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    バルト三国の旅2日目(9/17) その2

    旧市街を散策しつつ、今晩ご飯を食べるお店もチェックしていると、朝方にそばを通った聖ニコラス教会の近くまで来ました。


    ↑尖塔が特徴的な聖ニコラス教会。やはり日差しがないと写真を撮るテンションが上がりません。

    それからホテル近くのふとっちょマルガレータと呼ばれる砲塔跡へ。ここは現在海洋博物館として使われているため、中に入ることができます。


    ↑ふとっちょの名の通り、厚みのある円柱形をしています。その西側にある見張塔との間にあるのが、昨日も通ったスール・ランナ門です。


    ↑海洋博物館の入口。左側にはオジェウ事件に関する記念碑があり、ちょうど9月半ばの訪問だったからか、花がたくさん供えられていました。


    ↑今回泊まったホテルは海洋博物館の並びにありました。この左側手前には、三人姉妹と呼ばれる細長い色の違う歴史的な建物が三つ並んでいます。

    続いて朝はまだ開いていなかったのでスルーしていた聖オレフ教会へ。ここは併設の塔からの眺めがすばらしいようなので、まずはそちらに上ってみることにします。


    ↑見上げんばかりに高い塔。エレベーターなどはないのでらせん階段で上っていくのですが、狭くて行き違いがつらいのでなかなか大変でした。


    ↑旧市街側と新市街側で街並みががらっと変わるのがおもしろい。


    ↑海側の風景。私が乗ってきた高速船は左側に見える茶色い塔のあたりに接岸しましたが、中央付近に見える港に到着する船舶会社もあるようなので、注意しないといけません。

    塔からの眺めは素敵でたくさん写真を撮りましたが、風が強いのでずっといるのはちょっとつらかったです。塔を下り、今度は教会に入ってみます。


    ↑聖オレフ教会自体は意外なほど質素でした。何度が雷で焼け落ちているそうなので、昔とは違っているのかもしれません。


    ↑路地から塔を見上げたところ。相当下がらないと全体を写真に収めることができませんでした。

    教会を出て、再びトームペアに上ってみることにします。この時間になると学校帰りの学生たちも多かったです。


    ↑ライ通りをトームペアの入口あたりまでやってきました。このあたりもお店が多いエリアです。


    ↑朝も通ったピッケ・ヤルク通りを上っていくと、画家が自作の絵を売っている光景を何度か目にしました。


    ↑トームキリク(大聖堂)はエストニアでは最古の教会だそうです。

    トームキリクにも上ることができる塔があったのですが、さっき聖オレフ教会の塔に上ったところで足がつらかったので、やめておきました。


    ↑こちらも朝に立ち寄ったアレクサンドル・ネフスキー聖堂。ロシア正教会はタマネギ型のドームがあったり、十字架が独特の形(八端十字架)をしているのですぐわかります。


    ↑トームペアにある展望台。このあたりは定番の観光コースなのか、中国人観光客の姿も多かったです。

    それからトームペアの南東にあるネイツィトルンという塔へ。ここはカフェが併設されているのですが、どこまでがカフェでどこからが観光コースなのかがよくわからなくてちょっと迷ってしまいました。


    ↑ネイツィトルンからはそのまま城壁の上を歩くことができます。ほんとはこのまま後述するキーク・イン・デ・キョクという塔に入りたかったのですが、見えているのに入れなくてそのまま引き返すはめに。


    ↑ここから見る聖オレフ教会の塔も素敵です。

    ネイツィトルンを出て、改めて南にあるキーク・イン・デ・キョクに行こうとしたのですが、入口がどこかわからなくて少しさまよってしまいました。


    ↑さまよっている時に見つけた友好の桜。すぐ近くには日本大使館がありました。

    結局入口は城壁の外側にありました。キーク・イン・デ・キョクとは「台所を覗け」という意味らしく、かつてはこの塔の上から家々の台所が覗けたらしいのですが、残念ながら私には見えませんでした。内部は防衛や軍事に関する博物館になっています。


    ↑内部の様子。入った時点ですでに閉館時間まであと20分だったので駆け足で見て回りましたが、女性のガイドさんが丁寧に解説してくださいました。

    慌ただしく展示を見て外に出ると、時刻は17時半になっていました。まだ晩ご飯には早い時間ですが、時差ぼけのなか塔に上ったりして少々疲れたので、そろそろレストランを探すことにします。


    ↑街を歩いていると目に飛び込んできた理系バー。インパクトがすごい。


    ↑ラエコヤ広場もこの時間になるとレストランがディナーの準備を始めていました。

    最初は聖ニコラス教会近くのRataskaevu 16というレストランに入ろうと思ったのですが、まだ早い時間にもかかわらず予約で一杯とのこと。仕方ないので第二候補として考えていた、観光案内所そばのPegasusというお店へ行くことにしましたが、まだ時間が早すぎてお客さんが誰もいないので、しばらく目の前の公園で時間をつぶし、別のお客さんが入っていくのを見届けてから入ることにしました。


    ↑Pegasusは創業50年以上の老舗ですが、そこまでお高い感じではなくて良い雰囲気です。

    案内してくれた女性の店員さんは、私の下手な英語にも嫌な顔一つせず愛想良くにこやかに応対してくれ、それだけで良いお店だなあと感じました。


    ↑まずはエストニアの国民的ビール、sakuをいただきましたが、いわゆるドラフトビール系の味です。

    ビールはともかく、付け合わせに出てきたパンにびっくりしました。ひまわりの種なんかがたくさん入っているライ麦パンで、持つと手が油でべとべとになる感じだったのですが、そこにバターを付けて食べるとめちゃくちゃうまい! バターにも岩塩と細ネギの小口切りのようなものがかかっていて、他では食べたことないものでした。


    ↑ブイヨンスープ エストニア風パイ添え。カボチャの入ったパイと、塩味のきいたブイヨンスープの組み合わせでおいしかったです。

    続いてsakuのスペシャルビールを頼もうとしたのですが、在庫がないとのことで、別の似たビールをおすすめしてもらいました。


    ↑メインディッシュはタラのフライにしました。思ってたほどボリュームはなかったですが、良い味付けでした。


    ↑おすすめされたビールはÕLLENAUT(読み方はウレナウトでいいのかな?)のVANAMEESというライ麦のIPAだったのですが、ライ麦らしい色の濃さとIPAらしい苦みがマッチしてとてもおいしかったです。エストニアのビール、レベルが高い!


    ↑まだパンが残っていたので、ビールを追加。PÕHJALA(プヤラ)のVIRMALISEDというIPAにしましたが、こちらもさわやかな苦みで良い! PÕHJALAのビールは日本に帰ってきてからも何度か飲む機会があったのですが、どれもおいしいです。

    夜8時近くになり、店内にはお客さんが増えてきました。もうほろ酔いだったのでそろそろお店を出ることにします。さすがに昨日のパブに比べたらお値段はしましたが、それでも31.5ユーロとなかなか良心的な値段でした。しかもレシートにはわざわざ”Thank you. Have a great night!”と書かれてあり、ほんとそのホスピタリティに感激することしきりです。といってももうあとはホテルに帰って寝るだけなのですが・・・。


    ↑ラエコヤ広場はライトアップされており、晩ご飯を食べる人たちでにぎわっていました。


    ↑一方、中心部を離れると人通りが減って少し寂しかったです。治安の悪さは特に感じなかったので安全だとは思いますが、女性の一人歩きは気を付けた方がいいかもしれません。

    ホテルの自室に帰り着いたときにはまだ21時頃でしたが、もう疲労困憊だったのでいそいそと寝る支度を始めました。

    明日はタリンを出発してラトビアの首都リーガに向かうのですが、それはまた次回。

    バルト三国の旅2日目(9/17) その1

    6時半に目覚ましをセットしていましたが、時差ボケであまり寝られなかったのでしばらくごろごろ過ごしてシャワーを浴び、8時半頃に朝食を取りに向かいます。しかし朝食会場には私以外誰もいなくて、ものすごく食べづらかったです。


    ↑朝食はごくありふれたメニューでしたが、左下のおかゆのような物はねばりけがすごくてあまりおいしくなかったです。

    朝食を終え、外に出たとたんに雨が降り出しました。俺持ってるな・・・(笑)。ホテルのすぐそばにある聖オレフ教会は10時オープンだったので後回しにして、まずは城や大聖堂のあるトームペアと呼ばれる丘に上ってみることに。


    ↑トームペアの入口。この右側にはTabinoya(旅の家)という日本人が経営しているホテルがあるようです。


    ↑正面の建物右側をよく見ると、なぜかマリオのスーパースターらしきものが描かれています。これはなんなんでしょう・・・?

    丘へと続く通路を上っていくと、まずはアレクサンドル・ネフスキー聖堂が見えてきます。ロシア正教会の聖堂なので、外観も独特です。中にも入ってみましたが、ロシア正教会は撮影禁止のところが多いようで、写真は撮れませんでした。リザと呼ばれる金属製の覆いが施されたイコン(聖画像)や、また熱心な信者の方の姿が多かったのを覚えています。
    それからトームキリク(大聖堂)にも行ってみましたが、こちらも礼拝堂は撮影禁止でしたが大量の紋章が印象的でした。まだ雨が降っていたので外観の写真は後回しにして、いったん丘を下りることに。


    ↑タリンの旧市街には至る所に城壁が残っていて、上部を歩けるところもあります。


    ↑帰りはリュヒケ・ヤルク通りを通って丘を下ります。この先は急坂になっていました。

    丘を下りると右手に聖ニコラス教会が現れますが、ここは美術館のようになっているので見学はせず、近くの観光案内所で地図をもらいます。そこから北に向かうと、旧市街の中心地、ラエコヤ広場です。広場に面して旧市庁舎があり、内部を見学したかったのですが、なにやら美術展が開催されているらしく、入場料が14ユーロと高かったので悩んだのですが、入ってみることに。


    ↑広々としたラエコヤ広場と、旧市庁舎。

    美術展にはルーベンスの絵なんかもありましたが、結局建物内部はあまりじっくり見ることができず、ちょっと残念。ただ旧市庁舎のゲストブックが展示されていて、そこにガンジーやゴルバチョフといった著名人のサインがあったのが印象的でした。

    旧市庁舎を出て、ラエコヤ広場を挟んで反対側にある市議会薬局(Raeapteek)へ。ここは営業中の薬局としてはヨーロッパで最も古いものの一つらしく、記録に残る限りでは少なくとも約600年の歴史があるようです。薬局の奥には展示室があるので、そちらをのぞいてみることにします。


    ↑市議会薬局の外観と入口。それほど目立たないので注意しないと通り過ぎてしまうと思います。右側には薬学のシンボル、ヒュギエイアの杯のロゴがありました。


    ↑展示室には好奇心をくすぐられるような薬瓶や調剤器具、ホルマリン漬けの原料などが並んでいて、ちょっとわくわくします。


    ↑薬局の窓口にも昔の調度品が置いてあります。この左側に薬局カウンターがあり、15世紀のレシピで作られたスパイス入りワイン「クラレット」なども販売されてるようです。

    薬局を出て、そのすぐ北側にある聖霊教会へ。ここは主に庶民が通った教会で、それほど大きくはなく派手さもありませんが、こちらも600年以上の歴史を十分感じさせる重厚さがありました。


    ↑聖霊教会の内部。オルガンや側廊2階の下部、横にずらっと並んだ絵は「貧者の聖書」といって文字の読めない人たちに聖書の物語を説くためのものです。


    ↑聖霊教会の外観。この時計は1684年にタリンで最初に取り付けられた公共の時計だそうです。

    それからすぐ近くのエストニア歴史博物館へも立ち寄りました。ここはかつて大ギルド会館として使われていた建物です。


    ↑エストニア歴史博物館は黄色い外壁でとても目立ちます。


    ↑展示品の中にはなぜか1997年製の東芝製ラップトップPCが! ちゃんとキリル文字のキーボードです。


    ↑地下展示室はかつてワインセラーとして使われていたこともあるようで、お酒や武器などに関する展示が充実していました。


    ↑1階の大ギルドホールも展示室として使われていました。ここには大相撲の把瑠都関に関する展示もあります。

    博物館を出て、今度はお土産を買いに雑貨屋さんを数軒はしごします。北欧に似たセンスの良い雑貨がたくさん売られていましたが、その中からランチョンマットと鍋敷きを購入しました。

    続いてタリン市博物館へ。こちらはソ連占領下の時代や、そこからの独立といった内容の展示が印象に残りました。特に1989年、バルト三国のおよそ200万人の人たちが手をつないで人間の鎖で結んだ「バルトの道」というデモ活動を記録したビデオの上映はとても興味深かったです。他にも地下に食器のコレクションなどがありました。


    ↑タリン市博物館は他にも旧ソ連の通信機器がたくさん置いてあって、そちらも心惹かれました。

    次に南側にあるドミニコ修道院に行ってみましたが、残念ながら中には入れませんでした。修道院を突っ切って東に行くことができないので、南に迂回してヘレマン塔から旧市街をぐるっと囲む城壁に上ってみることにします。


    ↑タリン市旧市街の城壁はこのように街を取り囲んでいて(途切れている部分もありますが)、お店が入っているところもあります。


    ↑城壁に上ったところからの眺め。ようやく日が少しですが差し始めました。


    ↑ヘレマン塔の南側にある、「セーターの壁」と呼ばれるニット類を多く扱うお店が城壁の下に建ち並んだエリア。ニットのデザインに北欧ぽさを感じます。


    ↑セーターの壁すぐそばにあるステーキハウス。座っている豚の像に貫禄があり、観光客が並んで座って写真を撮ったりしていました。

    ここから東、ヴィル門の先には新市街が広がっており、旧市街の街並みとは全く違う近代的な建物が建ち並んでいました。そちらは眺めるだけにしてにぎやかなヴィル通りを反対の西に向かって歩いてみます。


    ↑タリンで有名なレストラン、オルデ・ハンザ(Olde Hansa)。ここは15世紀の商家を改装しており、中世料理を現代に再現したものをいただけるそうです。

    ようやく日差しも出てきたので、このあと旧市街の見所を再度駆け足で巡っていくのですが、それはまた次回。

    バルト三国の旅1日目(9/16)

    バルト三国というと、1991年のソ連崩壊を実際にニュースで見ていた世代にとってはなじみ深い名前ではないかと思います。実際にはエストニア、ラトビア、リトアニアの3つの国を指し、地図で言うとロシアの西側、フィンランドの南側のこのあたりになります。私自身が学生時代に第二外国語でロシア語を取っていたこと、2015年から三国すべての通貨がユーロに統一されたこと、それにヨーロッパの西側はかなりあちこち行ったので東側も開拓してみたいということから、今回はこのバルト三国に行ってみることにしました。

    当然ながら日本からの直行便はないのでどこかで乗り継がないといけないのですが、いつも乗っているトルコ航空だとかなり遠回りになるので、今回は以前から一度乗ってみたかったフィンエアー(フィンランド航空)を選択。平面地図で見るとあまり実感はわきませんが、実は日本から最短距離で行けるヨーロッパの国がフィンランドで、行きのフライトは約10時間、帰りは約9時間半と短く、その先の国々に乗り継ぐにも距離的なロスが少ないので効率よく移動ができるのです。ただトルコ航空ほど就航都市や便数が多くないので、これまではなかなか使えずにいました。

    関空10:45発と久々の朝出発便だったので、6時過ぎに起床し7時半頃に出発。朝から天気は悪かったのですが、幸い駅まで降られることはなかったので、もうこの先濡れる心配はありません。平日朝ラッシュの時間帯だったので、通勤客に飲まれながら大阪駅で関空快速に乗り換え、一路関西空港へ。夜出発の時は帰宅ラッシュで座れないといやなのでラピートを使うのですが、朝の下りは空いているまではいかないものの、環状線内で座ることができました。9:20頃に関空に到着し、まずはカウンターで荷物を預けます。そのまま保安検査場に進みましたが、夜と違って大行列ができていました。しかも平日朝という時間帯のせいか、周りは外国人ばかり。まあそれでも30分ほどで抜け、ラウンジでコーヒーを飲んで一服してから搭乗ゲートに向かいます。すでに搭乗が始まっていたので機内に入り出発を待ちますが、10分早発になったはずなのになんだかんだで遅れ、結局離陸したのは11時頃でした。


    ↑関空に駐機中のフィンエアー。とうとう雨が降り出してしまいました。

    離陸を待つ間、機内でスマホを充電しようとすると、microUSBコネクタが曲がってしまっていて、スマホに刺さらないではありませんか! 少し焦って何とか刺そうとしますが全然ダメで、すっかり途方に暮れてしまいました。幸い離陸後に再び試したところ何とか刺すことは出来たのですが、接触が悪くて手で押さえていないと充電できず、出発早々トラブル発生でちょっとげんなり。まあ預けてあるスーツケースの中にはもう一本microUSBケーブルが入っているので大事には至りませんでしたが、こういうのは心臓に悪いですね。
    離陸後一時間ほどして、一回目の機内食が出てきます。機内食は可もなく不可もなくという感じで、やはりトルコ航空に比べると見劣りがしました。


    ↑一回目の機内食はビーフストロガノフにしました。パンが袋入りだったりして給食っぽいのが少々味気ないですね。飲み物は赤ワインにしましたが、瓶入りではなくプラカップに注いでくれるだけでした。

    飛行機はトルコ航空と違って中国からロシアに入り、ひたすらシベリア上空を西へと向かいます。機内食を食べて少し横になりましたが、目が覚めたのでパーソナルモニターで話題のマッドマックスを見ることに。ちょっと気持ち悪い場面が多くてうえぇってなりましたが、アクションはおもしろかったです。
    そして着陸2時間ほど前に二回目の機内食が出てきます。


    ↑今回はトマトソースの入ったズッキーニのホワイトクリームパスタでした。そんなにお腹も空いてなかったので、これぐらいの量がちょうどよかったです。


    ↑フィンエアーはフィンランドの有名ブランド、マリメッコとコラボしており、紙コップやナプキンもすべてマリメッコデザイン! 機体の塗装もマリメッコで有名なウニッコ柄になっているものがあるようです。

    長かったロシアを抜け、ようやくフィンランド領内へ。着陸したもののここも沖止めで、タラップを降りてバスへと向かいます。


    ↑フィンランドもどんより曇った天気でした。雨が降ってないだけましと思うことにします。

    ターミナルビルへ向かうバスを降りてすぐに入国審査場がありました。前に3人しか並んでいなかったのであっという間に私の番が来て、行き先と滞在日数を聞かれただけであっさり入国完了。スーツケースもバゲージクレームに向かうとすでにターンテーブル上を回っており、あわてて受け取りに向かいました。コンパクトな空港なせいか、思ったよりも早く空港を出ることができて一安心したところで、空港駅へと向かいます。

    ここヘルシンキ・ヴァンター空港には長らく鉄道が通っておらず、中心部に出るにはバスかタクシーしか交通手段がなかったのですが、2ヶ月前の2015年7月に鉄道が開通し、電車一本でヘルシンキ中央駅に行くことができるようになりました。しかし私が行ったときはまだ空港駅が工事中で、直接ターミナルビルから歩いていくことができず、いったん鉄道駅行きの無料シャトルバスに乗ることに。乗車後数分で駅の入口に到着し、エスカレーターで地下に降りるのですが、これがまためちゃくちゃ深いところにホームがあるようで、大江戸線か!と言いたくなるほどひたすら地下に潜り、さらに地下道を延々と歩いた先にやっとホームがありました。


    ↑空港駅の入口。今ではターミナルビルに直結した入口が供用開始しているので、こちらを使うことはないと思います。


    ↑ここまで乗ってきたシャトルバス。これもおそらく使命を全うしたのではないでしょうか。


    ↑とにかく降りて降りて降りまくります。4階層分ぐらい降りた上に、1階層がとにかく長い!


    ↑そしてようやくたどり着いた空港駅ホーム。天井が高くて開放感がありますし、壁画もなかなか斬新ですね。


    ↑このRing Rail Lineという路線はヘルシンキ中央駅を起点としてハート型の路線になっており、右回りと左回り、どちらに乗ってもヘルシンキ中央駅まで行くことができます。車両もまだ新しい。

    ホームには券売機もあったのですが、クレジットカードが使えないようだったので、列車に乗ってから買うことにします。乗務員から直接買わないといけないので、乗務員のいる車両に急いで向かい、乗車後無事に5ユーロの切符を購入。各駅停車しか走っていませんが乗客はそこそこ多く、途中駅でも結構乗ってくる人がいました。約30分でヘルシンキ中央駅に到着しましたが、ここはターミナル式の駅で駅舎自体も風情があります。


    ↑こちらの車両はやや古いもののようです。


    ↑乗務員がいて切符が買える車両には、このようにTICKET SALEの表示があります。


    ↑左側が空港からここまで乗ってきた車両です。行き先表示に飛行機のマークが表示されているのですぐわかります。


    ↑行き先表示盤。フィンランド語、スウェーデン語、英語の三カ国語で表示されています。


    ↑ヘルシンキ中央駅ホームと駅舎。ホームは屋根が透明で開放感があり、駅舎はとても天井が高くシャンデリアもあってまるで宮殿のようです。


    ↑駅舎を外から見たところ。これも一見駅には見えません。

    ここから今日の目的地、バルト三国最初の国エストニアの首都タリンへはフィンランド湾を渡るフェリーで向かう予定だったのですが、まだ出航まで時間があったのでのんびりヘルシンキ観光しながら向かうことに。駅を出て南に歩いていくとヘルシンキ中心部に出るのですが、首都でありながら比較的のんびりした空気が流れていて、楽しそうな街でした。ただ物価はかなり高いようです。


    ↑今回は乗りませんでしたが、ヘルシンキ市内の移動にはこのトラムが便利です。他都市と比べるとまだまだ旧型車が多い印象。


    ↑マリメッコのお店もこのあたりに数店舗あります。郊外にはアウトレットもあるとか。


    ↑こんなところでニッセンを発見! こちらのニッセンはどうやらメガネ屋さんのようで、日本のニッセンとの関係はないみたいです。

    ほかにもテーブルウェアで有名なイッタラのお店もあったりしたのですが、どれも高級そうで入るのにちょっと勇気がいります。結局マリメッコでおみやげをいくつか買ったのですが、やはり結構なお値段だったので初めて免税書類を書いてもらうことに。日本人観光客も多いようで、接客は手慣れたものでした。

    マリメッコを出てそろそろフェリーターミナルへと向かうことに。ヘルシンキは思ったよりもアップダウンがある街でしたが、10分ほど歩くと到着しました。


    ↑港には大型フェリーも停泊していました。


    ↑しかし今回私が乗るのはこちらの高速船です。小型に見えますが二階建てで、それなりに定員は多そうです。


    ↑今回乗船予定のLinda Lineが発着するMakasiiniterminaali。この会社だけでタリンとの間で1日6便就航しており、他の会社も合わせると10便以上あるほど、この路線は利用する人が多いようです。なんでも物価の高いヘルシンキからタリンへ買い物に行く人も多いとか。


    ↑フェリーターミナル内は体育館のような殺風景な場所で、売店ぐらいしかありませんでした。

    今回乗るフェリーの乗船券はあらかじめネットで予約していたのですが、乗船5日前になって乗る予定だった便が技術的理由でキャンセルになったと急にSMSがきて、うわ、これ別会社のフェリー予約し直さないと・・・とかなり焦りました。しかしその数十分後にまたSMSがきて、乗る予定の便は運行するから、さっきのメッセージは無視してくれとのこと。心配して損した!と思いましたが、運行してくれるに超したことはありません。

    というわけで乗船開始時間になり、印刷しておいた乗船券とパスポートを見せて船内へ。荷棚にスーツケースを置いて施錠し、座席指定はないので手近な座席に座ります。出発予定の18時より5分ほど早く出航し、しばらくは小さい島々が点在する海域を通るのでゆっくりと航行していましたが、外海に出た瞬間にフルスピードになり、70km/h弱で疾走していきます。


    ↑フェリー内部の様子。向かいに見えているのが売店で、その向こう側にも座席があります。

    相変わらず天気は良くないですが、少し晴れ間も見えてきました。船内も少し探索してみたかったので、二階席に上ってみることに。ここにも売店があり、目線が高い分遠くまでよく見えました。陸上と違い、海上での70km/hはかなりのスピード感で、海の上を飛んでいるような感覚があります。

    そしてわずか1時間40分で対岸のタリンに到着。いよいよエストニアに上陸です。20時前でしたがまだかすかに明るく、フェリーターミナル前にはタクシーが何台も待機していましたが、私は歩いて中心部に向かうことに。前を歩いている人も中心部に向かっているようだったのでそれに着いていくと、10分少々で旧市街の入口に到着しました。このあたりは日が暮れると薄暗くて人通りもそれほど多くなく、寂れたところに北欧との差を感じました。


    ↑タリン港到着後のフェリー。地図で言うとこのあたりに着きます。


    ↑旧市街の入口。左側がふとっちょマルガレータと呼ばれる砲塔です。

    入口を入ってすぐのホテルを予約していたので、まずはチェックイン。2階の部屋でしたが中は迷路のようになっており、微妙なアップダウンがあるのでスーツケースを持って歩くのが少々きつかったです。狭い部屋でしたが冷蔵庫もドライヤーもあり、Wi-Fiも問題なく使えることを確認しました。もう外はすっかり暗くなっていましたが、夕食を食べに出ることにします。

    今日は歩いて5分ほどのところにあるHell Huntというパブに行くことに。最初システムがよくわからなかったのですが、飲み物はカウンターに取りにいき、食べ物はテーブルまで運んでくれるシステムのようです。ここはおそらく自家醸造のオリジナルビールがいくつかあるので、それをいただくことにします。


    ↑一杯目はHell Hunt Ale。やや濃いめのエールビールでした。これが一番おいしかったです。


    ↑パブなので食事にはあまり期待していなかったのですが、この鴨のローストはかなりうまくてびっくりしました。ソースも少し甘めの味付けで良く合います。


    ↑二杯目のHell Hunt Nisuõlu。いわゆるヴァイツェンですが、やや酸っぱい味に感じました。


    ↑最後にHell Hunt Tume。見た目の通りダークビールですね。これはおいしかった。

    他にもラガービールがありましたが、今日はこれでやめておきます。カードでお会計を済ませましたが、これで19.6ユーロと非常にリーズナブルなお値段で、さすがバルト三国は物価が安い!と感じました。昼間通ってきたヘルシンキなんかは、駅ナカのホットドッグですら一個10ユーロ近くしていたことを思うと、えらい違いです。

    パブを出てホテルに戻りますが、ここも夜は人通りが少なくてやや不安になります。ですが特に危険を感じるようなことはなかったので、治安は悪くなさそうです。朝起きてからそろそろ丸一日近く経とうとしていたので、さすがに眠さもピークになり、ホテルに戻ってからはすぐに就寝しました。

    明日はタリン旧市街を散策するのですが、それはまた次回。

    アルザス・リヨン旅行8日目(9/27) その2

    ブションを出てから地下鉄A線に乗り、リヨン・ペラーシュ駅へ。ここから1系統のトラムに乗り換え、Musée des Confluences電停で降りて新市街の南端を目指します。途中、大きなショッピングモール前を経由するせいか乗客はかなり多く、子どもをあやしていたお母さんが降り損ねてしまったのが気になりました。


    ↑Musée des Confluences電停を出たトラムは、この特徴的なRaymond Barre橋を渡っていきます。


    ↑橋の下もこんな感じでかっこいい。


    ↑電停の名前の元となっているコンフリュアンス博物館。しかしこの時はまだ建設中で、三ヶ月後にオープンしたようです。


    ↑ハウスボートらしき船も停泊していました。水上で暮らすっていうのもちょっとおもしろそうですね。


    ↑そしてここが新市街南端、地図でいうとこのあたりです。右を流れるソーヌ川と左を流れるローヌ川が、この地点で合流しています。


    ↑もう少し先端に行くと、おそらく船台引揚用らしきレールが敷設されていました。


    ↑後ろを振り返ったところ。二つの川の合流地点だということがよくわかります。


    ↑再びコンフリュアンス博物館。こちら側から見るとまだ重機が置いてあったりして、建設中であることがよくわかります。


    ↑近くの橋の下では地元の人たちがボートで川釣りをしていました。


    ↑西側のソーヌ川沿いにずっと北上していきます。


    ↑このあたりはマスコミやアパレル関係のモダンなデザインのビルがいくつも建ち並んでいました。


    ↑かつてリヨン・ペラーシュ駅南側は多数の線路が敷設されていた物流拠点だったと思うのですが、今では再開発が進んできれいに整備されています。


    ↑それを今に伝えるためなのか、線路のモニュメントや古い客車が展示されていました。


    ↑このラジオ局の建物もまだ新しい感じがします。

    さらに歩いて先ほどのショッピングモールまで戻ってきたので、ここから再び1系統のトラムに乗り、Guillotière電停へ。ここから地下鉄D線に乗り換えて隣のベルクール駅まで戻ります。


    ↑このショッピングモールにもConfluenceという名前が付けられていました。日本語で「合流」という意味のようなので、おそらくソーヌ川とローヌ側の合流地点ということにちなんで付けられたのでしょう。


    ↑ベルクール広場の片隅に設置されている、サン・テグジュペリの像。彼の後ろに立っているのは、代表作「星の王子様」の王子です。

    サン・テグジュペリの像を見ていると時間がやばくなってきたので、あわてて地下鉄A線に乗りホテルに戻ります。フロントで預けていたスーツケースを受けとり、お礼を言ってトロリーバス乗り場に向かうと、運良く2分ほどでバスがやってきました。Thiers – Lafayetteバス停で降りてリヨン・パールデュー駅前から発着する、空港行きローヌエクスプレスの乗り場を目指すのですが、思ったより距離があってちょっと焦りました。ローヌエクスプレスという名前ですが実際はトラムで、駅も線路も他のトラム路線と共用しています。とはいうものの、空港輸送なので運賃はやや高く、15ユーロちょいする切符を電停に設置された券売機で購入。しかしレシートは出てくるのですが切符が出てこないので、あれっと思い、トラムの女性運転士に聞いてみることに。しかし運転士はそんなことは知ったこっちゃないから係員に聞けと冷たい応対をされ、私も時間がやばかったので引き下がったのですが、らちがあきませんでした。幸い係員が見つかったので聞いてみると、このレシートみたいなもの自体が切符だとのこと。切符をこんなただのレシートみたいな形状にしないでくれよ・・・と一気に放心状態になりました。


    ↑リヨン・パールデュー駅の東側にある、ローヌエクスプレス乗り場。このようにただのトラムの電停です。

    どっと疲れたので座席に座って発車を待っていると、向かいの女性にフランス語で話しかけられます。しかし何を言ってるのかさっぱりわからなかったので、フランス語はわからないと英語で伝えると、係員になにやら尋ねていました。おそらくこのトラムが空港に行くのかどうか聞きたかったんでしょうね。

    そしてローヌエクスプレス出発。トラムと路線を共用はしていますが、ローヌエクスプレスは快速運転をしているので、途中の電停は地下鉄A線の駅があるVaulx-en-Velin – La Soie電停と、3系統のトラムの終点Meyzieu Z.I.電停のみです。そしてその先は専用軌道となるため、100km/hほどのスピードで飛ばし、あっという間にリヨン・サンテグジュペリ駅に到着。リヨン・パールデュー駅からは30分ほどでした。


    ↑ローヌエクスプレスの車両はこのように赤を基調としたデザインで、空港輸送らしく大きな荷物棚も設置されていました。この路線は2010年にできたところなので、まだ新しさを感じます。

    リヨン・サンテグジュペリ空港は駅を出てすぐ目の前にあるのですが、すでに飛行機の出発1時間15分前になっていたので、あわててターミナルビルの中へと向かいました。しかし中に入ってからも結構移動距離が長く、つい小走りになってしまいます。


    ↑曲線を生かした優美なデザインの空港ターミナルビル。しかし悠長に見ている時間はありませんでした。

    チェックインはネットで済ませていたので、スーツケースを預けてセキュリティチェックへ。関空では引っかからないのになぜか海外では良く引っかかるのですが、ここでも何かが金属探知機に反応したらしく、靴を脱いで念入りに調べられました。しかしそれでも何かが反応するようで、いくらなんでも感度高すぎやしないですかね。結局体を触って調べられましたが、最後には良い旅をと見送ってくれたので、ほっとしました。

    その先の出国検査場も長蛇の列で、これ搭乗間に合うかなあとやや不安になりながら順番を待ちます。ここは無料の無線LANが使えたので、暇つぶしにはもってこいでした。出国手続きを済ませ、搭乗ゲートに向かうと、ちょうど搭乗が始まったところのようで、すぐに機内へ。前方のビジネスクラスにはなぜか日本人学生らしき集団が乗っていて、お金持ちの子なのかなとちょっとした格差を感じながら、エコノミーの我が座席に向かいます。今回隣の男性が大柄ではみ出してくる上に、外を見ようと窓をのぞき込んでくるので、いささか邪魔でしたが短時間のフライトなので我慢することに。やや出発が遅れたようですが無事に離陸し、30分ほどして機内食が出されました。


    ↑機内食はチキンをチョイス。思ったよりがっつりと出てきておいしかったです。トルコで有名なEFESビールもうまい。

    約3時間のフライト予定だったのですが、着陸態勢に入ってからがやけに長く、結局15分ぐらい遅れてイスタンブールに到着。まあこの先の乗り継ぎ便までまだ時間があるので、急いでも仕方ありません。外は雨だったのでボーディングブリッジを使いたかったのですが、またしても沖止めだったのでタラップを降りてバスへ。しかし雨の上に強風でとにかく寒い!これは着陸も遅れるわけだわ・・・。

    ターミナルビルに入り乗り継ぎ便の搭乗ゲートを調べましたが、まだ2時間半ほど先なせいか、確定していないようでした。仕方なくその辺のいすに座ってメモを書いたりして時間をつぶします。しばらくして搭乗ゲートが決まったようなので、そちらに向かうことに。途中自販機で前回の残りのトルコリラを使いペットボトルの水を購入。搭乗ゲートはすでに関西人で一杯で、もう帰国した気分になりました。話を聞いているとこの悪天候のせいか、トルコ国内のツアーもなかなか大変だったようです。その後ようやく搭乗開始し、ほどなくして離陸しました。


    ↑1回目の機内食はズッキーニの挽肉詰めでした。ワインが合いそうなメニューですが、さっきビールを飲んだのとちょっと疲れていたのとで、チェリージュースにします。


    ↑夜が明けて、2回目の機内食は前回食べておいしかったトルコ風ハンバーグでした。これは赤ワインいっとくしかありません。安定のうまさでした。


    ↑座席からは主翼のウィングレットに描かれたターキッシュエアラインズのロゴマークがよく見えます。

    というわけでアルザス・リヨン旅行記はこれで終わりです。次回はバルト三国の旅編をお届けいたします。

    アルザス・リヨン旅行8日目(9/27) その1

    とうとう帰国の日がやってきました。荷造りをしないといけないので6時半に起床し、シャワーを浴びてある程度荷物をまとめます。その後おみやげのチョコレートを買いにベルナシオンへ。Hôtel de Ville駅でトロリーバスから地下鉄A線に乗り継ぎ、Foch駅で下車します。

    ベルナシオン(BERNACHON)はチョコレート好きの方はご存知かもしれませんが、フランスでは数少ないカカオ豆の焙煎からチョコレート作りをしているショコラトリーで、人気があるにも関わらずここ以外に支店を出さないため、なかなか手に入れることができません。また、ポール・ボキューズの娘がこのベルナシオンに嫁いでいるという縁もあり、ポール・ボキューズのデセールにも採用されています。実は昨日も下見に来ていたのですが、日中はお客さんでいっぱいなので、朝いちで買いにくることにしました。

    さすがに朝9時前に着いたので、ゆっくりとチョコレートを吟味することができました。ベルナシオンのスペシャリテはパレ ドール(Palets d’Or)という金箔が少しちりばめられた円形のチョコレートなのですが、3個入りのミニボックスが3.5ユーロでした。このミニボックス、日本でバレンタインの時期に開催されているサロン・デュ・ショコラというイベントでも販売されたことがあるのですが、そこではなんと同じものが1500円(!)だったそうです。私はせっかくなので、このパレ ドールの375g入りと、ショーケースに並ぶチョコレートの量り売りでさらに375gを購入。あとミニボックスを3個購入し、しめて90.5ユーロのお会計でした。さすがに1万円分もチョコレート買ったのは初めてで、ちょっとどきどきします。帰国後さっそくパレ ドールをいただきましたが、外はパリッとした触感なのに内側がしっとりとしていて、そのシンプルだけど濃厚な味わいにすっかり魅了されました。そのほかにもオレンジピールの入ったもの、ヌガーの入ったもの、いろんなチョコレートを食べましたが、どれも本当においしかったです。ここには日本人の店員さんもいらっしゃるそうなのですが、まだ朝早いせいか、来ておられないようでした。でも観光客も多いからか、店員さんも嫌な顔一つせず対応してくれて、好感が持てます。

    さて、ここベルナシオンでのお楽しみはこれだけではありません。ショコラトリーの隣にはBERNACHON Passionというカフェが併設されていて、こちらでチョコレートをいただくことができるのです。こちらは9時開店だったのですが、買い物が終わるとちょうど9時になっていたので、すぐ入ることができました。コーヒーを頼むだけでもベルナシオンのチョコレートを付けてくれるのですが、せっかくなのでケーキをいただくことに。カフェ・ノワゼットとケーキを注文したのですが、座席近くのショーケースに、旅行前ネットでベルナシオンのことを調べたときに見かけたケーキがあるのに気づき、これを下さいとアピール。どうやらケーキはその後店員さんがトレーに各種乗った状態で持ってきた中から選ぶ方式だったようで、そんなに焦って注文しなくてもよかったのですが、幸い通じたようで食べることができました。


    ↑カフェ・ノワゼットと、プレジダンというここのスペシャリテ。ケーキを頼んでもちゃんとチョコレートを付けてくれました。


    ↑このプレジダン(Président)というケーキはジスカール・デスタン元大統領をもてなすために考案されたことからプレジダン(英語で言うとプレジデント)という名前が付けられたようです。薄く削られたチョコレートがブーケのようで見た目にも美しいですし、中に入ったサクランボのコンフィがアクセントになっていて、決して奇をてらった味ではなく、しみじみとおいしいケーキでした。


    ↑内装も重厚で高級感漂うものでした。午後にはお客さんでいっぱいになるので、朝いちで来てよかった。

    お会計も10.1ユーロと、これだけ素敵なケーキを食べられた割にはリーズナブルでした。たぶんパリにお店があったらこんな風にはいかないと思いますが・・・。
    その後近くのカルフールに立ち寄り、カシスジャムを購入。それからFoch駅近くのチーズ屋さんでミモレットを200g買いました。それから再び地下鉄とトロリーバスを乗り継いでホテルに戻り、荷物をまとめてチェックアウト。スーツケースはもうしばらくフロントで預かってもらい、最後の市内観光に出発します。


    ↑今日が土曜日なせいか、ソーヌ川沿いにもパリのようなブキニスト(古本屋)が出ていました。


    ↑そしてその先ではマルシェが開かれています。


    ↑マルシェはやはりいつ来ても楽しいですね!魚や肉、そして様々な野菜が所狭しと並べられていました。アーティーチョーク(3枚目の写真の左から2つ目)なんかは日本でほとんど見かけない野菜ですね。


    ↑このようにソーヌ川沿いにずらっとマルシェのテントが並んでいます。ほかにも鳥の丸焼きやチーズ、サンドイッチのお店などがありました。

    いったんソーヌ川を渡り、旧市街へ。昨日見つけたチーズ屋さんでミモレット200gとトム・ド・サヴォワというチーズを100g、そしてコンテ100gを購入。再びマルシェに戻り、ここのチーズ屋さんでさらにミモレット200gとロックフォールを100g、そしてイタリアのチーズですがグラナ・パダーノ(廉価版のパルミジャーノ・レッジャーノ)250gを追加で買いました。いくらなんでも買いすぎたかなと思わなくもありませんが、日本のほぼ半額以下で買えるのでついつい手が伸びてしまいます。

    そろそろお腹が空いてきたので、リヨン美術館近くのCafé des fédérationsへ。しかしまだ12時になったところなのに予約でいっぱいと断られてしまい、仕方がないので昨日行けなかったLa Mère Jeanへ。今日は入れそうだったのですが、まだリヨン名物のクネルを食べていなかったので、お昼の定食でクネルがメニューに載っていた隣のChez Mounierへ。ここはリヨン滞在初日の夜にもお邪魔したお店なのですが、その時印象深かった陽気な男性店員さんが私のことを覚えていて、よく来てくれたとばかりに握手を求められました(笑)。


    ↑前菜は焼いた鶏レバーがたくさん入ったサラダ。こういう取り合わせは今まで食べたことがなくて斬新でしたが、悪くなかったです。ワインは気分を変えてロゼにしました。


    ↑そしてこれがリヨン名物のクネル! カワカマスなどの淡水魚のすり身を楕円形に成形し、オマールエビなどから作ったソースとともにオーブンで焼き上げられた一品です。リヨンではいろんなレストランを食べ歩いてきましたが、その中でもこれが一番おいしかった! すり身自体にそれほど味は付いていないのですが、とにかくソースとの相性が最高で、残ったソースもパンで全てさらってしまうほどでした。

    クネルは作り方からしてはんぺんに似ているので、日本人にはとてもなじみやすい料理じゃないかなあと思います。もっと日本でも気軽に食べられるといいのになあ。


    ↑そんなクネルの付け合わせは、米とナスとカリフラワーでした。これも名脇役ですね。

    それから写真を撮り忘れましたが、チーズは三度目のサン・マルセランでした。シェーブルチーズも選べたのですが、ヤギのチーズは癖があまり好きではないので、消去法で選択。


    ↑デザートはレモンチーズタルト。これは見た目通りさっぱりしておいしかったです。

    定食とワイン1杯で20ユーロと、リーズナブルでありながらほんとにおいしいブションでした。人気店なので帰る頃にはお客さんでいっぱいになっていましたが、ここはリヨンに行かれる方にぜひお勧めしたいお店です。

    その後新市街の南端を散策するのですが、それはまた次回。

    アルザス・リヨン旅行7日目(9/26) その2

    昼食を取った後、歩いてベルクール広場を経由し新市街へと向かうことにします。


    ↑ベルクール広場の北側から。


    ↑旧市街の東側、ローヌ川沿いに建つリヨン市立病院。現在は病院としての機能は他に移っているようです。


    ↑ローヌ川を渡ると新市街に入ります。

    新市街に入り、リヨン・パールデュー駅方面に歩いていきます。このあたりはイスラム系の人が多く、お店もそういう人向けのものがちらほらありました。あとオーダーメードの服屋も結構目立ちました。
    しばらく歩いてようやくパールデュー駅前に到着したので、駅前の大きなショッピングモールに入ります。


    ↑パールデュー駅近くは高層ビルが立ち並んでいました。このあたりは行政機関の建物が多いようです。

    ショッピングモールはカルフールが核テナントとなっていてかなり広く、フードコートも充実していました。売り場をいろいろと冷やかしてみたのですが、文房具売り場ではフリクションボールが大々的に売られていて、ほんとに大ヒット商品になっているんだなあと実感。ただ日本で買うよりは高かったので、お土産にはRHODIAのメモ帳を買いました。
    その後お酒売り場も見て回りましたが、日本のビールはアサヒもキリンもそろっていますし、日本酒もアメリカ産、梅酒もイタリア産なんてものがあったりして、とても面白かったです。ほかにもアジアの食事に合うという触れ込みの白ワインもありました。

    ショッピングモールを出た後は、夕食を食べる予定のレストランの下見に行くことに。


    ↑パールデュー駅ができる前、その北側にかつて存在したブロットー(Brotteaux)駅。その駅舎が現在でも残されています。


    ↑今夜立ち寄る予定のレストラン「l’Est」も、そんな旧駅舎を利用した建物にありました。

    まだ予約の時間はだいぶ先だったので、一旦ホテルに戻ることに。ホテル最寄りにも市場っぽい建物があることに気づきましたが、ここはどうやら営業していないようです。ホテルのフロントで鍵を受け取ると、翌日チェックアウトの予定だったのですが、先に会計するように言われたので、カードで支払いを済ませて部屋へ。まだ頭痛が収まらなかったので、少し休んでから再び夕食を食べに出発します。

    さっきと同じようにバスで行こうとしたのですが、運悪くバスが出たところだったので、地下鉄に乗っていくことに。地下鉄B線もA線と同じく、ゴムタイヤを履いた3両編成でした。お店に入り予約している旨を伝えたのですが、店内は19時なのにまだがらがらで、キッチンを取り囲むカウンター席に通されたのですが、しばらくぼっちの状態が続きました。ここはあのポール・ボキューズがプロデュースするセカンドラインのレストランで、リヨン市内にそれぞれ方角を店名にした4店があります。ここl’Estは「東」という意味で、その名のとおりフランス料理に東洋料理のエッセンスを加えた料理が特徴になっているようです。
    とりあえず前菜、日替わりのメイン、デザートがセットになった26.6ユーロの定食を頼み、ワインを飲みながら到着を待ちます。


    ↑マコン・ヴィラージュの白を飲みながらカウンター内のキッチンを眺めながら料理を待ちます。注文が通るたびにOui!とスタッフ全員が答えているのが、すごくかっこいい!


    ↑前菜のTarte Savoyarde au Beaufort。サヴォワ地方ボーフォールチーズのタルト、でしょうか。素直においしい味。


    ↑Suprême de Pintade Rôti, Nouilles Chinoise aux légumes。ホロホロ鳥のロースト、中華風麺と野菜添え(だと思います)。中華風ってなんだろうと思ってたら、まさかの焼きそば登場でびっくりしました。味は悪くはなかったですが、日本の地鶏のほうがおいしいかな。赤ワインはコート・デュ・ローヌのクローズ・エルミタージュのものです。


    ↑古い駅舎をレストランにしているというコンセプトのため、店内の天井を一定時間おきに鉄道模型が走っていきます。これが見たいのもあってここを選んだのですが、なかなか面白かったです。鉄道に関する記述もあちこちにあり、日本の新幹線のことも書いてありました。


    ↑まだワインが残っていたので、デザートはチーズにしました。これは昨日も食べたサン・マルセランですね。

    このころになるとお客さんが増えてきて、店内があわただしくなってきました。ちょうど目の前にデザート担当のシェフが二人いたので、そのやりとりを眺めているのがとても面白かったです。しかしオーダーを受けたワッフルがなかなか出せずに保温器に入れていたり、私が頼んだカフェ・ノワゼットも冷め倒した状態で出てきたり、サービス的には正直微妙でした。お会計も頼んでいるのに全然やって来ず、まあいいかと思いながらのんびり待つことに。結局30分ほど待ってようやくマネージャーっぽい女性がお会計を持ってきました。やはりここでも私がシェフなのか聞かれ、最初は中国語であいさつされたので、日本人だというと「こんにちは」と片言のあいさつをしてくれました。40.5ユーロのお会計を済ませ、店を出るころには店内は大盛況でした。ちょっと店内が回ってないような気はしなくもなかったですが・・・。


    ↑ブロットー駅旧駅舎は、夜にはライトアップされて綺麗でした。

    帰りも地下鉄で帰ろうとしたのですが、ちょっと待たないといけないようだったので、C3系統のバス乗り場に行ってみると、うまいことバスが来てくれたので、すぐに帰ることができました。ホテルに戻り、フロントマンに今日のレストランも予約してくれたお礼を言おうと思ったのですが、違う人に代わっていたのでお礼を言いそびれてしまいました。

    いよいよ明日が旅行最終日で、いろいろとお土産を買いに行くのですが、それはまた次回。

    アルザス・リヨン旅行7日目(9/26) その1

    7時に目覚ましをセットしていたのですが頭が痛くて起きられず、薬を飲んでもう少し横になります。でもあんまり良くならないので朝食を食べてごろごろしていたら、ホテルを出る頃には10時前になっていました。しんどいのでブレス鶏で有名なブール・カン・ブレスに行く予定は取りやめて、今日も市内を観光することに。


    ↑ホテルを出てすぐ近くにかかる歩行者専用橋。渡った先にサン・ポール教会があります。


    ↑サン・ポール教会のすぐ横にあるフランス国鉄のサン・ポール駅。


    ↑ホームに停車するTER。ここは近郊ローカル線のみの発着となっていて、本数が少ないのでホームは閑散としていました。それにしても、ローカル線の割に止まっている車両が真新しいものばかりですごい。

    サン・ポール駅前からトロリーバスに乗り、昨日も前を通りかかったリヨン中央市場へ。ここは食材のお店以外にビストロやレストランも充実していて、地元の人より観光客向けなのかなという雰囲気でした。


    ↑リヨン中央市場内の様子。鶏肉などは日本と違って一羽丸ごと尾頭付き(?)で売られていて、初めて見るとギョッとします。

    市場を出て再びトロリーバスに乗り、サン・ポール駅前まで戻って旧市街をうろうろすることに。


    ↑リヨンのトロリーバスC3系統。連接タイプの大きな車体が特徴です。


    ↑フルヴィエールの丘に続く急な階段。


    ↑リヨンにはトラブールと呼ばれる、このような路地と路地をつなぐ建物内の通路が、かつてはいたるところにありました。これはリヨン名産の絹織物を雨に濡れずに運ぶために使われていたそうです。


    ↑サン・ジャン大司教教会の大司教がかつて住んでいた宮殿。現在は図書館になっているようです。


    ↑サン・ジャン大司教教会からさらに南にある、サン・ジョルジュ教会。残念ながら中には入れませんでした。

    そして再び北に戻り、昨日乗らなかった別の系統のケーブルカーに乗って、サン・ジュストへ。


    ↑ケーブルカーのサン・ジュスト駅。こちらは特に観光名所もないため、地元の人しか利用していない雰囲気でした。

    実際私もここに来て何もするあてがなかったので、とりあえず昨日も行った大聖堂まで歩いてみることに。このあたりは旧市街の喧噪が嘘のように、高級住宅地が広がっていました。ケーブルカーで結構上ってきてるはずなのに、さらに坂を上ってようやく大聖堂に到着。


    ↑大聖堂の側面から一枚。

    せっかくまたここまできたので、昨日は立ち寄らなかったクリプト(地下聖堂)に行ってみることに。クリプトというと暗くて狭いイメージがあるのですが、ここはとても広くて、これだけで普通の教会ぐらいの規模はあるのではないか、と思いました。


    ↑規模もさることながら、普通は石がむき出しのイメージが強いクリプトなのに、これほどの装飾がほどこされていることに圧倒されました。

    そろそろお昼だったので、ケーブルカーに乗って麓に下り、地下鉄に乗り継いでベルクール広場近くのLa Mère Jeanというお店へ。しかし満席で断られてしまい、仕方なくリヨン旧市街に戻り、Les Lyonnaisというお店に入りました。ここもいわゆるブションで、料理は期待できそうです。とりあえず定食を注文し、ビールを飲みながら待ちます。


    ↑前菜は生ハムの乗ったチーズトーストとサラダ。ビールはストラスブールでも飲んだクローネンブルグ1664でした。サラダにかかっていた唐辛子マヨネーズっぽいドレッシングが良く合います。


    ↑メインは白ソーセージのロースト。付け合わせはジャガイモと、ニンジンをすり下ろしたっぽい何かです。おいしかったですが、ジャガイモ2個は多くて全部は食べきれませんでした。

    定食とビールで16.6ユーロと、まあまあリーズナブルなお値段でした。
    この後も引き続き市内観光をしますが、それはまた次回。

    アルザス・リヨン旅行6日目(9/25) その2

    ケーブルカーを降りて、フルヴィエールのノートルダム大聖堂へ。あたりは観光客で一杯でした。


    ↑大聖堂は一部工事中でした。

    この時、リヨンシティカードで普段は行けない大聖堂の屋上に行けるガイドツアーに参加できたことを思い出し、案内に従って大聖堂脇の塔の下に進むと、ちょうどこれからガイドツアーが始まるところだったので、大聖堂内部を見るのは後回しにしてこちらに参加することに。ガイドはフランス語のみだけどいいかと聞かれましたが、上からの景色が見たいだけなので問題ありません。ですがスタート地点での説明が思ったより長く、全く内容のわからない話を30分近く聞かされたので、さすがに早く先に進ませてくれーと思いました。


    ↑塔のらせん階段。まさに造形美。

    らせん階段を上り、やっと大聖堂の屋上に出られる!と思いきや、まだ建物の中でした。ですが大聖堂をものすごく高いテラスから見下ろすことができて、これはこれでおもしろかったです。


    ↑かなり高いところまで上ってきました。ステンドグラスが美しい。


    ↑ステンドグラス上部を拡大したところ。Mはおそらく聖母マリアのMだと思います。


    ↑天井の装飾もとてもきらびやかで目を引きます。

    テラスからさらに上にのぼると、建物の中に屋根がある不思議な空間に出ます。どうやら古い教会を覆うように新しい大聖堂が作られているようですね。ここでの解説も長くてしびれを切らしそうになっていたのですが、ガイドツアーが始まって1時間、やっと解説が終わって屋上に出られました。


    ↑待ちに待った屋上!思ったより通路が狭くて、これはガイドツアーでないと来られないのも納得です。


    ↑大聖堂から時を告げる鐘。ちょうど鳴り出すタイミングに遭遇したのですが、至近距離で聞くとめちゃくちゃうるさいです。


    ↑塔の上にそびえている金色の像は、聖母マリア像です。


    ↑大聖堂の東側。すぐ下に見えているのが先ほど立ち寄ったサン・ジャン大司教教会。その右上あたりに見える広場がベルクール広場です。


    ↑天気も良くて、リヨンの街が一望できました。3枚目、遠くの方に見える高い建物のあるあたりがリヨン・パールデュー駅です。


    ↑この構図が個人的お気に入り。


    ↑ベルクール広場を拡大したところ。こうしてみてもでかいなーと感じます。

    思っていた以上に時間を取られてしまいましたが、大聖堂屋上からの眺めは想像以上のものでした。時間に余裕があればぜひ上ってみられることをおすすめします。やっと解放されて塔を下り、今度は下から大聖堂内部を眺めてみることに。


    ↑下から見上げるとさらにその規模に圧倒されそうになります。まさにリヨンの象徴ですね。

    大聖堂を出て、再びケーブルカーに乗ってフルヴィエールの丘を下り、遊覧船乗り場へ。まだツアー開始まで時間があるので、しばらく船着場付近で行き交う船を眺めます。


    ↑ほんとに良い天気で、いつまでもここでぼーっとしていたくなります。


    ↑ツアー開始時刻の数分前にやっと遊覧船がやってきました。思ってたよりは小さい。

    到着した遊覧船からはたくさんの観光客が降りてきましたが、これからツアーに参加する人はそれほど多くありませんでした。せっかくなので2階のオープン席の前方に座り、出発を待ちます。すぐ近くには日本人の親子連れもいて、時折日本語が聞こえてきました。

    船が動き出すと風が強くて結構寒い!日が陰るとさらに寒くなってきて、上着を持ってくればよかったと後悔しながら、それでも階下に降りる気にはなれず、ずっと写真を撮っていました。


    ↑遊覧船は船着場を出ると大きく蛇行しながら北上します。中心部を離れるにつれ、架かる橋の数が減っていき、郊外の風景になってきました。

    ツアーなのでフランス語と英語でのガイドがあり、それを聞きながら1時間の船旅を楽しみます。遊覧船はソーヌ川に浮かぶバルブ島という中州で折り返し、帰路につきました。


    ↑バルブ島には中世っぽい建物や吊り橋があって、気になりました。


    ↑帰路につくと、遠くに大聖堂が見えてきました。


    ↑ガイドの内容がよくわからなかったのですが、崖の下のくぼみに誰かの像が置かれているようです。


    ↑ツアーもそろそろ終盤。だいぶ日も傾いてきました。

    きっかり1時間で船着場に戻ってきたので、まずは暖を取るべくホテルに帰還。少し休憩してから夕食を食べに出かけます。その前にフロントでまた翌日のレストランの予約をお願いすることに。連日で申し訳ないと思いながらも快く引き受けてくれて助かりました。ホテルを出てトロリーバスに乗り、中央市場前で下車。


    ↑リヨン中央市場には、リヨンが生んだ偉大なシェフ、ポール・ボキューズの名が冠されています。

    今夜はCazenoveというレストランを予約していたのですが、ここはミシュラン一つ星のピエール・オルシがプロデュースするセカンドラインのお店で、そのピエール・オルシのすぐ隣にお店はありました。まだ予約した時間まで少しあったので、店の外から様子を眺めてみたのですが、セカンドラインとはいえ思ったより高級感が漂っていて、入るのに少し腰が引けてしまいそうになります。


    ↑Cazenoveと、すぐ隣にあるPierre Orsi。立派なスーツやドレスを着た人たちがお店に入っていくのをまぶしく眺めていました。

    そろそろ予約した時間になったので、意を決して中に。赤を基調とした落ち着いた雰囲気で、こちらも高級感がただよっていてとても気軽に写真を撮れる雰囲気ではありませんでしたが、料理の写真だけはがんばって撮ることにしました。

    まずはアペリティフにキールを頼み、一緒に出てきたサラミをつまみながらメニューを吟味します。といってもほぼ選択の余地はなく、35ユーロのセットを注文することにしました。あとワインは魚料理に合うか不安になりながらも、コート・デュ・ローヌのジゴンダスをハーフで頼むことに。


    ↑まずはスープから。これだけでも手の込んだ感じが伝わってきます。


    ↑アントレはオマール海老のラビオリ。一瞬カレーを思わせる香辛料の香りがするのですが、どういう味付けなんでしょう。これはとにかくうまかった。

    ちょうどアントレが出てきたときに、なんとピエール・オルシ氏が登場し、いきなり背後から声をかけられたので、めちゃくちゃびっくり!がっちりと握手を交わし、そのアントレはおいしいよ、と言って次のテーブルへと向かわれました。セカンドラインなのにオーナーシェフ自らあいさつに回るとは、ほんとに驚きました。

    ワインだけでは酔ってしまうので炭酸入りの水も頼んでいたのですが、これすら自分で注ごうとすると注ぎにきてくれるなど、まさに至れり尽くせりのサービスです。ワインに至ってはそもそもボトルがテーブルになく、グラスが空きそうになると都度注ぎにきてくれました。


    ↑メインディッシュはレマン湖の白身魚のソテー。ソースはレモン風味でしたが、素材の味を生かす感じで薄めの味付けでした。しかし皮目が若干焦げていたりして、魚料理に関しては日本の方が充実してるんじゃないかと感じたのも事実です。

    この頃になるとお客さんも増えてきましたが、たまの贅沢で着飾った夫婦やハイソなビジネスマンが多い印象です。でもジーパンでやってくる人もいたので、そこまで緊張することもなかったのかもしれません。

    食事が終わるとデザートの注文を聞きにきました。それからチーズが出てきます。


    ↑何のチーズが店員さんに確認してもさっぱりわからなかったのですが、帰国後確認するとこれはサン・マルセランというチーズでした。リヨン近郊が産地らしく、リヨンの他のお店でもよく見かけました。

    サン・マルセランは比較的フレッシュとはいえ、多少のクセはあるので赤ワインよりも白ワインの方が合うような気がしました。付け合わせのバジルの載ったガーリックトーストもうまい。

    そしてデザートの前にアヴァンデセールとでも言うのでしょうか、軽いお菓子とぶどうが出され、それからデザートがやってきました。


    ↑デザートはスペシャリテだという、チョコレートムースとバニラアイス。チョコでお皿に描かれた模様一つとっても手が込んでいます。

    最後にエスプレッソを頂いてお会計。この頃にはシェフの奥様らしき方も各テーブルを回っていて、私の所に来るとあなたはシェフなの?と聞かれました。いえいえ、ただのグルメです的なことを返したのですが、まあこれぐらいの年齢の男が一人で来ると、そう見えるのも無理はないのかもしれません。さすがにお会計は68ユーロと良いお値段でしたが、もてなしのすごさは存分に味わえました。本音を言えば肉料理にしとけば良かったとは思いましたが。

    お店に入ったのは8時でしたが、お店を出る頃には10時半になっていました。少々酔っていたので、ドアを開ける方向を間違えてしまい、少々恥ずかしい思いをしながら退店。もう遅かったので地下鉄の本数少ないことを覚悟していたのですが、幸いホームに降りるとすぐにやってきてくれました。Hôtel de Ville駅でバスに乗り継いだときもすぐに来てくれたので、すんなりホテルに帰還。予約を取ってくれたフロントの人においしかったけど緊張したと伝え、自室に戻りました。

    明日も一日リヨンを散策し、お土産を買ったりするのですが、それはまた次回。

    アルザス・リヨン旅行6日目(9/25) その1

    朝起きて洗濯したりシャワー浴びたりしているうちに、時刻は9時を回っていました。出発する前にまずは朝食を取るためロビーへと向かいます。


    ↑朝食はいわゆるコンチネンタルスタイルというもので、あまり種類はありませんでしたが、パンだけでお腹いっぱいになりました。

    ホテルを出て、まずは昨日も立ち寄ったベルクール広場へ歩いていくことに。コルマールと違ってリヨン中心部の道路は直線状なので、わかりやすくて助かります。広場に到着後、南東にある観光案内所でリヨンシティカードを購入。これはリヨンの美術館や博物館、遊覧船のチケットと市内交通の一日乗車券が付いているお得なカードです。私は1日用を購入しましたが、2日用や3日用もあり、そちらの方が少し割安になっています。しかしこのカードを買うとき、アンケートでも取っているのか、住んでる国やメールアドレスなんかも聞かれて、ちょっとびっくりしました。
    ついでに昨日ずいぶん探し回った、一日乗車券を券売機以外で買えるところがないかも聞いてみたのですが、なんと券売機ではクレジットカードが使えるとのこと。観光案内所内にある券売機で試してみたところ、ちゃんと買うことができました。券売機には専用のカードっぽい絵しか描かれておらず、VISAとかのマークがなかったので使えないものとばかり思っていたのに・・・。

    リヨンシティカードをゲットしたので、まずは広場近くにある織物博物館へ。リヨンは絹織物で有名だったこともあり、そういう展示があるのかと思ったら、入ってすぐの展示室は服飾系の学生が展示を行っており、さまざまな衣装が並んでいました。


    ↑展示されていた衣装。トランプのマークがデザインされた、ゴシック風の服でした。しかしこれ以外の服はデザインが現代的すぎてよくわからなかったです。


    ↑2階に上がると本来の展示品が並んでいました。昔のドレスは素敵ですね。他に日本の服も展示されていました。

    それから隣にある装飾博物館へ。こちらはさまざまな宝飾品や調度品が展示されており、あまり目を引く物はありませんでしたが、たくさんある時計のゼンマイがちゃんと巻かれて稼働しているのがすごいなと思いました。

    博物館を出たあとは近くのAmpère – Victor Hugo駅に行き、2駅先のCordeliers駅に向かいます。


    ↑地下鉄のホーム。割と明るくて清潔な印象でした。


    ↑地下鉄A線の車両。ゴムタイヤを履いているのが特徴的です。

    駅を降りて、今度は印刷博物館へ。活版印刷の仕組みがよくわかる、興味深い展示内容でした。字体にも時代と共に変遷があっておもしろいですね。

    その後、ソーヌ川を渡り旧市街へと向かいます。


    ↑橋から北側を眺めたところ。昨日乗った地下鉄C線がすごい勾配だったことはすでに書きましたが、かなり丘の上まで建物が建ち並んでいるのがよくわかります。


    ↑反対側。右上に広がるフルヴィエールの丘の上に大聖堂が見えています。


    ↑その大聖堂、フルヴィエールのノートルダム大聖堂です。このあと向かうことにします。


    ↑晴れてきたので、川を渡る風が気持ちいい。



    ↑旧市街の街並み。

    橋を渡り、ガダニュ博物館へ。ここはリヨン歴史博物館と世界のマリオネット博物館に分かれており、後者には有名なギニョール(操り人形)の展示がありました。ここでは大阪の文楽に関するビデオ上映もされていたのが印象深かったです。


    ↑旧市街のビストロ。ここにもブション・リヨネの文字が見えます。

    続いて、ミニチュアと映画美術博物館へ。リヨンは映画を発明したリュミエール兄弟が住んでいた街として有名で、他にもリュミエール博物館があったりしますが、ここは映画といってもハリウッド映画の小道具などの展示が中心でした。


    ↑「パフューム ある人殺しの物語」のセットが再現されていました(といっても映画を見たことはないのですが)。


    ↑「ラストサムライ」の刀。刀身がばっさり切断されているのが切ない。


    ↑この博物館には刺激が強いため一部子どもお断りのエリアがあったのですが、そこにあったエイリアン。確かに間近で見るとトラウマものです。


    ↑あんまり普段映画は見ないのですが、これは知ってる!グレムリンですね。



    ↑これはミニチュアセットです。写真で撮ると全然すごさが伝わらないですが、実物は高させいぜい10数cmほどしかありません。その精巧さには驚かされます。

    博物館を出て、目の前のサン・ジャン通りを南下すると、サン・ジャン大司教教会の前に出ました。せっかくなので立ち寄っていくことにします。



    ↑バラ窓がとても素敵です。


    ↑教会前のサン・ジャン広場は、たくさんの人で賑わっていました。

    博物館巡りも一段落したので、そろそろフルヴィエールの丘に上ることに。といっても歩いて上るわけではなく、ケーブルカーがあるのでそれに乗っていくことにします。


    ↑サン・ジャン大司教教会のすぐ近くにあるVieux Lyon駅からは、二方向にケーブルカーの路線が伸びています。こちらはSaint Just駅行き。


    ↑そしてこちらがフルヴィエールの丘行きです。ケーブルカーといっても地下鉄と同じ市内交通と位置付けられていて、切符等も共通。


    ↑ケーブルカーは発車後、すぐにトンネルに入ってしまいます。終点までずっと地表に出ないままでした。

    このあとは大聖堂のガイドツアーや遊覧船を楽しみ、夜は有名なレストランで食事するのですが、それはまた次回。

    アルザス・リヨン旅行5日目(9/24) その2

    リヨンに到着するちょっと前から空模様が怪しくなってきていたのですが、列車を降りるともうすでに雨が降り出していました。


    ↑リヨンにはリヨン・ペラーシュ駅とリヨン・パールデュー駅という2つの大きなターミナルがあり、このリヨン・パールデュー駅は中心部から東に外れたところにあります。

    ここから今日泊まるホテルまではバスに乗らないといけなかったので、まずは路線図をもらうため市内交通の案内所に向かうことに。すると長蛇の列が出来ていて、なんでこんなに並んでるんだ・・・と思いながら仕方なく列に並びます。ようやく入口まで進んだところで係の人に用件を聞かれ、バスの路線図が欲しいと言うと、ポケットから出して渡してくれました。なんだ、それだったらわざわざ並ばなくても良かったんじゃないかー!と思いましたが、お礼を言って案内所を後にします。それから一日乗車券を買おうと思い、駅を出てすぐの所にあるトラム乗り場にある自動券売機に行ったのですが、そこでは紙幣が使えません。なので駅の売店で買おうとすると、券売機で買ってくれと言われてしまい、仕方なく券売機に戻り硬貨で買うことにします。チップとかのために硬貨は出来るだけ温存しておきたかったのですが、仕方ありません。

    そんなこんなでずいぶん時間をロスしてしまいましたが、気持ちを切り替えてホテルに向かうことに。バス停は少し離れたところにあるのですが、スーツケースを引きながら傘はさしづらいので、ずぶ濡れになりながらバス停へ。ここもトロリーバスが運行しているようで、すぐに来てくれて助かったのですが、満員の乗客の中スーツケース抱えて乗るのはかなりしんどかったです。私が乗ったバスはサン・ポール駅行きだったのですが、その一つ前のLa Feuillée停留所でバスを降り、数分歩いたところに今日泊まるホテルがありました。フロントに向かい、チェックインしたいと告げると、名前を言う前にすでに把握されていてちょっとびっくりしましたが、今日泊まる東洋人が私だけなのかもしれません。チェックインを済まし、Wi-Fiの接続方法を確認して部屋に向かいますが、廊下がまるで迷路のように入り組んだ構造でした。部屋に入り荷物を整理するも、外は雨が降り続いていてなかなか外出する気になれません。それでもじっとしてるわけにいかないので、意を決して部屋を後にします。

    外出する前にフロントで、明日夜行こうと思っていたレストランの予約をお願いすることに。フロントの人はロマンスグレーの渋いおじさまだったのですが、レストランに電話をかけてくれて、予約が取れるとウインクとサムズアップをしてくれました。旅行前から行ってみたかったレストランだったので、これは明日が楽しみです。

    小雨が降り続く中、まずはリヨンの街を歩いてみることに。リヨンの中心部はソーヌ川とローヌ川、二つの川が南北に流れているのですが、その川と川に挟まれているのが新市街で、その中央にはベルクール広場という大きな広場があります。雨のぱらつく中、ホテルから広場に向かってぶらぶら歩いてリヨンの街並みを眺めつつ、ガイドブックに載っているレストランをチェックすることに。途中刃物を扱うお店では、ドイツ・ゾーリンゲンの刃物メーカーとして有名なツヴィリングが日本の関で作っている「雅」というシリーズの包丁もあったりして、こちらでも愛用してる人がいるんだなあと実感しました。そして到着したベルクール広場はとにかく広くて、休日にはいろいろなイベントが行われているようですが、今日は雨でゆっくり見るものもなかったので、広場から階段を降りて地下鉄A線に乗り、2駅先のHôtel de Ville駅へ。ここで地下鉄C線に乗り換えることにします。

    リヨンの地下鉄C線は、地下鉄のくせにラック式という変態的(笑)な鉄道で、発車早々に座席からずり落ちそうになるほどの勾配を上っていきます。ですが決して観光路線というわけではなく、ちょうど夕方だったので通勤客らしい人がたくさん乗っていました。乗客の大半は2駅目のCroix-Rousse駅で降りていき、そこから2駅先がもう終点です。


    ↑地下鉄C線のHôtel de Ville駅。見ての通り線路の真ん中に歯型のレールが付いているラック式ですが、それ以外は普通の地下鉄の駅にしか見えません。


    ↑終点のCuire駅に停車中の車両。2両編成で前面デザインが丸みを帯びてかわいらしい。


    ↑このあたりまで来ると勾配も緩やかなので、歯型のレールはありません。街並みにも郊外の雰囲気が漂っていました。

    ここから折り返し列車に乗り、一番勾配が急だったCroix-Paquet駅に戻ります。


    ↑まあ見てくださいこのすごい勾配!駅のホームに立っているのすら大変なほどですが、なんと170‰以上あるそうです。ベンチもちゃんと水平になるように据え付けられていました。


    ↑始発のHôtel de Ville駅に飾られている地下鉄C線の模型。やはり勾配を強調していますね。

    Hôtel de Ville駅から再び地下鉄A線に乗り、リヨン・ペラーシュ駅へ。ここも最初に述べたとおりフランス国鉄のターミナル駅となっているので、少し列車を眺めていくことにします。


    ↑いかにもヨーロッパのターミナル駅らしいたたずまいが良いです。


    ↑ホームに停車しているのは、ダブルデッカーのTER(地域圏急行輸送)車両、いわゆるローカル車両です。

    今日はこの駅近くで日本人シェフがやっているFlairというレストランがあると聞いていたので、そこで晩ご飯を食べようとお店に行ってみたのですが、今日は50ユーロの特別コースしかやっていないと言われてしまい、すごすごと店を後に。再び地下鉄A線に乗ってベルクール広場に戻り、広場東側にあるマロニエ通りというビストロが多く建ち並ぶ路地で店を選ぶことにします。

    ところでリヨンでは庶民的なリヨン料理を出すビストロのことをブション(Bouchon・コルク栓のこと)といい、街の至る所にブション・リヨネと書かれた看板を出すビストロがあります。ただ数が増えすぎたせいで玉石混交となってしまい、今では認証制度もあるようです。今回はそんなブションの中から目星を付けていた2軒のお店で迷った末に、食べたい料理のあったChez Mounierというお店にすることに。店の前に立っていた店員の男性に声をかけると、幸い空席があるようで中に案内されました。


    ↑まず前菜はリヨン風ソーセージにしました。皮が固いので中身だけを食べるのですが、肉々しくておいしかったです。つけあわせはソーセージとバター、それにサラダです。

    リヨンはボジョレーやブルゴーニュ、コート・デュ・ローヌといったワインの名産地が近いので、ワイン選びには事欠きません。まずはマコン・ヴィラージュをいただきましたが、軽やかな辛さで良いですね。


    ↑メインディッシュはリヨンの名物料理、タブリエ・ド・サプール(工兵のエプロンの意)にしました。牛の胃(日本ではハチノスと呼ばれる第二胃)にパン粉を付けて揚げたもので、とにかくその大きさにびっくりします。

    タブリエ・ド・サプールは大阪のビストロで一度食べたことがあり、リヨンに行ったら是非食べてみたい料理の一つでした。やはり本場はでかくて食べ応えがすごかったです。タルタルソースを付けていただくのですが、味は意外にあっさりとシンプルな感じ。臭みもほとんど感じませんでした。付け合わせはなすと卵とじゃがいもです。

    ワインはコート・デュ・ローヌとモルゴンのそれぞれ赤をいただきました。コート・デュ・ローヌはリーズナブルな赤ワインというイメージでしたが、やはりこちらで飲むとリーズナブルながらとてもしっかりしておいしいワインでした。それ以上にびっくりしたのがモルゴンで、ボジョレーのワインだからもっと軽いんだろうと思っていたのですが、思ったより濃い赤色をしていて、別に発泡性ではないのですが口に含むと若干シュワシュワとした刺激があって、これがうまい! ボジョレーに対する認識を改めさせるに十分なワインでした。

    ところで私の横には地元の夫婦らしい方が座っていて、話しかけられたので少しだけ英語でおしゃべりしたのですが、コート・デュ・ローヌを頼むと良いチョイスだと言われました(笑)。そりゃさすがにリヨンに来たからには飲まないわけにいかないと思うのですが、そんな感じでいろいろなワインを飲んでいたので、どうやら私のことを中国にワインを輸出する会社の人だと思ったみたいです。・・・いやいや。


    ↑チーズも選べるようだったので、フロマージュ・ブランにしました。グラニュー糖をかけていただくやつですが、これは安定のおいしさですね。


    ↑チーズはあくまでもチーズで、デザートはちゃんと別にあったのでプリンにしました。しっかりと固いプリンで好みの味でした。


    ↑締めにカフェ・ノワゼット。ミルク入りのエスプレッソなのですがこんなになみなみと別容器でミルクを持ってきたところは初めてです。でもお得感があって良かった。

    お腹いっぱいになったところでお会計。ここの店員の男性はとても陽気な人で、楽しく過ごすことができました。カードが使えないのは誤算でしたが、合計30.1ユーロととてもリーズナブルで、さすがリヨンのブション! ですが店員さんがレシートを持っていったまま帰ってこないので、なかなか帰れずにちょっと困ってしまいました。やっと帰ってきた店員さんに声をかけてレシートをもらい、店を後に。

    帰りは地下鉄A線でHôtel de Ville駅まで戻りましたが、この時間でもリヨンの地下鉄は平和なもので、何だか拍子抜けしました。地下鉄を降りてトロリーバスに乗り継ごうかと思ったのですが、ちょっと待ちそうだったので歩いてホテルに帰ることに。途中通りかかったテロー広場では建物がライトアップされていてとてもきれいでした。


    ↑テロー広場にあるHôtel de Ville(市庁舎)と噴水。

    ホテルに戻るとフロントの人に、予約したレストランはどうだったかと聞かれたのですが、それは明日行く予定だと答えると笑っていました。ついでに明日の朝食を食べることを伝え、ドライヤーを借りて部屋へ戻り、もう22時を回っていたので早々に就寝。

    明日はリヨンの街を一日散策し、有名レストランでディナーをとるのですが、それはまた次回。