イタリア旅行5日目(8/26) その2

エスプレッソを飲んで少し元気を取り戻し、再び出発。すぐ近くにあるサント・スピリト教会に行ってみましたが、残念ながら今日は休館日でした。仕方ないのでさらに東に歩き、ピッティ宮のあるピッティ広場に到着。


↑サント・スピリト教会はおもしろい形状をしていました。

ピッティ広場はたくさんの人でにぎわっていました。中に入ろうかどうしようか悩んだのですが、10ユーロかかるのと、中には複数の美術館や博物館があるのでとてもゆっくり見て回る余裕はないだろうと思い、入るのはやめることに。その代わりピッティ宮裏手のボーボリ庭園に行ってみようと思い回り込んでみたのですが、どうやらピッティ宮に入らないと庭園側には行けないようで、すっかり徒労に終わってしまいました。

疲れた足を引きずって近くのスーパーに入り、炭酸入りのミネラルウォーターを買うことにします。どれが炭酸入りだろうと思い、ボトルに書いてある単語を辞書で調べていると、困っているように見えたのか東洋系の若い男性に声をかけられました。炭酸入りのを探していると言うと、一緒になって探してくれるようです。ほんとにこちらの意図が伝わっているのかちょっと不安ではありましたが、ちゃんと炭酸入りを買うことができてとても助かりました。

水を飲んで少しうるおったところで、ヴェッキオ橋に向かいます。ヴェッキオ橋はフィレンツェ最古の橋で、橋とは言うものの両側に宝石店が建ち並んでいて、普通に歩いているととても橋を渡っているようには感じません。人も多く、とてもにぎやかなところでしたが、客層的にとてつもない場違い感を感じました・・・。


↑ま、マンネリ!?


↑ヴェッキオ橋を横から見るとこんな感じ。橋から落ちそうな具合に店が軒を連ねています。


↑ピッティ宮とウッフィツィ美術館を、ヴェッキオ橋経由で結んでいるヴァザーリの回廊。当時メディチ家の一族が安全に移動できるように作られたそうです。

ヴェッキオ橋を離れ、すぐ近くのシニョーリア広場へ。ここには絵画好きなら絶対外せないウッフィツィ美術館があるのですが、噂通りすごい行列ができていました。私は絵画より建物の方に興味があるので、ウッフィツィ美術館はパスして隣のヴェッキオ宮へ。ここはかつてのフィレンツェ共和国政庁舎で、現在でも市庁舎として使用されています。ここでは五百人広間のフレスコ画や、地図の間なんかが特に印象に残りました。


↑ヴェッキオ宮の外観。手前がシニョーリア広場で、多くの人でにぎわっていました。


↑ヴェッキオ宮も入館時にセキュリティチェックがあるため、入場待ちの列が出来ていました。入り口にはダビデ像のレプリカが飾られていました。


↑五百人広間を上から見たところ。左右と天井のフレスコ画が見事です。



↑その他の部屋も見事な装飾が施されていました。


↑そしてここが地図の間。部屋の中央に大きな地球儀が置かれていてかっこよかったです。壁面には当時の世界地図が描かれているのですが、日本の形がひどかった・・・(笑)。

ヴェッキオ宮は見所が多かったので、入ってみて良かったです。その後ちょっと東に行ったところにあるサンタ・クローチェ教会へ。ここは教会と言うよりも墓地と言った方がいいんじゃないかというぐらい、有名人のお墓だらけでした。


↑サンタ・クローチェ教会の外観。ドゥオーモを少しシンプルにしたような雰囲気でしたが、十分大きい建物です。


↑内部はステンドグラスが見事でしたが、装飾は少なくあっさりとした雰囲気。工事中だったのが残念でした。


↑壁際には有名人の墓が並んでいます。


↑これはガリレオ・ガリレイの墓。望遠鏡らしきものを手に持っています。


↑ミケランジェロの墓。彫刻や絵画で飾られています。


↑グレゴリオ聖歌の時代に使われていた四線譜が記された書物。こういうの見るとテンションが上がります(笑)。


↑地下通路も墓でいっぱいです。


↑回廊から撮った一枚。結構広くて、見所がたくさんある教会でした。

教会を出るともう時刻は5時前でした。午前中に行きそびれていたオルサンミケーレ教会が5時に閉館だったので、あわててそちらに行ってみることに。ざっと見るだけで精一杯でしたが、なんとかぎりぎり見ることができました。

その後ドゥオーモ広場に戻り、写真を撮ろうと思ったのですが日がかげっていてうまく撮ることができません。とりあえず雲が晴れるまで粘ってやっと何枚か撮ることができました。




↑入り口が西側にあるので、やはり夕方の方がきれいに撮れますね。

そろそろ疲れてきたので、駅に戻ることにします。途中サンタ・マリア・ノヴェッラ広場の芝生に座り、メモを書いたりして30分ほど休憩。とにかく足がきつかったので、動くに動けませんでした。


↑サンタ・マリア・ノヴェッラ教会。入り口は右側です。

休んだら少し楽になったので、駅に向かいます。自販機で何か飲み物を買おうと思ったのですが、自販機が見つからないので駅構内のマクドへ。カプチーノ味のミルクシェーク(日本で言うマックシェーキかな?)が1ユーロだったのでこれを頼んでみましたが、メープルシロップぽい味がしてなかなかおいしかったです。これは日本で売っても結構人気の出る味なんじゃないかなぁ。

18:37発のESでボローニャへと帰ります。帰りは車両端の1人席だったのですが、横には誰が置いたのか、他の乗客の大きな荷物がどかどかと置かれていて、なんだかなぁという感じでした。座席も進行方向と逆方向を向いていたので、景色を楽しむという感じでもなく、早々に就寝・・・。ボローニャ中央駅のすぐ近くに着いたのは定刻の約10分前だったので、イタリアの鉄道もやるなぁ、と思っていたのですが、信号待ちかなにかでずっと立ち往生していて、結局ボローニャ中央駅に着いたときには定刻より3分ほど遅れていました。これじゃ早く着いた意味がねえー!

ボローニャに着いた頃にはもう20時前になっていたので、そろそろ晩ご飯を食べることにします。昨日ホテルの人に教えてもらったもう一軒のトラットリア、Trattoria del Rossoへ。なかなか雰囲気の良いお店で、注文を取りに来たおばあちゃんも良い感じでした。お世辞でしょうけども、私の片言のイタリア語をほめてくれたりしてちょっとうれしかったり。ここでは普通に頼んだ白ワインが発泡性のものでとてもおいしく感じました。一緒に頼んだミネラルウォーターも割と炭酸が強めで、さわやかでした。


↑今日のプリモ・ピアットはプロシュートのタリアテッレ。生ハムとパルメザンチーズがたっぷりの濃厚な味がおいしかった!


↑セコンド・ピアットは牛すね肉のロースト。ちょっとぱさぱさしてはいましたが、とても食べ応えがありました。ここでワインを赤ワインに変えましたが、こちらもおいしかった。グラスワインが2ユーロというのは安いなぁ。

この日のお会計はサービス料を入れても24ユーロと、比較的安かったです。味もおいしかったですし、ボローニャはほんとに美食の都だなぁとつくづく感じました。しかしカードで支払おうと思ってかばんの中を探すとなぜかカードが見つからなくてめっちゃあせりました。酔いも一気にさめる感じで、仕方なく現金で支払ってお店をあとに。幸いホテルに帰ってから探したらちゃんと見つかったのでほっとしましたが、ほんと無くしてたら大変だっただろうなぁ・・・。

翌日はいよいよ今回の旅の最終地点、水の都ヴェネツィアに向かいますが、それはまた次回。

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