2016年9月8日

    アルザス・リヨン旅行8日目(9/27) その2

    ブションを出てから地下鉄A線に乗り、リヨン・ペラーシュ駅へ。ここから1系統のトラムに乗り換え、Musée des Confluences電停で降りて新市街の南端を目指します。途中、大きなショッピングモール前を経由するせいか乗客はかなり多く、子どもをあやしていたお母さんが降り損ねてしまったのが気になりました。


    ↑Musée des Confluences電停を出たトラムは、この特徴的なRaymond Barre橋を渡っていきます。


    ↑橋の下もこんな感じでかっこいい。


    ↑電停の名前の元となっているコンフリュアンス博物館。しかしこの時はまだ建設中で、三ヶ月後にオープンしたようです。


    ↑ハウスボートらしき船も停泊していました。水上で暮らすっていうのもちょっとおもしろそうですね。


    ↑そしてここが新市街南端、地図でいうとこのあたりです。右を流れるソーヌ川と左を流れるローヌ川が、この地点で合流しています。


    ↑もう少し先端に行くと、おそらく船台引揚用らしきレールが敷設されていました。


    ↑後ろを振り返ったところ。二つの川の合流地点だということがよくわかります。


    ↑再びコンフリュアンス博物館。こちら側から見るとまだ重機が置いてあったりして、建設中であることがよくわかります。


    ↑近くの橋の下では地元の人たちがボートで川釣りをしていました。


    ↑西側のソーヌ川沿いにずっと北上していきます。


    ↑このあたりはマスコミやアパレル関係のモダンなデザインのビルがいくつも建ち並んでいました。


    ↑かつてリヨン・ペラーシュ駅南側は多数の線路が敷設されていた物流拠点だったと思うのですが、今では再開発が進んできれいに整備されています。


    ↑それを今に伝えるためなのか、線路のモニュメントや古い客車が展示されていました。


    ↑このラジオ局の建物もまだ新しい感じがします。

    さらに歩いて先ほどのショッピングモールまで戻ってきたので、ここから再び1系統のトラムに乗り、Guillotière電停へ。ここから地下鉄D線に乗り換えて隣のベルクール駅まで戻ります。


    ↑このショッピングモールにもConfluenceという名前が付けられていました。日本語で「合流」という意味のようなので、おそらくソーヌ川とローヌ側の合流地点ということにちなんで付けられたのでしょう。


    ↑ベルクール広場の片隅に設置されている、サン・テグジュペリの像。彼の後ろに立っているのは、代表作「星の王子様」の王子です。

    サン・テグジュペリの像を見ていると時間がやばくなってきたので、あわてて地下鉄A線に乗りホテルに戻ります。フロントで預けていたスーツケースを受けとり、お礼を言ってトロリーバス乗り場に向かうと、運良く2分ほどでバスがやってきました。Thiers – Lafayetteバス停で降りてリヨン・パールデュー駅前から発着する、空港行きローヌエクスプレスの乗り場を目指すのですが、思ったより距離があってちょっと焦りました。ローヌエクスプレスという名前ですが実際はトラムで、駅も線路も他のトラム路線と共用しています。とはいうものの、空港輸送なので運賃はやや高く、15ユーロちょいする切符を電停に設置された券売機で購入。しかしレシートは出てくるのですが切符が出てこないので、あれっと思い、トラムの女性運転士に聞いてみることに。しかし運転士はそんなことは知ったこっちゃないから係員に聞けと冷たい応対をされ、私も時間がやばかったので引き下がったのですが、らちがあきませんでした。幸い係員が見つかったので聞いてみると、このレシートみたいなもの自体が切符だとのこと。切符をこんなただのレシートみたいな形状にしないでくれよ・・・と一気に放心状態になりました。


    ↑リヨン・パールデュー駅の東側にある、ローヌエクスプレス乗り場。このようにただのトラムの電停です。

    どっと疲れたので座席に座って発車を待っていると、向かいの女性にフランス語で話しかけられます。しかし何を言ってるのかさっぱりわからなかったので、フランス語はわからないと英語で伝えると、係員になにやら尋ねていました。おそらくこのトラムが空港に行くのかどうか聞きたかったんでしょうね。

    そしてローヌエクスプレス出発。トラムと路線を共用はしていますが、ローヌエクスプレスは快速運転をしているので、途中の電停は地下鉄A線の駅があるVaulx-en-Velin – La Soie電停と、3系統のトラムの終点Meyzieu Z.I.電停のみです。そしてその先は専用軌道となるため、100km/hほどのスピードで飛ばし、あっという間にリヨン・サンテグジュペリ駅に到着。リヨン・パールデュー駅からは30分ほどでした。


    ↑ローヌエクスプレスの車両はこのように赤を基調としたデザインで、空港輸送らしく大きな荷物棚も設置されていました。この路線は2010年にできたところなので、まだ新しさを感じます。

    リヨン・サンテグジュペリ空港は駅を出てすぐ目の前にあるのですが、すでに飛行機の出発1時間15分前になっていたので、あわててターミナルビルの中へと向かいました。しかし中に入ってからも結構移動距離が長く、つい小走りになってしまいます。


    ↑曲線を生かした優美なデザインの空港ターミナルビル。しかし悠長に見ている時間はありませんでした。

    チェックインはネットで済ませていたので、スーツケースを預けてセキュリティチェックへ。関空では引っかからないのになぜか海外では良く引っかかるのですが、ここでも何かが金属探知機に反応したらしく、靴を脱いで念入りに調べられました。しかしそれでも何かが反応するようで、いくらなんでも感度高すぎやしないですかね。結局体を触って調べられましたが、最後には良い旅をと見送ってくれたので、ほっとしました。

    その先の出国検査場も長蛇の列で、これ搭乗間に合うかなあとやや不安になりながら順番を待ちます。ここは無料の無線LANが使えたので、暇つぶしにはもってこいでした。出国手続きを済ませ、搭乗ゲートに向かうと、ちょうど搭乗が始まったところのようで、すぐに機内へ。前方のビジネスクラスにはなぜか日本人学生らしき集団が乗っていて、お金持ちの子なのかなとちょっとした格差を感じながら、エコノミーの我が座席に向かいます。今回隣の男性が大柄ではみ出してくる上に、外を見ようと窓をのぞき込んでくるので、いささか邪魔でしたが短時間のフライトなので我慢することに。やや出発が遅れたようですが無事に離陸し、30分ほどして機内食が出されました。


    ↑機内食はチキンをチョイス。思ったよりがっつりと出てきておいしかったです。トルコで有名なEFESビールもうまい。

    約3時間のフライト予定だったのですが、着陸態勢に入ってからがやけに長く、結局15分ぐらい遅れてイスタンブールに到着。まあこの先の乗り継ぎ便までまだ時間があるので、急いでも仕方ありません。外は雨だったのでボーディングブリッジを使いたかったのですが、またしても沖止めだったのでタラップを降りてバスへ。しかし雨の上に強風でとにかく寒い!これは着陸も遅れるわけだわ・・・。

    ターミナルビルに入り乗り継ぎ便の搭乗ゲートを調べましたが、まだ2時間半ほど先なせいか、確定していないようでした。仕方なくその辺のいすに座ってメモを書いたりして時間をつぶします。しばらくして搭乗ゲートが決まったようなので、そちらに向かうことに。途中自販機で前回の残りのトルコリラを使いペットボトルの水を購入。搭乗ゲートはすでに関西人で一杯で、もう帰国した気分になりました。話を聞いているとこの悪天候のせいか、トルコ国内のツアーもなかなか大変だったようです。その後ようやく搭乗開始し、ほどなくして離陸しました。


    ↑1回目の機内食はズッキーニの挽肉詰めでした。ワインが合いそうなメニューですが、さっきビールを飲んだのとちょっと疲れていたのとで、チェリージュースにします。


    ↑夜が明けて、2回目の機内食は前回食べておいしかったトルコ風ハンバーグでした。これは赤ワインいっとくしかありません。安定のうまさでした。


    ↑座席からは主翼のウィングレットに描かれたターキッシュエアラインズのロゴマークがよく見えます。

    というわけでアルザス・リヨン旅行記はこれで終わりです。次回はバルト三国の旅編をお届けいたします。