2013年7月14日

    バスク地方の旅6日目(8/12) その2

    グエル別邸から南下してトラムの線路を越え、さらに進むとカンプ・ノウ・スタジアムが見えてきました。ここはサッカーファンには言わずと知れたFCバルセロナ(バルサ)の本拠地で、スタジアムこそ閉まっていましたが、オフィシャルショップにはツアーバスがどんどんやってきて、人がたくさん!私もサッカー好きな職場の先輩におみやげを頼まれていたので、のぞいてみることにしたのですが、店員のお姉さんが「世界チャンピオン」と日本語で書かれたTシャツを着ていて、なんだか和みました。やはりユニフォームが飛ぶように売れていましたが100ユーロととても高く、おみやげにはロゴの入ったライターを買うことに。ちなみにユニフォームはやはりメッシのものが人気のようでした。



    ↑カンプ・ノウ・スタジアム。収容人数約10万人の巨大なスタジアムです。


    ↑バルサのオフィシャルショップ。試合のない日でもにぎわっているのがすごい。

    カンプ・ノウ・スタジアムからサンツ駅までは、歩いても1kmちょっとの距離なので、地下鉄には乗らず歩いていくことにします。途中スーパーにも寄りたかったのですが、今日は日曜日なので閉まっているお店ばかり。ようやく見つけた個人商店で飲み物を買ってお会計をしようとしたら、レジ前の焼きたてパンの山に50セント硬貨を落としてしまいました。売り物のパンに触るのも気が引けたのであきらめて店を出ようとしたら、さっきまで無愛想だった店のおじさんが、探しなさいとジェスチャーしてくれたので、ほっとしてパンを少し横に避け、無事に硬貨を回収することに成功。お礼を言って店を後にしました。

    一旦ホテルに戻り、フロントの人におすすめのレストランを聞いたのですが、サンツ駅の近くにいろいろあるというだけで具体的には教えてもらえませんでした。あとそろそろ帰りのフライトのチェックインを済ませたかったのですが、ホテルのWi-Fiが全くつながらず、フロントで聞いてもらちが明きません。仕方がないのでネカフェを探してみることにしました。

    地下鉄を乗り継いでJaume I駅まで行き、目的のネカフェ「Bornet」を探したのですが裏路地のちょっとわかりにくいところにあって、すぐにはたどり着けませんでした。15分1ユーロだったので、手早くチェックインを済ませて店を後にします。


    ↑Bornetがあるあたりの裏路地。このあたりはバルセロナの旧市街にあたります。

    それからすぐ近くにあるサンタ・マリア・ダル・マル教会へ。このあたりはすごい人だかりで、観光客も多そうでした。







    ↑サンタ・マリア・ダル・マル教会の内部と外観。ステンドグラスも多く豪華な印象でしたが、オルガンが小さいのが寂しいなあ。

    教会を出て、今度はサンタ・エウラリア大聖堂に向かいます。こちらはミサ中のようで、奥までは見られませんでした。


    ↑大聖堂の前はたくさんの人でごった返していました。


    ↑内部は広く、ライトアップされていて重厚な雰囲気です。


    ↑アプスのステンドグラスもすばらしい。


    ↑大聖堂横の王の広場。女性の歌手らしき人の歌い声がやけに響いていました。

    その後旧市街をぶらぶらしつつ、レイアール広場へと向かいます。



    ↑多くの人でにぎわうレイアール広場。ここのガス灯もガウディのデザインだそうです。なんとなく南国ぽい雰囲気。


    ↑すぐ近くにあるグエル邸。こちらもガウディらしい装飾に満ちています。

    そろそろ20時近くになっていたので、近くのLiceu駅から地下鉄に乗りホテル近くまで戻ります。ここからホテルまでの間にめぼしいレストランはあるかなと探しながら歩いたのですが、日曜日だということもあり、なかなか良い店が見つかりません。サンツ駅周辺もぐるっと一周したのですがなかなかこれという店がなく、あきらめて最初に目に付いた店に入ることにしました。

    とにかく歩き疲れて暑いので、まずはサングリアと炭酸水を注文。サングリアは焼き物のピッチャーに入った状態で出てきて、思ったより量があり、とてもおいしかったです。


    ↑1品目は小エビのアヒージョ。本場スペインで是非一度食べてみたかった料理ですが、量もそんなに多くないですし味もまあこんなもんかな、という感じ。奥に見えている茶色のピッチャーがサングリアです。


    ↑2品目はパエリヤ。ずっとバスク地方を旅してきたので、いわゆるスペイン料理らしい料理はこの旅で始めて食べました。ちゃんと鉄板で最初は出してくれるのですが、食べる前にお皿に取り分けてくれました。思ったより汁気が多くてリゾットぽい雰囲気でしたが、魚介の風味が良く出ていてとてもおいしかったです。

    ここで赤ワインを追加でもらい、食後にエスプレッソを飲んでお会計。駅近という立地のせいか、48ユーロと少々高かったです。もうあたりは暗くなってきていたので、ほろ酔いでホテルへと急ぎます。シャワーを浴びて汗を流し、昼間つながらなかったWi-Fi接続を試してみると、なんと普通につながりました。あれはただの不具合だったのか・・・。

    明日はいよいよサグラダ・ファミリアを見学して帰国しますが、それはまた次回。