長崎・佐賀旅行6日目(8/24) その1
7時前に起床し、部屋の外にある洗面台で朝の支度をしていったん外出。雨が降っていてテンションが上がりませんが、東の方に少し歩いて行くことにします。
↑平戸オランダ商館。このときは残念ながらまだ復元工事中でオープン前でしたが、今はオープンしているようです。
それから今度は西に少し歩き、松浦史料博物館へ。博物館へと続く階段わきの看板には8時オープンと書いてあったので上ったのですが、実際は8時半オープンだったようで、軒下でしばし雨宿りをして待つことにします。しばらくすると受付の方がやってきて、良かったらどうぞと言ってくださったので、10分ほど早く入館することができました。
ここにはかつての平戸藩主松浦家に伝来する様々なものが展示されており、とてもバリエーション豊富でした。
↑南蛮人を国別に描いた図。当時の服装がわかっておもしろい。
↑これも歴史のありそうな碁盤と碁石。
↑盤双六。今で言うバックギャモンですね。歴史のあるゲームなのです。
↑カッパを擬人化した作品。今見てもなんだかかわいらしい。
とにかく展示物が豊富で、最後のほう駆け足で見ましたが結局1時間ぐらいかかりました。それからすぐ横にある喫茶・眺望亭に立ち寄り、少し休憩していくことに。ここでは烏羽玉(うばたま)というお菓子をいただいたのですが、これは200年近く前のお菓子を復元したもので、黒胡麻の餡を求肥で包んで、外に和三盆糖がまぶされています。これはほんとにおいしかったのでお土産にしたかったのですが、あまり日持ちしなさそうだったので断念。
↑コーヒーと烏羽玉。
↑松浦史料博物館。松浦家の私邸として建てられた鶴ヶ峯邸が使われているそうです。
↑博物館の門に続く階段。このころからまた雨がひどくなってきました。
それからいったん旅館に戻り、チェックアウトだけして荷物をしばらく預かってもらいます。外はまだ雨が降っていましたが、歩いて聖フランシスコ・ザビエル記念聖堂へ。
↑細い路地を進んでいくのですが、階段がきつかった・・・。
↑途中のガードレールにはオランダ船船首飾りのオブジェが所々に飾られていました。
↑聖フランシスコ・ザビエル記念聖堂の外観。白と緑を基調とした美しいデザイン。雨なのに結構観光客がいてびっくりしました。
↑中も清潔なイメージです。
↑付近には寺院もあり、寺院と教会が共存した不思議な光景を見ることができます。
このあたりはちょっと丘になっているのですが、再び降りて今度は平戸城へ。
↑平戸市役所前にかかる幸橋。オランダ橋とも呼ばれています。
↑亀岡神社の鳥居。亀岡神社は明治に入って平戸城内に造られた神社です。
鳥居をくぐり、さらに階段を上っていくと天守閣に到着。中は資料館になっており、入館料を払って中に入ります。最上階は展望台になっていて、一面パノラマの景色を楽しむことができるのですが、あいにくの天気だったことだけが残念。
↑平戸城天守閣。
↑展望台からの景色。平戸港の地形がよくわかります。
展望台を降りると雨がひどくなってきたので、あわてて移動。途中亀岡神社を通り、平戸原産のヒラドツツジ保存園を見てみましたが、花が咲く季節でないとよくわかりませんね。しばらく歩いてやっと外にでましたが、一体どこから出たのかわからずGoogleマップのお世話に。どうやら南端から出てしまったようなので、少し歩いて戻ります。
そして 三浦按針ことウィリアム・アダムスが住まいにしていた按針の館へ。ここは平戸蔦屋という和菓子屋さんになっていて、私は一度食べてみたかったカスドースというお菓子を食べることに。といってもお茶はセルフサービスなので、自分で入れて持っていきます。
↑これがカスドース。カステラに卵黄をしみこませ、さらに糖蜜とグラニュー糖で仕上げるという、見るからに甘いお菓子です。実際甘くておいしかった!
おみやげにもカスドースを買って店を後にし、旅館に荷物を取りに戻ります。途中で少し晴れ間が出てきて、今頃晴れてもらっても!と恨めしい気持ちでいっぱいでした。
↑晴れてきた平戸の街並み。
↑お世話になった井元旅館。
旅館で荷物を受け取り、すぐ前のバスターミナルへ。12:15発の松浦営業所行きに乗り、たびら平戸口駅へと戻ります。乗客は2人でしたが、途中で何人か乗ってきました。昨日は大雨でろくに景色も見られませんでしたが、今日は少し晴れてきて平戸大橋がとてもきれいに見えました。写真を撮れなかったのが残念・・・。そしてあっという間に平戸口駅前に到着。
このあとは再び松浦鉄道に乗り、有田経由で佐賀に向かいますが、それはまた次回。