2014年7月

    南ドイツ・オーストリアの旅5日目(8/21) その2

    ホテルを出て、まずは市の中心部マルクト広場へ。人は多いですが、どことなくのんびりした雰囲気が漂っているのが良い感じです。ここにはマリエンカペレという教会が建っているので、立ち寄ってみることに。


    ↑マリエンカペレは赤と白が目立つ外観でした。手前にはマイバウムも見えます。


    ↑外観に比して内部は比較的シンプルですが落ち着いた空間。


    ↑オルガンも飾り気のないモダンなものでした。


    ↑しかしこのステンドグラスはなかなか素敵。


    ↑市庁舎は小さいですがレトロな雰囲気でした。地下にはラーツケラーもあります。

    ここからマイン川を渡り、世界遺産のマリエンベルク要塞を見学しにいきます。橋のたもとにはテラス席のあるレストランが建っており、素敵な雰囲気でした。


    ↑マイン川の右上にマリエンベルク要塞が見えています。その下の斜面はブドウ畑です。


    ↑今度は北側を向いたところ。こちらの斜面にもブドウ畑が広がっています。もちろんフランケンワインのブドウ畑です。

    橋を渡り要塞に向かいますが、要塞というだけあって行きはひたすら上りなので、すっかり汗だくに。本数は少ないですが中央駅からバスも出ているので、そちらを使うのも手かもしれませんね。


    ↑ひたすら階段を上っていきます。


    ↑要塞の入口、ノイトーア門。しかしここから建物までがまた遠い。


    ↑2つめの門、シェーンボルン門をくぐったところ。ここに博物館があります。


    ↑ベルクフリート(主塔)。1200年頃に築かれたようです。

    建物内部のガイドツアーが16時からだったので、それまで写真を撮って回る事にします。そろそろいい時間になったのでチケットカウンターに行くと、ガイドツアーはドイツ語だけだから、わからないならやめといた方がいいと言われ、仕方なく博物館のチケットだけ買って中に入ることに。

    博物館は2つあるので、まずは領主館博物館へ。ここでは要塞の成り立ちについての展示があったりしました。建物内部も見ることができたのですが、要塞なだけあって、なかなか無骨な造りです。しかし案内表示が少ないせいか途中で順路がわからなくなり、全部見る前に外に出てしまいました。今から戻るのもなんなので、あきらめてもう一つのマインフランケン博物館の方へ行ってみることに。こちらは絵画などの展示が中心でしたが、住居の復元展示などもあって興味深かったです。

    博物館を出てから、そういえばここには領主の庭園という眺めの良い場所があるのに行ってないことに気づき、行ってみようと思いましたがどうやっても行き方がわからず断念。要塞の外から見ると人がいるのが見えたので、行けないことはないはずなのに・・・おそらく博物館の順路を外れてなければたどり着けてたのでしょう。まあ今さらどうしようもないので、要塞の外側にあるブドウ畑を通って帰ることに。しかしここでも久々に迷子スキルを発動していまい、東側に出ないといけないところを西側に出てしまって、民家の中を5分ぐらい進んでようやく気づいて引き返すというていたらくでした。ほんとスマホのGPS機能があって良かった・・・。再び要塞に戻ってきたので、外側をぐるっと回って東側に出ます。


    ↑外側から眺めたところ。


    ↑遠くにヴュルツブルクカペレが見えます。


    ↑要塞の外壁は敵の侵入を防ぐような造りになっています。


    ↑マイン川とヴュルツブルク市街。美しい街並みです。


    ↑要塞の南側と東側斜面はブドウ畑になっています。このとおりかなりの急斜面なので、ブドウの収穫とか大変そうだなぁ。


    ↑フランケンワインは基本白なので、ここのブドウも白ブドウです。


    ↑要塞のすぐ間近までブドウ畑が広がっています。


    ↑斜面が急なので一直線に降りることはできず、つづら折りの道を降りていきます。


    ↑ブドウ畑を降りたところにあった聖ブルカルト教会。祭壇の直下が歩道になっているのがおもしろい。

    川沿いに北上し、アルテ・マイン橋まで戻ります。橋のたもとでは楽しそうにワインを立ち飲みしている人たちの姿があり、ちょっと誘惑に駆られましたが日が暮れるまではまだ時間があるのでやめておきました。橋を渡り、そのまままっすぐ直進すると、聖キリアン大聖堂にたどり着きます。


    ↑とにかく白さが印象的な大聖堂内部。


    ↑オルガンは時計が付いたユニークな形状でした。


    ↑祭壇も白さが際立つ印象。


    ↑祭壇の近くにもオルガンがありました。


    ↑クリプト(地下聖堂)のオルガン。クリプトは入場料を取る教会も多い中、この地方の教会は普通に入れるところが多い気がしました。

    それからすぐ横にあるノイミュンスター教会へ。


    ↑こちらのオルガンはややモダンですが立派なものです。


    ↑祭壇は大聖堂に比べてこちらの方が装飾の多いイメージ。身廊上部の絵画も印象的です。


    ↑市内中心部を走るトラム。

    教会を出て、中央駅近くにあるヴュルツブルク大学へ。ここはあのレントゲン博士が教鞭を執っていたことで有名で、構内には記念館があるので立ち寄ってみることにします。


    ↑レントゲン記念館。ここでは普通に講義も行われているようです。

    記念館の中にはレントゲンが実験で使用した、タンスほどの大きさもある高電圧発生装置や論文などが展示されていました。まさにここでX線が発見されたわけですね。記念館にはX線発見についてレントゲンが発表をした講義室も残されています。またロビーにはレントゲンのX線発見のエピソードに関するビデオがあり、日本語でも見ることができました。

    記念館を出るとそろそろ19時になろうとしていたので、まだ外は明るいですがそろそろ晩ご飯を食べることに。もともと今夜はユリウスシュピタールでワインを飲もうと決めていたので、悩むことなく向かいます。レントゲン記念館からは数百メートルしか離れていないので、あっという間に到着。しかしこちらは事務所のようで、レストランの入口はもっとトラム通り沿いにありました。


    ↑ユリウスシュピタールの入口。このボックスボイテルと呼ばれる独特の瓶の形状が、フランケンワインの特徴です。

    中庭ではすでにたくさんの人が楽しそうにしていたのですが、その中に一人で飛び込む勇気はさすがになかったので、静かな店内に座ることに。ヴュルツブルクの醸造所としては、1316年設立のビュルガーシュピタール(市民所有)、そして1576年設立のユリウスシュピタール(教会所有)の2つが特に有名で、どちらにするか悩んだのですが、ホテルからも近いユリウスシュピタールにしました。まずは2012年物のリースリング トロッケンをいただくことにします。ここは100ml単位でワインを選べるので、いろいろ試せるのがよかったです。


    ↑ドイツワインではおなじみのリースリングですが、フランケンのリースリングは少し違う感じがしました。


    ↑メインディッシュにはザウアーブラーテンをいただくことに。牛肉をマリネしたものを焼いて、ソースをかけた料理ですが、思ったよりも酸っぱさはなく、おいしかったです。しかしこれと付け合わせだけでもうお腹いっぱいに。

    ワインはその後、ユリウスという名の付いたハウスワインをいただくことに。1.9ユーロと安価でしたが、さっぱりとしておいしかったです。それから赤も飲んでみようと思い、ドミナ トロッケン 2012をいただくことに。


    ↑ドミナとはブドウの品種のようですね。ドイツで赤というと軽いイメージですが、これはそこそこしっかりした味で、肉にもよく合いました。


    ↑最後はリースラナー アウスレーゼ 2011。リースラナーとはリースリングとジルヴァーナーとの交配品種のようです。フランケンワインというと辛口白が有名ですが、これはデザートワインにぴったりの甘さがたまりません。さすがに8ユーロするだけのことはあります。

    結局料理をほとんど食べなかったので、お会計は30.3ユーロで済みました。ここはやはり名の知れたお店なので、店員さんの給仕のレベルも高くて満足です。まだ21時ぐらいだったので外はほのかに明るかったですが、ワイン4杯飲んで眠くなってきたので、まっすぐホテルへと帰ることにします。といってもホテルはすぐ裏手だったので、あっという間に到着。

    明日は引き続きヴュルツブルク市内を観光した後ニュルンベルクへと向かいますが、それはまた次回。

    南ドイツ・オーストリアの旅5日目(8/21) その1

    目覚ましは6時にセットしていましたがすんなりとは起きられず、結局8時頃に荷物はそのままにして一旦外出することに。今日も良い天気でしたが、日が昇りきるまでは長袖を着ないと肌寒いぐらいの気温でした。今日の朝ご飯にはミュンヘン名物の白ソーセージをいただこうと思っていたので、目星を付けていたヴァイセス・ブロイハウスというお店に向かいます。


    ↑朝のヴィクトアーリエンマルクトは、昨日の喧噪が嘘のように静かでした。茶色い建物はペーター教会。

    ヴァイセス・ブロイハウスはシュナイダー・ヴァイセというヴァイツェン(白ビール)が有名なので、まだ朝8時過ぎですがいただくことにします。しかし量を伝え忘れてしまい、300mlにするつもりだったのに500mlが出てきたので、すっかりほろ酔い状態に・・・。


    ↑シュナイダー・ヴァイセ。これは今まで飲んだヴァイツェンの中でもかなり上位に入るうまさでした。ここはヴァイツェンだけで10種類近くあるので、飲み比べとかしてみたかったですね。


    ↑そしてこれが白ソーセージ。このように湯につかった状態で出てきます。メニューには1本2.3ユーロとありましたが、注文は2本から。


    ↑白ソーセージは皮が固いので、このように縦に切って中身を皮から少しずつはがして、付け合わせの甘いマスタードを付けて食べていきます。プレッツェルもさくさくでうまい。

    白ソーセージは傷みやすいため、冷蔵技術が発達していなかった頃は昼までしか提供できなかったようです。ヴァイセス・ブロイハウスは今でも白ソーセージは正午までの限定メニューになっています。味は確かに新鮮で、なんというかすり身を食べているような感覚。日本でも食べられるところがあれば是非また食べてみたいと思える味でした。

    ここは少額だとカードが使えないので、現金でお会計を済ませて店の外へ。この後は少し歩いてドイツ博物館を見学していくことにします。


    ↑イーザル川の中州に建つドイツ博物館。


    ↑入口からしてなかなかの威容を誇っています。

    受付でチケットを買い、中に入ろうとすると入口に立っていた年配の係員の男性に「おはようございます」と流ちょうな日本語で言われ、思わずびっくり。ついオウム返しに「おはようございます」と返してしまいましたが、一目で私を中国人でなく日本人だと見抜いたこのおじいさん、ただ者ではないなと感じました。博物館に勤めているぐらいですから、元研究者なのかもしれませんね。

    さて、ドイツ博物館とは世界最大級の技術・科学に関する博物館です。中はとにかく広くて、展示内容も動力機関や電子技術、そして船や鉄道、飛行機などの乗り物、さらに印刷技術や楽器など多岐に及んでいるので、ゆっくり見ていると丸一日あっても足りないぐらい。さらに実際に自分で動かして体験できる実験装置が多いので、大人から子供まで楽しめること請け合いです。さすがに数が多すぎてメンテに手が回らないせいか、壊れている装置が多かったのは残念ですが、もっと小さい頃に出会っておきたかった、と心底思わせるすばらしい博物館でした。


    ↑動力機関のコーナー。とにかくでかい装置がいっぱいありました。実際に動作している水車なんかもあります。


    ↑航空機の断面模型。こうやってみると客室と貨物室の位置関係がよくわかりますね。


    ↑展示されている航空機の数々。私は詳しくないのですが、きっと好きな方にはたまらないのでしょう。風立ちぬで出てきたユンカース社の戦闘機などは必見。


    ↑カメラコーナーに展示されていたミノルタα-7000。オートフォーカス一眼レフカメラの歴史を変えた一台です。


    ↑ここは音響技術に関する装置を集めたコーナーです。なんの装置かはわかりませんが見ているだけでわくわくします。


    ↑これはピアノと自動演奏のバイオリンが一緒になった楽器だと思います。こんな実験的な楽器も存在したんですね。

    写真は撮ってないですが、他にも電磁誘導やトランジスタの増幅原理を実際に操作する事で体験できる装置や、凸レンズを油の中に沈めると凸レンズとしての機能を失ってしまうような体験が手軽にできるので、楽しくて仕方ありませんでした。開館時間の9時に入館したのですが、結局2時間以上滞在してもまだまだ見足りず、後ろ髪を引かれる思いで博物館を後にしてホテルに戻ります。


    ↑ドイツ博物館の塔の部分はバロメーターになっています。


    ↑自転車用タイヤチューブの自動販売機。シュワルベという日本でも有名なメーカーのものですが、急にパンクした時にこんな自販機があると便利ですね。

    ミュンヘン11:50発の列車に乗らないといけなかったので、ホテルに戻ってあわててチェックアウトし、ミュンヘン中央駅へと急ぎます。その甲斐あってなんとか5分前には駅のホームに到着しましたが、よりにもよって自分の乗る車両は一番先頭車両だったので、さらにホームをひたすら歩いて、何とか車両に乗り込む事ができました。


    ↑これから乗るドイツ鉄道の高速列車ICE。乗るのは久しぶりです。

    座席はまたしても進行方向とは逆向きで、げんなりしながら着席。隣の席も予約は入っているようだったのですが、結局誰も乗ってきませんでした。朝からビール飲んで博物館うろうろしたせいか眠気がピークだったので、車窓からの景色を楽しむ余裕もなくうとうとしていると、何だか膝が冷たい事に気づきます。膝の上にはカバンを乗せていたのですが、カバンの中に入れていたペットボトルのふたがちゃんと閉まっていなかったようで、中身が漏れてしまっていました。さらに途中、車窓からの景色を動画で撮影していたのですが、画像に黒い影のようなものが写っていることに気づきます。レンズを拭いても影が消えないので、どうやらレンズ内部にホコリが入ってしまったようです・・・。もう踏んだり蹴ったりで泣きそうになりましたが、幸いホコリはこの後どこかに吸着されて見えなくなったようなので、本当に助かりました。そしてミュンヘンから約2時間で、今日の滞在地ヴュルツブルクに到着。


    ↑ヴュルツブルク中央駅の駅名標。ちょっと古いタイプのような気がします。

    ヴュルツブルクの街にはトラムが走っており、中央駅の駅前広場にはループ線がありました。しかしホテルまではトラムに乗るほどの距離ではなかったので、歩いて向かうことに。途中の道はトラムと歩行者の専用道路になっていました。


    ↑ヴュルツブルクはフランケンワインの産地として有名で、特にこのユリウスシュピタールはビュルガーシュピタールと並び有名な醸造所です。ここにはあとで晩ご飯を食べにきます。

    無事ホテルにたどり着き、中に入るとフロントの女性からいきなり名前を呼ばれてびっくり。まあ小さなホテルだったので今日泊まる東洋人が私だけだったからだとは思うのですが、他にもいろいろと気を遣ってもらい、良いホテルだなあと実感。やはり小さな街の方が親切な人が多いような気がします。

    部屋に入り、少し休憩してから市内観光に向かう事にしますが、それはまた次回。

    南ドイツ・オーストリアの旅4日目(8/20) その2

    アザム教会を出てゼンドリンガー通りをさらに先に進むと、ミュンヘンの中心地であるマリエン広場へとたどり着きます。広場前には新市庁舎がそびえ立っており、多くの人でにぎわっていました。もう14時になろうとしていたので、まずはお昼ご飯を食べようと思い、新市庁舎地下にあるラーツケラーに入ってみることにします。


    ↑壮麗な新市庁舎。一部改装中だったのが残念です。

    ラーツケラーの中は思っていたよりずっと広くて、高級感がありました。とりあえずテーブルに座って店員さんを呼び、13.5ユーロの定食とビールを注文。ビールはバイエルン地方独自のヘレス(ピルスナーに近い)を頼んだのですが、出てきたのはおなじみのレーベンブロイで、ああそうか、レーベンブロイってミュンヘンのビールだったっけと再認識。


    ↑前菜は子牛のゼリー寄せにホースラディッシュソースがかかったものでした。さっぱりした味でおいしかった。あと左はスモークサーモンなど。


    ↑メインディッシュはローストビーフ。付け合わせにシュペッツレと砂糖漬けのトマト、アスパラガスが添えられていて、なかなか豪華な一皿でした。


    ↑アペリティフとデザートは選択制だったのでデザートを注文。焼きプラムにホワイトチョコアイスが添えられていました。

    ローストビーフまで食べてビール込みで13.5ユーロっていくらなんでも安すぎやしないかと思っていたのですが、やはり実際はビールは別料金で税金とか含めると20.7ユーロでした。しかし後から考えるとメインディッシュが一つ上のランクのものだったりしたので、なんだかよくわかりません・・・。まあでもおいしかったのでよしとします。


    ↑店内は落ち着いた素敵な雰囲気でした。

    ラーツケラーを出て、ほろ酔いのまますぐ近くにあるレジデンツ(バイエルン王家の宮殿)へ。チケットを買おうとするとまずは荷物を預けるように言われたので、預けてからチケットを買い、オーディオガイドを受け取ります。しかしオーディオガイドを全部聞いていると時間がいくらあっても足りないので、途中からは駆け足で見ていくことにしましたが、それでも全部見終わるのに2時間近くかかりました。


    ↑ルネサンス様式の丸天井が印象的なアンティクヴァリウム。


    ↑カイザー・ザール(皇帝の間)。まさに豪華絢爛。


    ↑扉ひとつとってみても高そうな石細工の装飾が施されていて、ため息がでます。


    ↑ラピスラズリの青が美しいテーブル。


    ↑レジデンツにはこのような居室が無数にありました。一部は第二次大戦で破壊されてしまったようですが、可能な限り復元されているようです。


    ↑こんな茶器でアフタヌーンティーとかしてみたいものですね。


    ↑こちらはReiche Zimmer(華やかな部屋)と呼ばれる、さらに金細工が華やかな部屋の数々。2枚目の写真はミニチュアのキャビネットと呼ばれる小部屋ですが、小さな肖像画が多数埋め込まれていました。

    レジデンツには博物館と宝物館があり、コンビチケットを購入していたので今度は宝物館の方へ。


    ↑宝石がまばゆい王冠。宝物館には他にもこのような装飾品が多数展示されていました。

    宝物館は展示品はそこそこありますが、そんなに広くはないのであっという間に見終わりました。時間がない場合は博物館だけの見学でも良いような気がします。レジデンツを出た後はすぐ隣にあるテアティーナー教会へ。


    ↑テアティーナー教会の外観。このように黄色い建物なのですが・・・。


    ↑内部はこの通り、白を基調とした清潔なイメージ。

    テアティーナー教会を出てフラウエン教会にも足を伸ばしてみましたが、ちょうどミサ中だったので写真は撮れませんでした。それから野外市場で有名なヴィクトアーリエンマルクトへ。


    ↑ヴィクトアーリエンマルクトにある聖霊教会。ここもミサ中でした。


    ↑ここにはビアガーデンもあり、大勢の人でにぎわっていました。


    ↑ヴィクトアーリエンマルクトの八百屋さん。アーティーチョークなど、日本ではほとんど見かけない野菜もたくさんありました。


    ↑マルクトの象徴、マイバウム。

    ヴィクトアーリエンマルクトには他にもジューススタンドやチーズ屋さんなど、たくさんのお店がありました。ただもう18時になろうとしていたので、店じまいを始めているところも多かったです。

    その後ミュンヘンを代表するビアホール、ホーフブロイハウスに行ってみることに。


    ↑ホーフブロイハウスは400年以上の歴史を持つ、醸造会社直営のビアホールです。


    ↑中はこの通り、バンドの生演奏もあり大勢の人でにぎわっていました。日本人がドイツ・ビールというキーワードで連想する、まさにそのままの世界がここにはあります。

    ホーフブロイハウスでも食事してみたかったのですが、大箱でツアー客も多そうだったので、あえて外すことにしました。私と同じように、店の中だけ見て帰る観光客も多かったです。


    ↑観光地でよく見かけるTシャツですが、ハートマークがプレッツェルになっているのがミュンヘンらしい。

    ここで再びマリエン広場に戻り、市庁舎の塔に上ってみることにします。しかし入口がよくわからなくて、見つけるのにずいぶん難儀してしまいました。


    ↑再びマリエン広場に戻ってきました。もう18時を回っていますがまだまだ明るい。左側のひときわ高い時計塔にこれから上ります。


    ↑塔は高さ85mもあるので、良い眺めでした。2枚目はさっきミサ中だったフラウエン教会。

    日が暮れるにつれて少し肌寒くなってきたので、一旦ホテルに戻って上着を羽織り、再び外出。近くにたまたまお茶屋さんがあったので店先から眺めてみましたが、やはりドイツは緑茶が人気なようで、緑茶のフレーバーティーがたくさん置いてありました。そして今日はゼンドリンガー通り沿いにある、アルテス・ハッカーハウスというビアホールで晩ご飯を食べることに。ここはハッカー・プショールという醸造会社の直営店で、いろんなビールを楽しめます。


    ↑ヘーフェヴァイス(ヴァイツェン)を飲みながら、シュヴァインスハクセをいただきます!シュヴァインスハクセとは豚の足をローストした、バイエルン地方の名物料理です。とにかく量が多い!


    ↑2杯目はケラービアというのを頼んでみたら、瓶で出てきました。これも濃くておいしかった。


    ↑3杯目はドゥンクレス ヴァイスビア。ドゥンクレスというと黒ビールを連想しますが、これは濃いヴァイツェンといった雰囲気でした。

    このお店は民族衣装を身につけた店員のお姉さんも素敵でしたが、よく見るとタトゥーが多いのがちょっと・・・。もっといろんなビールを飲んでみたかったのですが、さすがにふらふらになってしまうので、3杯でやめておきました。結局料理はシュヴァインスハクセだけでお腹いっぱいになってしまい、他にはなにも食べられませんでした。これで25.6ユーロだったので、値段的にはこんなもんかな、という感じです。

    そしてほろ酔いのままホテルに帰還。ミュンヘンはほんとビール天国で、もっと長く滞在したいところですが、明日にはもう出発しなければなりません。明日はドイツ博物館を見た後フランケンワインで有名なヴュルツブルクに向かうのですが、それはまた次回。