2009年9月24日

    道東・道北の旅5日目(8/24) その1

    今日は18きっぷの旅は一旦お休みです。6時半頃起床し、まずは大浴場へ。宿泊したホテルグランティアのお湯は天然温泉だったので、一人で早朝に入る露天風呂は最高でしたね-。ついでに洗濯も済ませ、8時頃にホテルを出て昨日教えてもらった斜里川に行ってみることに。


    ↑斜里川。赤い鉄橋は釧網本線です。

    最初川岸から川をながめても何も見えなかったのですが、よーく目を凝らしてみるといるわいるわ!大量のマスが遡上しているではありませんか。ただ川でマスを捕ることは禁止されているそうなので、捕りたい人は河口近くで捕るようです。マスは非常に敏感で、こっちが物音を立てるとさっと姿を消してしまいます。光の加減もあって結構写真を撮るのには苦労しました。


    ↑斜里川を遡上するマス。うまそう・・・(笑)。

    斜里バスターミナル8:50 – ウトロ温泉ターミナル9:50(斜里バス知床線・知床ロマンふれあい号 パート2)

    しばらく誰もいない斜里川でマスの遡上を見物し、ホテル横のバスターミナルに戻ります。8:50発の「知床ロマンふれあい号 パート2」に乗り、いざ知床半島へ!途中バスガイドさんが案内してくれるのですが、一人旅だとこういうガイドさんの案内を聞くことがほとんどないので、新鮮でした。なんでもこのあたりに砂浜と石浜の境界線があるそうで、へぇーと思いながら聞いているとオシンコシンの滝に到着。


    ↑知床ロマンふれあい号 パート2。最初に乗るバスがパート2と言うのも変な感じですが(笑)。


    ↑オシンコシンの滝。日本の滝100選にも選ばれているそうです。


    ↑滝はやっぱりシャッター速度遅めで撮った方がきれいですね。これは1/15秒です。

    ウトロ温泉バスターミナル10:00 – 知床自然センター11:00(斜里バス知床線・知床ロマンふれあい号 パート1)

    そしてバスはウトロバスターミナルに到着。ウトロは観光客でいっぱいで、ようやく知床観光に来た、という雰囲気になってきました。そして乗ってきたバスがそのまま「知床ロマンふれあい号 パート1」となり、10:00に出発。座席はそのままだったので、良い席が取れてラッキーでした。
    バスはウトロを出ると峠を登り初めたのですが、途中の道にはあちこちにシカやキツネがいて、テンションがあがります。そしてプユニ岬経由で斜里町と羅臼町との町境、知床峠に到着。ここからの眺めは絶景!…らしいのですが、残念ながらこの日はあいにくの天気で峠は濃霧に覆われており、全く先が見えません!しかも寒いのなんの…一体なにしにここまで来たんだー!って感じでした。まあ話の種にはなったので良いんですけども(笑)。


    ↑いやー、いい景色ですね!(笑)

    知床自然センター11:00 – 知床五湖11:15(斜里バス知床線・知床シャトルバス)

    やりきれない気持ちのまま、バスは知床自然センターに戻ります。パンフレットをもらおうと思ったのですが、全部有料だったので断念。無料のパンフも置いといて欲しいなあー。そして再び同じバスに乗り、知床五湖に出発。この道中もシカがたくさんいたので、途中何度か停車して観察させてもらえました。
    知床五湖は「オホーツクに消ゆ」でも舞台となったところなので、ちょっとテンションがあがります(笑)。五湖全部回ると90分かかるとのことだったのですが、ここから先のバスの都合もあったので、なんとか半分の時間で回ってやると意気込んで出発!クマ出没注意とバスで脅されていたのですが、音を立てれば大丈夫ということで、鈴はなかったのですがなるべくばたばた音を立てながら歩いていました(笑)。途中で前方を歩く家族連れがふざけて「クマだー!」とか言ってクマよけの笛吹いたりするので、びっくりしました…冗談でもやめてくれー。




    ↑知床五湖は風がないと水面がほんとに鏡のように綺麗で、美しい景色でした。



    ↑水面に映る木々が良いですね。

    最初の方は観光客も多かったのですが、一湖と二湖だけ見て戻る人が多いので、三湖以降はほんとに静かでした。耳を澄ますと鳥のさえずりが聞こえてきて、いやされましたねー。ただ見所としては三湖以降も同じような景色が続くだけなので、時間がないなら二湖までで戻るのも正解だと思います。私はせっかく来たんだからと意地になって五湖とも50分で回りきりましたが、最後の方はなかなかハードだった…。
    戻ってからはレストハウスでここの名物、ハマナスとコケモモのソフトクリームを食べました。ほのかな甘みで見た目も綺麗でおいしかったなー。

    知床五湖12:15 – カムイワッカ湯の滝12:43(斜里バス知床線・知床シャトルバス)

    知床五湖から再びバスに乗り、さらに知床半島を先に進みます。本来なら知床大橋というところまで行けるはずなのですが、現在落石防止工事のため、カムイワッカ湯の滝までしか行くことができません。道中は未舗装の砂利道が続き、ずいぶん揺れます。おまけにこんなとこ良く通れるなーというような狭い橋があったりして、なかなかスリリングです。でも途中でキツネの姿を発見し、ちょっとテンションがあがりました。

    約30分でカムイワッカ湯の滝に到着。ここは川の水が温泉になっていて温かいという、かなり珍しい場所です。バスを降りるとすでに硫黄の香りが漂っていました。とりあえず川の水をなめてみましたがしょっぱかった!バスが10分で折り返しなのであんまり長居はできませんでしたが、しばらく湯の感触を楽しんでいました。ちなみに本格的に川を上るときは、裸足で川の中を進む方がいいそうです。私は靴で横の岩を少し上ろうとしましたが、結構滑りやすくて危険でした。ほんと、不思議な場所だったなあ。



    ↑温泉の成分で、岩肌が変色しているのがよくわかります。

    カムイワッカ湯の滝12:53 – ウトロ温泉ターミナル13:40(斜里バス知床線・ウトロ温泉ターミナル行き)

    というわけでちょっと駆け足でしたが、知床半島に別れを告げて、とりあえずウトロバスターミナルまで戻ることにします。帰りの車中ではロシア人とおぼしき家族連れがいて、会話をぼんやり聞いたりしていました。


    ↑帰りのバスからウトロの町を眺めたところ。結構ホテルがたくさんあります。

    これから一旦斜里に戻り、網走まで行くのですが、それはまた次回。