2010年10月

    「西日が強い2010」行ってきました

    先週土曜はアゴアニキ主催のボカロPライブイベント「西日が強い2010」に行ってきました!地元・大阪での開催なことに加えて、KNOTS BANDがフルメンバーで参加と言うことで、ほんとに当日が楽しみで楽しみで仕方なかったです。

    当日はKNOTS Tシャツに身を包み、各地からいらっしゃったKNOTSクラスタの方々と合流してから会場へ。他のバンドの方々もほんとにすばらしくて、ほのぼのPの弾き語りにも癒されましたし、40mPのバンドも良かったです(MCも楽しかったw)。まさか40mPのご両親が会場に来てらっしゃるとは・・・。

    そしていよいよKNOTS BANDの出番ということで、会場前方へ移動。最初に準備のために出てきたまろちんさんに声援が飛んで、照れくさそうにしているうちに、KNOTSさんも登場。会場のテンションも一気に上がります。

    そして1曲目は大方の予想を裏切り、「ミルクの多すぎるコーヒー」。しっとりと始まり、サビで高音ボイスが一気に会場を包み込んだと思えば、静かに終わっていく、まさにこの1曲でKNOTSワールドに一気に引き込まれるような感覚でした。

    そして「適温の部屋」。一転してギターじゃかじゃかの楽しい曲になり、サビの「てっきーおんのへーや!」のコーラスは、会場のお客さんも巻き込んで大合唱になっていたのが印象的でした。

    ここでMCが入りましたが、今回のライブではKNOTSさんのMCも神がかっていましたw 会場との掛け合いがおもしろかったなぁ。

    つづいて「ショートカットファンクラブ」。ファンキーなナンバーで軽く踊りながらギターを弾いている姿がまだ目に焼き付いています。

    ここでいったんKNOTSさんがステージそでに引っ込んでドラムのしげるさんがMCを始めたので何事かと思ったら、どうやらブルースハープを忘れていたようですw 準備が整い、4曲目の「ラビットフォーゲッツ」。初音さんの歌うバージョンも有名になりましたが、やはりKNOTSさん本人の歌唱はすばらしい。サビでの圧倒的なハイトーン&ロングトーンがその切実さをより際だたせていました。やはりライブで聴くと感動の度合いが違うなぁ。

    曲が終わりブルースハープを取り外した瞬間、汗がぱあっと散った場面は、ある意味今日のハイライトでしょうw 

    つづいてニコ動のPVが20万人以上を泣かせた名作「サボテンと蜃気楼」。ライブで聴くのは初めてでしたが、つかささんのキーボードがよく映えるアレンジに仕上がっていたと思います。

    最後はやはりこの曲!「ガールミーツボーイ」。テンションも最高潮で、会場もすごい熱気に包まれていました。終わってから思わず「KNOTS BAND最高!!」と叫んでしまいましたが、ほんとに今回の演奏は今まで見てきた中でも一番良かったと自信を持って言えます。ちょっと手前味噌になってしまうかもしれませんが、それはある意味観客側の声援がうまく乗せていった効果もあったんじゃないかな、と思います。やっぱりライブは演奏する側も聴く側も一緒に楽しむものだと思うので、観客側が積極的に声援を送ることも重要だと思うのですよね。

    最後のアゴアニキのバンドも、ボーカルのヒトミさんのボーカルとギターがさらに磨きがかかっていて、とても良かったです。そしてアンコールで40mPを東京に送り出すため、会場も巻き込んでよっこらせっくすを熱唱!ほんとに熱いライブでした。主催のアゴアニキにはほんとに感謝です。ぜひ来年もやってほしいな!!

    イタリア旅行7日目(8/28) その2

    リド島からは1番のヴァポレットで一旦サン・ザッカリアまで戻り、そこから2番に乗り換えてサン・ジョルジョへ向かいます。


    ↑途中でグリマルディ・ラインと書かれた巨大なフェリーとすれ違いました。たぶんギリシャ方面に向かう船だと思います。甲板にはたくさんの人がいました。

    サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会の鐘楼に到着し、入場料を払って中に入るとすでに何人かの人がエレベータを待っていました。石造りの鐘楼に木製の階段が取り付けられた古めかしい内部構造に似つかわしくない、真新しいエレベータがかごを上下させています。ほんとによくこんなところにエレベータを取り付けたものです。ただ定員が少ない上にスピードも遅いので、上るまでには結構待たされました。

    上ってみると鐘楼は思ったよりも低かったですが、それでも眺望はすばらしかったです。人が一杯で身動きとるのも大変でしたが、風も涼しくて気持ちよかった。


    ↑サン・マルコ広場から西側方面。


    ↑サン・マルコ広場から東側方面。手前にヨットハーバーが見えます。


    ↑サン・マルコ広場をズームアップ。ここからでも人の多さがわかります。


    ↑アルセナーレ方面。


    ↑本島の東端方面。はるか向こうにはリド島が見えています。


    ↑ジュデッカ運河方面。手前にはサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会のドーム屋根が見えています。


    ↑上の写真の左側。細長いジュデッカ島が一望できます。

    360度のパノラマを存分に楽しみ、エレベータを下ります。下りるときもちょっと待たされました。


    ↑サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会内部の後方。扉から差し込む光がまばゆい。


    ↑扉の向こう側には船が行き交う運河が広がっています。

    サン・ジョルジョを後にし、再びサン・マルコ広場へ。今度はこちら側にある鐘楼に上ることにします。高さはこちらの方が高いのですが、料金もその分8ユーロと高めです。ここではエレベーターガールならぬエレベーターおじさんがいたのですが、エレベータが動いている間はずっと本を読んでいるのにびっくり。このおおらかさがイタリアらしいなぁ・・・。


    ↑まずは足下のサン・マルコ広場北側。こうやってみると本島も案外広く見えます。


    ↑サン・マルコ広場西側はカフェのテーブルが整然と並んでいるのが印象的でした。


    ↑サン・ジョルジョ・マッジョーレ島方面。ほんとに小さな島です。


    ↑左側から来たサン・マルコ運河が、ここで右手前側のカナル・グランデと後側のジュデッカ運河とに分かれます。奥はジュデッカ島です。


    ↑スキアヴォーニ河岸側。多くの船が発着していて、活気のある様子がよく見えます。

    鐘楼を降り、夕食を食べる予定のトラットリアの下見がてらあたりを散策します。


    ↑運河沿いの路地。路地というか建物の1階部分と言った方がいいような感じです。


    ↑内部はこんな感じ。落書きは気になりますが、風情があります。狭い土地を可能な限り広く使う知恵かなあ。

    トラットリアの場所も確認し、もう疲れていたのでこの後はヴァポレットに乗ってのんびり船旅をすることにしました。近くのサン・トマから2番のヴァポレットに乗り、まずはローマ広場へ。そこから1番に乗り換えて戻ってくる間に写真や動画を撮りまくりました。



    ↑リアルト橋をくぐった瞬間とくぐった後。橋をくぐるのは楽しいです。



    ↑これは横にカジノ・ディ・ヴェネツィアとACTVの文字があるので、カジノの送迎船かな?


    ↑そしてこれがカジノ・ディ・ヴェネツィア。夏の間はリド島のカジノの方が賑わっていると思うのですが、冬期は閉鎖されるためこちらのみの営業になるようです。




    ↑一番下はモトスカーフィという名の、いわゆる水上タクシーです。高いので利用する機会はありませんでしたが。



    ↑タクシーが船なんだったら、パトカーだって当然船です。



    ↑ヴァポレットからの景色。何本かの動画をつなぎ合わせてあります。

    そろそろ18時を回る頃だったので、少し早いですが夕食を食べに行くことにします。さすがにずっとヴァポレットに乗っていたせいで、降りてからもちょっとふらふらしていました。


    ↑これから夕食をいただく、トラットリア ドーナ・オネスタの外観。小さい運河に面しています。


    ↑店に入ったのは19時前でしたが、客は私一人でした。

    店に入ると、一番隅のテーブルに案内されます。店員さんが注文を取りに来たので、最後の日ぐらい贅沢をしようと思い、ムール貝とアサリのオリーブオイルがけと、イワシのパスタを頼んだのですが、なぜか出てきたのは小エビのカクテルと、ムール貝とアサリのパスタでした。大体日本語メニューもある店なのに指さして頼んだ注文を2皿続けて間違えるとはどういう事だー!それに私の座った席はハエが飛んでいて、すごく居心地が悪かったです。


    ↑アンティ・パストの小エビのカクテル。これはこれでおいしかったのですが・・・。


    ↑プリモ・ピアットのムール貝とアサリのパスタ。やはりヴェネツィアは魚介類が豊富です。肉に比べればちょっと高いですが…。

    さすがにセコンド・ピアットも間違えて持ってきたらわざとだろう・・・と思ってどきどきしながら待っていたのですが、さすがにこれはちゃんと持ってきました。


    ↑セコンド・ピアットのサーモンのハーブ焼き クリームソースがけ。ハーブが効いておいしかったです。

    サーブしてくれた人はとても愛想のいい人で、持ってくるたびに「オイシイ?」と片言で聞いてくれたのですが、奥にいるオーナーらしい人はほんとに無愛想で、店の名前がドーナ・オネスタなのにhonestyはないのか!?と思わず愚痴りたくなりました。まあでも料理はおいしかったですし、最後にサービスでアマーロ・モンテネグロというリキュールを飲ませてくれたので、行った時間帯が悪かったのだと思うことにします。値段的にはほかにデキャンタの白ワインとミネラルウォーターを頼んで46ユーロだったので、決して高いというほどではありませんでした。

    店を出るとまだ20時頃だったので、空は明るいままでした。でももうお酒も入っていますし、まっすぐホテルに帰ることにします。今日は迷うことなくローマ広場にたどり着き、バスに乗ってまっすぐホテルへ。

    明日はいよいよイタリアを発つのですが、それは次回のイタリア旅行記最終回で。

    イタリア旅行7日目(8/28) その1

    旅の疲労もピークに達していたのか、目覚ましが鳴っても起きられず、7時過ぎにようやくベッドを抜け出してシャワーを浴びます。帰国が翌日に迫っていたので、帰りの飛行機のインターネットチェックインを済ませておこうとロビーに行くと、インターネット接続は有料でした。30分3ユーロって高いなぁと思いつつ、チェックインを済ませ、ついでにtwitterをのぞいていくことに。その後朝食を食べに食堂へ行きましたが、食べるものの種類が少ないのがちょっと不満でした。

    それからフロントで市営交通の12時間券を16ユーロで購入し、バス停へ。6系統のバスじゃないとヴェネツィア本島に行けないと思っていたのですが、たまたまやってきた66系統のバス(朝晩のみ運行)でも大丈夫なようだったのであわてて乗車。時刻は8時半ぐらいだったのですが、朝ラッシュのような感じで地元の人がたくさん乗っていました。そしてあたりは一面の霧!ホテルを出たときからどうももやがかかってるなあと思っていたのですが、本島が近づいても全く晴れる気配がなく、こんな調子で今日一日天気大丈夫だろうかとかなり不安になりました。

    終点のローマ広場でバスを降り、まずは2系統のヴァポレット(水上バス)に乗ることに。乗ってから気づいたのですが、カナル・グランデを通る右回りのルートを選んだつもりが、どうやら左回りのルートを選んでしまったようです。ただ環状運転しているのでどっちにしろ目的地まではたどり着けますし、どうせ急いでも霧のせいで何も出来なさそうだったので、のんびり行くことにします。左回りのルートは本島の外にでるので、ほとんど海を走っているような感じでした。


    ↑水上を走る生コン車。なかなかおもしろい光景でした。他にも大型船舶が行き来していたりします。


    ↑ヴァポレットの中はこんな感じ。行き先によって大きさにいくつかのバリエーションがありました。


    ↑本島の南側、ジュデッカ島にあるレデントーレ教会。2系統のヴァポレットはジュデッカ島の乗り場を経由していきます。


    ↑霧に霞むサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会。

    サン・マルコでヴァポレットを降りましたが、この霧の中鐘楼に上っても何も見えないだろうなあと思い、まずはサン・マルコ寺院に入ることに。オープンする9:45ちょうどぐらいに着いたのですが、すでに入場待ちの長蛇の列が出来ていました。仕方なく最後尾に並ぶと、列のすぐ前は日本人女性の2人連れでしたし、中に入っても昨日全然見かけなかった日本人のツアー客がたくさんいたので、ついでに日本語ガイドさんの解説を聞かせてもらうことにします(笑)。撮影禁止だったので写真はありませんが、モザイク床がとても綺麗でした。他に宝物庫なんかも別料金で見学できるようだったのですが、特に興味がわかなかったので、外に出ることに。

    それからすぐ南側にあるドゥカーレ宮殿へ。この頃には霧も晴れてきていて、ほっとしました。


    ↑ドゥカーレ宮殿の中庭から北側を写した1枚。奥にはサン・マルコ寺院のドーム屋根が見えています。


    ↑前の写真の右側はこんな感じ。1階と2階は回廊になっています。


    ↑2階の回廊はこんな感じ。かなり広々としています。


    ↑海側はこんな感じ。左側にサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会が見えています。とても開放的で良い眺めです。


    ↑サン・マルコ広場側。ほんとに人が多いです。

    建物だけでなく、大評議の間という柱のない巨大な広間に飾られた絵のスケールもすごかったです。そして運河を渡る「溜息の橋」を渡ると、向かいには牢獄が待っています。橋といっても2階の廊下からそのまま橋につながっていて、窓からわずかに運河が見えるような構造になっており、かつて囚人がここでヴェネツィアの景色を見納めて溜息をついたことから、この名が付けられたようです。先ほどまでの宮殿の豪華絢爛さから一変して、石造りの生々しい牢獄が広がる、異質な空間でした。囚人が残した絵などもそのまま残っています。このドゥカーレ宮殿は見所が多かったので、ヴェネツィアを訪れる方は行って損はないと思います。結局1時間ほど見学して、外に出ることにしました。


    ↑サン・マルコ広場のカフェ。奥で音楽の生演奏をしています。

    その後、ドゥカーレ宮殿と入場券がセットになっている、サン・マルコ広場西側にあるコッレール博物館へ。エアコンが効いていて快適でしたが、展示品は駆け足で見ていったので、正直あまり印象に残っていません・・・。

    そして再びヴァポレットに乗り、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島に向かいます。


    ↑ヴァポレットに乗り、ドゥカーレ宮殿側を振り返ったところ。


    ↑これから向かう、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会が見えてきました。


    ↑サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会に到着!石の白さが印象的です。


    ↑対岸のサン・マルコ広場までそれほど距離はありません。水面が結構ぎりぎりなので、アクア・アルタの時はこのあたりも潮に浸かるのでしょうね。


    ↑市営交通のフェリーですが、こちらはヴァポレットと違ってカーフェリーでした。どこまで行くんでしょうか。


    ↑教会内部も白を基調とした清潔なイメージで、本島側の喧噪が嘘のように静かな空間でした。

    ほんとはここにある鐘楼に上りたかったのですが、運悪く昼休みに入ったところだったため、2時間近く待つのもなんなので、2番のヴァポレットに乗り一旦本島のザッテレに戻ることにします。


    ↑ザッテレの運河沿いに建つジェズアーティ教会。ここも歴史がありそうです。


    ↑とにかく暑いので、日陰に入りジェラートで一服。冷たくてほっとしますね。


    ↑ザッテレから少し入ったところの運河。生活のための船が至る所にありました。


    ↑ジュデッカ運河沿いの景色。とても綺麗ですが日当たりが良すぎてとにかく暑かったです。

    そろそろおなかが空いてきたので、少し北に入ったところにあったテイクアウトのピザ屋さんでピザを注文。出来合いのカットされたピザでしたが、ちゃんと釜で温め直してくれるのが良いですね。


    ↑これがそのハムとキノコのピザ。これで2ユーロだったら安いんじゃないかな。なかなかのお味でした。


    ↑このあたりも生活用の運河という感じがします。

    お昼を食べ終わってもまだ時間があったので、カナル・グランデ側の船着き場から1番のヴァポレットに乗ってリド島に行ってみることに。リド島は本島の南東に浮かぶ細長い島なのですが、市営カジノがあることで有名で、ヴァポレットの本数もやけに多いので気になっていたのです。リド島まで少し距離があるので、20分少々ヴァポレットに揺られます。


    ↑ちゃんと橋に船用の標識が取り付けられているあたり、さすがヴェネツィアという感じです。


    ↑カナル・グランデをどんどん下っていきます。ほんとに良い天気!


    ↑本島を離れ、リド島までの間は海の上を走っているような雰囲気になります。風がとても気持ちよかったです。

    そしてリド島に到着。ここまで乗ってくる地元っぽい人が想像以上に多かったことにびっくりしましたが、市営の海水浴場やスポーツ施設なんかもあるようなので、カジノ以外でも結構需要があるみたいです。そしてこの島では車が普通に走っていました。今まで車のない本島にいたので、これにもびっくりです。


    ↑リド島の船着き場前。なんというか・・・とてもリゾート地っぽい!

    リド島では特にすることもなかったので、あっさりと引き返すことにします。
    この後さっき行けなかったサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会の鐘楼に上ったりするのですが、それはまた次回。