バスク地方の旅2日目(8/8) その2

結局山頂滞在時間は約30分でしたが、他にすることもなかったので改札を通って電車に乗り込みます。今度も運良く端の席に座れたので、写真を撮りながら乗ることに。


↑向かいの山腹の中程に、細い線が左右に伸びているのが見えると思いますが、そこが登山列車の線路です。


↑麓からの上り電車が向こうの方に見えています。ほんとすごいところを走ってますね。


↑この距離で見るとなんだか鉄道模型のように見えます。


↑まもなく上り電車とのすれ違いポイントです。


↑すれ違いの様子を動画で。手を振り合うのがほほえましいです。

そして麓の駅に到着。途中、後ろの席から日本語で会話する子供連れの夫婦の声が聞こえてきたので、日本人観光客なのかなぁと思っていたのですが、電車を降り際に後ろを振り返ると、奥さんは日本人でしたが、旦那さんは外国の方だったのでちょっとびっくり。流ちょうな日本語だったので全然わからなかった・・・。


↑麓の駅に停車中の電車。まだこれから上る観光客も多そうでした。

少し早めに下りてきたので、バスが来るまで時間つぶしがてらおみやげ物屋をのぞいていくことに。バスク地方独特の模様が入った鍋つかみとペン、それと喉が渇いていたのでオランジーナを買って外に出ました。


↑これが本場フランスのオランジーナ。柑橘類の配合が違うせいか日本のものより苦みが強い気がしますが、おいしかった。



↑駅はまだまだ切符売り場の行列が続いていました。

帰りは13:25発のバスに乗ります。乗る前に係員に行き先を確認されたのですが、とっさに”Saint-Jean-de-Luz?”と聞かれると、頭の中でサン・ジャン・ド・リュズという文字列と結びつかないものですね。このバスの車内でも近くに別の日本人夫婦が座っていて、意外と日本人多いな・・・と感じました。帰りは特に渋滞することもなく、すんなりとサン・ジャン・ド・リュズ駅前に到着。


サン・ジャン・ド・リュズの駅。正確にはSaint-Jean-de-Luz-Ciboure駅と言うようです。

まだお昼ご飯を食べていなかったので、少しお腹が空いてきました。とりあえず海に出てみようと思い、たぶんこっちだろうという方角に向かって移動開始。すると商店が建ち並ぶ目抜き通り(レオン・ガンベッタ通り)に入ったので、しばらくぶらぶらしてみることにします。やはりこの時期は観光客が多いようで結構賑わっていたのですが、不意に小学生ぐらいとおぼしき女の子の集団に声をかけられて、何事だ!?と思わず身構えてしまいました。英語で何やら一緒に写真を撮って欲しいと言ってきたのですが、こんな一人旅中の東洋人の男を撮ってどうするんだ・・・と思いつつ、一緒にカメラに収まりました。何やらゲームだとか言ってたので、もしかしたら夏休みの課題で外国人と写真を撮る枚数を競っているとか、そういうことなのかもしれませんね。急に嵐が来て去っていったような感覚に襲われて、思わず苦笑い。

結局何を食べるか決めかねているうちに、海に着いてしまいました。そこには立派な海水浴場が広がっていて、人でいっぱい!私は水着もないのでもちろん入りませんでしたが、とても気持ちよさそうでした。



↑海水浴場はご覧の通りの盛況っぷり。日本と違うと感じたのは、トップレスの人がいることと、年配の人でも抵抗なく水着姿を楽しんでいることでしょうか。


↑海岸沿いには立派なリゾートマンションが建っていました。近くの不動産屋さんでも物件が出ていましたが、なかなかお高そうです。

ここにはショッピングモールもあったので、そこの売店でハムとチーズのサンドイッチを買ってお昼ご飯にします。ただ単に出来合いのフランスパンにハムとチーズがはさんであるだけなのに、なんでこんなにうまいんだ・・・。売店の向かいにテーブルがあったのでそこに座って食べていたのですが、たまたま相席になった小さい男の子連れの女性に話しかけられたので、フランス語もスペイン語もあんまりしゃべれないけど、フランスは好きな国だという事をしゃべっていました。


↑ハムとチーズのサンドイッチ。一緒に飲んだシュウェップス アグルム(柑橘)もおいしかったです。

再び先ほどの目抜き通りに戻り、目に付いたジャム屋さんへ。種類がいっぱいあって悩んだのですが、ウイスキー入りのオレンジジャムを購入しました。これは帰国後今でもちょっとずつ食べていますが、とてもおいしかったです。あとこの街はチョコも有名なので何か買おうと思ったのですが、この真夏にチョコのおみやげはちょっと買いづらく、瓶入りのキャラメルチョコクリームを買うことにしました。

通りをさらに歩いて行くと、教会を発見したので中に入ってみることに。規模は小さいですがとても立派な内装で、観光客が結構たくさん来ていました。


↑サン・ジャン・バティスト教会。ちょうど試奏中のオルガンが聴けて、ラッキーでした。

教会を出て先に進むと、ルイ14世広場に到着。ここは出店が出ていたりしてとても賑やかな雰囲気でした。さらにその先はヨットハーバーになっていて、潮の香りがします。ここが通りの終点のようだったので、そろそろ駅に戻ろうと歩き出したのですが、なんか全然見たことない場所に出てしまいました。あわてて地図を見たのですが、どうやら少し通りを戻らないといけなかったようです。無事に駅を発見し、まだ列車が来るまで時間はあったのですが、少し歩き疲れたのでここで休憩がてら列車の到着を待つことにします。

この路線、日中は列車が数時間ほど来ない時間帯があり、ちゃんと調べておかないと待ちぼうけを食らってしまう恐れがあります。その間も貨物列車は何回か通過していきましたが、結構ホームには乗客がいるにもかかわらず、やってきた列車はたった2両で、いくらなんでも短すぎるだろう・・・と思いました。幸い座席には座れましたが、エアコンのない古い車両だったので、暑くて仕方なかったです。


↑私が乗ったサン・ジャン・ド・リュズ16:38発の2両編成のTER。窓を開けていてもじっとり暑かった・・・。

車内では女性の車掌さんが検札にやってきましたが、私の前に座っていた男性がどうやら無賃乗車だったようで、冷静に違反切符を切っている姿がかっこよかったです。そんなでごたごたしていたので、私の所に検札がやってくるまえにバイヨンヌに到着してしまいました。

駅を出て、一旦ホテルに戻ることにします。フロントでWi-Fiのことを聞くと、今日はちゃんと使えるとのこと。しかし自室まで電波が届かないようだったので、廊下に置かれたイスに座ってしばらくネット接続することに。するとフロントの人が通りかかり、こんなところに座ってないでロビーに来なさいと案内してくれたので、しばらくそこで時間つぶしがてら情報収集していました。

そうこうしているうちに時刻も19時になったので、夕食を食べに外出することにします。その前に少しグラン・バイヨンヌを散策していくことに。



↑ヴィユー城のあたりで撮ったもの。謂われとかはよくわかりませんでした。

夕食をどうしようか今日も悩みつつお店のメニューを見て歩いたのですが、結局決めかねてホテルの人がおすすめしていたEl Asadorというお店に行くことに。まだ時間が早くてお客さんがいないので、店の前で店員の女性がたばこを吹かしていたのにはびっくりしましたが、とりあえずこのお店に入ってみることにします。

自分以外に客がいない状況にどきどきしながらメニューをもらい、あれこれ悩んだ末に24ユーロの定食とロゼワインのハーフボトル、それと炭酸入りミネラルウォーター(サンペレグリノ)を注文。ほどなくしてアペリティフが運ばれてきました。


↑オードブルはこの3品。店名からなんとなくスペインぽいなとは思ったのですが、やはりガスパチョが出てきました。


↑注文したロゼワイン。アリ・ゴリと読むんでしょうか。イルレギーというAOCは初めて聞きましたが、フレンチバスク唯一のAOCのようです。辛口でおいしかった。


↑ブーダン・ノワール(豚の血入りソーセージ)をクレープ状の生地に包んで焼いたもの。今まで食べたことのない味でしたが、なかなかおいしかったです。味が濃いのでパンも進みます。


↑メインディッシュはアヒルのステーキ。アヒルというと一瞬えっと思いますが、いわゆる鴨肉ですね。味付けはほぼ岩塩のみで、肉のおいしさがストレートに味わえました。今回の旅行の中でも一番うまいと思えた一皿です。


↑デザートはフロマージュ・ブラン。アイス状になっていて、ブルーベリーソースとの相性も抜群でした。

食後にカフェ・ノワゼット(ミルク付きのエスプレッソ)を注文し、お会計。全部で40.5ユーロ(約4,100円)と、料理のレベルを考えたら充分満足できるお値段でした。最初外でたばこを吸っていた店員さんもとても親切な方だったので、チップを1ユーロ置いて店を後にします。


↑El Asadorの外観。メインの通りから中に入った、あまり人気のない広場に面しています。しかしすでに21時半なのにこの明るさは、ほんとに調子が狂う・・・。

ホテルに帰り、シャワーを浴びてから早々に就寝。まだ夜はこれからと言った感じで、外が騒がしいのが気になりましたが、エアコンがない部屋なので、ちょっと窓を開けないと暑くて寝られませんでした。

明日はいよいよスペインバル発祥の地、サン・セバスティアンに向かいますが、それはまた次回。

この日記へのコメントをどうぞ!

コメント: