2011年10月13日

    長崎・佐賀旅行2日目(8/20) その1

    エンジンの振動と、初めての船旅の興奮で夜はあまり寝られず、あきらめて6時に起床。甲板に出てみると、曇ってはいるものの雨は降っていませんでした。


    ↑甲板に出たところ。朝早い上に肌寒いので外には誰もいません。


    ↑フェリー後部。ケータイのGPSによると、ちょうど八幡浜付近を通過したあたりのようです。


    ↑たぶんエンジンと救助用のボート。エンジンの振動がお腹に響きます。

    そろそろ大浴場がオープンする時間だったので、脱衣場に移動。朝風呂は人気なようで、もうすでに人で一杯でした。窓から外は曇っててあんまり見えませんでしたが、ゆっくりと湯船に浸かってくつろぎます。これも高速バスでは味わえないぜいたくですね。さっぱりした気分で大浴場を出て食堂の方に行ってみたのですが、朝食バイキングは結構列が出来ていて、あんまり食べる時間が取れそうになかったので断念。その代わり売店でコーヒーを買って、のんびり海を見ながら飲むことにしました。


    ↑展望ストリートのソファに座って、海をぼんやり眺めつつコーヒー。


    ↑徐々に島影が近づいてきます。そろそろ到着の時間。


    ↑はるか彼方に同じ名門大洋フェリーの船が見えました。先に大阪を出た1便かな。

    そろそろ到着時間が近づいていたので、ベッドを片付けて荷物をコインロッカーから取り出し、下船に備えます。荷物をまとめて甲板に出ると、ちょうど着岸して下船の準備中のようでした。


    ↑新門司港に到着。空港でよく見る可動式のボーディングブリッジが船に向かって伸びてきていました。

    ボーディングブリッジがつながり、ようやく下船が始まります。結構乗客が多いのでもうすでに下船待ちの行列が出来ていたのですが、やっと人がはけてきたので船を下り、いよいよ九州上陸です!しかしここからは連絡バスに乗らないといけないので、ゆっくり写真を撮る暇もなく、港に待機している連絡バスに乗車。車ごとフェリーに乗る人が多いかと思っていたのですが、結構バスを利用する人も多いようでした。

    新門司港は門司駅から山を挟んで反対側にあるので、バスは途中山道のようなところを走ります。そして約20分で門司駅に到着。バスはこのあと小倉駅まで行くのですが、私はここで下車することにしました。ちなみに連絡バスなので料金は無料です。それでいてフェリーの運賃はインターネット予約割引後で6,200円だったので、ほんとに安いと思います。

    門司9:00 – 門司港9:08(鹿児島本線・普通門司港行き)
    門司駅に到着し、まず駅の売店でパンとコーヒーを買い、青春18きっぷの1日目に日付印を押してもらって駅構内へ。いよいよ列車旅のスタートです。


    ↑在来線で来ると、この門司駅が九州の玄関口になります。昔列車で来たときのことを思い出しました。


    ↑なつかしい国鉄時代の車両がやってきました。

    まずは門司から2駅先の終点、門司港駅へ。特に用事はないのですが、せっかくなので終点まで行ってみたかったのです。乗客はほとんどおらず、あっという間に門司港駅に到着。門司港駅は噂には聞いていたのですが、とてもレトロな駅舎でした。折り返しの列車までの間、駅の周りを歩いてみることにします。


    ↑駅標もレトロな感じです。


    ↑車止標識がでかい!


    ↑ホームもレトロな感じで、旅行に出るぞという気分にさせてくれます。


    ↑JR九州の813系電車。行き先表示がでかいなぁ。あとJR九州はこのように原色を使った目立つ車両が多いです。


    ↑旅立ちの鐘。その奥に0哩(マイル)標があり、ここが九州の鉄道の起点となっていることがわかります。


    ↑駅の外から駅舎を眺めたところ。とてもレトロな建物です。

    写真にも写っていますが、関門よさこい大会というのが開催されるらしく、駅には色とりどりの衣装を身につけた人たちがたくさんいました。しかしここであんまりゆっくりしている時間はないので、駅の周りをぐるっと一回りして再びホームに戻ります。


    ↑これから乗る快速荒尾行き。JR九州にしては比較的カラーリングがおとなしい車両です。

    門司港9:26 – 博多10:47(鹿児島本線・快速荒尾行き)
    始発駅なので、席は選び放題。クロスシートの窓際に座り、まずは博多まで約1時間半の列車旅です。しかし発車して数分後、青春18きっぷが見あたらないことに気づき、ちょっとしたパニックに!うわ、これはもしかして門司港駅で落としたのかと青くなりました。あわてて列車を降りようかとも思ったのですが、周りをよく探してみると、座席と窓のすき間に落ちていました・・・。あーびっくりした!ほんと列車旅開始早々に心臓が止まるかと思いました。
    出発地の門司を過ぎ、小倉ではたくさんの乗客が乗ってきます。快速の割に停車駅が多く、途中で特急に抜かれたりもするので速いという感覚は乏しいのですが、クロスシートなので乗り心地は上々。しかししばらく乗っていると真横にでかいハエがやってきたので、こっちに飛んでこないよう必死に息を殺していました。まあ幸い降りるまでじっとしていてくれたので、よかったですけどね。列車は3分ほど遅れて博多に到着。

    博多10:58 – 姪浜11:17(福岡市地下鉄空港線・普通姪浜行き)
    博多では地下鉄に乗り換えて10:54発の西唐津行きに乗る予定だったのですが、博多到着が遅れたので間に合いませんでした。仕方がないので次の姪浜行きに乗車しましたが、ここは福岡市地下鉄になるので青春18きっぷが使えず、別料金となります。車両は至って普通の地下鉄車両で、なんだか急に都会に放り込まれた気分になりました。この地下鉄は福岡空港が始発なのでスーツケースを持った人もたくさん乗っていましたが、天神駅でかなりの人が降りていきます。そして福岡の地下鉄は駅ごとにアイコンというか、独自のマークがあるのが興味深かったです。

    約20分で終点の姪浜(めいのはま)に到着し、後続の列車を待つことに。そして時刻表を見てふと気づいたのですが、今日は土曜休日ダイヤなので唐津方面行きの電車は10:54発ではなく、10:50発でした。結局どちらにしても間に合わなかったのか・・・。とりあえず次の電車がくるまで30分ほどあるので、駅の周囲を少し歩き、ロッテリアで少し時間をつぶすことにします。


    ↑姪浜駅の駅標。ここから先はJR筑肥線です。

    ここから先、いよいよ佐賀県に入り、今日中に長崎県を目指すのですが、それはまた次回。