2002/08/11 九州旅行 五日目(その1)



朝は7時ちょっと前に起きて手早く身支度をし、ホテルを7:40頃にチェックアウト。部屋をでようとしたときに冷蔵庫に鍵がかかってしまい、中にしまっていた自分のお茶が取り出せなくなってあわててフロントに電話をかけたりもしましたが(汗)、まあよくあることみたいだったので事なきを得ました。ホテルを出てそのまま駅に向かいましたが、駅には思ったよりもたくさんの人がいました。


    別府7:54 - 大分8:08(日豊本線・普通佐伯行き)
まだ朝ご飯を食べていなかったので、おなかすいたなあと思いながら電車に乗っていました。日曜の朝でしたが、乗客は結構いました。しかし別府-大分間の途中駅って、「東別府」「西大分」の2駅なのですが、なんか駅名にひねりがないなぁ(苦笑)。そのままやんっ、みたいな感じが。

大分でまずは朝ご飯を食べようと喫茶店を探したのですが、なかなか良いところが見つからず、結局マクドで食べることに。なんかわびしい…(汗)。その後トキハ前のバス停で、昨日時刻を調べた8:45発の急行・佐伯行き(急行といっても運賃は変わりませんが)をしばらく待つことにしました。待っていると結構博多行きやら長崎行きの高速バスに乗る人が多くて、九州内の移動ではバス使う人多いんだなぁと実感。どうりでJR九州がさかんに特急列車をアピールしているわけだ。佐伯行きのバスはさすがに長距離を走るだけあって(終点まで約2時間)、観光バスっぽい大型バスでした。でも前に運賃表示機があるあたりはさすが路線バスです。乗客は10人弱ぐらいで結構少ない感じでした。とりあえず一番前の席を取り、いざ出発。
バスは急行というだけあって、大分駅近くのバス停は結構飛ばしていきます。途中で国道10号線に入り、だんだんと景色も山あいの町っぽくなっていきました。運賃表示もそれにつれてどんどん増えていきます。こんなたくさんの表示は今まで見たことないです…。途中、野津(のつ)町に入ったあたりではそれなりに人の乗り降りがありましたが、それ以外ではほとんどバス停に停まることなく過ぎていきました。ちなみに野津町はあの有名な吉四六ばなしの吉四六さんの里みたいです。結局バスには1時間少々揺られ、9:50頃に目的地の風連(ふうれん)鍾乳洞入口バス停に到着。ここまでの運賃は1,150円でした。路線バスでこんなに高額な運賃を払ったのも初めてだなぁ…。ここで降りたのは私一人でした。


表示が多い…


降りたバス停の名前からわかるとおり、これから向かう先は風連鍾乳洞です。風連鍾乳洞は国内有数の規模を誇る鍾乳洞で、国の天然記念物に指定されています。バス停の前には「日本一美しい風連鍾乳洞」という看板が出ていて、その案内に従って(といっても一本道ですが)500mほど歩くと入洞受付のある建物に到着。ここで入洞料800円を払って大きな荷物は預かってもらい、さらにその先にある鍾乳洞へと向かいます。洞窟までの道のりは山道みたいな感じでした。


昼間でも暗いです


2,3分歩いて鍾乳洞に到着。はやる気持ちをおさえて早速中に入ると、ひんやりと冷たい湿った空気が、外の暑さで汗をかいていた体には心地よかったです。なんでも洞内は一年を通じて気温が15度なので、夏は涼しく冬は暖かいのだとか。肉眼では気づかなかったのですが湿気もかなりあるようで、撮った写真を後で見るとかなり霧がかっていました。足下も結構濡れていましたし…。洞内にはところどころに蛍光灯の明かりはあるものの基本的に暗く、奥に行くにつれて人がすれ違うのがやっとぐらいに狭くなって行くので、さすがに周りに人がいない状況では少々心細いものがありました。まあ歩いていくと先の方から他の観光客の声が聞こえてきたりはしていましたけどもね。


こんな道を降りて行きます


しばらく進むと、天井から水が滴っているところがあって、その下には石の台とひしゃくがおいてあり、手が洗えるようになっていました。私も洗いましたが、めちゃくちゃ冷たくて気持ちよかったです。このあたりにくると壁もかなり湿っていて、ところどころ苔が生えたりもしていました。さらに石筍もこのあたりに来るとちらほら見られるようになり、鍾乳洞っぽくなってきました。


飲む人もいるんでしょうか

でかさに圧倒されました


さらに進むと通称「龍宮城」と呼ばれる、広々とした空間にでます。ここが鍾乳洞の行き止まりで、とにかく見渡す限り石筍だらけなため、そのすごさに圧倒されてしまいました。ここの照明は人感センサーが使われていて、人がいるときだけ付くようになっていたようでした。でもしばらくじっとしてると消えてしまうのでびっくりします(汗)。とにかくここでは写真を撮りまくったのですが、広すぎてフラッシュがあんまり役に立たなかったので、思ったように写真が撮れませんでした。とりあえずその中から、比較的鑑賞に耐えるものを数枚紹介します。


龍宮城全景

照明のせいで黄色いですが、ほんとは真っ白です

天井と地面からとで成長してくっついたのでしょうか

えらいネーミングセンスですな(汗)


龍宮城ではつららもたくさんあったのですが、折られている物も結構あって、悪いことする奴がおるねんなぁとちょっと腹が立ちました。だいたい1cm成長するのに100年ぐらいかかるらしいですから、またつららができるのには想像を絶する年月がかかるのになぁ。ま、そんなでいつまでもここにいても仕方がないので、戻ることにしました。帰りはツアー客とおぼしき団体とすれ違いましたが、ガイドさんとおぼしき人の説明を聞きながらだったのでちょっとうらやましかったです。俺にも説明してくれ〜と思いましたが、さすがに一人ではなぁ…。そしてようやく洞窟の出口へ。外へ出るとうだるような暑さでした。案内所で荷物を返してもらい、再びバス停へと戻ります。


帰りは11:05発のバスに乗り、再び大分駅前へ。行きよりは人がたくさん乗っていました。途中で乗ってきた人が私のとなりに座ったのですが、どうやら整理券を取り忘れたみたいで、私に運賃がいくらかを聞いてきたのですが、さすがに初めて乗るバスの運賃なんてわかるわけがないので、心の中で苦笑しながらわからないと伝えました。私は道を歩いているとどうも人に道を聞かれたりすることが多いんですよね。それも特に旅行先とかで(汗)。なんなんだろうなぁ…。




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