2012年1月30日

    長崎・佐賀旅行4日目(8/22) その1

    目覚ましを6:15にセットしていたのですが、目が覚めたのはその直前の6:14でした。しかし今日も頭が痛くて、頭痛薬を飲んで二度寝。30分ほど横になり、シャワーを浴びて荷造りをすると8時になっていました。今日は諫早を発つ予定なのですが、列車の時刻をチェックすると8:20発があったので、あわててホテルをチェックアウトし、駅に向かいます。しかしこのときあわてていて、今日は長崎までしか行かないので18きっぷは使わず切符を買う予定だったのを忘れていて、思いっきり18きっぷで改札を通ってしまいました。あとになってこのことに気づいたのですが、たった450円の区間で18きっぷを1日分使ってしまってめっちゃ損したー!

    諫早8:20 – 長崎9:06(長崎本線(長与経由)・普通長崎行き)
    長崎へ向かう列車は2両編成のディーゼルカーでした。おととい諫早まで電車に乗ってきたので、ここで気動車とは少々意外でしたが、その理由はこの先で明らかになります。


    ↑青いディーゼルカーはなかなかかっこよかった。


    ↑諫早駅ともお別れです。

    2両では少ないんじゃないかと思うほど車内は混み合っていたので、仕方なく立っていくことにします。長崎本線は喜々津駅で二手に分かれるのですが、私の乗った列車は長与経由で、こちらがどうも旧線らしく非電化でした。それでディーゼルカーなのかと納得しつつ外を見ると、ちょうど列車は大村湾沿いを走っており、天気も良かったので海がとても綺麗に見えました。その後海を離れ、しばらくすると長与駅に到着。そこそこ大きな駅でしたが、もうこのあたりは長崎市のベッドタウンに入るのですね。このあたりから山の上の方まで家が建っている景色が見えてきて、長崎らしいなーと思いながら眺めていました。結局乗客はほとんど降りず、みんな長崎まで乗って行くようでした。そして浦上駅を過ぎ、終点の長崎駅に到着。長崎駅は行き止まりの大きなターミナルでした。


    ↑ここが終着駅だと言うことを感じさせる行き止まり。


    ↑長崎駅には複合商業施設の駅ビルが併設されていてにぎやかでした。

    そして長崎と言えば路面電車!というわけでまずは一日乗車券(500円)を買おうと思ったのですが、なかなか販売所が見つからずにうろうろ。結局駅を出てすぐのところにある観光案内所にあったので、購入してさっそく電停に向かい、路面電車に乗ることにします。



    ↑長崎駅前電停。一口に新型といってもいろんなタイプの路面電車が走っています。

    まずは1系統・正覚寺下行きに乗車。しかし車内はぎゅうぎゅうになるほどの満員で、乗り降りにも一苦労するような有様でした。そして4停先の築町電停で下車。ここでは乗り継ぎのために降りる人も多く、車内は一気に乗客が入れ替わっていました。そして電停からすぐ近くにある長崎ワシントンホテルに行き、キャリーバッグだけ先に預かってもらい、再び築町電停に戻ります。実はまだ朝ご飯を食べていなかったので、このあとまずは朝ご飯を食べに行くことにしました。


    ↑1・4系統の終点、正覚寺下電停。すぐ脇を川が流れているのが印象的。


    ↑観光通り電停。このあたりが長崎中心部の繁華街です。

    観光通り電停近くのドトールに入り、朝食がてら今後の計画を練ります。その結果、まずはグラバー園に向かうことにし、近くの西浜町電停から5系統に乗って終点の石橋電停へ。


    ↑石橋電停のあたりは普通の住宅街の雰囲気でした。たぶん後述するグラバースカイロードが昔はなかったからでしょう。

    グラバー園へは石橋電停の一つ前の大浦天主堂下電停で降りる方がメジャーな行き方なのですが、今回はグラバースカイロード経由で行ってみることにします。グラバースカイロードとは斜行エレベーターと垂直エレベーターの組み合わせで、グラバー園の最上部にある第2ゲートに行くことができます。


    ↑グラバースカイロード入り口。普通の街中にあります。ここからまずは斜行エレベータで移動。斜行エレベータはつかしんのものに乗ったことはありますが、なかなか珍しい。


    ↑斜行エレベーターを降りると、すでにかなり上ってきているのがわかります。


    ↑その後垂直エレベーターを降りた先にいた猫。観光案内図の真下で休んでいました。


    ↑グラバースカイロードを上りきった地点から撮ったもの。ここまで来ると港がはっきりと見えます。

    そして第2ゲートからグラバー園に入園。しかし第2ゲートから入園すると、あとは下るだけなので楽なのは楽なものの、園内の順路がいまいちよくわからないという難点が・・・。まずは第2ゲート入ってすぐの旧三菱第2ドックハウスへ。


    ↑シンプルながら趣のある館内の部屋。


    ↑ベランダからの眺めは最高でした。手前右側には鯉の泳ぐ池が見えています。



    ↑旧ウォーカー住宅。ちなみにこれらの住宅は最初からここにあったわけではなく、いろんなところから移築されています。



    ↑柱が非常に立派な旧オルト住宅。オルトは日本の緑茶を世界に輸出し巨額の利益を得ました。



    ↑旧グラバー住宅。他の建物もそうなんですが、洋風建築なのに屋根瓦が和風で、その折衷具合がおもしろい。

    グラバー園でおもしろかったのは、園内に突然普通の民家の入り口があったことです。ここに住んでる人は毎日どんな風に生活しているんだろうとちょっと気になりました。あと園内には他にも西洋料理発祥の地の碑や、プッチーニ「蝶々夫人」の蝶々さん役でかつて世界的に有名だった三浦環の像があったりと、なかなかバリエーションに富んでいました。

    そしてグラバー園の出口には長崎伝統芸能館があり、長崎くんちの傘鉾が展示されていました。

    ちょうど椅子があったのでここで少し休憩し、出口にあったおみやげ物屋は何も買わずに外へ。外に出ても沿道はみやげ物屋だらけで、ビードロを吹いて客寄せをしたりしていました。私はそれには目もくれず、まっすぐに大浦天主堂へと向かいます。


    大浦天主堂は拝観料が300円いるのですが、内部が撮影禁止なので、外観しか写真に収められませんでした。内部もそれほど見られる場所は多くありません。

    そしてさらにみやげ物屋の並ぶ沿道を下へと降りていきます。やはり長崎という土地柄か、カステラを売る店がかなり多い印象。坂を下りきったところには、長崎チャンポンで有名な四海樓がありました。


    ↑その四海樓のすぐ近くにあるボウリング発祥の地の碑。長崎発祥の物はなかなか多そうです。

    このあとはお昼を食べて路面電車を満喫するのですが、それはまた次回。