バスク地方の旅4日目(8/10) その2
ケーブルカーを降り、良いタイミングでやってきた16系統のバスに乗り込みます。バスの終点がここだと思っていたので、乗客が降りた後座る気まんまんだったのですが、どうやら違うかったらしく結局立ったまま乗車することに。バスは海岸沿いをずっと走るわけではなくて、山の手の住宅街も経由していました。
市中心部でバスを降り、まずは地球の歩き方にも載っていたバスク食材専門店「ルーラン」へ。いろいろとおもしろそうなものが並んでいましたが、悩んだ末にイワシのパテを購入。やはり日本人も良く来るようで、「アリガト」と言われました。その後旧市街にあるラ・ブレチャ市場へ。ここは外観からはわかりませんでしたが、地下に近代的なショッピングセンターと生鮮食料品を扱うお店が併存しています。魚屋さんなどは、日本では見たことのない魚介類も並んでいたりして、おもしろかったです。とりあえずここではチルドカップのカフェラテと生ハム、ヨーグルトドリンクを購入。それから近くのパン屋でサンドイッチを買い、一旦ペンションに戻ってお昼にします。
↑買ってきたサンドイッチと生ハム。シンプルですがうまい。
今日は朝から歩いて疲れたので、1時間ほど昼寝することにします。15時過ぎに再び出発し、まずペンション近くの酒屋でチャコリを1本購入。それから少し市街地を散策してみることにしました。
↑朝食を食べたショッピングモール、San Martin。おしゃれで真新しい建物でした。
↑ブエン・パストール大聖堂。立派な外観で、中にも入りたかったのですが、残念ながら開いていませんでした。
その後ウルメア川を渡り、明日乗るスペイン国鉄の駅を下見しておくことに。
↑橋を渡って正面がスペイン国鉄のサン・セバスティアン駅です。
駅には注意書きがあったのですが、どうやら明日乗る予定の列車にはチェックイン手続きがあるので、少し早く来ないといけないようです。とりあえず喉が渇いていたので、自販機でコーラを買って休憩後、駅の東側に行ってみることに。
↑サン・セバスティアン駅のホーム。それほど大きな駅というわけでもなさそうでした。
駅の東側は観光客が全くおらず、なんだか急に寂しい風景になってしまいました。とりあえず手近にあったスーパーに入ってみましたが、ここは地元の人がよく使うだろう雰囲気が漂っていて、楽しかったです。
↑普通のスーパーでも生ハムがこんな風につるし売りされていて、本当にうらやましい。しかも安い。
結局ここではアリオリソースだけ買って外に。スペイン国鉄の高架をくぐって北に抜けると、再び観光客の多いエリアに戻ってきました。
↑通りの向こうに見えているのはサン・イグナシオ教会です。
↑教会ぽい建物ですが、どうやら学校のようです。
↑日本でも一時期見かけたSPARが健在です。
↑今日も海水浴客でにぎわうスリオラ海岸。
もう17時を回っていたのですが、まだまだ日差しは強くて、暑くて仕方ありません。再びペンションに戻り、少し涼んでから再び出発します。
↑旧市街にもう一つある教会、サン・ビセンテ教会。こちらも重厚な空間でした。
そうこうしているうちに時刻は19時を回ったので、まだ外は明るいですが今夜もバル巡りをスタート。まずは昨日も行ったガンバラに再訪。ここはキノコ料理が有名らしいのですが、お高いのでパス。
↑ガンバラの外観。もっと賑わう時間帯は外まで人であふれるようです。
↑今日は気分を変えてビールでスタート。イワシの酢漬けはおいしかったですが7.5ユーロと案外高かった・・・。
一人で食べていると、不意に若い日本人男性に話しかけられました。なんでも仕事を辞めてヨーロッパを数ヶ月旅行しているそうで、話しているうちに意気投合して一緒に2軒目に向かうことにします。
↑2軒目はコンスティトゥシオン広場そばにあるタンボリル。ピンチョスはカニサラダの乗ったちょっと辛めの味で、可もなく不可もなく、という感じでした。飲み物はチャコリ。
そして再び一緒に3軒目のサン・テルモへ。彼曰く、ここのキッチンでは日本人が働いているらしく、こんなところで日本人が活躍しているのはすごいなあと思いながら眺めていました。サン・テルモにはピンチョスがなく、注文する形式なのでフォアグラを注文。
↑右奥が注文したフォアグラ。リンゴベースの甘いソースがかかっていてとてもおいしかったです。これと赤ワインで5ユーロ程度しかかからないとは・・・!
ここのフォアグラは、バル巡りしたなかで一番うまいと思えた一皿でした。ほんとはおかわりしたいぐらいでしたが、あきらめて店を後にします。ここで男性と別れ、一人で4軒目のボルダベッリへ。
↑ここではフォアグラのテリーヌを注文。こちらも濃厚な味で、赤ワインが良く合います。
店を出ると21時を回っていましたが、今日も夜はまだ始まったばかりといった雰囲気でした。ホテルに戻り、シャワーを浴びましたが、暑くて寝苦しい・・・。外はやかましいですが、たまらず少し窓を開けて寝ることにしました。
明日はサン・セバスティアンを出発して、内陸部のサラゴサという街に向かいますが、それはまた次回。