南ドイツ・オーストリアの旅6日目(8/22) その2

到着したニュルンベルク駅の駅舎は、とても重厚で歴史がありそうな雰囲気でした。今日泊まるホテルまでは徒歩圏内だったので、ぼちぼち歩いて向かうことに。途中の横断歩道には二人組の警官がいて、歩行者用信号がすでに点滅していたのでおとなしく待とうとすると、警官が早く渡れというジェスチャーをしてさっさと渡っていくので、あわてて後を着いて行かざるを得ませんでした。


↑ニュルンベルク中央駅の駅標と構内の様子。構内は近代的ですが、外観は重厚でした。

無事ホテルに到着し、まずはチェックイン。ホテルマンがやや早口で言葉を聞き取るのに難儀しましたが、何とか受付を済ませて部屋に入り、洗濯をしたりネットを見たりしているうちに、気付いたら2時間近く経っていました。もう17時近かったのですが、まだまだ外は明るいので旧市街を散策しに行くことに。

ニュルンベルクの旧市街は全長5kmの城壁で囲まれており、まずは南側から城壁の内側へと入ります。それからいくつかの教会を見て回ることにしました。


↑こんな感じの城壁がずっと続いています。


↑聖エリザベス教会。


↑聖エリザベス教会のすぐ隣にある、聖ヤコブ教会。特にオルガンが赤と青を基調としたデザインで、斬新でした。


↑聖ローレンツ教会。こちらは人通りの多い賑やかな広場前に建っており、規模も大きいものでした。


↑聖ローレンツ教会の内部。天井が高く、ゴシック様式の重厚感を感じます。このオルガンは後でまた聴きに来ることに。


↑聖ローレンツ教会の目の前に広がるローレンツ広場。


↑別の角度からもう一枚。2本の尖塔がとても目立ちます。

聖ローレンツ教会では、20時からオルガンコンサートが開催されるようだったので、後で改めて来ることにします。ニュルンベルクの旧市街は、中央部を東西に流れるペグニッツ川で二分されているので、川を渡って北半分の方へと向かうことに。


↑ムゼウム橋の下を流れるペグニッツ川。ここの眺めはとても素敵でした。


↑ムゼウム橋を渡ってすぐのところにある、ニュルンベルク名物のレープクーヘン・シュミットのお店。シナモンのきいたでかいクッキーのような感じです。


↑レープクーヘン・シュミットのすぐ横にある、フラウエン教会。しかしこのときは入れなかったので、あとでまた来ることにします。


↑フラウエン教会前の中央広場にある、美しの泉という塔。ここの柵にはめられている金色の輪を回すと願いがかなうという言い伝えがあるらしく、人だかりが出来ていました。


↑聖セバルドゥス教会。その手前で煙が出ているのが、このあと行くニュルンベルクソーセージの名店、ブラートヴルスト・ホイスレです。

まだ18時を回ったところで外は明るかったのですが、20時からのオルガンコンサートのこともあったので、少し早めに晩ご飯を頂くことにします。店先のテラス席はもう一杯だったのですが、店内にはまだ空席があったので、そちらで頂くことに。ニュルンベルクソーセージとは細めのハーブのきいたソーセージを炭火でカリッと焼き上げたところに特徴があり、あまりのうまさにニュルンベルク滞在最終日にも別のお店で頂いたほどでした。


↑これがそのニュルンベルクソーセージ。ジューシーであっという間に平らげてしまいました。付け合わせは3種類から選べますが、ポテトサラダにしました。これで8.6ユーロです。


↑当然ながらこんなうまいソーセージがあるのにビールを飲まないわけにはいかない!ということで1杯目はTucherという醸造所のドゥンケル。黒ビールほど濃くはないですが、しっかりした味でした。


↑2杯目はLedererのピルス。やや苦みが強い味でした。


↑店内は山小屋のような内装。

付け合わせのパンもちゃんと温めてあったりして、大満足の味でした。店員の女性も民族衣装を着て素敵でしたが、焼き場担当のおじさんがどう見ても東洋人で、このお店の人気はあのおじさんの焼きのテクニックがすごいせいもあるんじゃないかと思ったり。このお店はクレジットカードが使えないので、15ユーロのお会計を現金で済ませて店を後にします。

ほろ酔いで店を出て、まずは先ほど入れなかったフラウエン教会に入ってみることに。


↑ちょうど夕日が差し込んで、素敵でした。

コンサート前にちょっとトイレに行きたかったので、ガレリアという百貨店に寄っていきます。ついでにステッドラーのシャーペンをお土産に買いましたが、文房具売り場ではパイロットの消せるボールペン、フリクションが大々的に販売されていることに驚きました。

その後、良い時間になったので聖ローレンツ教会のオルガンコンサートへ。入場料の10ユーロを入口で支払い、中に入ると日本人の男性二人連れの姿も見えました。最初司会の人が長々としゃべっているなーと思ったら、その人がそのままコンソールに座って演奏を始めたので、この人が奏者だったのか!とちょっとびっくり。リモートコンソールだったので、客席のすぐそばで演奏する姿が見られました。この日の曲目は現代音楽とクラシック音楽両方だったのですが、特に現代音楽は前衛的で、録音された環境音をバックにオルガンを演奏したりしていて、ちょっとどきっとしました。するとお客さんの何人かが急に立ち上がったので、もしかして演奏に抗議して出て行ってしまうんだろうかとはらはらしましたが、ただ教会の内部をうろうろ見て歩いているだけでした。しかしバッハの曲になるとちゃんと自分の席に戻っておとなしく聴いている様子が、おもしろくて仕方なかったです。

コンサートが終わり、演奏者はお客さんの質問攻めにあっていたのでやはりみなさん興味津々だったようです。私もコンソールがどうなっているのか、見ていくことにしました。


↑コンサート中の光景。夜の教会もなかなか神秘的です。


↑そしてこれがコンソール。リモート制御で後方のオルガンを鳴らしています。かっこいい!

もう21時をとっくに回っていたので、外に出ると真っ暗でした。しかしニュルンベルクは治安は悪くないみたいで、こんな時間でも平和な空気が漂っています。ホテルに戻り、少しネットを見て床につくことに。

明日はドイツ鉄道の博物館を見学しに行きますが、それはまた次回。

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