南ドイツ・オーストリアの旅4日目(8/20) その1

昨夜いったん止んでいた雨が明け方頃にまた降り出し、その音で目が覚めてしまいます。雨のせいか気温も下がっていて、布団をかぶっていないと肌寒いぐらいでした。昨日悪かった体調は少しましになっていたので、シャワーを浴びて荷造りを済ませ、チェックアウト前に少し外出することに。


↑ホテル近くで見つけた日本食レストランのポスター。どこからツッコんでいいのか・・・。


↑マカルト広場にあるパン屋で朝食。見た目通り甘々なクロワッサンは、中にも甘いペーストが入っていました。

ここのパン屋さんは場所柄なのか店員のおばさんも英語が上手で、とても感じの良い応対でした。テラス席は少々寒かったですが、旅行のメモを取りながらのんびりといただきます。それから少し歩いてザンクト・セバスティアン教会へ。


↑ザンクト・セバスティアン教会の祭壇と回廊。ここはリンツァー通りという商店が建ち並ぶ通りにあるのですが、一歩教会の敷地内に入るとそこは別世界でした。


↑この教会が有名なのは、モーツァルトの父と妻のお墓があるからです。回廊に囲まれた墓地の中央にありました。

その後別の教会を見たりしてホテルに戻り、荷物をまとめてチェックアウト。このあと列車に乗る予定だったのですが、フロントでちょっと待たされたりして、間に合うかどうか少し心配になりました。帰りはホテル近くからトロリーバスに乗って中央駅へ向かいましたが、さすがに徒歩と違ってあっという間に到着。


↑ザルツブルク中央駅のコンコースは改装中でしたが、天井が高くて素敵。


↑改装中だけあって、列車案内盤や乗車位置案内盤は最新鋭のものが使われていました。日本でもここまでハイテクな駅はなかなかなさそう。


↑オーストリア連邦鉄道のローカル列車。

列車を待っていると、昨日祝祭劇場のガイドツアーで注意されていたあの日本人のおっちゃんがいて、しかも同じ列車を待っているようだったので、気まずくなり少し離れたところで待機。しばらくすると目当てのrailjetがやってきたので乗車し、終点のミュンヘンへ向かいます。いつも誰か別の人に座られている私の座席ですが、今回は珍しく誰も座っていませんでした。


↑RJ262ミュンヘン行き。11:02発でしたが今回は定刻通りにやってきました。

ミュンヘンまではおよそ1時間半弱の列車旅です。しかし今回も座席が進行方向と逆向きだったので、またしても酔いそうに・・・。隣の席の人はずっとiPadでゲームをしていたのですが、音漏れがひどくてちょっと気になりました。結局ミュンヘン中央駅には定刻から数分遅れて到着。


↑railjet車内の様子。比較的シンプルな内装ですが、座席の向きが固定なことを除けば快適でした。

ミュンヘン中央駅はターミナル式の巨大な駅で、たくさんの人が行き交っている様はまさにヨーロッパの駅!という雰囲気でした。


↑ミュンヘン中央駅停車中のrailjet。


↑ミュンヘン中央駅の様子。外光が差し込み開放感がありました。

駅からは地下街が続いていたのでとりあえず地下に降りてみると、持ち前の旅先で道を聞かれるスキルが発動し、さっそく駅への道のりを聞かれました。駅っていっても地下鉄の駅もあるでしょうし、なんでよりによって俺に聞くんや!と思いながら丁重に「知らない」と答えます。しかし地下街に降りてしまうと方角がさっぱりわからないので、再び地上へと戻ることに。地上も人が多いのでスリに警戒しながら歩いて行くと、広い道路にぶつかりました。横断歩道がなかったので仕方なく地下に降りると、そこには新しくてきれいな地下街が広がっていて、たくさんの人でにぎわっている感じがなんとなく梅田に似てる気がしました。どうやらここは先ほど降りた中央駅そばの地下街まで続いているような雰囲気です。地下街の端まで歩き、地上に出ると今日泊まる予定のホテルまではあと少しでした。

ホテルに入ってさっそくフロントに向かいましたが、あいにく別のお客さんの応対中だったので、後ろでしばらく待つことに。10分近く待ってようやくチェックインできると思ったら、横から別のお兄さんがやってきてホテルの人に話しかけようとします。しかしホテルの人は私が待っていたことをちゃんと見ていたようで、先に私の用件を聞いてくれました。よく教育された人だなあーと感激しながらチェックインを済ませ、部屋に向かいます。このホテルはリーズナブルな割にかなりモダンな造りで、部屋もエアコンが備え付けられていて快適でした。少し休憩してから荷物を整理し、市中心部へと向かいます。

ホテルはゼンドリンガー門という市中心部への入口にあたるところにあったので、市内の見所はだいたい徒歩で行ける距離でした。まずはゼンドリンガー通り沿いにあるアザム教会へ。ここは見落としてしまいそうになるぐらい小さな教会なのですが、中に一歩足を踏み入れるとその豪華絢爛な装飾の数々に目を奪われてしまいます。


↑アザム教会があるゼンドリンガー通り。左端にすこし教会の装飾が見えています。


↑アザム教会の内部。ここは芸術家であったアザム兄弟が自分たちのために建てた教会なので、趣味全開というか、とにかく装飾の限りを尽くしたというような印象です。

このあとお昼からビールを飲んで市中心部を散策しますが、それはまた次回。

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