2010年3月26日

    USB無線LANアダプタにDSを接続

    私の持っているニンテンドーDS Liteは無線LANのセキュリティ機能がWEPにしか対応しておらず、ずっと家庭内無線LAN環境にセキュリティ上の不安を抱いていました。せっかく無線LANアクセスポイントがWPA等にも対応していて、ノートPCとのIEEE802.11a通信時にはWPAを使っているのに、DSやアドエスとのIEEE802.11b/g通信時にはWEPを使っていては、意味がないのです。ですがこれを解決するにはWPAに対応したニンテンドーDSiを購入するしか手がなく、たまにしかプレイしないDSに今そこまでお金をかけるのもちょっとなぁ、ということでずっと放置状態でした。

    ですがさすがになんとかしたいという思いが強くなり、せめてDSをプレイするとき以外はWEPによる無線LAN機能をオフにする方向で考えてみることに。そのためにはUSB無線LANアダプタを購入して、DSと通信するときだけつなぐという方法が一番簡単そうなので、ずっといつかは買おうと思っていたのですが、先日日本橋のPCショップで980円で売られていたので、この値段だったら試してみるかと思い、購入。

    購入したのはプラネックスGW-USMicroN2W。IEEE802.11n規格にも対応した最新の製品です。個人的に、12年前初めて買った10BASE-TのLANカードがプラネックス製だったこともあり、それ以来このメーカは割と好きだったりします。しかし最近は初心者泣かせでも有名なようで、まあ昔はやや玄人向けっぽい雰囲気があったのでその辺は変わってないのかな、という気はします。そして今回もそんな罠にどっぷりとはまってしまうことになろうとは・・・。

    なにはともあれ、ドライバをインストールしてPCのUSBポートに接続します。そしてDSを接続するためにはアクセスポイントモードにしなければならないので、説明書の通りモードを切り替えてDSの無線LAN接続テストをしますが、エラーコード52000「IPアドレスが取得できません」というメッセージが出て、接続することができません。それなら、とIPアドレスを手動で設定してみたりしたのですが、エラーメッセージは変わるものの、やはり接続することができません。これは困った、というわけでいろいろググってみたりもしたのですが、なかなかこれという回答が見つからず、ちょっと途方に暮れてしまいました。

    それで、ふとコントロールパネル-ネットワークと共有センター-アダプターの設定の変更(うちはWindows 7 Professional環境です)から、無線LANアダプタのIPアドレスの設定を見てみると、IPアドレスが192.168.137.1と決め打ちされているではありませんか。我が家のネットワークアドレスはこれとは違うアドレスなので、これじゃあDHCPのパケットが届かずIPアドレスが取得できないのも当たり前なんじゃないかとやっと気づきました。そしてその前にたまたま見ていたFAQの記述が気になり、これを参考にまずローカル エリア接続のプロパティ-共有タブのインターネット接続の共有のチェックを外し、ローカル エリア接続とワイヤレス ネットワーク接続をドラッグして2つとも選択状態にしてから、右クリック-ブリッジへ追加、を選ぶと、ネットワーク アドレスの違うこの2つのアドレス間が仮想ブリッジにより接続されるようになります。この状態でDSの接続テストをすると、無事接続することができました。

    というわけでわかってみればなるほど・・・という感じなのですが、こういった記述は説明書には全くなかったので、やはり初心者向けではないメーカだなあと改めて感じました。ほんとはドライバインストール時にユーティリティでここまで設定をしてくれれば一番いいんですけどねー。他に同様の問題で困っている方は一度試してみてください。