2007年7月15日

    プラハ・ウィーン旅行6日目(8/22) その2

    ザッハトルテに舌鼓を打った後、まずはアウグスティナー教会へ。ここはマリア・テレジアや皇帝フランツ・ヨーゼフの結婚式が行われたことで有名だそうです。

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    ↑特に白い壁面の美しさが印象的でした。あと天井が高いので開放感があります。

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    ↑上の写真の位置から振り返って撮った一枚。上方にオルガンが写っています。できれば音も聴いてみたかったなぁ。

    それから近くのペーター教会へ。ここでは運良くオルガンの演奏を聴くことができました。やっぱりパイプオルガンの音色は良いですよねぇ。

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    ↑ペーター教会の内部。アウグスティナー教会とは対照的に、非常に装飾の多い祭壇でした。作られた年代が違うのかもしれませんね。

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    ↑そしてこの上部にあるのがオルガンです。オルガンの音色が天から降ってくるようで、心地よかったです。

    そしていよいよウィーンのシンボル、シュテファン寺院へと向かいます。ここには日本語のオーディオガイドがあるので、解説を聞きながら内部を回ることができました。しかし解説が意外と長く、飛ばすのももったいないので全部聞いていると1時間以上かかりました。個人的にはもうちょっと短くても良いかなぁ。

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    ↑シュテファン寺院の内部。広さといい天井の高さといい、とにかくスケールがでかい。こういう空間も日本にはまずないものですね。

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    ↑シュテファン寺院のオルガンです。これもかなり大規模なものですね。ただ普段は別の小さなオルガンを使っているようで、このオルガンが使われることはあまりないようです。一度で良いからこのオルガンの音色を聴いてみたいなぁ。

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    ↑別の位置からもう一枚。天井の高さがよくわかると思います。

    シュテファン寺院では展示室や地下のカタコンベも見ることができます。また塔に上ることもできるのですが、外の天気が良くなさそうだったのと、時間があまりなかったこともあって上りませんでした。塔からの眺めもきっと良いんでしょうねえ。

    シュテファン寺院を出た後は地下鉄に乗り、路面電車博物館に行くことにしました。がしかし!路面電車博物館は金・土・日曜日しか開館していませんでした…。ちゃんと調べとくんだったと来てから後悔。仕方ないのでヴェルヴェデーレ宮殿に向かうことにしました。

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    ↑路面電車を待つおじいさん。路面電車博物館近くのErdbergstrase電停にて。

    ヴェルヴェデーレ宮殿は日本食研のKO宮殿工場のモデルにもなったそうですが、建物自体はともかく、周りの雰囲気は全然違います。ただここで急に雨が降ってきてしまったので、きれいな写真が撮れなかったことが心残りです。内部は美術館になっているようですが、結局中には入りませんでした。

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    ↑ヴェルヴェデーレ宮殿と庭園。ここでもやはり花の美しさが印象的でした。

    雨がひどくなってきたので、これからどこに行こうかといろいろ考えた末、中央墓地に行くことにしました。ここには有名な音楽家たちの墓があり、訪れる観光客も多いようです。私が持って行ったガイドブックの地図には、ご丁寧に墓の位置まで書かれていたので、すぐに見つけることができました。墓の写真を撮るなんて趣味悪いかなあと思ったりもしたのですが、結構ほかの観光客も写真撮っていたので、気にせず撮ることに。

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    ↑まずこれがブラームスの墓です。えらいしかめっ面で悩んではります…。

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    ↑そしてこれがベートーベン。かなり立派な墓で、供えられている花も多かったです。

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    ↑最後にこれがモーツァルト。こちらもかなり立派なもので、見に来ている人も多かったです。

    ほかにもシューベルトやヨハン・シュトラウスなどの墓がありました。みんなウィーン市民の誇りなんでしょうねぇ。

    一通り見終わると時刻もそろそろ18時だったので、ホテル・ザッハーでおみやげのザッハトルテを買うことにしました。ザッハトルテは一番小さい12cmのPiccoloというサイズを買ったのですが、それでも1個17.5ユーロ(約2,700円)と非常に良いお値段がしました。でも確かにきれいな木の箱に入っているので高級感はあります。一番大きいサイズは22cmもあるのですが、いくらなんでも食べ切れません…。その後いったんホテルに戻ることにしたのですが、まだ雨が降っていたために帰り道で思いっきりすっころんでしまい、ウィーンっ子に笑われてしまいました…とほほ。

    ホテルに荷物を置き、寒かったので長袖のジャケットを羽織って再び外へ。今日は昨日とは別のホイリゲに行こうと思ったのです。今日向かうのはNeustift am Walde(ノイシュティフト・アム・ヴァルデ)というところで、地下鉄U6でNusdorfer Strase駅まで行き、ここからは35Aのバスに乗り換えです。昨日Grinzingからの帰りにバス停の場所と時間は見ていたので、迷わずに乗ることができました。バスといってもプラハで乗ったのと同じように幌で連結された割と大きなもので、こちらではこういうバスがポピュラーなのでしょうね。そしてバスはどんどん郊外へ向かっていき、30分弱でNeustift am Waldeに到着。さすがにここまでくる観光客はほとんどいないようで、静かなところでした。

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    ↑夕暮れ時のNeustift am Walde。といってももう19:30を回っていますが…。

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    ↑そしてここが今日夕食を食べるホイリゲ、Fuhrgassl-Huber。バス停のすぐ目の前なので、非常にわかりやすかったです。このように入り口に松の枝がぶら下がっているのが、営業中の印です。

    ここのホイリゲもテーブルが庭と中とに分かれていたのですが、中はいっぱいのようだったので庭の席に座りました。まず中に入って食べ物を注文したのですが、肝心の飲み物はいっこうに注文を聞きに来てくれません。やはりホイリゲって排他的なところがあるのかなあという気がしました。慣れればなんてことないのでしょうが、システムがわかってないのでとまどってしまいます。まあそれでもなんとか白ワインを注文し、食事をいただくことができました。

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    ↑これが今日の夕食です。しかしいろいろと間違いを犯してしまったせいで、あんな悲劇を呼ぶことになるとは…。

    上の写真ですが、まず左上は肉だと思っていたら、ナスのようなものの酢漬けでした。すっぱかった…。左下は昨日の教訓で豚肉を選んだのですが、これはおいしかった!表面がかりかりで、中は柔らかく、チャーシューのようでした。そして最大の間違いがその右2つで、ポテトサラダだと思って頼んだら両方とも濃い味のチーズで、おいしいのはおいしかったのですが、パン2つだけでは到底食べ切れません…。泣きそうになりながら食べていたのですが、さすがにパンはいるだろうということで、丸いパンを2つ追加注文することにしました。このときばかりはドイツ語でがんばって注文してみようと思い、「Zwei brotchen, bitte!」と言うと、なんとか通じたみたいで、にっこり笑ってくれました。これまでホイリゲには疎外感を感じていたので、さすがにほっとしましたねー。それでなんとかチーズも食べきり、ワインももう1杯飲んで店を出ました。もうおなかいっぱい…。でも味は確かに良かったです。

    昨日と違い、この日は店を出たのが21時前でもう真っ暗だったので、ほろ酔いでちゃんと帰れるのか心配だったのですが、なんとかホテルに帰り着き、ばたんきゅ~しました。

    さて、いよいよ明日は日本に帰る日です。写真はほとんど撮っていませんが、一応次回に続きます。