2010年6月

    上方落語演れるかな?

    なっとくPの最新作、「上方落語演れるかな?」です。これは上方落語詳しい方の反応がすごく気になりますね-。MMD(MikuMikuDance)による3Dモデルの演技がすごいのですが、いかんせん私自身がそこまで詳しくないので似てるのかどうなのかわからないのです・・・。

    ちなみにこれを見て枝雀師匠の代書を見ましたが、やはりおもしろかったです。

    イタリア旅行5日目(8/26) その2

    エスプレッソを飲んで少し元気を取り戻し、再び出発。すぐ近くにあるサント・スピリト教会に行ってみましたが、残念ながら今日は休館日でした。仕方ないのでさらに東に歩き、ピッティ宮のあるピッティ広場に到着。


    ↑サント・スピリト教会はおもしろい形状をしていました。

    ピッティ広場はたくさんの人でにぎわっていました。中に入ろうかどうしようか悩んだのですが、10ユーロかかるのと、中には複数の美術館や博物館があるのでとてもゆっくり見て回る余裕はないだろうと思い、入るのはやめることに。その代わりピッティ宮裏手のボーボリ庭園に行ってみようと思い回り込んでみたのですが、どうやらピッティ宮に入らないと庭園側には行けないようで、すっかり徒労に終わってしまいました。

    疲れた足を引きずって近くのスーパーに入り、炭酸入りのミネラルウォーターを買うことにします。どれが炭酸入りだろうと思い、ボトルに書いてある単語を辞書で調べていると、困っているように見えたのか東洋系の若い男性に声をかけられました。炭酸入りのを探していると言うと、一緒になって探してくれるようです。ほんとにこちらの意図が伝わっているのかちょっと不安ではありましたが、ちゃんと炭酸入りを買うことができてとても助かりました。

    水を飲んで少しうるおったところで、ヴェッキオ橋に向かいます。ヴェッキオ橋はフィレンツェ最古の橋で、橋とは言うものの両側に宝石店が建ち並んでいて、普通に歩いているととても橋を渡っているようには感じません。人も多く、とてもにぎやかなところでしたが、客層的にとてつもない場違い感を感じました・・・。


    ↑ま、マンネリ!?


    ↑ヴェッキオ橋を横から見るとこんな感じ。橋から落ちそうな具合に店が軒を連ねています。


    ↑ピッティ宮とウッフィツィ美術館を、ヴェッキオ橋経由で結んでいるヴァザーリの回廊。当時メディチ家の一族が安全に移動できるように作られたそうです。

    ヴェッキオ橋を離れ、すぐ近くのシニョーリア広場へ。ここには絵画好きなら絶対外せないウッフィツィ美術館があるのですが、噂通りすごい行列ができていました。私は絵画より建物の方に興味があるので、ウッフィツィ美術館はパスして隣のヴェッキオ宮へ。ここはかつてのフィレンツェ共和国政庁舎で、現在でも市庁舎として使用されています。ここでは五百人広間のフレスコ画や、地図の間なんかが特に印象に残りました。


    ↑ヴェッキオ宮の外観。手前がシニョーリア広場で、多くの人でにぎわっていました。


    ↑ヴェッキオ宮も入館時にセキュリティチェックがあるため、入場待ちの列が出来ていました。入り口にはダビデ像のレプリカが飾られていました。


    ↑五百人広間を上から見たところ。左右と天井のフレスコ画が見事です。



    ↑その他の部屋も見事な装飾が施されていました。


    ↑そしてここが地図の間。部屋の中央に大きな地球儀が置かれていてかっこよかったです。壁面には当時の世界地図が描かれているのですが、日本の形がひどかった・・・(笑)。

    ヴェッキオ宮は見所が多かったので、入ってみて良かったです。その後ちょっと東に行ったところにあるサンタ・クローチェ教会へ。ここは教会と言うよりも墓地と言った方がいいんじゃないかというぐらい、有名人のお墓だらけでした。


    ↑サンタ・クローチェ教会の外観。ドゥオーモを少しシンプルにしたような雰囲気でしたが、十分大きい建物です。


    ↑内部はステンドグラスが見事でしたが、装飾は少なくあっさりとした雰囲気。工事中だったのが残念でした。


    ↑壁際には有名人の墓が並んでいます。


    ↑これはガリレオ・ガリレイの墓。望遠鏡らしきものを手に持っています。


    ↑ミケランジェロの墓。彫刻や絵画で飾られています。


    ↑グレゴリオ聖歌の時代に使われていた四線譜が記された書物。こういうの見るとテンションが上がります(笑)。


    ↑地下通路も墓でいっぱいです。


    ↑回廊から撮った一枚。結構広くて、見所がたくさんある教会でした。

    教会を出るともう時刻は5時前でした。午前中に行きそびれていたオルサンミケーレ教会が5時に閉館だったので、あわててそちらに行ってみることに。ざっと見るだけで精一杯でしたが、なんとかぎりぎり見ることができました。

    その後ドゥオーモ広場に戻り、写真を撮ろうと思ったのですが日がかげっていてうまく撮ることができません。とりあえず雲が晴れるまで粘ってやっと何枚か撮ることができました。




    ↑入り口が西側にあるので、やはり夕方の方がきれいに撮れますね。

    そろそろ疲れてきたので、駅に戻ることにします。途中サンタ・マリア・ノヴェッラ広場の芝生に座り、メモを書いたりして30分ほど休憩。とにかく足がきつかったので、動くに動けませんでした。


    ↑サンタ・マリア・ノヴェッラ教会。入り口は右側です。

    休んだら少し楽になったので、駅に向かいます。自販機で何か飲み物を買おうと思ったのですが、自販機が見つからないので駅構内のマクドへ。カプチーノ味のミルクシェーク(日本で言うマックシェーキかな?)が1ユーロだったのでこれを頼んでみましたが、メープルシロップぽい味がしてなかなかおいしかったです。これは日本で売っても結構人気の出る味なんじゃないかなぁ。

    18:37発のESでボローニャへと帰ります。帰りは車両端の1人席だったのですが、横には誰が置いたのか、他の乗客の大きな荷物がどかどかと置かれていて、なんだかなぁという感じでした。座席も進行方向と逆方向を向いていたので、景色を楽しむという感じでもなく、早々に就寝・・・。ボローニャ中央駅のすぐ近くに着いたのは定刻の約10分前だったので、イタリアの鉄道もやるなぁ、と思っていたのですが、信号待ちかなにかでずっと立ち往生していて、結局ボローニャ中央駅に着いたときには定刻より3分ほど遅れていました。これじゃ早く着いた意味がねえー!

    ボローニャに着いた頃にはもう20時前になっていたので、そろそろ晩ご飯を食べることにします。昨日ホテルの人に教えてもらったもう一軒のトラットリア、Trattoria del Rossoへ。なかなか雰囲気の良いお店で、注文を取りに来たおばあちゃんも良い感じでした。お世辞でしょうけども、私の片言のイタリア語をほめてくれたりしてちょっとうれしかったり。ここでは普通に頼んだ白ワインが発泡性のものでとてもおいしく感じました。一緒に頼んだミネラルウォーターも割と炭酸が強めで、さわやかでした。


    ↑今日のプリモ・ピアットはプロシュートのタリアテッレ。生ハムとパルメザンチーズがたっぷりの濃厚な味がおいしかった!


    ↑セコンド・ピアットは牛すね肉のロースト。ちょっとぱさぱさしてはいましたが、とても食べ応えがありました。ここでワインを赤ワインに変えましたが、こちらもおいしかった。グラスワインが2ユーロというのは安いなぁ。

    この日のお会計はサービス料を入れても24ユーロと、比較的安かったです。味もおいしかったですし、ボローニャはほんとに美食の都だなぁとつくづく感じました。しかしカードで支払おうと思ってかばんの中を探すとなぜかカードが見つからなくてめっちゃあせりました。酔いも一気にさめる感じで、仕方なく現金で支払ってお店をあとに。幸いホテルに帰ってから探したらちゃんと見つかったのでほっとしましたが、ほんと無くしてたら大変だっただろうなぁ・・・。

    翌日はいよいよ今回の旅の最終地点、水の都ヴェネツィアに向かいますが、それはまた次回。

    イタリア旅行5日目(8/26) その1

    昨日に引き続き、今日もアドエスのアラームは私を1時間早い5時にたたき起こしてくれました。いくらなんでもこれはひどい・・・と思い、フリーのアラームソフトをダウンロードすることに。明日こそは頼むぜ・・・。

    結局二度寝して6時過ぎに起床し、シャワー浴びがてら服を洗って食堂へ。あんまり時間がなかったのでばたばたと食べます。


    ↑食堂は小ぎれいな感じで居心地が良かったです。

    食べ終わると列車の時間まで20分しかなかったので、ちょっと小走りで駅へ。今日は一日、花の都フィレンツェ観光をするつもりだったのですが、とても良い天気で暑くなりそうでした。




    ↑ボローニャ中央駅の様子。ここからローマ テルミニ駅行きのES(ユーロスター・イタリア)に乗ります。

    ホームに着くと列車はすでに入線していました。ESはイタリア版新幹線のような存在で、他のローカル列車と違いぴかぴかで落書きもなく、エアコンも良く効いています。座席は2列のシートが向かい合わせになっていて、中央に折りたたみ式のテーブルが置かれていました。折りたたみといっても、使うときに手前に倒すだけのシンプルな構造で、パソコンを使っている人の姿がちらほら目に付きます。

    行く前は平地を走るイメージだったのですが、実際はトンネルの多い山岳地帯で、ちょっと意外でした。車内ではエスプレッソを売る販売員が来たりして、さすがイタリアという感じ。起きたのが早かったのでうとうとしていると、あっという間にフィレンツェ サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着。ホームで写真を何枚か撮ることにします。



    ↑ユーロスターの車体。イタリアらしいおしゃれなデザインだと思います。

    撮影を終えホームを歩いていると、中年の女性に呼び止められ、なぜか荷物運びを手伝わされるはめに。なんで私を選んだのかよくわかりませんが、まあ人助けできたんだからよしとしましょう。駅を出るとすぐ目の前に、駅名の由来となったサンタ・マリア・ノヴェッラ教会の姿が見えました。


    ↑サンタ・マリア・ノヴェッラ教会。ここは後で訪れることにします。

    駅を出て、まずはフィレンツェの象徴であるドゥオーモに向かいます。さすがフィレンツェ、街は観光客の姿で一杯で、日本人の姿もあちこちで見かけました。10分ほど歩いてドゥオーモに到着し、まずはクーポラに上ろうと思ったのですが、なかなか入り口を発見できません。結局ドゥオーモをぐるっと一周し、やっと入り口を発見。ここから463段の階段を上っていきます。


    ↑フィレンツェの象徴、ドゥオーモ。その規模にはただただ圧倒されるばかりでした。


    ↑クーポラの階段は狭いですが、頂上部分の一部を除いては一方通行なので、上から降りてくる人の心配がないだけ楽でした。

    歩いてると前方から日本語が聞こえてきたので、どうやら日本人旅行者のようでした。途中で一旦ドゥオーモの内部を見渡せる通路を通り、再び階段を上るとやっと頂上に到着です。朝っぱらから汗だくになりましたが、やはり上からの眺めはすばらしかったなあ。




    ↑1枚目が南側、ヴェッキオ宮方面。2枚目がドゥオーモすぐ横にあるジョットの鐘楼。3枚目がサンタ・マリア・ノヴェッラ駅方面です。とてもきれいな街並みでした。いろんな街で高いところに上っていますが、やはりフィレンツェは大きな街でした。


    頂上はこんな感じでした。まだ朝の9時台でしたが結構人がいたので、早い時間に行くのがおすすめです。

    景色を堪能し、そろそろ降りることにします。この時間になると上ってくる人も多かったです。そしてまたしても前方では日本語の会話が・・・(笑)。やはりフィレンツェは日本人観光客に人気のスポットなんですねー。


    ↑クーポラの出口を出ると目の前にジョットの鐘楼がそびえたっていました。ここも上ることができますが、さすがにしんどくてあきらめました。

    クーポラを出るとそろそろドゥオーモがオープンする時間だったので、そちらに向かうことに。しかしすでに長蛇の列が出来ていて、さすが観光名所!という感じでした。並んでいると絵や布を売る人、物乞いの人などがやってきてちょっと怖かったです。まあ私はお金持ってそうに見えないせいか、相手にされませんでしたが(笑)。

    中に入るとさすがに天井が高く、広々としています。華やかな外観とは対照的に、内部は質素な造りでした。


    ↑あれだけたくさんの人が並んでいたのに、中が広いので全然人の多さを感じません。天井もとにかく高い。


    ↑24時間時計文字盤、らしいです。こういうデザインはかっこよくていいですね。


    ↑天井のフレスコ画「最後の審判」です。描き込みがすごい。

    ここの地下には、ドゥオーモが出来る前に建っていたサンタ・レパラータ教会跡があるのですが、別料金だったこともあって見るのはやめて外に出ることに。ドゥオーモ前にある洗礼堂はまだ開いてないようだったので、オルサンミケーレ教会方面に向かいました。すると教会前にフィレンツェの国立美術館・博物館の入館予約ができるチケットセンターがありました。せっかくなのでメディチ家礼拝堂を予約しようとするとなにやら拒否されます。それなら、とアカデミア美術館を予約すると、係員がイタリア語でなにやら聞いてきます。最初なんのことかわからなくて?という顔をしていたら、今度は英語で聞いてきて、やっと時間指定を何時にするか聞いているのだと気づき、直近の11時を指定。しかしアカデミア美術館は10ユーロだと思っていたらなぜか14ユーロも取られました。どうやら予約すると4ユーロ余分に取られるようですね。とにかくフィレンツェは美術館や博物館が多く、行き先は絞ったもののかなりの出費を強いられました。

    せっかくオルサンミケーレ教会前まで来たのですが、11時まであんまり時間がなかったのでここは後回しにしてアカデミア美術館に向かうことに。10分ほど前に到着したので、11時まで前で待機します。時間になり、中に入ると空港ばりの手荷物検査があり、ちょっとびっくり。しかしフィレンツェの美術館や博物館ではこういうところが多かったです。このアカデミア美術館は、なんといってもミケランジェロの「ダヴィデ像」があることで有名なのですが、想像していたよりもスケールがでかくて、しばし見上げてしまいました。しかし逆に言うと他の収蔵品はあまり印象に残らなかったのも事実です。楽器の展示なんかはおもしろかったですけどね。

    アカデミア美術館を出る頃には、連日の旅疲れが出てきたせいか、かなりふらふらでした。とにかくどこかで休みたい・・・と思い、アカデミア美術館裏手のサンティッシマ・アンヌンツィアータ広場へ。ジェラート屋でバナナのジェラートを買って食べましたが、ちょっとくどい味だったかな。しかし座って食べていると物乞いがやってきたので、怖くなって別の場所へ移動。頼むから休ませてくれー!


    ↑サンティッシマ・アンヌンツィアータ広場からドゥオーモ方面を望む。


    ↑広場の様子。この向こう側にアカデミア美術館があります。

    休んで少し回復したので、広場の名前の由来になっているサンティッシマ・アンヌンツィアータ教会に入ろうとしたのですが、どうやらミサ中のようだったので、すぐ近くのサン・マルコ教会に行くことにします。ここも結局中には入らず、カヴール通り沿いに南下し、通り沿いにある観光案内所へ。ここで地図をもらい、先ほど予約できなかったメディチ家礼拝堂に向かいます。このあたりは露店が多く立ち並んでいて、とても活気がありました。礼拝堂の横にはサン・ロレンツォ教会がありましたが、ここは入場料がいるのでパス。でもあとから考えるとここは図書館があるらしかったので、入っても良かったかなあ。


    ↑サン・マルコ教会


    ↑手前がサン・ロレンツォ教会、奥がメディチ家礼拝堂です。周りは露店で一杯でした。

    9ユーロ払い、礼拝堂に入ります。ところどころ修復工事中でしたが、礼拝堂の石細工はすばらしいものでした。他にもミケランジェロの彫像があったりしたので、ここは見る価値がありましたね。撮影禁止だったので写真が撮れなかったのが残念です。

    礼拝堂を出てから、後回しにしていた駅前のサンタ・マリア・ノヴェッラ教会へ。ここも入場料がいりますが、フレスコ画がたくさんありました。そして教会の前は芝生のある広場になっていて、くつろいでいる人が多かったです。


    ↑サンタ・マリア・ノヴェッラ教会

    もうお昼の時間でしたが、おなかもあんまり空かないので抜きにして次の目的地へ。教会から南下するとアルノ川にかかる橋が見えてきます。その先にサンタ・マリア・デル・カルミネ教会がありましたが、なにやら改装中で、礼拝堂でのフレスコ画の展示だけのようだったので、中に入るのはやめておきました。



    ↑アルノ川の風景。2枚目の向こう側に見える橋が、このあと行くヴェッキオ橋です。

    またちょっと疲れが出てきたので、気付けに近くのカフェでエスプレッソを飲むことに。ここは立ち飲みで0.9ユーロとなかなか安くて、店員の女性の愛想も良くて落ち着けました。やっぱりエスプレッソ飲むと元気が出てきますね-。

    このあとさらにフィレンツェ観光が続きますが、それはまた次回。

    Radioあぽにぃ 第24回

    隔週水曜日にお届けしていますRadioあぽにぃ、本日22時より放送予定です。
    久しぶりに通常営業でお送りしようと思っていますので、お時間のあるかたはぜひ!

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