アニメ版のけいおん!で私立桜が丘女子高等学校として登場する建物が滋賀県豊郷町の豊郷小学校旧校舎群をモデルにしているというのは以前から知っていたのですが、やっと現地に行くことができたので写真を載せてみようと思います。豊郷小学校といえば、だいぶ前に存続か解体かで町が揺れたという事件を思い出すのですが、今やけいおん!効果で訪れる人も多いようですね。

↑校舎の全容。1937年に建てられた当時はさぞ美しく見えたことでしょう。

↑廊下の様子。ドアの所に引いてある半円の黄線はアニメそのままです。

↑階段の手すりについているウサギとカメのモニュメント。これも印象的ですね。

↑いよいよ音楽室のある3階へ。

↑レコーディング中だそうです(笑)。

↑そして軽音部部室へ。ほんとにアニメそのままで感動・・・!

↑入り口側。実際にはこの部屋は会議室になっていました。


↑お茶会の様子も有志によって再現されています。

↑外の様子がよく見えます。

↑実際にはすぐ隣にある音楽室。ここもアニメで出てきてましたね。

↑こちら側の窓からは、現在の豊郷小学校の校舎が見えます。

↑在りし日の姿が再現された一般教室。


↑階段は外の光がよく射して、本当に美しい。


↑講堂。ここはアニメでは新歓ライブをしたところですね。実際には2階席もある豪華な造りでした。

↑校舎を別角度から。音楽室だけが3階になっているのは、音が出るので他の一般教室の邪魔にならないためだそうです。



↑おまけ。町内には至る所にこのようなキャラクターを模した交通安全パネルがあります。
実際に行ってみて、けいおん!はともかく、純粋に建造物として見ていて楽しかったです。ほんと取り壊されなくて良かったと心から思います。
2011年10月18日 22:18
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姪浜11:48 – 西唐津12:56(筑肥線・普通西唐津行き)
ここから先はJR筑肥線に入ります。さっき乗ったのは地下鉄の車両だったのでどんな車両が来るかと思ったのですが、カラーリングこそ派手とはいえ、6両編成の103系でした。JR九州でも103系ってまだ走ってるんだなーと思いながら、人の少ないシートに腰掛けました。姪浜を出て一瞬山の中に入っていきますが、すぐに市街地に戻ってきます。九大学研都市駅あたりは南草津駅のような、郊外に移転した大学キャンパス最寄り駅独特の雰囲気がありました。そして糸島市中心部の筑前前原から先は単線になり、徐々に郊外の風景に。このあたりは玄界灘の海岸線沿いを走っていて、時々見える砂浜がとても綺麗でした。そして唐津駅で乗客がどっと降りていき、終点・西唐津駅で降りる人はわずかでした。この頃から雨がひどくなってきていたので、西唐津駅では写真だけ撮ってすぐに唐津駅にとんぼ返りします。

↑西唐津駅の駅標。なかなか年季が入っています。
西唐津13:06 – 唐津13:09(筑肥線・普通福岡空港行き)
唐津駅に戻る頃には、幸い雨も小降りになっていました。そろそろお腹が空いてきたので、駅から10分ほど歩いたところにあるお寿司屋さんでお昼ご飯を食べること。その後、まだ時間があったので近くを散策してみました。

↑せっかくなので上にぎりを注文。特に穴子が1匹まるごとでおいしかったです。

↑唐津市役所前の堀。風情があって良いですねぇ。
唐津といえば唐津焼が有名なので、途中商店街の焼き物屋さんを冷やかしたりしたのですが、旅行開始早々に割れ物を買ってしまうと扱いに困りそうだったのでやめておきました。その後駅近くの物産展示販売所をのぞいてから、駅に戻ります。
唐津14:26 – 伊万里15:17(筑肥線・普通伊万里行き)
ここから先はいよいよ1両の気動車になってしまいます。それほど多くない乗客を乗せて、列車は動き出しました。途中までずっと佐賀方面に向かう唐津線と併走しているのですが、唐津線にある本牟田部駅はこちら側にはなかったりと、全く同一というわけではないようです。そしてこのあたりで唐津線と分かれ、山あいへと入っていきます。そして市街地に出たと思うともう終点の伊万里駅はすぐそこでした。伊万里駅には乗りつぶしのためだけに来たようなものなので、来たのと同じ列車で引き返します。

↑唐津駅で撮った伊万里行きの列車。この黄色い気動車に乗るのも久しぶりです。


↑伊万里駅の駅標とホームの様子。1面1線の小さな駅でした。
伊万里15:22 – 唐津16:10(筑肥線・普通唐津行き)
帰りはどのみち同じ路線だし、と油断していたのでほとんど寝ていた記憶しかありません。唐津に戻り、伊万里に向かう途中で唐津名物に松露饅頭というものがあるという情報を入手していたので、さっきも寄った物産展示販売所で購入して、あわてて駅まで戻ってきました。
唐津16:24 – 久保田17:20(唐津線・普通佐賀行き)
今日一体何度目なんだという唐津駅を出発し、今度は唐津線で佐賀方面へ。こちらは2両編成の気動車でしたが、キハ125+キハ47という新旧入り交じった編成で、こんなのもありなのかとびっくり。私はと言えばキハ47側のボックスシートに座り、のんびりと景色を眺めで過ごします。途中、中多久駅がシャカタクっぽい名前だなあとあほな事を考えていましたが、多久市ってこのあたりにあるんですね。そして小城駅で学生がどっと乗ってきて、車内が急ににぎやかになります。小城といえばブラックモンブランで有名な竹下製菓のある街ですが、今回初めて小城を「おぎ」と読むことを知りました。列車は佐賀行きですが、私は乗り換えのため次の久保田駅で下車。

↑普通佐賀行き。後ろの車両がキハ47系でした。

↑久保田駅の駅標。久保田町は佐賀市と合併したので、佐賀郡久保田町から佐賀市久保田町になり、市の部分にシールが貼られていました。

↑久保田駅にて。先に来たのが唐津線折り返しの多久行きだったので、間違えて乗りそうになる人が何人かいました。

↑そしてやってきた長崎行き。真っ黒な車体がかっこいい。
久保田17:32 – 諫早19:38(長崎本線・普通長崎行き)
長崎行きは2両の電車でしたが、こちらも学生がたくさん乗車していて混雑がすごく、これ2両じゃ少ないだろーと思いながら乗車しました。しかし2駅先の肥前山口駅で大半が下車したので、ここで座ることができました。その先の肥前鹿島駅も割と大きな駅で、この先はずっと有明海の海岸沿いに走っていくのですが、単線なのにばんばん特急が行き交っているせいで、とにかく行き違い・通過待ちが多い!15分停車して上下線の特急を待ち合わせたりするので、時間がかかってしょうがなかったです。そしてようやく諫早駅を目前にした東諫早駅でも6分停車し、もう一駅がんばってくれよ!と思わずにはいられませんでした。結局特急なら約1時間の距離を2時間かけて、ようやく諫早駅に到着。もうあたりはすっかり暗くなっていました。
諫早駅前は結構人も多く、思っていたよりにぎやかな感じ。今夜はこの街に泊まるので、まずはホテルへと向かいます。5分少々歩いてホテルにチェックインし、さっそく晩ご飯を食べるため外へ。今夜はあらかじめ調べておいた近くの中華料理屋でチャンポンを頂くことにします。

↑李花というお店で食べた特製生麺チャンポン(650円)。う、うまい・・・!
初めて本場で食べた長崎チャンポンは、何が違うのかわかりませんがとにかくうまかったです。スープも薄めに見えてすごくコクがあり、海鮮のうまみも良く出ていました。そして特製生麺というだけあって、麺ももちもち。とにかく全体的においしくて、地元の家族連れの客が多いのもうなずける感じです。チャンポンを堪能し、帰りにコンビニに寄ってホテルへと戻ります。
明日は島原半島へと向かいますが、それはまた次回。
2011年10月16日 01:37
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エンジンの振動と、初めての船旅の興奮で夜はあまり寝られず、あきらめて6時に起床。甲板に出てみると、曇ってはいるものの雨は降っていませんでした。

↑甲板に出たところ。朝早い上に肌寒いので外には誰もいません。

↑フェリー後部。ケータイのGPSによると、ちょうど八幡浜付近を通過したあたりのようです。

↑たぶんエンジンと救助用のボート。エンジンの振動がお腹に響きます。
そろそろ大浴場がオープンする時間だったので、脱衣場に移動。朝風呂は人気なようで、もうすでに人で一杯でした。窓から外は曇っててあんまり見えませんでしたが、ゆっくりと湯船に浸かってくつろぎます。これも高速バスでは味わえないぜいたくですね。さっぱりした気分で大浴場を出て食堂の方に行ってみたのですが、朝食バイキングは結構列が出来ていて、あんまり食べる時間が取れそうになかったので断念。その代わり売店でコーヒーを買って、のんびり海を見ながら飲むことにしました。

↑展望ストリートのソファに座って、海をぼんやり眺めつつコーヒー。

↑徐々に島影が近づいてきます。そろそろ到着の時間。

↑はるか彼方に同じ名門大洋フェリーの船が見えました。先に大阪を出た1便かな。
そろそろ到着時間が近づいていたので、ベッドを片付けて荷物をコインロッカーから取り出し、下船に備えます。荷物をまとめて甲板に出ると、ちょうど着岸して下船の準備中のようでした。

↑新門司港に到着。空港でよく見る可動式のボーディングブリッジが船に向かって伸びてきていました。
ボーディングブリッジがつながり、ようやく下船が始まります。結構乗客が多いのでもうすでに下船待ちの行列が出来ていたのですが、やっと人がはけてきたので船を下り、いよいよ九州上陸です!しかしここからは連絡バスに乗らないといけないので、ゆっくり写真を撮る暇もなく、港に待機している連絡バスに乗車。車ごとフェリーに乗る人が多いかと思っていたのですが、結構バスを利用する人も多いようでした。
新門司港は門司駅から山を挟んで反対側にあるので、バスは途中山道のようなところを走ります。そして約20分で門司駅に到着。バスはこのあと小倉駅まで行くのですが、私はここで下車することにしました。ちなみに連絡バスなので料金は無料です。それでいてフェリーの運賃はインターネット予約割引後で6,200円だったので、ほんとに安いと思います。
門司9:00 – 門司港9:08(鹿児島本線・普通門司港行き)
門司駅に到着し、まず駅の売店でパンとコーヒーを買い、青春18きっぷの1日目に日付印を押してもらって駅構内へ。いよいよ列車旅のスタートです。

↑在来線で来ると、この門司駅が九州の玄関口になります。昔列車で来たときのことを思い出しました。

↑なつかしい国鉄時代の車両がやってきました。
まずは門司から2駅先の終点、門司港駅へ。特に用事はないのですが、せっかくなので終点まで行ってみたかったのです。乗客はほとんどおらず、あっという間に門司港駅に到着。門司港駅は噂には聞いていたのですが、とてもレトロな駅舎でした。折り返しの列車までの間、駅の周りを歩いてみることにします。

↑駅標もレトロな感じです。

↑車止標識がでかい!

↑ホームもレトロな感じで、旅行に出るぞという気分にさせてくれます。

↑JR九州の813系電車。行き先表示がでかいなぁ。あとJR九州はこのように原色を使った目立つ車両が多いです。

↑旅立ちの鐘。その奥に0哩(マイル)標があり、ここが九州の鉄道の起点となっていることがわかります。

↑駅の外から駅舎を眺めたところ。とてもレトロな建物です。
写真にも写っていますが、関門よさこい大会というのが開催されるらしく、駅には色とりどりの衣装を身につけた人たちがたくさんいました。しかしここであんまりゆっくりしている時間はないので、駅の周りをぐるっと一回りして再びホームに戻ります。

↑これから乗る快速荒尾行き。JR九州にしては比較的カラーリングがおとなしい車両です。
門司港9:26 – 博多10:47(鹿児島本線・快速荒尾行き)
始発駅なので、席は選び放題。クロスシートの窓際に座り、まずは博多まで約1時間半の列車旅です。しかし発車して数分後、青春18きっぷが見あたらないことに気づき、ちょっとしたパニックに!うわ、これはもしかして門司港駅で落としたのかと青くなりました。あわてて列車を降りようかとも思ったのですが、周りをよく探してみると、座席と窓のすき間に落ちていました・・・。あーびっくりした!ほんと列車旅開始早々に心臓が止まるかと思いました。
出発地の門司を過ぎ、小倉ではたくさんの乗客が乗ってきます。快速の割に停車駅が多く、途中で特急に抜かれたりもするので速いという感覚は乏しいのですが、クロスシートなので乗り心地は上々。しかししばらく乗っていると真横にでかいハエがやってきたので、こっちに飛んでこないよう必死に息を殺していました。まあ幸い降りるまでじっとしていてくれたので、よかったですけどね。列車は3分ほど遅れて博多に到着。
博多10:58 – 姪浜11:17(福岡市地下鉄空港線・普通姪浜行き)
博多では地下鉄に乗り換えて10:54発の西唐津行きに乗る予定だったのですが、博多到着が遅れたので間に合いませんでした。仕方がないので次の姪浜行きに乗車しましたが、ここは福岡市地下鉄になるので青春18きっぷが使えず、別料金となります。車両は至って普通の地下鉄車両で、なんだか急に都会に放り込まれた気分になりました。この地下鉄は福岡空港が始発なのでスーツケースを持った人もたくさん乗っていましたが、天神駅でかなりの人が降りていきます。そして福岡の地下鉄は駅ごとにアイコンというか、独自のマークがあるのが興味深かったです。
約20分で終点の姪浜(めいのはま)に到着し、後続の列車を待つことに。そして時刻表を見てふと気づいたのですが、今日は土曜休日ダイヤなので唐津方面行きの電車は10:54発ではなく、10:50発でした。結局どちらにしても間に合わなかったのか・・・。とりあえず次の電車がくるまで30分ほどあるので、駅の周囲を少し歩き、ロッテリアで少し時間をつぶすことにします。

↑姪浜駅の駅標。ここから先はJR筑肥線です。
ここから先、いよいよ佐賀県に入り、今日中に長崎県を目指すのですが、それはまた次回。
2011年10月13日 19:12
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いつも夏の旅行は早朝にスタートするのが常だったのですが、今回は初めての船旅ということで、金曜の仕事終了後に即帰宅し、前日までにまとめた荷物の最終確認をして、18時過ぎには家を飛び出しました。行きの電車は当然ながら帰宅ラッシュで、そんな中旅立つのはなんだか妙な気分です。
梅田で御堂筋線に乗り換え、大国町で四つ橋線に乗り換えます。しかし運悪く次にやってきたのは北加賀屋行き。終点の住之江公園まであと1駅がんばれよ!とかあほなことを考えながら、北加賀屋で降りて次の電車を待ちます。そして住之江公園でニュートラムに乗り換え、フェリーターミナル駅で下車。出港まではあと30分弱しかないので、早々に乗船手続きを済ませて船に向かいます。


↑これから乗り込む「フェリーきょうと2」号。で、でかい・・・!
ちょうど船につながっている階段を上っている時に出港15分前のアナウンスがありました。船に入り、まずは自分のベッドへと向かいます。今回私が予約したのは特別2等洋室Aというグレードなのですが、まあ平たく言うとカプセルホテルのような感じです。

↑ベッドの様子。上段でも階段があるので楽々アクセスできます。ちなみに左に置いてあるキャリーバッグに、9日間分の荷物が全て詰まっています。
ここはドアを入って一番奥のベッドだったのですが、左側が壁で他の人が前の通路を通らないので、ほぼ個室に近い感じで快適でした。ただ荷物を置くところがないので、必要なものだけ取りだして、あとはコインロッカーに入れておくことにします。
そうこうしているうちに出港時間の19:50になり、船が動き出したようです。甲板に出ると、バックでゆっくりと港を離れていくところでした。南港内港はあんまり広くないので、よくこんな狭いところを通れるなあと思いながら、船員さんが無線で通信しながら作業している様子を眺めます。

↑出港時の様子。ゆっくりと港を離れていきます。
30分ほど甲板から外を眺め続け、そろそろお腹が空いてきたのでレストランに行ってみることに。食堂みたいに好きな料理を取って最後に精算するという形式で、刺身もおいしそうだったのですがちょっと割高だったので、悩んだ末に焼きカレーをチョイス。600円にしてはちょっと量が少なかったですが、割とおいしかったです。

↑ほんとは電子レンジで温めたかったのですが、故障していました・・・。
食べ終わって外に出ると、さっきよりかなりスピードアップしていて、風が肌寒く感じるぐらいでした。しかしそろそろ明石海峡大橋にさしかかるところだったので、しばらく待機。

↑遠くに明石海峡大橋のアーチが見えてきました。

↑近づくとその大きさに圧倒されます。
海上はとにかく真っ暗で、しかも風がきついので写真を撮るのはなかなか大変でした。そしてついに橋をくぐる瞬間、橋の上を眺めると走っている車が見えてちょっと感動!

↑橋をくぐった直後の様子。ライトアップされていて綺麗でした。
橋を過ぎてもしばらく景色を眺めていたのですが、陸から離れたせいかかなり暗くなってきて、しかも寒いのでもう早めに寝ることにしました。楽な格好に着替えて布団に入ったのですが、船自体の揺れは全くと言って良いほど感じないものの、エンジンの揺れは結構感じるので、少し寝付くまでには時間がかかりました。とは言うものの、夜行バスに比べれば快適この上ない環境です。コンセントもあるのでケータイも充電できますしね。ベッドではケータイの電波が入らないので、22時頃に就寝・・・。
明日はいよいよ九州に上陸しますが、それはまた次回。
2011年10月3日 00:34
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