも上ってみたかったのですが、今日は無料のせいか長蛇の列が出来ていたので、あきらめることに。代わりにすぐ南側にあるロアン宮に行ってみることにしました。


    ↑ロアン宮はかつて司教が住んでいた宮殿で、地下が考古学博物館、1階が装飾博物館、2階が美術館になっています。


    ↑装飾博物館にある図書室。本に囲まれた良い雰囲気・・・。


    ↑ロアン宮の裏側。こちら側は川に面しています。

    ロアン宮は普段は各階ごとに入場料がいるのですが、装飾博物館以外は正直それほど見所はありませんでした。続いてアルザス地方の衣装や家具などが展示されている、アルザス博物館へ。こちらのほうがずっと展示内容はおもしろかったです。


    ↑アルザス博物館の中庭。ここもアルザス特有の木組みの家が博物館になっています。

    博物館を出て、クレベール広場に続く目抜き通りを歩くと、ウインドウショッピングを楽しむ人たちで賑わっていました。一旦ホテルに戻り、改めておすすめのレストランを聞いたのですが、レストランの多いエリアはわかりましたが、具体的なお店は教えてくれませんでした。仕方がないので一旦部屋に戻り、ネットでよさげなお店を検索。目星を付けて再びフロントに戻ると、さっきまであれだけ晴れていたのに、外は激しい雨!しかし晴れ間も見えていたのでしばらく雨宿りしていると、やがて雨は上がりました。


    ↑雨上がりの空には虹が!


    ↑ストラスブールの街を走るトラム。

    レストランに向かう途中に本屋があったので、ちょっと寄り道。恒例のマンガチェックをしましたが、進撃の巨人がすでに9巻まで翻訳されて並んでいて、スピード速いなあとびっくり。他にもまどマギのアンソロジーとかもあったりして、驚きました。

    目当てのレストランはすぐに見つかったのですが、水槽でロブスターが泳いでいたりして、ちょっとお高そうな雰囲気です。しかし他にあてもなかったので、ここで食べることに。22.9ユーロのコースと、ビールを注文しました。


    ↑前菜にはフォアグラのテリーヌをチョイス。ビールはフランスでシェアNo.1のクローネンブルグ(クローナンブール)1664。この1664の読み方(セーズ・ソワサンカトル)を必死に覚えて注文しましたが、有名な銘柄なのでセーズと言えば通じるようです。

    テリーヌはこってりした味でしたが、付け合わせの果物ベースの甘いソースを付けて食べると、それが緩和されてちょうどいい味でした。ビールは日本人にも好まれそうな、さっぱりした味わいです。


    ↑メインディッシュはせっかくアルザス地方に来たので、シュークルートにしました。飲み物はアルザスワインのゲヴュルツトラミネールです。

    本場のシュークルートは、まずそのボリュームに圧倒されました。しかし味付けはあっさりしていて、おでんになじみのある日本人なら万人受けしそうな気がします。素材もなんてことないものばかりなのですが、ザワークラウトは日本で食べるのと全然違いますし、ソーセージとベーコンの味はさすがとしか言いようがありません。アルザスワインも少し甘みがあって、とてもおいしかったです。

    途中、水槽のロブスターが暴れて周りが水浸しになってしまい、店員さんがあわてて拭きにいったのですが、その仕事ぶりにもプロとしての矜持が垣間見えて、かっこいいなあと思いました。食後にエスプレッソを頼み、35.2ユーロのお会計に1ユーロチップを置いて店を後にします。多少お値段はしましたが、満足してホテルへ帰還。雨が降ったせいか、外はすっかり涼しくなっていました。


    ↑ライトアップされたクレベール広場。

    時差の関係でさすがに疲れ果てていたので、まだ21時前でしたが早々と就寝。しかし時差ぼけしているので、夜中に目が覚めたりして、熟睡はできませんでした。

    翌日はミュルーズという街まで足をのばしてフランス鉄道博物館と国立自動車博物館を見学しますが、それはまた次回。