そんなわけでこの日は朝5:20にモーニングコールで起床。モーニングコールといっても合成音声が流れる機械式でしたが、この方が気は楽です。朝は早かったですが前日寝たのが10:30頃だったこともあり、さほど眠くはありませんでした。そしてなにより、早起きして良かったと実感したのが水平線から昇る朝日を見たときです。前日は海が見えなかっただけに、めちゃくちゃ感動しました。写真だとあんまり綺麗に写らなかったのがくやしいなぁ…。写真を手早く撮ったあとは身支度をして、6時にホテルをチェックアウト。前日にタクシーを呼んでもらうように頼んでいたので、すでに入り口の前にはタクシーが来ていました。だって朝から1時間近くも歩く気にはなれませんでしたからね…。さすがにタクシーだと10分弱で駅に着きました。1000円少々取られたのは痛かったですが。
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思ったよりも早く駅に着いたのでどこかで朝ご飯を調達しようと思ったのですが、近くにコンビニとかは見あたらず、売店も閉まっている状況だったので断念。結局飲み物だけ買って駅構内に入りました。
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乗客は最初はまばらだったのですが、途中の西頴娃(にしえい)駅あたりでは結構乗り降りがあり、これだけ乗り降りがあるのならもっと列車の本数あってもいいのに、と思いました。そして終点の枕崎駅到着。枕崎は思っていたよりもにぎやかな町でちょっと驚きました。もっともここから鹿児島へは車を使えば指宿をわざわざ経由するよりずっと速いですから、それほど田舎というわけではないのかもしれません。でも駅自体は小さい駅舎がある以外はほとんど野ざらしで、ホームの高さも低く、駅構内にまで車が止めてあったりと、まさにローカル線の終点と言った感じでした。ほんとは枕崎でもゆっくりしたかったのですが、今乗ってきた列車が折り返すのに乗らないと次の列車は7時間後なので、写真を撮ったり売店で朝ご飯のパンを買ったり、手早く用事を済ませて再び同じ列車に飛び乗りました。↓は枕崎駅の様子。
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ちなみに用事とは、この駅の近くにある本坊酒造という焼酎メーカーの工場を見学することです。近く、とは言っても歩いて30分以上かかったので、重い荷物を提げてる身にはかなりきつかったです。暑かったですしねぇ…。工場は臨海地域の工場が密集しているところにあり、ほんとにこんなとこで作ってるのか?というのが第一印象。中にはいると一応案内はしてくれたのですが、この時期は焼酎造りがお休みということで、動いていない設備を見ながら焼酎の製造法を聞いただけでした。その後数種類の焼酎を試飲できたので、前に並べられた8種類ほどの焼酎を各2回ずつぐらい飲み比べ。この中ではやっぱり主力の芋焼酎「貴匠蔵」が一番おいしかったのでこれをおみやげに買って帰ることにしました。ほかにも梅酒なんかがおいしかったです。薬酒みたいなものもあったのですが、これは口に入れた瞬間、激しく後悔しました(笑)。最後にレジで精算するときに、大阪から来たんですよ、と案内してくれた人に言うと、そうですか、と非常にそっけない返事。なんだかがっかりしてしまって、ここまでしんどい思いして歩いてきたのはなんだったのかなあと少し後悔しました。またここから長い時間歩いて戻らないといけませんでしたし…。 |