新撮像素子

松下がCMOS並みの電力でCCD並みの画質を実現した新撮像素子を発表したようです。「νMAICOVICON (ニューマイコビコン)」という名前だそうですが、ちょっと言いにくいな…。いちおうもっともらしい単語の頭文字を集めたようですが、どうも京都で開発されたということから舞妓を意識したネーミングになったようですね。
参考までに、現在主に使われている撮像素子は、CCDとCMOSの2種類ですが、CCDは高画質だけれども高価で消費電力が大きい、CMOSは安価で低消費電力な代わりに画質がCCDに比べて低いという特徴があり、一般のデジカメにはCCD、ケータイのカメラ等にはCMOSが良く使われています(最近のメガピクセルケータイはCCDが多いですけどね)。で、そこに登場したこのνMAICOVICON。この性能を額面通りに受け取るなら、まさにCMOSを駆逐してしまうだけの力を持っているように思います。さらに高感度なので暗所でも画質があまり落ちないという点から、CCDですらおびやかすだけの存在になりうる可能性も秘めています。ただ画面内の同時性ではCCDに劣るようなので(おそらく高速で動く物体を撮ったときに、不自然にぶれて写るのだと思います)、高画質なデジカメ等ではCCDが使われ続けるようですが、暗い室内で撮影することも多いケータイのカメラには、このνMAICOVICONがまさにうってつけと言えるのではないでしょうか。これはかなり注目できそうです。

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