2020年8月30日

    バルト三国の旅5日目(9/20) その2

    大聖堂を出て、何度となく電停を利用していながらまだ見ていなかった国立オペラ座を見に行きます。といっても中には入れないので、外から眺めることに。


    ↑旧市街の入口に立つ、自由の記念碑。ラトビアのシンボルとして扱われているようです。



    ↑オペラ座は立派な建物で、その前にはきれいに手入れされた花壇が広がっていました。



    ↑旧市街と新市街を隔てているピルセータス運河。両岸は公園になっています。

    そういえばトラムには乗りましたがまだトロリーバスには乗っていないことを思い出し、せっかく24時間有効の乗車券が使えるんだから、と乗ってみることにしました。トラムと比べてとても新しい車両だったので、乗り心地は快適そのもの。やはり普通のバスと違って、加速するときに電車のようなモーター音がするのがおもしろいですね。しかし系統を確かめて乗ったはずなのに、なぜか乗ったバスは思っていたのと逆方向に進み始め、一向に引き返す気配がなく、このままではダウガバ川を渡ってしまう!?と焦って次の停留所で下車。別のバスに乗り換えることも考えましたが、幸いそこまで遠くには行っていなかったので、歩いて新市街のほうに戻ることにします。



    ↑新市街のラーチプレシャ通りと、沿線にあるレトロ建築。旧ソ連時代からのものでしょうか。


    ↑トラムが走るバルァナ通り。トラムの線路を見つけると迷うことはないのでほっとします。

    線路沿いに旧市街に戻ると、お昼にお酒を買ったRimiのあるショッピングモール・ツェントルスまで戻ってきました。今度は上の階に行き、本屋さんを冷やかしてみましたが、日本のマンガは残念ながら無く、ロシア語の本が意外と多いなあという印象です。電気屋も気になったのですが、店員さんが張り付いてきそうだったのでやめておきました。

    疲れたので一旦ホテルに戻り、1時間ほど休憩してからご飯を食べに行くことに。今日は大学の頃第二外国語で履修していたロシア語を少しでも使ってみたいと思い、あらかじめチェックしていたロシア料理店に向かいます。中に入ると思ったよりも高級そうな雰囲気で、先客も他に一組しかおらずちょっと尻込みしましたが、意を決して席に着きます。


    ↑まずはモルスを注文し、飲みながら食べ物の注文を考えることに。モルスとはロシアでよく飲まれている、コケモモやクランベリーから作られたジュースですが、あっさりとしておいしかったです。


    ↑まずはロシア料理のウハー(魚のスープ)から。2種類の魚(おそらくニシンとサケ)入りでなかなかおいしく、体が温まりました。つけ合わせは魚の身が入ったパイ。飲み物はラトビアのビールにしましたが、小さいのを頼んだのに量が多い・・・。

    最初、ウハーと魚のパイをロシア語で必死に注文したのですが、店員さんの返答が理解できず、やむなく英語で教えてもらったところ、どうやら魚のパイはウハーにはじめから付いているとのこと。とてもスマートな店員さんで、たどたどしいロシア語でいきなりつまづいた私にも顔色一つ変えず対応してくれ、ほっとしました。
    ビールが思ったより減らなくて、飲んでいる間にもうメインディッシュが到着。なんとか飲み終え、ジョージア(グルジア)のワインを、今度はロシア語でうまく注文できました。


    ↑メインディッシュはベタですがビーフストロガノフにしました。シチューというより肉がメインで、かなり好みの味。ジョージアのワイン(キンズマラウリというワイナリーらしい)も初めて飲みましたが、とても好印象です。


    ↑食後にクランベリー風味のオリジナルウォッカを注文。グラスもウォッカもキンキンに冷えていて、とてもおいしかったです。これは食前酒向きかもしれません。

    飲み終わると店員さんがウォッカをもう一杯サービスで飲ませてくれました。たどたどしくハラショーと返し、飲み終わるとご厚意でさらにもう一杯追加が! おいしかったですがさすがに酔いが回ってきました。
    満足し、お会計をお願いすると50ユーロぐらいだったのでまあそんなもんかと一瞬思ったのですが、よく見るとビーフストロガノフが2皿カウントされていました。指摘するとすぐに訂正してもらえ、35.7ユーロになりましたが、あぶなかった・・・故意ではないと信じたいです。でもまあ、料理もサービスも良かったので、1ユーロチップをテーブルにおいて、店を後にしました。

    結構ウォッカを飲みましたが、そこまでふらふらというわけではなく、ホテルにもすんなりと帰り着きます。しかし夜中はさすがに二日酔いなのか、頭が痛かったです・・・。

    明日はいよいよリガを発ち、バルト三国最後の国、リトアニアに向かうのですが、それはまた次回。