Nの電子講座・電気屋養成編
第7回 演習問題・解答



演習問題・解答
  1. 約1Hz


  2. まず最初に回路図を見て下さい。



    60秒カウンタでは1Hzを発生させていましたが、1/100精度のストップウォッチでは、100Hzを発生させる必要があります。ここで水晶に3.2768MHzのものを使用すれば、15回分周することで100Hzを作り出すことができます。しかし60秒カウンタで使用した4521では15回分周ができないので、他のICを探す必要があります。このような用途に適したICとしては、74HC292があります。このICはA〜Eの入力で、2〜31回分周を選択することができる便利なICです(日立しか作っていないので入手性にやや難があるかもしれませんが、少なくとも日本橋では入手可能です)。
    これを60秒をカウントするときと同じようにカウンタIC、74HC390に通して、その出力を7セグメントLEDデコーダドライバ、4511に渡すことで目に見えるようにしています。
    ちなみに一番上にあるLEDが1/100秒の位、その下が1/10秒の位…となっています。
    なお、START/STOPボタンはチャタリング防止回路を通した後、D-FFで作ったT-FFに通し、ボタンを押すごとにQ出力がON/OFFを繰り返すようにしてあります。これとCLOCKとのANDを取ることで、Q出力が1のときだけ、CLOCKがカウンタに入力されるようにしています。


  3. これもまず回路図からご覧下さい。



    これは基本的には60秒をカウントする、で作った回路の拡張です。さらに上位に60進のカウンタをつけ、その出力に4511をつけて目に見えるようにしただけです。
    ただ、クリア端子は、ANDの出力同士をつなげるのはまずいので、ORを通してつないであります。






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