2001/03/09 おけいはん、な一日(その1)



3/3は京阪に乗って琵琶湖まで行ってきました。京阪というと大阪-京都間の本線が有名ですが、京都から琵琶湖方面にも路線があるので、それに乗るのが今回の目的です。この日は朝10時に家を出て、梅田着が10:28。そこから地下鉄で淀屋橋に行き、10:45発の出町柳行き特急に乗って、三条着が11:32でした。三条からは地下鉄東西線に乗り換えです。地下鉄東西線は京阪京津(けいしん)線と相互直通運転をしているので、そのまま京津線終点の浜大津駅まで乗車します。この地下鉄東西線ができたのはつい数年前のことなのですが、それまで三条〜京阪山科間は京阪京津線の一部として地上を走っていました。それが地下鉄が完成したために、この区間の地上部分は廃線となったのです。
ま、それはさておき、私は三条京阪11:41発の電車に乗りました。途中、御陵(みささぎ)駅までは地下鉄東西線の区間なので地下を走ります。ちなみに地下鉄東西線は神戸のポートライナーと同じように駅にもドアがあり、ホームへの転落を防止しています。で、次の京阪山科駅からは地上に出て、ここからローカル線っぽくなっていきます。一応複線ですが、途中民家の間をすり抜けるように走ったりするので、乗ってる車両が真新しいだけにそのギャップがおもしろかったです。ドアが開いてると家の中まで見えるという…。また山を登ったり降りたり、急カーブを曲がったりするので、すごくゆっくり走ります。そんなこんなで12時頃に終点の浜大津駅に到着。





その私の乗った京津線の車両です。終点の浜大津駅で撮影。ぱっと見はあんまり京阪っぽくありませんが、ちゃんと運転台に京阪のマークが入っているのが見えます。ちなみに車両は小さいです。長堀鶴見緑地線っぽいと言えばわかるでしょうか。天井はあそこまで低くありませんが…。





浜大津駅の直前では路面電車のように道路を走っています。こんな真新しい4両編成の電車が道路を走っている様は圧巻です。この横をあんまり車で通りたくない…。ちなみにこれ、信号待ちをしています。道路を走るからには信号を守らないといけないわけですな。





信号が変わって、浜大津駅へと入っていきます。この日天気悪かったので、ちょっと暗いですね…。ちなみに浜大津はこの近辺では結構にぎやかなところです。駅前にはOPAがありますし、すぐ近くには「浜大津アーカス」という映画館やゲームセンターの入った複合アミューズメント施設があります。





これから乗り換える、石山坂本線の車両です。これは一目見ただけで京阪ってわかりますね。こちらは2両編成です。でもって、やっぱり浜大津駅の手前だけは道路を走っています。





浜大津からは石山坂本線に乗り換えです。12:06発の坂本行きに乗り、琵琶湖西岸を北上します。石山坂本線はだいたい15分に1本の割で電車が来ますが、私の乗った車両はめちゃめちゃ混んでいて、とても座れませんでした。もっと寂れた路線を想像していただけに意外。これなら10分に1本ぐらいにしてもいいのになぁ、と思いました。浜大津から坂本までは、JRでいくと3駅ぐらいの区間を、その3倍の9駅で結んでいます。20分ほど電車に揺られて、終点の坂本に到着。そのとき撮った写真がこれです。よく見ると「オードリー ギャラリートレイン」と書いてあるのがわかるかもしれませんが、車内のつり広告の代わりに登場人物紹介やロケ風景の写真が飾られていて、おもしろかったです。





坂本は比叡山のお膝元にある町で、結構風情のあるところでした。どこが名所なのか知らなかったので、駅前にある観光案内所に入り聞いたところ、日吉大社が有名だとのこと。というわけで、そこから歩いて約10分で日吉大社に到着。ここは入るのに300円いるのですが、入り口で順路の説明を受けて納得。なんだかわかりませんが、国宝や重要文化財がごろごろしているようなのです。で、この写真は西本宮楼門を撮ったものですが、これは国の重要文化財だそうです。楼門とは二階建てで階上に縁があり、屋根は上の一つしかない形式の門だそうで。どうやら1586年頃にたてられたものだと推測されているそうです。あんまり派手さはありませんが、結構大きいので圧倒されます。





その西本宮楼門の裏から撮ったものです。右に写っているのは西本宮本殿で、国宝に指定されています。ほぼ正方形で、壁が全くない独特の作りで、中の天井は細い木を格子状に組み合わせた非常に緻密なものでした。私はなんというか、こういうところに来ると建築様式の方が気になる方なので、そういう意味ではとても興味深かったです。




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