フランス・ワインの旅7日目(9/28) その2

マドレーヌ教会を出て一旦コンコルド広場に戻り、ここからあの有名なシャンゼリゼ大通りに入ります。


↑シャンゼリゼ大通り。マロニエの並木が綺麗です。はるか向こうに凱旋門がちらっと見えています。


↑歩道はこんな感じ。車の通行量は多いですが、歩道を散歩するのは楽しかったです。

シャンゼリゼ大通りは思ったよりも長くて、コンコルド広場から凱旋門まで歩くと大体2kmほどあります。最初はただ広い道路の両端に並木道の歩道が続いているだけなのですが、途中から有名ブランドショップが増え始め、だんだんと賑やかに。途中何回か信号で道を横切りながら写真を撮り、少しずつ凱旋門に近づいていきます。


↑やっと凱旋門の手前まできました。結構大きいなぁ・・・。そして上にのぼっている人が多い!

凱旋門のところはロータリーになっていて車の通行量が多いので、歩行者は地下道を通っていくようになっていました。地上に上がるとちょうど凱旋門の真下で、観光客もいっぱいです。上にあがるのはお金も時間もかかりそうだったのでやめておきましたが、天気が良ければ上からの眺めは最高だと思います。


↑凱旋門のまわりはロータリーになっていて、車の通行量がとても多かったです。これは今まで歩いてきたシャンゼリゼ大通り方面。


↑現地に行って初めて知ったのですが、凱旋門はこんな風に四本足(?)になっていて、いろんな方向から見ても門の形に見えるようになっています。

その後凱旋門を離れ、シャンゼリゼ大通りから見て左方向にあるクレベール通りへ。通りに入ると観光客が激減し、地元の人とおぼしき人が時々歩いているだけなのにびっくりしました。まあお店の数もまばらだったので、ある意味当然かもしれません。この通りを1km少々直進すると、シャイヨー宮が見えてきます。


↑シャイヨー宮にはいろいろな博物館が集まっています。


↑同じくシャイヨー宮近くにあるシネアクアの入り口。水族館と映画館が複合した施設のようです。


↑シャイヨー宮の北西側からぐるっと回り込んで南東側へ。ここはパリ万博の際に作られたモニュメントだそうです。


↑そして同じ位置で振り返ると、そこにはエッフェル塔が!

ここからイエナ橋を渡り、エッフェル塔の真下に向かいます。エッフェル塔は思ったより渋い色合いで、なかなかかっこよかったです。しかし橋のあたりからエッフェル塔のフィギュアを売る黒人がやたら多くて、ちょっと閉口しました。途中で警察でも来たのか、集団で猛ダッシュして逃げていくのが見えて、やっぱりぼったくり価格で売ってるのかなと思ったり。


↑エッフェル塔の真下も観光客でいっぱいでした。足の部分を斜めに上っていくエレベーターはなかなか楽しそうでした。

そしてここで南米系とおぼしき家族連れに写真を頼まれたので撮ってあげることに。写真を頼んでくる人は怪しい人じゃないと思っているので、私もカメラを渡して一枚撮ってもらいました。エッフェル塔も天気が良ければ上りたかったのですが、時間もあんまりなかったので、下から眺めるだけにします。


↑真下から見上げたエッフェル塔。この鉄骨の幾何学構造がたまらんですね・・・。

エッフェル塔の真下を通り抜け、その先のシャン・ド・マルス公園へ。ここも散歩をするには最高の雰囲気でした。


↑シャン・ド・マルス公園から見たエッフェル塔。これがベストショットかな・・・天気さえ良ければなぁ。


↑シャン・ド・マルス公園の突き当たりにあるエコール・ミリテール(旧陸軍士官学校)。

ここから左に曲がり、ナポレオンの墓があることで有名なアンヴァリッドへ向かいます。するとその途中でLenôtreというマカロンのおいしそうなお店があったので、おみやげに買っていくことにしました。



↑アンヴァリッドを正面から見たところと、振り返って門を見たところ。門には警備員が立っていて、なかなかものものしい雰囲気です。


↑そしてたくさんの大砲が敷地の外に向かって並べられているのも印象的でした。

結局時間が遅かったのでアンヴァリッドも入らず、そのまま北に歩いて行きます。セーヌ川を渡り、ようやく出発地点であるコンコルド広場まで戻ってきました。


↑交通量の多いコンコルド広場。


↑ゆったりと流れるセーヌ川。左側にエッフェル塔が見えています。

せっかくここまで戻ってきたので、来る途中で行列が出来ていたマドレーヌ教会近くのLaduréeに寄っていきます。店内で少し並び、適当にマカロンを6つほど選んで買ったのですが、普通に紙袋に入れられてしまったので、これはお土産にするには無理があるな、と思い後で自分で食べる事にしました。

帰りはマドレーヌ教会そばのバス停からバスに乗ろうと思ったのですが、目的のバス停がなかなか見つかりません。バス停を探している途中でたまたまフォションのお店を発見し、ちょっと入ってみることに。しかし店内は中国人と日本人ばかりで、どうにも居づらくて何も買わずに外に出ました。そしてバス停を無事発見し、ほどなくやってきた24系統のバスに乗ります。そろそろ帰宅ラッシュの時間で車が多く、所々渋滞していたのですが、24系統のバスは比較的空いている道を走っていくので、それほどひどく時間がかかるというほどではありませんでした。そしてパリ・リヨン駅でバスを降り、一旦ホテルに戻ることに。

部屋で荷物を降ろし、フロントでおすすめレストランを聞いてみたのですが、そんなものはないとつれない返事。じゃあレストランのあるエリアはどの辺ですかと聞いても、ちっとも要領を得ないので、あきらめて手持ちのガイドブックに載っている近くの店に行ってみることに。お店の前に出ているメニューを見るとやや高めの値段設定だったので、ちょっと悩んで近くの他の店も探してみたのですが、あんまりこれといった店もなかったので、まあ最終日ぐらい少しぜいたくしてもいいかと思い直し、最初のお店”La Gazzetta“に入ることにします。中は少しこじゃれた感じの店構えで、少し緊張しましたが、表のメニューに書いてあった5皿39ユーロのコースと、コート・ド・プロヴァンスのマスカローネという赤ワインをグラスで注文しました。


↑サバの燻製焼き、キクイモとレモンのコンフィ添え。サバとレモン風味の甘いソースが意外と合っていました。


↑カキとトマトのエクラゼ、ズッキーニ添え。エクラゼとはつぶした、というような意味のようです。さっぱりした味でした。


↑干し草で調理され、ローストされたニンジン、セモリナミルクとクレソン添え。とでも言うんでしょうか。最初肉料理かと思って食べたら思いっきりニンジンだったのでびっくりしました。


↑サルト産牝鹿のステーキ、西洋ゴボウとエストラゴン、ピーマンとシナモン添え。これが今日のメインディッシュです。少し固かったですが、さすがのお味でした。このとき頼んだハウスワインもたぶんメルロー主体だと思うのですが、悪くなかったです。


↑西洋スモモのスープとミニミルクアイス。そして良く煮たリンゴをチョコレートに載せ、カタバミを添えたもの。アイスクリームがソースと相まって美味でした。

最後にカフェ・ノワゼットを頼み、店を後に。この旅で初めての、洗練されたフランス料理を食べた気がしますが、確かにどれもおいしくて満足でした。全部で50.4ユーロ(約5,800円)ほどしましたが、料理の質を考えれば悪くなかったです。

店を出て一旦途中まで帰ったのですが、メニューの写真を取り忘れていたことに気づき、あわてて店まで戻ります。もう時刻は21時を回っていて、あたりも薄暗くてそんなに治安が良いわけでもなさそうだったので、さっさと帰ることに。ホテルのフロントで無線LANのパスワードを聞き、部屋で少しネットにつないでから就寝。夜中まで周囲が騒がしいのが少し気になりました。

翌日はいよいよフランス滞在最終日ですが、それはまた次回。

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