アルザス・リヨン旅行4日目(9/23) その1

6時に起床し、まずはたまった衣類の洗濯を済ませます。途中外から雄叫びのような声が聞こえてきてびっくりしましたが、向かいの公園で朝早くからスポーツのイベントが開かれているようでした。このホテルは部屋にドライヤーが常備されていないのでフロントに借りにいったのですが、連泊でもその都度いちいち返さないといけなくて、めんどくさいなあと思いつつ外出。外はちょっと寒かったのですが、今日は自転車に乗る予定だったので荷物を増やさないよう、あえて上着は着ないことにしました。まずは自転車を借りるため、歩いてコルマール駅へ。


↑朝のコルマール旧市街。今日はめっちゃ良い天気!

途中のパン屋でアップルパイを買い、駅の自販機でカフェオレを買って朝ご飯にします。


↑冷えた体に暖かいカフェオレが染みわたります。アップルパイも甘めですがおいしかった。

再び駅を出て、昨日チェックしておいたレンタサイクル事務所へ。トレッキングバイクを一日借りることにしたのですが、料金12ユーロのほかに保証金150ユーロがいるとのことで、そんな大金は持ち合わせていないのでカードを使うことにします。もちろんちゃんと自転車を返せばあとで戻ってくるのですが、結構な金額ですね・・・。

無事に自転車も借りられたので、いよいよサイクリングスタート。まずはコルマールの南西に位置する、エギスアイム(Eguisheim)という村に向かいます(今回巡った場所については、こちらの地図を見ながら読むとわかりやすいと思います)。
借りた自転車はベルが壊れている上にギアの調子も悪く、アスファルトの道ではスピードも出ないので普通のシティバイクを借りた方が良かったかな、と思ったのですが、このあと砂利道を走ったりしたので、トレッキングバイクを借りて正解でした。まずはD30号線をひたすら南下したのですが、ここは車も多いので走るのに気を遣います。エギスアイムまでは約6kmの道のりなので、20分少々で到着。


↑村の外には牧場があり、のんびりした雰囲気が漂っています。


↑借りたトレッキングバイク。ギアの調子の悪さは、乗ってるうちに慣れてきました。


↑ここエギスアイムは、2006年に「ヨーロッパ花の町コンクール」で金賞に輝き、「フランスの最も美しい村」にも選ばれている素敵な村です。入口にはそのことを示す看板が立っていました。

村の中心部は、住民以外は車の進入禁止となっており、ゆっくり歩いて見て回ることができます。地図を見ればわかるようにこの村は円形になっていて、中心部を取り囲むように住宅が建ち並んでいました。その家々にも色とりどりの花が飾られていて、とっても素敵な村です。


↑特に外周の細い路地沿いに建ち並ぶ家々が美しい・・・!まるで夢の世界にいるようです。コルマールも美しい街でしたが、ここを見てしまうとちょっと霞んでしまうぐらいのインパクトがありました。


↑自転車押しながらなので少々手ぶれしていますが、動画だとより雰囲気が伝わると思います。


↑このあたりはコウノトリで有名らしく、コウノトリの巣の飾り物もいろんな所にありました。


↑外周を一周したので、村の中心部へ。ここには聖レオン9世の礼拝堂があります。


↑礼拝堂内部。ここエギスアイムは11世紀のローマ教皇・レオ9世の生誕地だそうで、それをモチーフに作られているようです。内部は薄暗かったのですが、後から知った情報によると、どうやらお金を入れるとライトアップされるようです。


↑この村の人が日常的に礼拝する教会がこちらのサン・ピエール・エ・ポール教会。装飾はシンプルですが、ステンドグラスはなかなか立派でした。


↑アルザス地方は木組みの家ももちろんですが、お店の看板も素敵なものがたくさんありました。


↑村の中心部を別の角度から。この写真が個人的ベストショット。


↑広場の中央に建つのはおそらくレオ9世の像でしょう。

まだ先は長いので、そろそろ村を後にして、再び自転車に乗って北上します。村の北側にはアルザスワインのぶどう畑が一面に広がっていました。


↑丘を上がるとそこは一面のぶどう畑!


↑アルザスワインは白ワインがほとんどですが、ブドウの品種はいろいろあってこのように果皮が赤っぽいぶどうもあります。ただしどちらも白ワイン用の品種です。一粒頂きましたがとにかく甘く、これは良いワインになるだろうなーと思いました。


↑ちょうどヴァンダンジュ(ぶどうの収穫)の時期だったようで、至る所で収穫作業を見ることができました。


↑トラクターのかごの中には収穫されたばかりのぶどうがいっぱい!


↑さらに丘を上っていくと、だんだん砂利道になってきました。トレッキングバイクにして本当に良かった。


↑360度見渡す限りぶどう畑が広がっています。


↑さらに北上すると道は下り坂にさしかかり、そこを一気に駆け下りるとテュルクアイム(Turckheim)という村の入口に到着です。


↑テュルクアイムにはコルマールから伸びるフランス国鉄の支線の駅があります。架線がないので気動車が走っているようです。


↑村の南側の入口、フランス門前にあるホテル付きレストラン、Auberge de La Comtesse。ツタの絡まる外観がとてもおしゃれ。


↑そしてこれがフランス門。かつてテュルクアイムは城壁に囲まれており、フランス門はその頃の名残です。


↑テュルクアイムの旧村役場。16世紀頃の建物のようです。


↑サン・タンヌ教会の内部。エギスアイムの教会よりは規模が大きい印象です。


↑François Baurというドメーヌ(ワイナリー)の販売所。ワインの試飲もできるようです。


↑この村にも素敵な看板のお店がたくさん建ち並んでいます。


↑テュルクアイムの三つ星ホテル。最高が五つ星なので中級ホテルですが、外観が素敵。

ちょうど正午になり、教会の鐘が鳴り響きます。そろそろ次の村へと向かうため、テュルクアイムを後に。北の方角には小高い丘がそびえているので、それを避けるべく村の東側から北上することにしました。


↑ちょうど東西の丘の間をすり抜けるように道はのびています。ここも一面のぶどう畑!


↑上り坂はきついですが、とにかく走ってて気持ちいい!!


↑カッツェンタール(Katzenthal)という村に到着。この村でもぶどうを収穫しているようで、ぶどうを搾った後の枝がトラクターに積まれているのを見かけました。

アルザスのぶどう畑巡りはまだまだ続きますが、それはまた次回。

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