2015年10月5日

    アルザス・リヨン旅行3日目(9/22) その1

    6時の目覚ましで起きてシャワーを浴び、8時前には一旦ホテルをチェックアウトして、スーツケースをフロントに預けます。午後にはストラスブールを出発しないといけないので、それまで最後の観光をすることにしました。


    ↑泊まっていたホテルの部屋。屋根裏部屋なので、壁が斜めになっていてちょっとおしゃれです。


    ↑ただトイレにもこのように斜めに柱が通っているので、座ると頭がつかえて窮屈でした・・・。

    朝ご飯を食べようとお店をいろいろ探したのですが、なかなかイートインできる良さげなお店が見つけられず、パン屋さんで3.4ユーロのサンドイッチを買って外で食べることに。


    ↑生ハム、レタス、タマゴ、トマト、キュウリをからしマヨネーズで味付けしたサンドイッチでしたが、こちらで食べるサンドイッチってほんとなんでこんなにおいしいのでしょうね。

    ただちょっと外で食べるには寒い気候だったのと、パンが本格的なフランスパンであごが疲れてきたので、半分だけ食べて残りはあとでいただくことにします。まずサン・トーマ教会に行ってみたのですが、10時にならないと開かないようだったので、初日にも行ったプティット・フランスに再び行ってみることに。


    ↑ここの眺めは本当にすばらしい。晴れた日にゆっくり散歩したくなるエリアですね。


    ↑プティット・フランスの上流に位置する、ヴォーバン・ダム。イル川をせき止めている、軍事的に重要だった施設です。中を橋のように通り抜けることもできます。

    さらにヴォーバン・ダムは無料で屋上に上ることもできるので、そこからプティット・フランスを眺めてみました。


    ↑プティット・フランスにかかるクヴェール橋。


    ↑遠くの方でトラムがイル川を渡っているのが見えます。


    ↑クヴェール橋をもう少しアップで。ここは中世にかけられた橋だそうです。


    ↑ヴォーバン・ダムの内部はこのようになっています。地元の人が普通に徒歩や自転車で通り抜けていました。

    ヴォーバン・ダムを通り抜け、もう少し足をのばして中央駅へ。なんせ寒い朝だったので、駅の自販機のエスプレッソを飲んで生き返りました。ついでにさっき残したサンドイッチを食べ、ここからトラムC線に乗って共和国広場へ。昨日確認したように、トラムC線の乗り場だけは中央駅地下ではなく、駅前広場北側の発着でした。


    ↑トラムC線が停車中のRépublique(共和国)電停。共和国広場はライン宮殿の前に広がる、美しい円形の公園でした。


    ↑ライン宮殿は外観がとても美しかったのですが、どうも中には入れないようです。由来もいまいちよくわかりませんでした。

    共和国広場の近くには市庁舎もあるので、ちょっと見ていくことに。ただ外観を見ようと思っただけなのですが、建物に近づくと中から職員の男性が出てきて、声をかけられました。にこやかな対応だったのですが、もしかして怪しまれてたら嫌だなと思い、早々に後に。


    ↑市庁舎もとてもきれいな建物でした。

    そろそろ10時になるところだったので、さっき閉まっていたサン・トーマ教会に再び行ってみることに。すでにあたりにはたくさんの観光客が来ていました。


    ↑サン・トーマ教会内部。オルガンは装飾は凝っているものの、木の色合いそのままのシンプルなデザインでした。オルガン上部のバラ窓も素敵。

    教会北側の広場にはチーズ屋やタルト・フランベの屋台なんかが出ており、とても賑わっていました。


    ↑チーズ屋さんで扱ってるチーズはとにかくでかい!これをその場で希望の重さにカットして売ってくれます。

    アルザス地方はクリスマスマーケットも有名で、12月にはまた違った賑わいがあるようです。教会のすぐ近くにはそんなクリスマスグッズが一年中買えるお店があったので立ち寄ってみましたが、もみの木に飾り付けるかわいらしい人形なんかがたくさんありました。


    ↑クリスマスグッズが買えるお店、Un Noël en Alsace。他にもいろんなグッズがあって、見るだけでも楽しかったです。


    ↑この写真は人が少ない隙を狙って撮ってますが、Maison des Tanneursというレストラン前の広場は、プティット・フランスが一望できることもあり、たくさんの観光客で賑わっていました。

    晴れていれば大聖堂の塔にも上ってみたかったのですが、あいにく曇っていたので、適当にトラムに乗ってみることに。中央駅を越えてDucs d’Alsace電停まで行ってみましたが、すでに郊外の雰囲気が漂っていました。


    ↑Ducs d’Alsace電停にはトラムのA線とD線が停車します。この先には大学やスポーツ施設があるようです。

    ここから再びトラムD線に乗って引き返し、終点の1つ手前のJean Jaures電停へ。ここから21系統のバスに乗り換えるつもりだったのですが、ちょうどバス停に停車中だったので写真を撮る余裕もなく、あわてて乗り換えます。バスは10分少々走るとヨーロッパ橋を渡り、ケール駅前に到着。ということは国境を越えてドイツ国内に入ったことになります。結構乗客も多くて、国境を越えて移動する人がこんなに多いことにびっくりしました。


    ↑ケール駅前バス停。Bahnhofという単語からもわかるように、ここはもうドイツ領です。商店の看板もほぼドイツ語。


    ↑そしてこれがケール駅。思ったよりも小さな駅でした。ドイツ鉄道のDBロゴが見えています。

    駅には本屋があったのでのぞいてみましたが、ドイツではおなじみのアニメ系雑誌「Koneko」や「AnimaniA」もちゃんと置いてありました。
    せっかくなので帰りは歩いて国境にかかるヨーロッパ橋を渡ってみることに。ドイツ側にはケールにようこそ!というのぼりが立っているのに、フランス側はずいぶんあっさりとした雰囲気でした。


    ↑ドイツとフランスを隔てているライン川。今からここを渡ります。


    ↑NO BORDERS NO NATIONSという落書きがありました。ストラスブールの歴史を考えると、なかなかしゃれてますね。


    ↑ヨーロッパ橋からケール側を振り返って見たところ。結構車はばんばん走っていました。


    ↑さっき乗ってきたトラムD線は、2017年にもケール駅前まで乗り入れる計画があるようです。国境をまたいだトラムというのもなかなかおもしろいですね。

    橋を渡り、ちょうどバスもやってきたので、再びJean Jaures電停まで戻ります。バスの運転間隔とか何も調べずに来てしまったのですが、日中は15分に1本ぐらいのようですね。ここから今度はトラムC線に乗り、Homme de Fer電停で下車。ホテルに預けていたスーツケースを受け取り、再びトラムD線に乗って中央駅へ。今日はコルマールという街に向かうので、券売機で切符を買い、切符に刻印を入れてホームへ。


    ↑発車案内盤を見ると、モスクワ行きの国際列車も走っていることがわかります。一体ここから何時間かかるんでしょうね。

    やってきた列車は、昨日も乗ったベルギー国鉄車両のIntercitésでした。おそらくこの列車が終点のバーゼルで折り返して、ブリュッセル行きになるんでしょう。今回はコンパートメントではなく、普通の座席に座ることにします。途中セレスタ駅でTGVに抜かれたせいか、昨日より時間はかかりましたが、40分ほどでコルマール駅に到着。

    このあとコルマールの街を探索するのですが、それはまた次回。